この料理だけは誰に出しても自信がある、というのが二つだけあります。一つは以前紹介したイワシのつみれ汁。そしてもう一つがこのエビチリです。
エビチリって中華料理の中では麻婆豆腐と並んで、日本人にもなじみのある中華料理ですよね。と書いて、待てよ、エビチリは日本でつくられた料理だとか聞いたことがあるような・・・
調べてみると、日本の中華料理の父とも呼ばれる、陳建民さんが、日本人向けに開発したメニューだそうです。 陳建民さんとは、かつてのフジテレビの人気番組「料理の鉄人」で、中華の鉄人として活躍した陳建一さんのお父さん。四川料理に「乾焼蝦仁」(カンシャオシャーレン)という料理があり、それを日本人向けに辛みをおさえ、独自に改良を加えて今のエビチリになったそうです。
ということで、陳さんのお店で出しているものが本家本元の味ということになりますが、食べたことないので、本来の味は知りません(^_^;) 一度食べてみたいですね。
ということで、私流のエビチリを紹介します。
本格エビチリ(4人分)
・エビ…400g
・塩…小さじ1/4
・酒…小さじ1と1/2
・卵白…1/2個
・片栗粉…大さじ1と1/2
・しょうが…15g
・ニンニク…1片
・豆板醤…小さじ1
・長ネギ…1/2本
・サラダ油…大さじ2
・ごま油…小さじ1
・片栗粉…大さじ1と1/2(最後のとろみ付け用)
合わせ調味料
・水…200cc
・中華だしの素…小さじ1と1/3
・ケチャップ…大さじ3
・酒…大さじ1
・砂糖…小さじ2
・塩…小さじ1/3
・酢…小さじ1
・醤油…小さじ1
材料が多くてビビったかもしれませんが、大丈夫です。海老と豆板醤の他は、普通に家庭にあるようなものばかりだし、作り方は簡単ですからね(^_^)
↑今回の海老は冷凍のブラックタイガーを使います。前日に冷凍庫から冷蔵庫に移して解凍しておきます。
解凍したら、殻を剥き尻尾をとって(尻尾付きのままにした方が見た目は本格的ですが)背中に切れ目を入れて、背わたを取り除きます。写真の細長い黒いのが背わたです。海老の内臓です。
↑背わたを取った海老は、塩少々をまぶして揉んで水洗いしてペーパータオルで水気を拭き取ります。背わたを取って塩で洗うこの工程をちゃんとやらないと生臭くなっちゃうので、最重要です。
塩小さじ1/4、酒小さじ1と1/2で下味を付け、卵白1/2個と 片栗粉大さじ1と1/2を絡めておきます。
↑長ネギ1/2本、しょうが15g、ニンニク1片をみじん切りにします。
水200cc、中華出しの素小さじ1と1/3、ケチャップ大さじ3、酒大さじ1、砂糖小さじ2、塩小さじ1/3、酢小さじ1、醤油小さじ1を混ぜて、合わせ調味料を作ります。
↑200ccの油を120℃くらいに熱し、海老を油通しします。数十秒で海老が鮮やかな赤色になったら取り出します。
油通しは沸騰した湯に大さじ2の油を入れて30秒くらい茹でても同じ効果が得られるとか。今度試してみよう(^_^)
↑油の温度を計るにはこんな温度計があると便利ですね(楽天市場で見る・アマゾンで見る)
ここまで下ごしらえをしたら、後は簡単です。
今回はここまでやって、後は実家へ行って仕上げです。
エビチリは熱々を食べたいので、みんな揃ってからフライパンに火を付けて下さい。ここから先は5分で完成しちゃいますから(^_^)
↑フライパンを熱します。ここからは強火で一気に仕上げます。サラダ油大さじ2を入れ、みじん切りのしょうが、ニンニク、豆板醤を入れて炒めます。
香りが出るくらいまで炒めたら、海老を入れて軽く炒め、上記合わせ調味料を投入。
↑煮立ってきたら長ネギ1/2本分のみじん切りを加え、サッと煮込みます。私は長ネギ1本分入れちゃいます。ネギたっぷりの方がうまいです(^_^) この香りがたまりませんね〜!
火を一旦弱め、片栗粉大さじ1と1/2を同量の水で溶いたものを少しずつ加えます。とろみがついてきたら、再び強火にしてぐつぐつと数十秒、粉っぽさを飛ばし、最後にごま油小さじ1を加えてかき混ぜたら完成!
↑うまそうでしょー。実際うまいんですよ、これ。熱々を食べましょう!
とにかく、この分量を守って手順通りに作ってみて下さい。そんじょそこらの中華屋さんには負けない絶対の自信があります(^_^)
辛みはこのくらいがピリ辛でちょうど良いと思いますが、辛いのが好きな方は豆板醤の量を増やせば良いし、減らせばお子さん向きにもできます。
よく総菜で売ってるエビチリってあるでしょ。小さい海老にフリッター状の厚い衣を付けて甘酸っぱいトマトソースで和えたようなヤツ。あれ全然美味しいと思わないんですよね。あんなのがお店で出てきてがっかり、という経験が何回もあるので、私は基本エビチリはお店で注文しません(笑)
この冬はこれまで暖かくて雪も全くなかったのですが、今日は今シーズン初の本格的な雪となりました。湿った雪で道はシャーベット状になってぐちゃぐちゃ。明日の朝の気温は低そうなので、これが凍ったらオソロシイことになりそう(>_<)
こんな寒い日には、熱々のピリ辛料理も良いのでは。
コメント
あー、この時間には目の毒だー(笑)
今度作ってみます。
七流釣師さんへ
こんばんは。
お腹の空いてくる時間帯でしたね(^_^)
調味料はいろいろ使いますが、作り方は簡単で失敗する要素もないので、これは皆さんに真似してもらいたい料理です。
ぜひ、一度お試しを。
ああ!旨そう!
このエビチリをレンゲで掬って炊きたてのご飯と一緒に口頬張れば…
残業中の身には想像するだけで気絶しそうです。笑
タキビさんへ
こんばんは。
残業おつかれさまでした(^_^)
白飯との相性は抜群ですね。腹ぺこの時にがっつり食べたくなります。
エビチリって味はもちろん、見た目とその匂いも実にうまそうなんですよねー。
これは旨いでしょうねぇ。
熱々ご飯の上に、溢れるほど乗せてハフハフ言いながら食べたい。^^
kuniさんへ
こんばんは。
これは誰に食べてもらっても間違いのない味だと思います(^_^)
熱々ご飯にのっけてエビチリ丼、いいですねー。
夏ならビールを飲みながらってのもGOOD!
私め麻婆豆腐とエビチリは自信あります。
コレ見たら作りたくなりました(笑)
Nori1022さんへ
こんばんは。
おぉー、そうでしたか。ライバル出現!(笑)
Noriさんが作るエビチリもきっとうまいでしょうねー。
食べてみたいです(^_^)
相変わらずコック長の料理は美味しそうですね
手を加えれば美味しく成る事が分かって居ても
基本が無い凡人は真似出来ません
17~18日に木曽・飯田え旅行しましたがお土産店で
ザザムシの佃煮を探しましたが時期が早いので
まだ売ってないと定員に言われました。
釣りお爺さんへ
こんばんは。
これは材料(調味料)が多く見えるので難しそうですが、作るのはいたって簡単ですよ。皆さんに試してもらいたい料理ですよ。
ざざ虫、お土産屋さんにまだ置いてなかったですか。一度食べてみれば、そう何度も食べるようなものでもないかも知れませんが(^_^;)
おはようございます。
よく降りましたね、これ、エビチリって言いうんですか?
中華料理の時はこれが好きで真っ先手を出しますね、いつもごちそうさまです!
ハックル70さんへ
こんばんは。
今シーズン初の本格的な雪でしたね。こちらではかなり湿った重い雪だったので、雪かきが大変でした(>_<) 正式には『海老のチリソース』という名前だと思いますが、通称『エビチリ』です。 麻婆豆腐と並んで好きな人が多い中華料理ですよね。私も大好きです!
おはようございます。
お店によっては芝海老を使っているところもありますね。
美味しそうです。
やはり熱々が一番、中華料理は火を制すでしょうか。
テクニカルゲームさんへ
こんばんは。
同じエビチリと名乗っていても、お店によって当たり外れが激しい料理ですね。そして、外れの方が圧倒的に多かったりして(笑)
そうですねー、中華料理は下ごしらえが終わっていれば、あとは強火で短時間で仕上がりますね。できたてを食べたいですね(^_^)
おはようございます。
美味しそうな仕上がりですね。
エビチリと言うのは本当に店毎に仕上がりが異なる料理の代表格ですね。
確かに冷凍むき海老を厚揚げ着ぶくれさせて、和えただけのも有ります。
あれはエビチリで無くて、小エビ天の甘酢あんかけですね。
マンボウさんへ
こんばんは。
おっしゃる通り、お店によって全然別物になりますね。着ぶくれエビチリ風が出てくると、残念な気持ちになっちゃいます。
確かに『小エビ天の甘酢あんかけ』という名前になってれば、私も納得できるような気がします(笑)
おはようござーます!
まだ、体内にノロが居座ってるのでしょうか。
食が細くなったまま戻りません。お酒を飲むとピーピーです。
いやぁ↑のマンボウさんもおっしゃってますがエビチリって
店毎全然違いますよね。おいしい店のほうが少ないと思います。
チェーン店の奴は100%ダメ。それでもわが家の女子どもは大好きみたいです。
雪!北信より多いみたいですね!足元に気を付けて!!
↑ すみません 僕です >人<
やっこおはぎさんへ
こんばんは。
まだ完全復調していないんですね。しばらくお酒は自粛した方がいいかもしれませんよ(笑) ともかく、お大事に。
そうなんですよ。本当に美味いエビチリを出すお店って少ないんですよねー。
そちらはそれほど雪がありませんか。天気予報では明日も雪マークのようです。お互い慣れているとは言え、雪道には気をつけましょう(^_^)