少し前にいわなたろうさんに教えてもらったELM327(楽天で見る・アマゾンで見る・ヤフーで見る)という製品。
現在新車販売している車にはほとんど付いているOBD2ポートに差し込み、BluetoothまたはWiFiでスマホに飛ばし車のいろんな情報を表示できるという優れもの。
購入時に注意することは、使っているスマホがAndroidならBluetooth版、iPhoneならWiFi版、これを間違えないこと。
8/15にアマゾンで注文して、8/18に届いた発送完了メールでは、到着予定日が8/30〜9/5となっている。これは、中国から船便でやってくるのでしょうか??
と思っていたら、8/21に商品到着。どんな流通システムになってるのか全くわかりません(笑)
ジムニーに無線ブースト計を取り付けよう|ELM327
これは中国版のレターパックなのでしょうか。踏みつけられたような汚れも付いてますが、大丈夫なのでしょうか。
開封してみると、商品本体と8cmCDがビニール袋に入った状態で何の緩衝材もなしでコロンと入ってました。ホントに大丈夫なのでしょうか、コレ??
一応CDの中身を見てみると、Windows用のプログラムがいくつか入ってます。私はMacなんで関係ありません。
ともかく、本体をジムニーに取り付けてみよう。
JB23-1型の場合、運転席左下にODB2ポートがあります。
ELM327を差し込むと、かなり出っ張ってますが、ジムニーの場合全く運転には支障ありません。車種によっては邪魔になる場合もあるかもしれません。その場合はOBD2の延長コードがあるのでそれを使えば良いでしょう。
オレンジのLEDが点灯して、とりあえず稼働していそう。
後は、iPhoneのWiFi設定でELM327が発信しているSSID(表示される名前)を選択すればつながります。パスワードは必要ありません。今回は「WiFi_OBDII」という名前でしたが、レビューを見るとこれがロットによって違う名前になっているらしいです。最近はどこへ行ってもWiFi電波だらけなんで、どれがELM327の電波か迷うかも(笑)
iPhoneとの接続がうまくいかない。JB23-1型は未対応だった。
iPhone用のアプリは、DashCommandかRev(2018年3月現在日本のストアでは入手不可)です。
DashCommandで試してみます。真ん中のボタンをタップでつながるはずなんだけど、どうもうまくいかない。接続に関する設定は右下の「SETTINGS」をタップして、「ODB-II interface type」「OBD-II data port」の2つだと思うんだけど、どういじくりまわしても「プロトコルなんちゃらエラー」みたいなメッセージを返してくるのみ・・・う〜む、これはまいったな。先に進めない。
一旦中止して、いろいろネットで検索してみると、
どうやらOBD2ポートがついていても、今現在の世界標準規格に対応する前はメーカー毎に違うプロトコルを使っていた時期があるらしい。こちらのサイトで詳しく書かれていますが、HONDAとMAZDA、それから外車ならODB2コネクタさえついていればほぼ世界標準仕様らしいです。その他メーカーがややこしい。このサイト独自の動作確認リストによると、平成20年頃が境目のようだけど、メーカー毎に対応時期がまちまちらしい。
これを読んで、JB23-1型はとても対応していないだろうことが判明(涙)
Amazonの商品説明にはこのように書かれていましたが・・・
・Bluetooth Diagnostic Interface (8.2 x 4.5 x 2.6cm, 58g)
・1996年(平成8年)以降のOBD2規格に対応した車種に対応。
・OBDポートにコネクトするだけで取り付け完了します。電源はOBDポートより供給。
・iPhone4,iPad,PCなどWi-Fiを搭載した端末のマルチゲージ/OBD診断アプリ(例:Rev for iPhone / iPod Touch 等)に使えます。
二行目を信じて購入したけど、これが間違っているということです。
が、そもそも一行目に書かれていることも間違っている。WiFi仕様製品なのに、Bluetooth仕様と書かれている(苦笑)
対応車ならちゃんと稼働するのか、プリウスでテスト。
まぁ、しょうがない。対応車ならちゃんと動作するか確認しよう。
プリウスに接続してみよう。プリウスの場合は運転席右下にOBD2ポートがあります。
上記と同様にアプリを立ち上げて、真ん中ボタンをタップすると簡単に接続できました!
これが標準のメーター画面です。この画面「Dushboard」と言うんですが、これが無料ツールで誰でも制作できるようになっているらしいです(実際のやり方は調べてません)。いろんなタイプが既にアップされていて、それらを無料でダウロードして使うこともできます。
こんな風にいろんな配置、デザインのメーターが表示できます。カッコイイのがたくさんあります。
「Dushboard」みたいにデザインを作り込んだものじゃなくて良ければ、スマホ操作だけで好きなメーターを好きな大きさ、位置に配置して表示もできます。
そもそも私はブースト計として使いたかったので、試しにこんな感じにしてみました。
実際に走行してみましたが、各メーターともちゃんと稼働しました。
プリウスの場合、ブースト計はもちろんマイナス値しか示しませんが(笑)
ただ、無線の場合はやっぱり表示のタイムラグはあります。
例えば、スピードメーター表示で、車を停車すると(ほぼ)同時に車のメーターは0になりますが、スマホのメーターは2〜3秒遅れて0表示になる感じです。でも通常使用では問題ないかな。
ではプリウスで使えばいいじゃん、と思うかもしれませんが、プリウスにはすでにOBD2ポート接続のユピテルレーダー探知機がついてるんです(苦笑)
(楽天で見る・アマゾンで見る・ヤフーで見る)
これは、もちろんレーダー探知機としても優秀ですが、ELM327と同じようにいろんなデータが表示できるんです。画面がスマホより小さいのが欠点ですが、こちらはタイムラグもありません。予算に余裕のある方は、こちらをおすすめします。
というわけで、ELM327は近々、対応ポート車所有の友人の元へ旅立つと思われます(爆)
あ、そうだ、もう一点。これは購入前からわかっていたことですが、この製品には1つ欠点があります。
それは、ポートに差し込んだ状態だと常時電源を使用するということです。つまり駐車中もずっとバッテリーを消費します。そんなに大した容量ではないかもしれませんが、ちょっと不安。
対策として、
(1)ELMをその都度抜き差し。
(2)本体にスイッチを付ける。
(3)アクセサリ電源供給に改造。
の3つがありますが、(1)はメンドクサ過ぎるのでNG。
(2)が比較的簡単で、ELMを他の車にも簡単に移動できるのでおすすめ。
やり方は、こちらで紹介されています。
もっと小型の製品も出ているようですが、電源改造するならこの大きさの物の方がやりやすいと思います。
ジムニーに取り付けるなら、2010年9月(8型)以降ならOK。
ジムニーに関しては気になるので、スズキ自動車本社に問い合わせして確認しました。
OBD2ポートが世界標準仕様になったのは、2010年9月(8型)からだそうです。
ジムニー(JB23)に取り付けようとお考えの方は、8型以降ならOKです。
平成20年前後の車で購入を検討されている方は、メーカーに問い合わせしてからの方が良いです。
Android(Bluetooth)版の方が低価格で、アプリももっと豊富です。
車が対応さえしていれば、とても楽しめる製品だと思いますよ。
コメント
すごい期待していたのにぃ!
やはり機械式ブーストメーターで・・・(笑)
EVCでブーストを管理すると低速トルクが増えますよ〜
と言う悪魔的囁き(爆)
いわなたろうさん、こんばんは。
> すごい期待していたのにぃ!
> やはり機械式ブーストメーターで・・・(笑)
ウチのJBの場合は結局そーゆーことになりそうです(笑)
でも、車さえ対応してればELM327はとっても楽しい製品でしたよ。
> EVCでブーストを管理すると低速トルクが増えますよ〜
> と言う悪魔的囁き(爆)
さすが悪魔さんからの囁きだけあって、頭の中をぐるぐるグルグル(爆)
あ、忘れてた。
EVCで低速トルクを上げると無駄にスロットルを開けなくなるので燃費が良くなります♪
((( ←〜(o `▽´ )oΨ
いわなたろうさん、どうもです。
> EVCで低速トルクを上げると無駄にスロットルを開けなくなるので燃費が良くなります♪
そうなんですね!
ジムニーの唯一の不満は燃費です。軽自動車とは思えない燃費。プリウスの半分しか走りません(笑)
EVCで燃費が良くなるとは、ますます興味が・・・・