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もったいないアマゴと鹿|天竜川水系 ルアーフィッシング

ルアーフィッシング
この記事は約6分で読めます。

久しぶりに早朝から釣りに行きました。
7/9に行った南アルプスの川へ行こうかと思ったけど、今日は人口密度高そうだから、隣の川へ行ってみよう。
この川は、ダムとの合流点付近から少し上流で遊んだことがある程度。
6時半頃にダムとの合流点に到着。たいして早くないぞ。早朝からの釣りなら「日の出とともに」じゃなくちゃねぇ(笑)

今日はもっと上流に行くつもりだけど、一旦車を降りて橋の上から水量を見たりしていると、林道を何台かの車が上っていく。あれ、この川、そんなに人気あったっけ?
しばらくすると、鮎釣りのお爺さんがやってきました。
いろいろ話を聞いていると「今日が解禁だからねぇ」と。
なんですと!? うかつだった。天竜川はとっくに鮎の解禁になっていたから気にしてなかったけど、ここは今日が解禁日なのか・・・。

先に駐車場所にもう一台車が停まっていたので、ダムの方へと降りていくと、一人でお姉さんが釣りしてました。地元の人で、いつもは支流で渓魚を釣っているらしい。餌専門のようだけど、今は沢に入ってちょうちん釣りをしてるっていうし、ツギをあてたウェーダーを履いているあたり、かなりキャリアありそうだな。そして、今日はここでのんびり小魚を釣っているということで、バケツの中を見させてもらうと、ウグイとオイカワが数匹。

そう言えば、子どもの頃は天竜川にたくさんいたオイカワがほとんどいなくなりましたよね。その頃に比較して水質は悪くなってないと思うけど、水温が高くなったせいかな。ともかく、この付近にはたくさんいる。
女性一人で釣りなんて、風流な人もいたもんだ。
もう少しお姉さんと歓談したかったけど、そんなことしてる場合じゃない。今日は気合いが入ってるんだから(笑)

ジムニーで右岸脇の林道を上流へと。
140712山室川01

↑途中に落石あり。石というか岩だよ。こんなの落ちてきたら、死ぬな。
ジムニーの実力をいかんなく発揮できる凸凹道をどんどん進むと、「今日は釣り大会なのですか」ってくらい、たくさんの車が停まってます。鮎師たちの闘志があたり一面に充ち満ちていました・・・
とにかく上に進もう。

140712山室川02
↑少し上っていくと、「路肩崩落のため通行止め」。ありゃー、
この辺りは深い谷になっていて、ポイントとしては良さそうだけど川に降りるにはもっと下からじゃないと。再び下って、入渓点を探すも鮎師が陣取っているあたりからじゃないと無理そうなので、あきらめて道をぐるーと回って上流へと向かいます。

140712山室川03
↑道がよくわからないから、ぐるぐる走り回ってたどり着いた場所がここ。
さっきの深い谷とは違って、小さい落ち込みや瀬が続くポイント。木や竹が覆い被さって、キャスティングしにくそうだけど・・・とにかくここから釣り上ってみよう。結局釣り開始は8時・・・全然早朝じゃない。水温16.5℃。

140712山室川04 140712山室川アマゴ01
↑まずここで、アマゴ17.5cm。赤矢印でルアートレース、黄色丸印でヒット。(使用ルアー:ダイビングビートル-スモルト)

140712山室川05 140712山室川アマゴ02
↑アマゴ23.5cm。幅広でイイ引きしてました。ここは広いプールになっていて、上の方からずっとルアーを追尾してきてヒットした感じ。(ここからの使用ルアー:SCシャッド-4cm・活ヤマメ)

140712山室川20 140712山室川アマゴ03
↑覆い被さる木を避けて、ピンポイントでサイドキャスト。マグレでうまくいった一投目で来ました! アマゴ24cm。 この辺りはアマゴばかりでイワナはいないのかな?
最近イワナを釣ることが多かったせいか、あらためて「アマゴは精悍でカッコイイなー」と思いました。

140712山室川07 140712山室川アマゴ04
↑ここは長ーい距離のある平瀬。この辺りは、護岸されていて両岸には葦が生い茂っていて、写真ではわからないけど、両岸を渡るように蜘蛛の巣がすごいんです。蜘蛛の巣に気づかず、そのままキャストしたらルアーがぶらーんと空中に浮いちゃいました。思わず笑った。
ともかく、ルアーを泳がす前に、空中の蜘蛛の巣の向こう側へキャストして、蜘蛛の巣を取り除く作業をしなければならない。ラインに蜘蛛の巣が絡まってとれない場合は、一旦ルアーをはずして、蜘蛛の巣をとってからまたルアーを結び直す。蜘蛛の巣って、からみつくとものすごーく頑丈でやっかいな代物。

ともかく、下準備が完了してから、再度キャスト。
超遠投して流れに負けない早さで泳がしてくると、来ました!アマゴ23cm。苦労した分うれしい!
この後しばらくは蜘蛛の巣地獄が続き、蜘蛛の巣払いキャストをしてから再度ルアーをキャスト、を繰り返す。
テンポ良く釣り上るってわけにはいかないので、ちょっとストレス。が、どのくらいで川を渡る蜘蛛の巣を作れるのか知らないが、少なくともここ数日は釣り人が入っていない証拠ではある。

それにしても、この辺りも魚影は濃い。葦際に結構魚がストックされているようで、走る魚影を何度も見る。

日陰でちょっとお昼休憩して、再度開始。水温計ると20℃。結構高くなってるなー。でもアマゴならまだ大丈夫か。

140712山室川09 140712アマゴ20
↑この辺りまでくると、蜘蛛の巣地獄から脱出。やっとスムーズにキャストできます。
かけあがり部分で来ました! アマゴ23.5cm。

140712山室川10 140712山室川アマゴ06
↑ここは小さい落ち込みからプールになってます。7/11に改造したシングルフックスピナーで来ました! チビアマゴ15cm。
シングルフックに替えても特に問題なく、大丈夫そうだ。(使用ルアー:ARスピナー-2.1g・BGRM)

140712山室川11 140712山室川イワナ
↑ブロック下の落ち込み。ここでやっとイワナがきました!22cm。(使用ルアー:SCシャッド-4cm・活ヤマメ)

今日はここまで。上記の他に、バラシ3尾。他に、尺あろうかというイワナがすぐ足下までルアーを追尾してきてUターン、を2度繰り返す。あれを釣りたかったなー。
全然知らないポイントに入ったけど、運が良かったようです。かなり良い釣りができました。

この辺りは、里を流れる小さいボサ川的な雰囲気なので、意外と穴場なのかもしれません。蜘蛛の巣さえなければなぁ。でも、この蜘蛛の巣と覆い被さる木々のおかげで、魚たちにとっては人間を含む外的から身を守ることができて暮らしやすい環境なのかもしれないですね。ともかく、お気に入りのポイントになりそう。
次は、もっと上の渓谷美あふれる場所(きっとある)を探ってみたいと思います。

駐車地点まで農道をてくてくと歩いていると、軽トラのおっちゃんが「釣れたかい」と声を掛けてきたので、
「まぁまぁ釣れましたよ」と答える。
「大きいの釣れた?」
「一番大きいので24cmですね」
「そりゃいい、今晩のおかずになるわ」
「いやいや、全部また川に放しちゃったんで」
「なんだぁ、もったいない。それなら俺にくれりゃーいいのに」
「はははっ」
「ところで、シカいらない?」とおっちゃんが言う。
「シカ!?」

140712山室川シカ
↑どーん! 荷台に鹿が!!
今やかなり深刻な害獣扱いの鹿。罠にかかったやつの肉のもらい手がないから、穴を掘って埋めに行くんだとか。
「肉、いるならあげるよ」とおっちゃん。
以前に、鹿の骨付きモモを一本もらったことがあって、薄膜や筋をのぞいて、燻製用、ハム用、シチュー用と切り分けるのに夜中から明け方までかかった苦い思い出がよみがえる(肉自体はとてもうまかったですよ!)。その時の記事はこちら

その時のことを口に出しかけたが、ややこしいことになりそうなので、
「それにしても、ただ埋めちゃうなんて、もったいないですねー。肉を欲しい人がいればいいのにねぇ」と丁重にお断りする。

釣りをしていると、いろんなことに出会うもんですね(笑)

本日のヒットルアーの紹介はこちらです。

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魚ココロあれば水ココロあり

コメント

  1. こんにちは。

    リコプテラさんは、以前良く通った川に釣行されているのでワクワクしますよ。
    長谷や高遠の川は、オウム事件の直後で廃屋を調べている
    警察官に会ったり、木曽川は19号沿いのカレー屋さん裏で
    大きい魚を見つけて釣ってみたら鯉だったり(笑)色々思い出しました。

    ではでは。

  2. 自営業FFさん、どうもです。

    > リコプテラさんは、以前良く通った川に釣行されているのでワクワクしますよ。

    今年は、この川の上下や両隣の川も新しいポイントを見つけるべくウロウロする予定なんで、また読んでもらえたらうれしいです。

    > 長谷や高遠の川は、オウム事件の直後で廃屋を調べている
    > 警察官に会ったり、木曽川は19号沿いのカレー屋さん裏で
    > 大きい魚を見つけて釣ってみたら鯉だったり(笑)色々思い出しました。

    自営業FFさんも、いろいろ楽しい経験をお持ちのようですね(笑)
    釣りをしていると、魚を釣る以外にも、おもしろいこと起きますよね。