山菜の中にもタラの芽やワラビのような人気ものもあれば、ミズやノカンゾウのように、あまり人気のないものもあります。
今日登場するのはその中でも地味な存在、シャクです。4月の末に採取しました。
見向きもされないけどうまい山菜|シャク
4月29日釣行の時にもニリンソウと一緒に見かけたシャク。2枚目写真は、後日花の咲いたものを採りました。
川沿いにはいたるところに生えています。あんまりどこにでもあるから誰も採らないのか、それほど美味しいと思えないのか、毒草と間違えそうだからか、この辺りでは食べるという話しはほとんど聞きません(^_^;)
似ている毒草があるので要注意!
これに似た毒草もあることはあります。
(1)ドクニンジン
見た目は良く似ていますが、現在は北海道にのみに帰化植物として定着いるだけなので、長野県では間違うことはあり得ませんが、そのうち本州にも入ってこないとも限りません。
ドクニンジンには茎に血を散らしたような斑点が有ります。これはヨーロッパでは「ソクラテスの血」と呼ばれているそうです。哲学者ソクラテスの処刑に使われた毒草らしいのです。
葉や茎を折ると、いやな臭いがします。
★シャクはセリとミツバを合わせたような良い匂いがします。
(2)フクジュソウ
これも、知っている人は間違えないと思いますが、花が終わって伸びた福寿草は似ていると言えば似ています。
★シャクには根元に白い繊毛と、はかまがついています。
★福寿草は、ビニールを燃やしたようないやな臭いがします。
根元にはかまと白い繊毛が確認できます。
2枚目写真の黄色丸印のような花芽部分を天ぷらにしても美味しいですが、今回は葉の先の方をおひたしに。
いくらでも生えているので採りすぎない程度に(笑)
洗って、さっと茹でるだけです。
おひたし完成!
と言っても、ただ茹でるだけですからね(笑)
セリとミツバを合わせたような香りにほんのりとした苦み。そんなにたくさん食べるものじゃないですが、美味しいですよ。
ある程度クセがあるので、油炒めにしたり、上述のように花芽を天ぷらにしたり、油との相性も良いと思います。
川沿いなら簡単にどこでも採れるし、調理も簡単、知っているとキャンプの時など重宝する山菜ですね(^o^)
↓シャクの見分け方など、こちらの記事もご覧下さい。
★2018.8.8追記:
チョロコさんからコメントいただきまして、多彩な山の幸を出してくれる素敵なお宿があるとのこと。岐阜県にある、秘湯『すぎ嶋』というお宿です。
イワナの洗いとアマゴの醤油焼き、山菜はセリ、ウルイ、行者ニンニク、アサツキ、クレソン、ワラビ、タケノコ、タラの芽、コシアブラ、コゴミ、それにシャクとイタドリ。
シャクやイタドリなんていうマニアックな山菜を含め、こんなに山菜を豊富に出してくれる旅館はそうそうないでしょう。一度泊まってみたいですね。
チョロコさんが宿泊記を書かれています。興味ある方はご覧下さい。
https://ameblo.jp/rozica3/entry-12394507584.html
コメント
こんばんは。
シャクは知りませんでした、良く見かけるような菜ですので、根元の白い繊毛がポイントなんですね、今度注意して見てみます、菅はニリンソウが良く生えていますね、群生していますからいつも花を見るだけですが、シャクは三つ葉セリの感じだとのこと、このセリもお吸い物の香り付けに良いですね庭に少しあれば重宝します。
山菜名人ですね。
僕はタラの芽が一番好きです。
こんばんは。
これまた難しそうな山菜ですね。
余りに普通の姿をしているので、野で見たらみんなシャクに見えてしまいそうです。
まだはっきりと見分けがつかず遠慮してました
頭から毒草に似た山菜、キノコも同様で怖いね〜。
料理も簡単の様子で—-チャレンジしてみようかな〜。
山菜は好きなのですが自分にはよく分からないので取れません。
この年で覚えるにも本だけでは自信が有りませんし身近に詳しい人も無く・・・(笑)
セリもみつ葉も好きなので美味しいだろうなと想像します。
セリは分かりますが似ているものが有ると聞いてから取る自信がなくなりました。
年に一つ二つ程度に覚えればと思うのですが山菜にはド素人の仲間なので(^_^;)
おはようございます。
珍しい山菜採って来たよ〜とおすそ分け戴いたら
これらの毒草私なら全部食べてしまい あの世行きです。
ハックル70さん、こんばんは。
> シャクは知りませんでした、良く見かけるような菜ですので、根元の白い繊毛がポイントなんですね、今度注意して見てみます、
これは川沿いにたくさん生えてます。ちぎって匂いをかげば、セリのような匂いがします。
> 菅はニリンソウが良く生えていますね、群生していますからいつも花を見るだけですが、
そうですね。花はきれいですね。
これ、以前の記事にも書きましたが、花の咲く前の葉はトリカブトに似ていて誤食事故がよくあるそうです。
でも、食べてみるとニリンソウって個性がなくて、危険を冒してまで食べるほどの味ではないと私は思いますが(^_^;)
> シャクは三つ葉セリの感じだとのこと、このセリもお吸い物の香り付けに良いですね庭に少しあれば重宝します。
そうですね。庭の隅に植えるのもいいかもしれません。
川辺で見る限り繁殖力ありそうなので、増えすぎに注意ですが(笑)
Nori1022さん、こんばんは。
> 山菜名人ですね。
> 僕はタラの芽が一番好きです。
最近は山菜ブームのようで、人気者のタラの芽やコシアブラなんかは争奪戦が繰り広げられていて、なんだか殺伐としてるんですよね(^_^;)
シャクのようにだーれも採らない山菜にも結構美味しいものがあるので、そんなのも採って楽しんでいます。
タラの芽は、キング・オブ・山菜ですね。天ぷらはやっぱり最高です!
マンボウさん、こんばんは。
> これまた難しそうな山菜ですね。
一回覚えると、間違うことはないですよ。簡単に採れて(しかも誰も採らないから)川沿いにいっぱい生えているので、いつでも採れます(笑)
> 余りに普通の姿をしているので、野で見たらみんなシャクに見えてしまいそうです。
そうですね。山菜と意識していなければ、ただの雑草です(笑)
ほんとにどこにでも生えている感じなので。
釣りお爺さん、こんばんは。
> まだはっきりと見分けがつかず遠慮してました
記事に書いたとおり、かなり似ているドクニンジンは今のところ本州には入ってきていないので安心です。あとはフクジュソウくらいですが、こちらも匂いが違うので一度採ればわかりますね。
> 頭から毒草に似た山菜、キノコも同様で怖いね〜。
> 料理も簡単の様子で—-チャレンジしてみようかな〜。
おっしゃる通りで、山菜もキノコも自分ではっきりわかるものだけ採るのが鉄則ですね。
少しでも不安がある時は、やめておいた方が良いと思います(^_^)
幻の渓流師さん、こんばんは。
> 山菜は好きなのですが自分にはよく分からないので取れません。
> この年で覚えるにも本だけでは自信が有りませんし身近に詳しい人も無く・・・(笑)
> セリもみつ葉も好きなので美味しいだろうなと想像します。
> セリは分かりますが似ているものが有ると聞いてから取る自信がなくなりました。
> 年に一つ二つ程度に覚えればと思うのですが山菜にはド素人の仲間なので(^_^;)
山菜といっても身近なものもありますよね。
私も記事で紹介していますが、フキノトウやツクシ、ノビル、ノカンゾウなんかは間違えようがないし、美味しいのでお勧めですね。
あと、最近人気があり過ぎて採る人が多くなっちゃいましたが、タラの芽やコシアブラも間違うことはないし、味も抜群ですね(^_^)
テクニカルゲームさん、こんばんは。
> 珍しい山菜採って来たよ〜とおすそ分け戴いたら
> これらの毒草私なら全部食べてしまい あの世行きです。
あ、そうです、そうです。
山菜やキノコのお裾分けは、要注意ですよ。
もらい物でも、自分ではっきりわからないものは食べない方がいいですね。
山菜採り、きのこ採りをしている人でも、誤食事故はけっこうありますから(>_<)
こんばんは、はじめまして。
旅行で泊めていただいたお宿の晩ごはんに
しゃくがあり、興味を持ってGoogle検索をして、こちらのブログを見つけました。
とても素敵な記事が沢山ですね。
今、その宿泊したお宿の記事を書いているところなのですが、
もし、ご迷惑でなければ、こちらのシャクについての記事のリンクを私のブログの記事に
貼らせていただいてもいいですか?
シャクについて、とても解りやすく
丁寧にかかれているところがとても
魅力的です。
リンクを貼らせていただきたいブログは、法人ではなく、個人の小さなブログです。
チョロコさん、初めまして。
読んでいただき、ありがとうございます!
シャクを出してくれる宿泊施設なんて珍しいですね。山菜料理メインのお宿なんでしょうか。
当方の記事へリンクを貼っていただくのは全く問題ありませんよ。
記事ができあがったらご一報いただければ、私も読ませていだだきます。そのお宿に興味がありますし。
チョロコさんのブログも拝見しました。わんちゃんかわいいですね。
わんちゃん用のこんな立派なご飯があるのにもビックリしました。
今後ともよろしくお願いいたします(^_^)
リコプテラさま
こんにちは、ブログへの掲載をお許し下さったうえに、わたしのブログをご覧くださり、優しいお言葉に大変嬉しくなりました。
離れて暮らす、里の母への元気にしていますよブログでもあります。
やはり、シャクを出してくれるお宿は珍しいのですね(^^)
お食事のお世話をして下さった仲居さんにうかがいましたところ、お宿のすぐまわりに沢山の山菜が育つそうです。
山菜に囲まれたお宿って素敵ですね。
岐阜県の関市にある、
秘湯「すぎ嶋」というお宿です。
なんだか気になって「シャク」と検索をしてよかったです。
素敵なブログと出会えたことも感謝しております。
時間差がありすみません。
ブログ、公開できましたので、ご報告とお礼でした。
チョロコさん、おはようございます。
こちらこそ、当ブログへリンクを貼っていただき、ありがとうございます。
そうですか、お母さんもブログを楽しみにされていることでしょう。
すぎ嶋さんの宿泊記、読ませていただきました。
写真に写り込もうとする旦那さんに爆笑しました(笑)
それと、これだけ山菜をふんだんに使った料理を出すお宿を私は知りません。一度泊まってみたいですね。
本文の最後に、すぎ嶋さんの件、追記しました。
ブログリンクのコーナーにチョロコさんのブログも加えさせていただきました。今後ともよろしくお願いします。