インスタグラムで交流している方が、圧力鍋で鯛のアラ煮を作ってそれをそのまま鯛めしにしたら、頭も全部丸ごと食べられたと載せていました。鯛の頭も食べられちゃうの!?
それはすごいなー!!
『ゼロ活力鍋』という圧力鍋を使ったとのこと。あ、これってうちにあるヤツだ。
4、5年前に玄米を食べていた時期があって、それを炊くために使っていました。玄米はやはり圧力鍋で炊かないと固いんですよねー。今は五分づきの米に雑穀を混ぜて炊いてるので、この鍋を使わなくなっていたのです。
もちろん圧力鍋は他にいろいろに使えるはずだけど、重くてなんだかメンドクサイから使ってませんでした。
よし、久々に活躍してもらうぞ、ゼロ活力鍋・・・“ゼロ活力鍋”というのは商品名です(^_^)
購入時についていた取扱説明書には結構なボリュームのレシピ集がついているんです。
今回はそのレシピに従って作ってみます。
真鯛の骨まで食べられるアラ煮
・真鯛のアラ…300g
・ゴボウ…小1本
・酒…大さじ1
・醤油…大さじ3
・砂糖…大さじ2
・水…500cc
↑ゼロ活力鍋ってこんなヤツね。アサヒ軽金属という会社で作っていて、確かにしっかりした作りで耐久性もありますが、結構な値段しました。
基本的に新品は直販しかしていないみたいですね(ゼロ活力鍋直販サイト)。記事下のアマゾンリンクに載ってるような圧力鍋でも良い気もします(^_^;)
蒸気の吹き出し口にちょっとかわいらしい形をした赤いオモリを載せて、これがシュポシュポ蒸気機関車みたいな音を立てて「仕事してるぞー」ってアピールしているようでおもしろい。
真鯛のアラは、こんなのがスーパーでパック詰めされていて、100円。お買い得!
↑頭はそのままでも良いですが、ちょっとデカイので頭とカマを切り離しました。出刃包丁を使って鱗を落とします。鱗はホントはさばく前に落とした方がいいんだけどなー。小さくなってるとやりにくいです。スーパーさんがちゃんと落としておいてくれればいいのに。まぁ、100円じゃ仕方ないか(笑)頭の上の方の細かい鱗が取りにくければ、熱湯をかけて洗えば簡単にとれます。
ゴボウは、包丁の刃で軽くこするようにして皮をむき(タワシで洗うだけでもOK)、5cmくらいに切ります。太い部分は縦に半分に切ります。
↑圧力鍋に水500cc、日本酒大さじ1、醤油大さじ3、砂糖大さじ2を入れ沸騰させます。
一旦火を止めて、アラとゴボウを入れます。
↑フタをしっかりと締めて、オモリを乗せて強火で加熱します。
だんだん鍋の内圧が高くなってくると、黄色丸印の内圧ピンが上がってきます。
オモリが揺れて、シュポシュポと音がし始めたら弱火にして35分加熱します。
35分経ったら火を止めてそのまま冷まします。内圧ピンが下がるまでフタを開けてはいけません。危険です。
↑内圧ピンが下がったら、オモリを傾けて蒸気を抜いてフタを開けます。
↑おぉー、うまそう!
フタを開けたまま弱火で少し煮詰めたら完成。
ほんとに骨まで柔らかくなっていて、箸で頭を持ち上げようとしたらバラバラに崩れそうです。ヘラを使って取り出しましょう。
こりゃほんとにすごい!中骨はもちろん、鯛の頭やアゴの分厚い骨も箸でつまむと簡単に小さくなってサクサク食べられるじゃないの。骨を噛むと砂糖の塊のようにすぐ崩れて不思議な食感。
頬の身は締まっていてうま味が凝縮されているし、カマの肉は脂がのっているし、目の周りのゼラチン質はとろけるうまさ。
これ、鯛の一番うまい部分が集まってる感じ(^_^) うますぎる!!
ただし、今回一つだけレシピ通りに作って気に入らない点が・・・
ゴボウが柔らかすぎるんですよ。
きんぴらゴボウの時にも書いたけど、ゴボウってシャキシャキした歯応えが命。なんだこのカレーに入れたニンジンのような柔らかさは。残念過ぎる(T_T)
ゴボウは別に煮るなり、鯛が煮えてから投入して圧力蓋なしのまま少し煮るとかした方が良いと思う・・・
まぁ、鯛のアラ煮自体は納得のいく出来で満足、満足(^_^)
↑レシピ集見てたら、この鍋で他にもいろいろ作ってみたくなってきた。圧力鍋って時短で光熱費も節約できるのも魅力らしい。それと、圧力鍋は使い方をしっかり守らないと危険なので、説明書を良く読んでから使いましょう。
豚の角煮もかなりうまそう(^_^)
★後日追記:
豚の角煮もうまくできました。詳細はこちら。
コメント
圧力釜は重宝しております。
ブリ大根とかも同じように出来ますよ。
Nori1022さん、こんばんは。
圧力ってすごいですね。今回実感しました(^_^)
ブリ大根の場合は、大根もとろとろに柔らかくなって欲しいからちょうど良さそうですね。今までは圧力なしで煮ていましたが、今度試してみます。
うまくできそうな予感(^o^)
こんばんは。
若夫婦の当番で、我家も昨夜は鯛の兜煮でした。
ホントにアラ煮は美味しいですね。
3歳の孫は鯛の目玉をチュルチュルが大好です。
もっとも常圧でのアラ煮なので、骨は食べれません。
自分のレパートリィでは、渓魚の甘露煮の時は圧力鍋は使い、頭から丸カジリします。
が、あの固いタイの頭が食べれるまでの力が圧力鍋に有るとは知りませんでした。
マンボウさん、こんばんは。
目の周りのゼラチン質、うまいですよねー。小さい子は、美味しいものに正直ですね(^o^)
鯛の頭はやってみてほんとにビックリでした。箸でつつくとボロボロと崩れるくらいの柔らかさでした。言葉通り、残すところ無く全部食べられました(^_^)
おはようございます。
圧力なべはちょっと恐怖心があってなかなか使うことは少ないですが、イワナなど骨さら食べられますので時々やりますが、形を維持して皿に盛りつけ出来ない欠点はあります。
鯛のアラ煮ならその点は良いですね、調理人に話しておきます。
ハックルさん、こんばんは。
確かに注意して使わないと圧力鍋は危険ですからね。
圧力かけるとやっぱり身は崩れるので見た目重視の料理には向かないですね。
鯛やブリのように大きな魚のアラ煮には向いていそうです。
あまり機会はないですが、信州ならではの鯉のうま煮も良いかもしれません(^_^)
こんにちわ。
今の調理器具って凄いですよね 良く出来ています。
ネット通販番組を見ていますと皆欲しくなってしまいます。
圧力鍋、普及し始めた頃 上蓋が吹っ飛び
怪我人が続出したみたいですけど
我が家のそれもパッキンの劣化でそろそろ危ないかも?です。
テクニカルゲームさん、こんばんは。
通販番組は危険ですね(笑)
調理器具以外でも便利そうな物がたくさんあって、欲しくなっちゃいますねー。
圧力鍋は使い方やパッキンの交換など、気をつけないと危ないですね。
私もしばらくぶりに使ったので、もう一度点検してみます(^_^)
こんにちは。
あの真鯛の硬い骨でも食べられるようになるとは驚きです。
私はチビチビと小骨を取り除きながらお酒を飲むのが好きなんですが、我が家では私以外の全員が魚より肉派なので不評なんです。
圧力鍋は手間もかかりませんから、今度作ってみます。
七流釣り師さん、こんばんは。
私もビックリしましたが、あの固い鯛の頭が箸で崩れるほどになり、サクサクとした食感で食べられます。
鯛の身をつつきながら日本酒をチビチビ、それもいいですよね。
ご家族は肉派ですかー(^_^;)
私が次回挑戦しようと思っている「豚の角煮」も圧力鍋でうまくできるようですよ。
ゼロ活力鍋ってのがあるんだ・・・へぇ~
なんて思いながら読み進めて写真見たら、ウチの台所にあるのと同じだし。(笑)
圧力鍋をフル活用したら、かなり料理のレパートリー増えそうですよね。
アラ煮、間違いなく旨いでしょう。
以前、確かウチの嫁さんがサバの味噌煮を作った時に、缶詰のサバのように骨が解れて旨かったような記憶が微かにあります。
kuniさん、おはようございます。
ハハハ、これ持ってましたか(笑)
私はしばらく眠らせていて久しぶりに使ってみたら、どうしてもっと活用しなかったんだろうと思いました(^_^;)
本文にも書きましたが、説明書のレシピ集がかなり充実していて、いろんな料理が楽しめそうなんですよねー。
固い真鯛の骨が(頭まで)、ほんとに缶詰のようにやわらかくなってビックリしました(°0°)
我が家でも圧力鍋はよく使用しますが時間短縮とあっという間に柔らかく味が染み込みます。
アラ煮は美味しいですね!!!
ちょっと甘めが自分は好きです。
豚足の骨は肉がとろけてもまだ固いです。(笑)
幻の渓流師さん、こんばんは。
圧力ってすごいですね。ほんとに短時間でやわらかくなります。
これでアラ煮を作ると捨てるところがないのが良いです。私もアラ煮は甘めが好きですね。
出た、豚足(笑) さすがの圧力鍋でも豚の骨までは無理でしたか(>_<)