今年の渓流も残すところあと3日となった9/28、木曽川水系へ釣りに出かけました。今日はですねー、前半はルアー、後半はフライと二刀流でいくのです。「二兎を追う者は一兎をも得ず」ということわざが頭をよぎるけど、気にしない気にしない。そもそも、「一兎を追っても一兎をも得ず」なことも多いし(笑) 少し前にテクニカルゲームさんが釣行された時に写真を見て、これはルアー向きの川ではないかと思っていたので、とにかくルアーを試してみたいのです(^_^)
とりあえず本流に辿り着き、途中で川をのぞき込むと、すでに素晴らしい渓相です。ここから釣り上っても楽しめそうじゃないか。
でも、予定通りもっと上流へと向かおう。
入口にゲートがあるので、車を停めてそこからは今年大活躍してくれた WACHSEN Angriffで走ります。テクニカルゲームさんが教えてくれた通り、ゲートの左のすき間をうまく通せました(^_^)
普段歩いている山とは樹種が違うので、森の匂いが違います。
途中に、こんな大きな滝壺が。ここには大物いるだろーなー。いつか狙おう。
しかっり砂利の入った林道で、自転車で軽快に走れます。途中川に降りられそうな場所がいくつかあって、想像していたほど険悪なV字谷ではなさそう。
おそらく、テクニカルゲームさんが入渓したであろうと思われる場所から川へ降りてみます。
とにかく素晴らしい渓相です。魚たちが快適に暮らせそうなこんな川が大好きです。そして、釣り人目線で言うなら、開けていてロッドが振りやすいのがありがたい。
でも、それは釣り人がたくさんやってくるということにもなるわけで・・・この透明度の高さと合わせて、魚がスレていることは必至(>_<)
ルアーロッドは、今年源流用に購入したパックロッド、ダイワファントムNT504TUL(楽天市場で見る・アマゾンで見る)。源流用の振り出し竿なので、ザックに入れて持ち歩けるところが魅力です。普段使ってるルアーロッドよりティップが硬めですが、まぁ慣れれば大丈夫でしょう。価格もお手頃でGOOD。リールはずっと昔から使っているシマノアルテグラ1000。今はだいぶ進化してもっと良くなってます(楽天市場で見る・アマゾンで見る)。
午前10時、気温18℃、水温13.5℃。釣り開始。
とにかく、この川は魚のいそうなポイントだらけなのです(^_^)
そして、思いっきりキャスティングできるのです。先日の藪沢で四苦八苦したおかげで、この川の素晴らしさが際立ちます。自然と顔がにやけてきちゃうのだ(笑)
とりあえずこんな感じのプールをフローティングミノーで試してみます。スピアヘッドリュウキF(ヤマメ)で、ちびっこイワナがきました。うーん、これだけの大場所で最初に食ってくる魚がこのサイズとはなかなか厳しい。
こんな感じのポイントは、SCシャッド(ブルピンヤマメ)で。少しサイズがアップして20.5cm。ヤマトイワナ。あれ、この辺りではアマゴが釣れると思ってたんだけど、想定外にイワナだな。
アマゴはどうしたのかなー。ルアーをとりあえずARスピナー(グリーンアワビ)に変えてみるか。
アマゴが来るには来たが、チビッコ(>_<)
ここでもイワナ。リリースしても岩陰にしばらくじっとしていたので、水中撮影。
ルアーをSCシャッド(TSレーザー)に変更。
イワナの20cm前後が何尾か釣れました。
その後も、チェイスしてくる魚は結構見えるけど、やはりサイズは小さめ。小さいヤツはアマゴなのかな。大きいアマゴは既に産卵行動のため、遡上してしまったか。
ここでは、やや大きめの魚が足下までルアーを追ってくるのが見えました(写真緑色魚マーク)。あー、食わなかったかとルアーをピックアップする直前、ティップからラインが50cmくらいしか無い状態でヒットしました。
ちょっと慌てましたが、無事ランディング。23cmのヤマトイワナ。
時計はすでに12時を回っているので、この辺でお昼休憩にしよう。
今日はアイシメジご飯をおにぎりにしてきました。んー、美味い! 落ち着いてこの川を見ると、本当に素晴らしい渓相。
今日はルアータックルを持ってきて良かった。ルアーで久々に楽しい釣りができている。いつものロッド、ダイワのSilver Cleek N.Stage 50UL(既に生産終了品)は、ティップが細く手首のスナップだけでピンポイントキャストができます。今回のファントムNT504TULはそれに比べるとかなりティップが硬め。振り出し竿にするには、ティップがあまり細くできないらしい。他社のもっと高額な振り出しパックロッドはさらにティップが硬めなので、お手頃価格でしかもティップが一番繊細なこれを選んだわけです。
このロッドの場合、手首ではなく肘を視点にして、少しゆっくりと腕を動かすといい感じでキャストできることがわかりました。慣れてきたらかなりピンポイントでルアーを投げられるようになったし、ミノーのトゥイッチングに関してはこのくらいティップが硬い方がむしろやりやすいかも。このロッド使えるな。
さてと、お腹も満たされたことだし、目の前には素晴らしい流れが広がっているし、どうしようかな。ルアーへの反応が良いから、このままルアーを続ければ大物が釣れそうな予感がする。でもなぁ、基本的には今日もフライメインで考えてきてるから、やっぱりフライに切り替えてみるか。
ルアーもフライもパックロッドだと、ザックに収納できるからどちらも楽しめるのです(^_^) 極論を言えば、ポイント毎に、というか、例えば今回のような大きなポイントの場合、手前のカタと浅いヒラキをフライで攻めた後、ルアーにチェンジして白泡の下にスプーンを沈めて大物を狙うとか、そんなことをやりたいくらいなんですよ。効率悪過ぎるけど(笑)
まぁ、普通はどちらかに専念した方が良い結果が得られるでしょうね。
欲張るとロクなことない。わかっててもやっちゃうヤツ(^_^;)
ともかく、後編(フライフィッシング)に続く・・・
コメント
こんにちは。
ロッド二本は気合入ってますね。
自分は山奥の大堰堤を釣るために、渓流タックルとは別に6番のダブルハンドを背負っていきました。佐々木小次郎スタイルです。
結果は・・・小次郎ですから勝ち負けは明らかでして(笑)。発想は良いと思ったんですがね、渓流にダブルハンドは場違い感が・・・(爆)
以上、二刀流を操るリコプテラさんと宮本武蔵に敬意を表して。
二刀流で行くとどうしてもミノーイング8割位になってしまいそうなのでどちらかで行く私め。
ボクも管理釣場なんかは二刀流でした。
結婚を境に釣りを絞ろうとフライオンリーにして、他の釣り用タックルは全てオークションにて売却。(笑)
なので、何を釣るにもフライタックルしかないので、試行錯誤状態です。
こんばんは。
ホントに良い渓相の沢ですね。
渓相の良い川では竿を出すだけでも満足なのに、釣果も出てダブル満足ですね。
おはようございます。
溪相の良い川ですが入渓者が多くてしばらく行っていませんが、それでもヒットさせてしまうのはすごいですね、灰沢の小さな川でごちょごちょ釣った記憶ばかりが残っています。
おはようございます。
行かれましたね!
解放感一杯の釣りができたことでしょう。
上流の橋の上迄行かれましたか?歩きますと約1時間かかります。
次レポが楽しみです。
コンパクトできれいな川ですね。
可愛い岩魚、山女魚が明日へと繋いでくれますね。
一番羨ましかったのは二刀流できのこの炊き込みおにぎりが釣れることですかね(笑)
自営業FFさん、こんばんは。
> ロッド二本は気合入ってますね。
気合いというか、ちょっと欲張っちゃいました(^_^;)
> 自分は山奥の大堰堤を釣るために、渓流タックルとは別に6番のダブルハンドを背負っていきました。佐々木小次郎スタイルです。
> 結果は・・・小次郎ですから勝ち負けは明らかでして(笑)。発想は良いと思ったんですがね、渓流にダブルハンドは場違い感が・・・(爆)
なるほど、小次郎ですか(笑)
ロングロッドを背負っているのはちょっとカッコイイですね。大堰堤に出会うとさすがに、7フィート半とかではどうにもならない感がありますよねー。それを私はルアーでなんとかって感じです(^_^) まぁ、なんともならないんですけどね。
> 以上、二刀流を操るリコプテラさんと宮本武蔵に敬意を表して。
来年は、二刀流で大物仕留めます!
Nori1022さん、こんばんは。
> 二刀流で行くとどうしてもミノーイング8割位になってしまいそうなのでどちらかで行く私め。
やっぱり自分の得意な方で勝負しますよね。私もフライを始めた当初は、ルアーだったら自由自在に攻められるのになぁ、と思うことが多かったですが、最近は猫の額ほどのポイントも攻められるフライの方が臨機応変に対応できるなー、なんて思ったり(笑)
kuniさん、こんばんは。
> ボクも管理釣場なんかは二刀流でした。
> 結婚を境に釣りを絞ろうとフライオンリーにして、他の釣り用タックルは全てオークションにて売却。(笑)
私も管理釣り場にはまっていた時期があって、その頃はルアーオンリーでしたが、膨大な量の管釣り用ルアーが眠っています。今でもシーズンオフにたまに使いますが、ヤフオク出品も時間の問題かも(笑)
> なので、何を釣るにもフライタックルしかないので、試行錯誤状態です。
フライに専念して、試行錯誤も楽しいんじゃないですか。フライのターゲットは幅広いですよねー。釣ろうと思えば、ワカサギからマグロまで対応できるところがスゴイ!
マンボウさん、こんばんは。
> ホントに良い渓相の沢ですね。
渓相は、私が行く川のなかでも一二を争いますね。そして、遡行しやすいのも良いです。その分人はたくさん入るでしょうが。
「沢」と名前がついていますが、本流筋なので結構な川幅と水量があるんですよ(^_^)
> 渓相の良い川では竿を出すだけでも満足なのに、釣果も出てダブル満足ですね。
テクニカルゲームさんの釣行をブログで読んで、出かけてみました。おかげで楽しい釣りができました。
感謝です(^_^)
ハックル70さん、こんばんは。
> 溪相の良い川ですが入渓者が多くてしばらく行っていませんが、それでもヒットさせてしまうのはすごいですね、灰沢の小さな川でごちょごちょ釣った記憶ばかりが残っています。
この川、本当に渓相が良い上に遡行しやすいんですよね。上流部は谷が深いので入退渓点は限られるものの、愛知・岐阜方面からも人がたくさんやってきそうですね。
テクニカルゲームさんの釣行を参考にさせてもらったおかげで、楽しい釣りができました(^_^)
来年はもう少し上流まで行ってみようと思います。
テクニカルゲームさん、こんばんは。
> 行かれましたね!
> 解放感一杯の釣りができたことでしょう。
テクニカルゲームさんのブログを読んで行ってみたいと思ってましたが、なんとか今年のうちに行けて良かったです。
本当にこの川は開放感があって気分は最高です! ありがとうございました(^_^)
> 上流の橋の上迄行かれましたか?歩きますと約1時間かかります。
私は今回、ゲートから林道を自転車で走り、最初に黒沢にかかる橋のたもとから入渓しました。そこから2番目の橋まで釣り上りたかったのですが、開始時間が遅かったのとフライでゆっくり釣り上ったのでそこまで行かずに川通しで下りてきました。来年はもっと上まで行ってみたいですね(^_^)
幻の渓流師さん、こんばんは。
> コンパクトできれいな川ですね。
「沢」という名前に合わせて、写真だと小さく見えると思いますが、そこそこの川幅と水量のある支流なんです。
渓相は抜群で、しかも開けているので釣りやすいです。ここでロッドを振っているだけで気分爽快です。
> 可愛い岩魚、山女魚が明日へと繋いでくれますね。
ここは、ちゃんと魚が育っていける川だと思います。釣り人は多いですが、きっと大物が潜んでいるはずです。
> 一番羨ましかったのは二刀流できのこの炊き込みおにぎりが釣れることですかね(笑)
ハハハッ。このところ早朝の山歩きが日課になっているので、毎日キノコばかり食べています(笑)
渓流も終わり、キノコも終盤にさしかかりました。ちょっと寂しさを感じます。