いよいよ2月ですね。まだまだ寒さと雪に関しては油断ができませんが、節分を過ぎるともう少しの我慢といった雰囲気になってきます。
天竜川水系の解禁日はだあと2週間あまり。
解禁早々釣りに行けるかどうかは別にして、なんだかワクワクソワソワしてくるのです・・・
このところ料理ブログになってましたが(笑)、久しぶりに釣りブログらしい記事を(^_^)
解禁初期はドライフライよりも活躍するであろうニンフを巻きます。ニンフと言えば私が絶大の信頼をよせているヘアーズイヤーニンフ。メイフライ(カゲロウ)の幼虫を模しているフライですね。
今回はストーンフライ(カワゲラ)の幼虫を模したフライを巻きます。
【ストーンフライ・ニンフ】
◎フック:TMC5263 #12
◎スレッド:ユニスレッド8/0(ダークブラウン)
◎ウエイト:レッドワイヤー#5
◎ボディー:ヘアーズイヤープラスダビン(チョコレートブラウン)
◎リブ:フレックスボディーレース(ブラウン)
◎ウイングケース:ターキークイル
◎ソラックス:ヘアーズイヤープラスダビン(チョコレートブラウン)
◎テイル:グースバイオット
◎ハックル:パートリッジ・ブラウンフェザー
↑スレッドで粗めに下巻き。
カワゲラの平たい体を表現するために、1cmくらいにカットしたレッドワイヤーを、フックの両サイドに巻き止めます。これ、なかなか難しいな(^_^;)
↑テイルとして使うグースバイオット。ガチョウの羽ですね。固くて独特の素材です。水に浸してからボディーに巻いて虫の体節を表現したりもできます。
↑2本を切り出し、60度くらいの角度に開いてテイルに取り付けます。余分はカット。
上から見るとこんな感じ。
↑リブとして使うフレックスボディーレースを取り付けます。かなり伸縮性があるので、ひっぱり加減で細くしたり太くしたりできます。これでボディーそのものを巻くと、透明感があってプリプリした仕上がりになります。
↑ボディーを巻きます。ボディーの2/3を目安に。
リブのフレックスボディーレースを、引っぱりながら等間隔に5回ほど巻きます。
↑ウイングケース用のターキークイルを切り出します。七面鳥の次列風切羽。
裏面を上に向けて、先端側を取り付けて余分はカットしてスレッドで整えます。
↑3段あるウイングケースの1段目を作るために、ダビングして巻きます。
ターキークイルを折り返してスレッドで巻き止めます。2段目も同様に作ります。
↑3段目をわずかに巻いてから、パートリッジ・ブラウンフェザーを裏面が上になるように取り付けます。
パートリッジを2回巻いてファイバーを下向きに指でなでつけて、スレッドで固定します。余分はカット。ターキークイルをもう一度折り返して巻き止め、余分をカットしてスレッドでヘッドを成形してウィップフィニッシュ。ちょっと窮屈になっちゃったな(^_^;)
↑完成! ちょっとテイルが長過ぎかな? バランスを変えて何本か巻いてみました。ウェイトを普通に巻き込んで、リブもゴールドワイヤーにした仕様も巻いたり。
ボディーの色は、レディッシュブラウンあたりの方が良いのかも。
このフライ、つんつんしたテイルのグースバイオットが特徴的。カワゲラの尻尾をデフォルメした感じ。
春先に使うというよりは、夏場の源流で大淵の底に潜む大イワナに威力ありそうな予感。夏に上流部でコイツの抜け殻をよく見かけたんだよね。
解禁間近なんだから、もっと春物のフライを巻いた方がいいんじゃないの(笑)
久々にフライを巻くと、否が応でも釣り人の血が騒ぎ出しますね(^o^)/
コメント
シャンク両サイドに巻き止めるレッドワイヤーですが、アクセサリー作成用などと銘打った挟む面がフラットのヤットコで、軽くワイヤーを圧縮してシャンク接点をフラットにしてやると格段に楽にできますよ。
kuniさんへ
こんばんは。
レッドワイヤーがするする滑って、ちょっとイラっとしちゃいましたよ(笑)
なるほど、確かに鉛はやわらかいから、ちょっと押さえつければいいんですね。これは素晴らしい!
いつもいろいろ教えていただき、ありがとうございます(^_^)
グースバイオットで巻くパラシュートが好きです。
いかにもなボディになりますよね。
Nori1022さんへ
こんばんは。
私はストリップド・ピーコックで巻くことが多いですが、グースバイオットは丈夫でいいですね(^_^)
クイルボディーはほんとに虫の体節そっくりに仕上がりますよね。お気に入りのパターンです。
こんばんは
毛鉤を見ていると疼きますね。
フライり毛針は広範囲で自分には言葉すら頭に入りませんが毛鉤を眺めるのはやはり好きですね。
わくわくします。
幻の渓流師さんへ
こんばんは。
フライは本当に多種多様なものが考案されていて、私はほんの少しかじっている程度ですが、楽しいです(^_^)
毛鉤は眺めているだけで、想像が広がるんですよねー。あともう少しで解禁ですが、まだまだ寒いので早く春になってほしいです。
こんばんは。
いますね、こんなの。
当地では、解禁当初は圧倒的にキンパクがもてはやされるんですが、
自分には高くて手が出ません。
マンボウさんへ
こんばんは。
解禁当初はイクラかブドウ虫というイメージがありましたが、そちらでは解禁からキンパクですか。
キンパク、木曽のコンビニで売っているのをよく見ますが、ほんとに高いですね(°0°)
川で捕ればタダですが、虫の少ない川もあるので、なかなか難しいですねー。
おはようございます。
釣師を止めて料理師になられたかと思っていました、時期が来ると血が騒ぎますね、フライタイイングはいろいろ種類があって難しそうです。
まさに羽化寸前の川虫、ニンフも面白そうですね。
ハックル70さんへ
こんばんは。
料理人にはなってましたが、釣り人は辞めてませんよ(笑)
いよいよ解禁間近になりましたが、私は雰囲気重視の釣り人なので、桜の時期が待ち遠しいです。震えながらの釣りはイヤです(>_<) ドライの釣りが通用しない時はニンフが活躍してくれます。私はニンフの釣り、苦手なんですけども(^_^;)
こんにちわ。
良い感じですよ。
渓魚の主食はカワゲラやカゲロウ。
我々の米と同じかと。
3月の解禁は笹川本流合流点堰堤近辺で餌を漁りが毎年でした。
厳寒期ですけど あっという間 ものの10分で一日分を確保。
ここの川虫の多さにはいつも驚かされます。
フライネタ期待してます。
テクニカルゲームさんへ
こんばんは。
確かに魚たちの主食、川虫が最強の餌でしょうね。
あの合流点、確かにたくさん川虫がいそうですねー。そんなに虫がいるとは、天竜川に負けてないかも(笑)
シーズン中はフライネタ多くなる見込みです。よろしくお付き合い下さいませ(^_^)
こんにちは。
餌専門の私はドライならまだしもウェットで釣り上げるのには感心してしまいます。餌でも見に来てUターンする魚がいるぐらいですからね。
私の行く渓では、解禁から陸生昆虫が出るまでずっとツツトビケラでお腹がパンパンですね。殆どが巣ですから栄養になるのかといつも心配になります。
七流釣師さんへ
こんばんは。
私もニンフの釣りはあんまり得意じゃないので、早くドライで釣れる暖かい季節にならないかなー、と思っています。
川によっては餌が少ないのか、季節が進んでも腹の中がツツトビケラでいっぱいってことありますよね。
私も同感です。あれ、ほとんど小石みたいな感じで、お腹の足しにはなりそうもないですよねー(>_<)
解禁も近く成ってきましたね
初期はまだまだ渓流釣りの雰囲気が
今一です、やはりフライ釣り・テンカラ
同様に桜の下でキャストするのが一番です
タイイングしてテンションを上げ解禁を待ちましょう
我慢出来ずお先に出掛けてます(笑)
釣りお爺さんへ
こんばんは。
そうですねー。ぽかぽか陽気の中で釣りたいです。私は寒いの苦手なので、震えながらの釣りは、、、と言いながら都合さえつけば昨年みたいに糸が凍る中で釣ったりしちゃうんですが(笑)
早々の解禁祭り、おつかれさまでした(^_^)