長く続いた雨がやっと上がったので、早朝、山へキノコの様子を見に行って来ました。
水分はたっぷり過ぎるくらい、あとは気温、地温がどうなのか。キノコにとっては恵みの雨だったかどうか・・・
アミタケ、ショウゲンジ、ハナイグチ。まずはこれを覚えましょう。
現地到着5時半。途中の道にはすでに軽トラが何台か停まっています。みんな気合い入りすぎ(^_^;)
とりあえず、昨年マツタケを採ったポイントの確認・・・全く生えていませんでした。想定内です。まだ少し早いと思いますので。
『雑キノコ』って何だろう?
それでも、雑キノコはそこそこ生えています。
そう言えば雑キノコってよく言うけど、どこまでが雑キノコなの? マツタケ以外は全部雑キノコみたいな感じでみんな言ってるけど、ホンシメジは雑区分じゃないよね、どう考えても。他に貴重なヤツは・・・マイタケも雑じゃないだろうし・・・クロカワとかコウタケも個人的には雑区分にしたくないけど、まぁどっちでもいいか、うまければ(笑)
見つけやすくて判別もしやすい、三種類のキノコ
アミタケがまとまって生えてました。ここで、ある程度収穫。大根おろしで和えてもいいし、汁物に入れるとつるっとして美味いです(^_^) ハナイグチに比べると虫食いが少なく、傷みにくいので扱い易いきのこ。茹でると紫色になるのも特徴です。
写真1枚目がハナイグチ。山を歩けば必ず見かける雑キノコの代表選手。ジコボウとかリコウボウとか呼ばれて親しまれていますね。ぬめりがとても強く汁物に最高。まだ量は少ないです。
写真2枚目はショウゲンジ。これもポピュラーな雑キノコ。こちらはぬめりがなく、単独ではそれほど味がありませんが、シャキシャキした歯ごたえが良く、大根おろし和えも美味いし、すき焼きに入れるのも良いです。これも意外とまとまって生えてました。
以上の三種類が一番簡単に採れて、しかも間違うような毒キノコもなく、初心者にもお勧めの三大雑キノコです(^_^)
この三つだけでも十分きのこ狩りが楽しめますので、これから始めようという方はぜひ、山を歩いてみてください。あ、熊よけの鈴をお忘れなく(最強の熊鈴はこちら)。
夏のキノコも今頃ちらほら
写真1枚目はチチタケ。これは夏のキノコだけど、ちょっとだけ生えてました。傷つけると白い乳液がでます。
写真2枚目は、アミハナイグチ。傘の表面に艶がなく焦げ茶色のビロード状。傘の裏はアミタケにそっくりな粗めの網目状。
写真1枚目はクサウラベニタケ(毒)。ウラベニホテイシメジとの誤食が多く、一番中毒例が多いキノコです。よく見かけるので手を出さないように。
写真2枚目はキチチタケ(毒)。チチタケ同様、傷つけると白い乳液が出ますが、しばらくすると黄色に変わります。傘の表面に同心円状の模様があって、柄はチチタケほどしっかりしていません。チチタケとはそれほど似ていません。
アカジコウ。
かなり大きくてどっしりしたイグチ。これも夏のキノコですが、今頃ありました。これやチチタケがあるってことは、まだ完全に秋の環境じゃないってことかな。
だけど、秋は季節の進み方はとても早いので、あと数日もすれば本格シーズン突入だと思います。マツタケも少しでいいから採れたらいいな。年に一度は両親にマツタケご飯を食べさせてあげたいので、よろしくお願いしますよ、山神様<(_ _)>
帰り道、道路の真ん中をキジバトのつがいがよちよちと歩いています。ジムニーで近づいてもチラッと後ろを振り返るだけで、そのままよちよち歩き続けます。
どうして逃げないの?
仕方なく、ゆっくり後をついて行きますが、全然逃げません。飛べないのかな? このままトコトコずっと行くわけにもいかないので、車を降りて、歩いて近づいてみようとしたら、急にバタバタと飛んで行っちゃいました。ちゃんと飛べるんじゃないかよ。
車は怖くないけど、人間はやっぱり怖いのか(笑)
今回の収穫。ある程度採れたから、実家へ持って行ってキノコ汁にして食べよう。
本日も自然の恵みに感謝!
ところで、今回の台風の影響は甚大でしたね。私の地域(長野県南部)は、特に被害はありませんでしたが、栃木や茨城の方は大変なことになってしまいましたね。鬼怒川堤防の決壊映像に大自然の猛威を実感しました。
被害に遭われた方々のご無事を心よりお祈りします。
東北地方はこれからまだ大雨警戒状態です。くれぐれもお気を付け下さい。
コメント
山菜の中でも未知なのがキノコです
先に「毒」のイメイジが有り手が出ません
この写真の種類でも区別が出来ずです、
勉強させて頂きました。
こんにちは。
ありがとうございます、勉強になります。
イグチ系は当地でもボチボチ出ていますが、ジコボウは何故か当地では見かけません。
今年はチチタケを覚えようとしていますが、これまたよう見つけられません。
信州と比べると愛知はキノコの絶対量が少ない??場所を知らないだけ??
おはようございます。
どうもこちはの方は伊那より遅れているのですかね、ハナイグチがまったく見られませんでした、ぼつぼつ雑木林に入りたいと思いますが、まだ木々の葉っぱが茂っており、クマさんが怖くてね、当分は近くのツガ林で我慢します。
おはようございます。
恵みの秋、沢山採れましたね〜。
これは勉強しないといけませんね。
釣りの帰りに山栗を拾ってくるのがせいぜいな私です。
松茸あった場所の赤松が虫で全滅して以来食べたことがないなー。
昨年の9月に長野を旅した時、キノコの美味しさに感動しました!
しかし自分で取って食べるのはやはり自信がありませんw
マンボウさん、こんばんは。
> ありがとうございます、勉強になります。
参考になれば幸いです(^_^)
> イグチ系は当地でもボチボチ出ていますが、ジコボウは何故か当地では見かけません。
そうですか。長野県ではイグチの中では一番ポピュラーなのですが。地域によって出方も違いますかね。
> 今年はチチタケを覚えようとしていますが、これまたよう見つけられません。
> 信州と比べると愛知はキノコの絶対量が少ない??場所を知らないだけ??
確かに信州はキノコ王国なので、比べると愛知の方が少ないかもしれませんね。
キノコは無理してまで食べるようなものではありませんが、名前がわかるようになると山歩きも楽しくなると思います(^_^)
ハックル70さん、こんばんは。
> どうもこちはの方は伊那より遅れているのですかね、ハナイグチがまったく見られませんでした、
そうですかー。木曽の方が早いと思ってましたが、どうなんでしょうね。
こちらも今頃チチタケやアカジコウがあったり、季節がごちゃ混ぜになってるような(笑)
> ぼつぼつ雑木林に入りたいと思いますが、まだ木々の葉っぱが茂っており、クマさんが怖くてね、当分は近くのツガ林で我慢します。
クマさんは怖いです。注意しすぎることはないですね。安全第一です(^_^)
釣りお爺さん、こんばんは。
> 山菜の中でも未知なのがキノコです
> 先に「毒」のイメイジが有り手が出ません
100%確信が持てるもの以外は食べない。これが鉄則ですので、正解だと思います(^_^)
> この写真の種類でも区別が出来ずです、
> 勉強させて頂きました。
参考になれば幸いです。
私の場合、今は亡き爺ちゃんからある程度教わったのが良かったです。
それからもわからない種類は、とりあえず採ってきて図鑑と照らし合わせて調べたりしました。
不安なものは地域のキノコ博士鑑定してもらったり・・・まだまだですが、少しずつ詳しくなりました(^_^)
テクニカルゲームさん、こんばんは。
> 恵みの秋、沢山採れましたね〜。
おかげさまで、実家でキノコ汁などの料理を囲むことができました。
> これは勉強しないといけませんね。
> 釣りの帰りに山栗を拾ってくるのがせいぜいな私です。
栗拾いも楽しいですね。きの季節、栗ご飯も美味しいですし。
釣りの途中でみかけたキノコを少し持ち帰り、図鑑と見比べるだけでも結構楽しいですよ(^_^)
Nori1022さん、こんばんは。
> 松茸あった場所の赤松が虫で全滅して以来食べたことがないなー。
マツクイムシにやられましたか。赤松が全滅してしまうと、必然的にマツタケも全滅ですね(T_T)
でもマツタケが出るような環境なら、他のキノコもいろいろありそうですね。
雑きのこは秋になると頻繁に食べますが、マツタケはウナギ同様、年に1,2度食べられれば幸せです(^_^)
タキビさん、こんばんは。
> 昨年の9月に長野を旅した時、キノコの美味しさに感動しました!
長野県を旅されたんですね! 天然のキノコは最高ですね。
> しかし自分で取って食べるのはやはり自信がありませんw
自信がなければ食べない。これ鉄則です。
今回紹介した三大雑キノコは、知っている人と山を歩けばすぐに覚えられると思います。間違いやすい毒キノコもありませんし。
山の方の道の駅とか産直とかでもキノコがよく売られていますので、それを観察するだけでも、有名どころはわかるようになりますよ(^_^)