今年も渓流が終わって、ちょっと寂しいですね。
きのこ狩りも終盤に入ってきましたが、山へ行けばまだいろいろ生えています。
何回かキノコパトロールに出かけました。
今年初登場のキノコをいくつかご紹介。
ハエトリシメジ(注)
キシメジとに似ていますが、傘の中央がとんがっていて表面が放射状の細かい白い繊維に覆われています。私はこれをしばらく下記アイシメジと勘違いしていました。
コクのある独特の旨みを持ったきのこですが、たくさん食べると悪酔い状態になることがあるそうで、過食しない方が良いようです。
キシメジ同様、塩蔵して塩抜きして食べるのがお勧め。
写真1枚目、ヒイロチャワンタケ。毒ではないですが食用には向きません。変わった形できれいなので写真を撮りました。
写真1枚目、ケロウジ。毒ではないけど、かなり苦いので食用には向きません。でも、この苦味を好んで食べる人もいるとか。そう聞くと、ちょっと試したくなって先日茹でて食べてみました。苦すぎます。といか、苦味に渋味のようなエグ味のようなものが加わり、不味いです(>_<) 絶対食べるのやめよう。
写真2枚目、カキシメジ(毒)。これが、もっとも中毒事例の多い毒キノコです。このキノコ、毒々しさがなくこれといった特徴もなくつかみどころがない感じ。そして、個体によって傘の色も結構ばらつきがあります。いかにも食べられそうな雰囲気が怖い。
クサウラベニタケ、ツキヨタケと合わせて毒キノコ御三家と言われているけど、このカキシメジが一番わかりにくいですね。中毒事例も一番多いと聞くので注意が必要です。
写真1枚目、クリタケ。このキノコは見つけるとうれしいんですよ! 広葉樹の切り株や枯れ木にまとまって生えます。1箇所見つければかなり大漁です。今回も、ある程度採れたのでクリタケご飯ができます(^_^) このキノコはご飯が一番です。これが採れるときのこ狩りも終盤です。
写真2枚目、ホンシメジ。こちらも見つけるとウレシイですよー。「匂いマツタケ味シメジ」と言われるように、味はキノコの中でも最高だと言われ、実際私はホンシメジが一番美味いと思います。柄の下の方がでっぷりと膨らんでいて、株になって生えている姿は、いかにもキノコらしくて美味そうに見えます。しっかりとした肉厚の身で、ご飯、汁物、煮物、焼き物、和え物、炒め物どんな料理にしても美味いです!
写真1枚目、ラッキーなことにまたマツタケが採れました。これはもう、言うことありません(^_^)
写真2枚目、シモフリシメジ。これも美味しいキノコで、ホンシメジ同様いろんな料理に使えます。このキノコもシーズンの終わり頃に出てきます。
マツタケ狙いであれだけ賑わっていた山も、10月に入ると潮が引くように人が減りました。マツタケが山のように並べられていたグリーンファームを覗くと、急激にマツタケの量が減りました。
まだまだ雑キノコは採れるから、やっと落ち着いて山を歩けそうです。静かな分、熊の危険性は高くなるので、気をつけて山歩きを楽しみたいと思います。
山は赤い葉がちらほら目立つようになってきました(^_^)
キシメジ、アイシメジ、シモフリシメジの見分け方。
いずれもキシメジ科のキノコなので似ていますが、色合いの違いで容易に判別できます。
キシメジ(注)
傘も柄も全体的に濃いレモン色。傘の裏全体がレモン色をしているのがアイシメジとの明確な判別点。
地元では昔から食べられているキノコですが、海外で似た種類のキノコに中毒例があるらしく、今では保健所では毒キノコ扱いしている要注意キノコです。
★酷似するシモコシは柄がやや白っぽくて太いが判別は困難。シモコシには苦みはなありません。
★成長した個体は上記ハエトリシメジとも似ています。
アイシメジ
キシメジとシモフリシメジの中間の色合いなのでアイシメジと呼ばれます。
傘の表面は中央部が黒っぽく、周辺部はレモン色。
傘裏のヒダは白く、周辺部は環状にレモン色(写真2枚目黄色矢印)。
個体数はキシメジやシモフリシメジに比べて少ない。
シモフリシメジ
傘は濃い灰色をしていますが、周辺部に向かうにつれて色が薄れ淡いレモン色を帯びます。
傘裏、柄ともぱっと見は白ですが、よく見ると淡いレモン色を帯びています。
同じ場所に固まって生えることが多い。傘も柄ももろく壊れやすい。
三種の中で群を抜いて美味く、マツタケよりも珍重する地域もあります。
コメント
皆さんのプログを拝見してると
今年はキノコの当たり年の様ですね
沢山の収穫で料理長として
腕の見せどころでしょう、
まだ松ちゃんが口に入りません
昔に黒いシメジの帯を分からず
踏みつけて怒られた事を思い出しました
素人はこんな者です。
渓流終わると寂しい感じしますね。
こんばんは。
きのこ、絶好調ですね。
ちゃんと識別出来て、口に入れられる人は三文いや三両の得ですね。
おはようございます。
クリタケ出ていますか、明日あたり出掛けてみようと思っています、今年はイグチ系が出ないので、さみしいですね、チャナメツムタケもいつも漬けるのですが今年はどうでしょう。
寒くなってズクが出なくなりました、冬眠にはまだ早いし・・・
おはようございます。
キノコを覚えるには今年の様な当たり年が最適だったかもしれません。
先日の釣行で鈴の音がどうも響かないと感じていましたら
錆が出ていました。錆を取るか、新しい熊鈴購入かと!
釣りお爺さん、こんばんは。
> 皆さんのプログを拝見してると
> 今年はキノコの当たり年の様ですね
全体的には豊作でしょうね。
ただ、いつもたくさん採れるハナイグチがほとんど採れず、種類によってばらつきがあったようです。
> 沢山の収穫で料理長として
> 腕の見せどころでしょう、
いろんなキノコ料理を作りまして、写真も撮りためてあるのでしばらくはキノコ料理シリーズとなりそうです(笑)
よろしかったら、お付き合い下さい。
> まだ松ちゃんが口に入りません
> 昔に黒いシメジの帯を分からず
> 踏みつけて怒られた事を思い出しました
> 素人はこんな者です。
こちらでは、マツタケは少し前に大量発生して安値で売られてましたが、潮が引くように量が減り、また値段が上がりました(>_<)
キノコは慣れていないと目に付かないこと多いですねー。
Nori1022さん、こんばんは。
> 渓流終わると寂しい感じしますね。
ホントに寂しいですねー。
Noriさんは、身近なところで海のターゲットが狙えるので、うらやましいです。
渓流シーズンは落ち着いてフライタイイングもできず、いつもカツカツの戦力で戦っていたので、今年こそは来シーズンに向けてしっかり毛鉤を量産しようかなー(^_^)
マンボウさん、こんばんは。
> きのこ、絶好調ですね。
> ちゃんと識別出来て、口に入れられる人は三文いや三両の得ですね。
全体としては豊作だと思いますが、特定の種類(ハナイグチなど)あまり出なかったものもありますね。
こちらではキノコの最盛期は過ぎ、山も静かになったので、あとは限られた種類を求めてのんびり山歩きを楽しみます。
三両くらい得してますかね(笑)一両って今のお金に換算するといくらくらいだろう?と思って調べてみたら、なんと13万円とか!
三両というと40万円くらい! いやいや、そんなに得はしてないかなー(笑)
でも、きのこ狩りのおかげで、気分は爽快だし、体調も良好だし、おいしい料理も食べられるし、そのくらい得してるのかも?
ハックル70さん、こんばんは。
> クリタケ出ていますか、明日あたり出掛けてみようと思っています、今年はイグチ系が出ないので、さみしいですね、チャナメツムタケもいつも漬けるのですが今年はどうでしょう。
クリタケは場所によっては、大きくなりすぎて腐っているものもありました。イグチ、本当に少ないんですよねー。こんな年は珍しいです。
チャナメツムタケは、今週末に毎年採る場所に行ってみるつもりです。あれもナメコみたいで、美味しいですね。
> 寒くなってズクが出なくなりました、冬眠にはまだ早いし・・・
いやー、急に寒くなりましたね。朝晩は暖房が必要になりそうです。
冬眠はまだまだ早いですよぉー。
明日も天気は良さそうです。お気を付けてお出かけ下さい(^_^)
テクニカルゲームさん、こんばんは。
> キノコを覚えるには今年の様な当たり年が最適だったかもしれません。
そうかもしれませんねー。いろんな種類はでていました。
全体としては豊作だと思いますが、特定の種類(ハナイグチなど)はあまり出ないものがありましたが。
> 先日の釣行で鈴の音がどうも響かないと感じていましたら
> 錆が出ていました。錆を取るか、新しい熊鈴購入かと!
熊鈴って製品によって甲高い音の物もあれば低い音の物もあって、本当に効果が確かめられてるなら、どちらの周波数が効果あるかわかっていても良さそうなものだけど(笑)
私が使っているのは、高い音のもので音の響きも良く、必要の無いときは音が止められるのが気に入っています(記事本文下のアマゾンリンク参照)。
この鈴のおかげで、渓流釣りやキノコ狩りで一度も熊に出会っていない、と信じたいです(^_^)