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滑るってオソロシイ|天竜川水系 フライフィッシング

フライフィッシング
この記事は約5分で読めます。

5月5日。
ゴールデンウィークは、釣りに行こうと思っても、川はどこも人だらけ。うーん、どこか人気のない川へ・・・実家近くの沢なら100%釣り人はいないけど、久々に大きいサイズを釣りたい気もするし・・・
中央アルプスの川はまだ水多くてフライでは手が出せないよね。でも、今ならそれほど釣り人もいないかも。というわけで、昨年の秋良い釣りができたあの川へ行ってみよう。

150505大田切川01 150505大田切川猿01
↑眼下に川を見下ろすと、やっぱり水多いな。ドライフライできるかな。
猿たちがお出迎え。かわいいヤツらだ(^_^)

150505大田切川02 150505大田切川03
↑昨年と同じところから入渓して遡りますが、水が多くて瀬を対岸に渡ることすらままならない。これは、上って行けるのか?
気温12℃、水温5℃。え!? 5℃? 想定外の低さ・・・
イワナの出そうなポイントにドライフライを打ち込んでいきますが、反応なし。一度だけ、浅場から走る小さな魚影を確認しただけ。それでも、新しい足跡は結構あるんで、連休中に来た人いるんだな。

150429リールとロッド
↑タックルは、AXISCO AXGF763-6(>>楽天市場で見る)と、ダイワ ロッホモアSLA3/4(楽天市場で見るアマゾンで見る)の組み合わせ。

ある程度さかのぼり、段差のある場所で、下から上の落ち込みを狙っているときのこと。
フライが落ち込みの肩の部分で根掛かり、仕方なくそれをはずそうと、手を水に入れたら長袖の手首の部分から大量の水が浸入。この長袖、撥水加工がされているせいか、水は見事に袖の中を伝わり、脇を通ってウェーダーの中へ。うわ、冷たっ。あーあ、ウェーダー浸水(T_T)

このまま、釣りを続行するのは不可能。なんてったって、水温5℃ですからね。
150505大田切川04
↑大岩の上で、ウェーダーを脱いで裏返して乾かします。
陽射しが強いのがせめてもの救いです。これで、曇ってたら乾かすことすらできない。

150505大田切川07 150505大田切川05
↑大岩の上は落ち込みの深い巻き返しになっているので、そこにとりあえずビーズヘッドヘアーズイヤーを投げ込んでみるけど、反応なし。
このあたりで、徐々に諦めムードが漂って来ています(^_^;)
このままにして、ウェーダーが乾くまで、ちょっとお昼には早いけど、おにぎり食べてこの岩の上で昼寝でもしよう。この岩、不思議と体にフィットして快適なベッドだな(笑)。朝早かったせいか、ぐっすり1時間寝ました。

ウェーダーもすっかり乾き、釣り再開。水温計ると8℃になっています。

150505大田切川06
↑こんな感じの段差がある場所で・・・実際はこの場所じゃないのでこれはイメージ写真(笑)
手前の大岩(実際の岩は右側に写っているような白っぽくてすべすべした岩)の真ん中辺りに、くぼみがあり、そこに右足を掛けて登り、上にある落ち込みにキャスティングしていたわけですよ。
そして、少し体勢を変えようとした時に、体重を支えていた右足がずるっと滑り、ロッドを持っていない左手で、岩に捕まろうとしたけど、スベスベで全くの無力。次の瞬間左頬を痛打。ゴンッって音とともに火花飛びましたね(>_<)。間髪入れず、さらに両膝も痛打。この状態でもアホだから、ロッドをかばおうとしたけど、岩に接触。そして、水の中へドボン(T_T)
人間って不思議なもので、そのコンマ何秒かの間にいろんなこと考えますね。
「あ、これ、流血事件?」
「ロッド折れちゃった?」
「顔に大けがした状態で、三日後の介護施設見学まずいな」
「そもそもこれ、ちゃんとウチに帰れるの?」
とかね。

ひとまず、起き上がれる状態なのは幸い。
膝は痛いけど、大丈夫だ。歩ける。
落ち着いて、iPhone取り出して、顔をチェック。
あれ? あれだけ痛打したのに、赤くもなってないし、腫れてもいない。触ったり、口開けたりすると痛いけど、普通にしてると痛くないし。なんとも不思議だ。岩の平らな部分にうまくぶつかったのかな?
じゃぁ、ロッドは? こちらも表面に少し傷は付いたけど、使用上問題はなさそう。
全体的には「不幸中の幸い」的な印象。ありがたや、ありがたや。

ここ数回の釣行で、丸い石の上でウェーディングシューズが滑り気味なのは自覚してたんですよね。
まずいな、とは思いつつも、今シーズンなんとかこれでしのげないかな、と甘い考えでいたんです。
でも、今日の一件で、早急に買い替えかフェルト張り替えかを検討します。
これは、何らかなのお告げだろう、きっと(^_^;)
リトルプレゼンツのウェーディングシューズ、かかとの減り予防のためのタッピングねじ埋め込みもしたけど、実質1シーズンでフェルト死亡か。これ、フェルト張り替えられるかなー? とにかくやってみよう。

そして、何事もなかったかのように釣り再開(笑)
もちろん、さっきよりは10倍慎重に歩きますけどね。
しばらく上ると、昨年はそのまま遡行できた場所が、水が多くてどうにもこうにも上へ行けない。仕方なく少し戻り、道へ登り、また川へ降り・・・膝、全然痛くないな、なんだか知らないけど(笑)

150505大田切川08 150505大田切川イワナ08
↑やっとここでイワナが出ました! 何度かキャストした後、フライを見失ったけど、浮上するイワナが見えて水面に出る瞬間にアワセました。
アダムスパラシュート#14 イワナ20cm。
今日は、もう散々な目に遭ってるから、この一尾がうれしい(^_^) これで帰ってもいいくらいに。

150505大田切川09 150505大田切川イワナ09-2
↑アダムスパラシュート#14 イワナ18cm。

150505大田切川10 150505大田切川イワナ10
↑アダムスパラシュート#14 イワナ20.5cm。
強い流れの向こう側で出たので、これが大物だったら取り込めなかった。小物で良かった(苦笑)

150505%e5%a4%a7%e7%94%b0%e5%88%87%e5%b7%9d11
↑この場所で、ちょっとニンフを試したらイワナが釣れたんだけど、白泡上を引いてくる間にフックアウト。
まぁ、これは仕方ない。

ここで、ふと下流を見ると、餌釣りの釣り人が。
昼寝している間に、近くまで接近してきてたんだ。ゴメンゴメン、すぐ上を俺が釣ってたんだね。
今日はもうこの辺で終わりにしようと思い、ちょっと待って挨拶して帰ろうかと思っていたら、餌釣り師はどうやら道へ上って上流方面へと向かったようだ。

よし、帰ろう。無事に歩いて帰れることに感謝。頬も膝も触ると痛いけど、普通に歩いてる分には全然痛くないんだよなー。全く不思議だ。足が滑った瞬間、悪魔と天使の綱引きがあり、少しだけ天使側の力が上回ったということか(笑)

150505大田切川雪 150505大田切川猿02
↑まだ、雪が残っているという事実(恐)そして、帰りも猿たちがお見送り(笑)

150505大田切川膝負傷
↑ウチへ帰って膝を見てみたら、それ相応の見た目になっていました(笑)
でも、これで歩いたり走ったりしても全然平気。ホントに不思議なのです。
それどころか、頬を打った時に多少脳が攪拌されて、頭の回転が良くなったような気さえする。あくまで気のせいだけど(笑)

ともかく、お告げ通り、ウェーディングシューズはなんとかしなくては(^_^;)

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コメント

  1. 過去に転倒して脛割ったことあります、痛かったです(泣)

  2. こんにちは
    災難?でしたね。フェルトにピンは丸い石に弱いですよね
    ビムラムやらも試しましたがオールマイティーなら素のフェルトかもでしょう
    新しいカメラも快調ですね。インプレも楽しみにしています。

  3. 我々の遊びは、常に危険と隣り合わせ・・・いや、寧ろ危険の真っ只中だと自覚しないといけないと自分に言い聞かせてます。
    当たり前のことだけど、怪我や事故がなくて初めて楽しい釣行となるはず。
    ボクは身体の動きが悪いから、いろいろとやっちゃったので、とても他人事とは思えない青タン。^^;
    気を付けて楽しみましょうね、お互いに。

  4. 釣りに限らず、予測しない事故は降り掛かりますね
    特に釣行は「渓流」普段の行動と違い注意したいです、

    数えれば切りがない程、痛い目に合ってます
    懲りずに釣行するのも、好きだからでしょう
    最近は特に注意して出掛けてます。

  5. 次の日から 痛くなる事が よくあります
    自分の場合は 歳とともに 後ろに 転びます
    昔は前に転んで リール 竿など破壊しました
    今は 物は傷程度なのです ただウエイダーの どこかに
    水が入る感じにはなります
    キレイな写真で 良いカメラですね またまた釣り気分です
    今年は川が オカシイ と 思いますので危険かも
    ジャンボマスの餌釣師 昔 凍ったダムで見た方かも(奈良井ダム)
    執念が危険を超越?????

  6. こんばんは。

    怪我が大したこと無くて良かったですね。
    本当にチョットした弾みで滑りますから、怖いですね。
    3点支持が基本ですが、片手に釣竿を持っていると2点支持になるので怖いですね。

  7. 打撲は大丈夫ですか?
    沢での怪我は超危険です。
    無事に帰宅できたのは幸いです。

    楽しみも無事故が必修です。
    お互いに気を付けましょう。

  8. Nori1022さん、こんばんは。

    > 過去に転倒して脛割ったことあります、痛かったです(泣)

    そうですかー。それは痛かったでしょう。
    私の場合、膝を含め、足は頑丈にできてるようです。昔、バイクに乗っていた頃、横から車に突っ込まれバンパーとバイクの間に足挟まれましたが、打撲で済みました(^_^;)
    今回は、頬がかなりヤバイと思いましたが、幸運にも軽症で済みました。感謝です!

  9. テクニカルゲームさん、こんばんは。

    > 災難?でしたね。フェルトにピンは丸い石に弱いですよね
    > ビムラムやらも試しましたがオールマイティーなら素のフェルトかもでしょう

    まぁ、自業自得なんですけどね(^_^;)
    フェルト+木ねじ は、ネットに載っていたのを参考にやってみました。一年目は良かったですが、フェルト自体が減って滑り易くなってくると、危険度は増すかもしれません。
    ともかく、木ねじを抜いて、さらにフェルトを新品に変えます。張り替えできればいいのですが・・・無理ならシューズを買い替えです。

    > 新しいカメラも快調ですね。インプレも楽しみにしています。

    あ、このカメラはいいですよ! 近々、インプレ書きたいと思います(^_^)

  10. kuniさん、こんばんは。

    > 我々の遊びは、常に危険と隣り合わせ・・・いや、寧ろ危険の真っ只中だと自覚しないといけないと自分に言い聞かせてます。

    ホントにそうですねー。今回は特に大石を超えていかなければいけないような場所だったので、もっと注意が必要でした(T_T)

    > 当たり前のことだけど、怪我や事故がなくて初めて楽しい釣行となるはず。
    > ボクは身体の動きが悪いから、いろいろとやっちゃったので、とても他人事とは思えない青タン。^^;
    > 気を付けて楽しみましょうね、お互いに。

    ありがとうございます!
    いくら魚が釣れても、ケガしちゃったら意味ないですよね。
    今回の件で私も反省したので、常に万全の装備で渓流へ向かうことにします。

  11. 釣りお爺さん、こんばんは。

    > 釣りに限らず、予測しない事故は降り掛かりますね
    > 特に釣行は「渓流」普段の行動と違い注意したいです、

    まぁ、私の場合、事前にフェルトの滑りに気付いてたので、予測はできたんですよね。
    アホと言えば、アホ(^_^;)

    > 数えれば切りがない程、痛い目に合ってます
    > 懲りずに釣行するのも、好きだからでしょう
    > 最近は特に注意して出掛けてます。

    そうですか、そんなに痛い目に遭ってますか。
    私も釣りをやめようと思ったことは、一度もないです(笑)
    これからは準備万端にして、出かけます!

  12. inakaiwanaさん、こんばんは。

    > 次の日から 痛くなる事が よくあります

    ご心配ありがとうございます!
    今回は翌日になっても特別悪くなることもなく、今日で4日経ちますが痛みも引けてきています。

    > 自分の場合は 歳とともに 後ろに 転びます
    > 昔は前に転んで リール 竿など破壊しました
    > 今は 物は傷程度なのです ただウエイダーの どこかに
    > 水が入る感じにはなります

    人のことを言えませんが、お互い気をつけて釣りを楽しみましょう(^_^;)

    > キレイな写真で 良いカメラですね またまた釣り気分です

    カメラは調子良いです。近々、レビューを書きたいと思います。

    > ジャンボマスの餌釣師 昔 凍ったダムで見た方かも(奈良井ダム)
    > 執念が危険を超越?????

    ハハハ。そうかもしれません。きっと同じ方でしょう。
    独特のオーラを放っていました(笑)

  13. マンボウさん、こんばんは。

    > 怪我が大したこと無くて良かったですね。

    ありがとうございます!
    不幸中の幸いでした。

    > 本当にチョットした弾みで滑りますから、怖いですね。
    > 3点支持が基本ですが、片手に釣竿を持っていると2点支持になるので怖いですね。

    今回の件は、私の注意不足でした(>_<)
    装備を含め、もっと慎重に行動しないと大変なことが起きうるな、と反省しました。
    とにかく、安全第一で釣りを楽しみたいと思います(^o^)

  14. 幻の渓流師さん、こんばんは。

    > 打撲は大丈夫ですか?

    ご心配ありがとうございます!
    今日で4日経ちますが、膝の見た目はともかく、痛みは引けてもう大丈夫です。

    > 沢での怪我は超危険です。
    > 無事に帰宅できたのは幸いです。

    いやー、ホントにそう思いますね。不幸中の幸いでした。
    ほお骨打った瞬間は、もうダメだと思いました。

    > 楽しみも無事故が必修です。
    > お互いに気を付けましょう。

    おっしゃっる通りで、いくら大漁でも(今回は大漁じゃないけど笑)事故に遭ったらなんの意味もありません。
    今回の件は、反省しきりです。今後は気を引き締めます(^_^)

  15. おはようございます。
    大けがでなくて良かったですね、その時は気が張って痛みを感じませんが後々出てきますからお気を付け下さい。
    私も滑落した時、ウエーダーに空気がある為水中でなかなか立ちあげれず、リコプテラさんと同じようにほんの一瞬だと思いますがいろいろな事が脳裏をよぎりましたね、きれいな岩肌の川は砂地が多いので靴底の砂が原因の場合が多いですね。

  16. こんにちは。
    大事に成らなかったのは救いですね。

     最近、体力の低下&体重増加とともに源流ではヘルメットが、本流ではライフジャケットが必要と思う様になってきました。
     それと、堰堤に誰が何時付けたか分からないロープが有りますが、絶対信用しません(特にトラロープ系)。これを言うとバカにする人が居ますけど、他人が適当に結んだロープ使って事故に遭ったら成仏できません(笑)。

    お互い楽しいシーズンで終われますように・・・

  17. ハックル70さん、こんばんは。

    > 大けがでなくて良かったですね、その時は気が張って痛みを感じませんが後々出てきますからお気を付け下さい。

    ご心配ありがとうございます。しばらく大人しくしてます(^_^;)

    > 私も滑落した時、ウエーダーに空気がある為水中でなかなか立ちあげれず、リコプテラさんと同じようにほんの一瞬だと思いますがいろいろな事が脳裏をよぎりましたね、

    そうなんですよね。ほんとに不思議なんですが。あれを「走馬燈のように」と言うんでしょうかね。

    > きれいな岩肌の川は砂地が多いので靴底の砂が原因の場合が多いですね。

    確かにそうです。丸い石に登ろうとした時に、足の裏でジャリッって感触とともに滑ります。
    とにかく、慎重に歩を進めることが肝心ですね。

  18. 自営業FFさん、こんばんは。

    > 大事に成らなかったのは救いですね。

    不幸中の幸いだということにしてあります(^_^)

    >  最近、体力の低下&体重増加とともに源流ではヘルメットが、本流ではライフジャケットが必要と思う様になってきました。

    今回初めて、ヘルメット必要かも、と思いました。打ち所が悪ければ、最悪の事態になったかもしれません。

    >  それと、堰堤に誰が何時付けたか分からないロープが有りますが、絶対信用しません(特にトラロープ系)。これを言うとバカにする人が居ますけど、他人が適当に結んだロープ使って事故に遭ったら成仏できません(笑)。

    あー、よくありますね、トラロープ。私もあのロープに命を預ける気にはなれません(笑)

    > お互い楽しいシーズンで終われますように・・・

    ありがとうございます!
    釣りは、安全第一ですね(^o^)