山の方をぷらぷらと散歩しながら写真を撮っていたら、ニホンザルがたくさんいました。
釣りに行った時には林道でよく見かけるけど、この日はちょうどカメラを手にしていたのでちょっと撮影したりして。
かわいい子猿たちも駆け回っていました。
私の存在に気付いて、猿たちは左手にある森の方へと逃げていきました。
最後に風格のある大きい猿が、他の猿たちとは違ってゆったりと歩いてきます。ボス猿なのかな。
だんだんこっちに近づいて来たんで、ちょっとビビリました(^_^;)
もちろんこっちには気付いてるけど、敢えてこちらを見ずに何ごともなかったかのように横を素通りするつもりらしい。
すると、突然、左側の森にいた中ボス?がキーキーと歯を剥き出しにして、木の枝をゆすり始めました。
おー、コワっ。
いやいや、別にボス猿と対決しようってわけじゃないよー、中ボスさん(^_^;)
今にも飛びかかってきそうだったので(実際には威嚇だけだと思うけど)、そのまま後ずさりして、ゆっくりとした動作でその場を離れました。
あー、怖かったー。ボス猿に近づいちゃいけないんだねー。
思い出してみると、他にも何回か野生動物に接近遭遇したことあるな。
川ではよく足下から魚が走っていくけど、それは除外するとして(笑)
野生動物たちとの接近遭遇
第5位 カモシカ(接近距離5m)
カモシカも林道を歩いているとよく出会います。この写真は2月頃の渓流で。
昨年5月頃にコシアブラを採りながら山の斜面を歩いていたら、すぐ横の藪でガサッと音がしたので熊かとビクッとしたら、カモシカさんでした。
こちらに気付いてもしばらくじっとこっちを凝視するんですよねー、カモシカって。
その後しばらく木の芽を食べながら、私と平行に山を登り、ゆっくりと離れて行きました。
第4位 ハクセキレイ(接近距離2m)
冬に天竜川でざざ虫捕りをやっていると、ハクセキレイがおこぼれをもらいにやってきます。
野鳥はものすごく警戒心が強くて、カモなんかは100mくらい離れていても岸をちょっと歩くと、バタバタっと羽ばたいて逃げていきます。
ハクセキレイもこちらから近づこうとするともちろん逃げるけど、じっとしているとかなり近くまで寄ってきます。何日も川に通っていたら、2mくらいのところで餌を食べるまでになりました。
セグロセキレイもやってきますが、ハクセキレイの方が人懐っこい。
写真1枚目がハクセキレイ、2枚目(2羽いる方)がセグロセキレイ。
冬は比較的区別がつきやすきけど、ハクセキレイは夏羽になるともっと黒っぽくなって区別がつきにくくなります。
ぱっと見、すぐに見分けるには頬(目の下)が白いか黒いか。目の下が白ければハクセキレイ。
第3位 オコジョ(接近距離50cm)
この時の事は以前に書きましたが(詳しくはこちら)、木曽川水系へ釣りに行った時に足下から走る黒くてデカイ魚が!
スイスイと泳いで向こう側の岸に上がった!? 魚じゃなくてオコジョでした(笑)
オコジョを見たのは初めてだったし、泳ぎがうまいということもこの時初めて知りました。
なかなかかわいいヤツ。
第2位 トンビ(接近距離0cm)
愛知県の海へ行った時のこと。岩場で遊び半分にちょい投げで釣りをしていました。
お昼になったので、コンビニで買ったサンドイッチを食べることにしました。
一つ食べ終え、もう一つを取り出し一口食べて左手に持ったまま、右手に見える船の方に首をちょっとひねった瞬間!
左の耳から頬にかけて何かやわらかいものが、バフっと当たりました!
なんだ!??
首を左に戻すと、手に持っていたサンドイッチがなくなっていました。そして、トンビ(鳶)が身を翻して上空へと羽ばたいていくのが見えました。足にサンドイッチをつかんだまま!
コワーッ!! ちょっとでもあいつの足下が狂ったり、私が左手を動かしちゃったら血みどろになってるとこだったよー(^_^;)
遙か上空から獲物を見つけ、音もなく舞い降りて、獲物を仕留める。
猛禽類の恐るべき狩猟能力を実感しました。
第1位 イタチ(接近距離−3mm)
(Photo:ウィキペディアより、著作権者:Alpsdakeさん)
小学4、5年生の頃だったと思う。母親方の爺ちゃん婆ちゃんの家へ泊まりに行った時のこと。
爺ちゃんちは、すぐ裏が山でした。
古い家だったので、玄関と縁の下がつながっていてよくネズミが出るので、ねずみ取りを仕掛けたりしていました。
夕方暗くなった頃、何か外に用事があって玄関の明かりを付けると、そこに茶色っぽい動物がキョロキョロしていたのです。イタチだ!
見た目がかわいいので、とっさに捕まえようと思っちゃいました(^_^;)
サイズからしてもまだ子どもだったんでしょう。逃げ回ることもなく、あっさりと素手で捕まえました。
やったー!イタチつかまえたー!
なんて喜んだのもつかの間、イタチが私の左の人差し指をガブリっ。
いたーっ(>_<)
ぱっと手を離したけど、歯が指にがっちり刺さっていて、イタチが指にぶら下がるような格好に。イタタタタっ、しらばく手を振るとようやくイタチが外れました。
ひえー、流血(>_<)
ともかく、手を洗って消毒液をかけて、傷絆創膏。大事には至りませんでしたが・・・
怖い目にあったり、痛い目にあったりしても野生動物好きなんですが、今後も出会い頭に熊とバッタリなんてことだけはないように祈るばかり(笑)
★2017.12.12追記:
全く人を恐れないモズに出会いました。こちらもかなりの接近遭遇です。詳しくはこちら。
コメント
釣行すると良く動物に合いますね
相手も心掛けて居て人を見分ける
能力が有る様です、私もサルの群れに
知らない内に入り込み無視して通り過ぎて
やれやれの経験が有ります
ボスらしきサルは最後まで視線を感じました。
自然の中では人間も一動物にすぎなく
自然に溶け込まないといけないですね
釣りお爺さんへ
渓流釣りではよく動物に会いますね。
大概は向こうの方が先に気付いて離れていきますが、至近距離で遭遇なんてこともたまにあります。カメラを撮りだしてる間に逃げちゃいますが(^_^;)
おっしゃる通り、自然の中では人間の肩書きは通用しませんから、生き物としての力が試されますね。
オコジョだけ見たこと無い(笑)
セキレイがオヤジの船に卵産みました。
Noriさんへ。
私もオコジョを見たのはこの一回限りです。
川を魚のようにスイスイ泳ぎ、とてもかわいいヤツでした。
セキレイの巣、縁起物だとそのままにしているやさしい漁師さん。これからもきっと安全に漁が続けられるでしょう(^_^)
いっぱいいろいろと居ますね。
とんびは危なかったですね人の手に有る物も狙うのですか?恐いですね。
見かけるのはサル、猪、鹿、とんびぐらいですね。
オコジョは記憶が有りません^^;
幻の渓流師さんへ。
海辺にはよく人がやってくるので、もしかしたら海辺のとんびは人の持っている物を盗るのに慣れているのかもしれません。
海辺で何かを食べる時はご注意下さい。上空に(笑)
こちらではニホンジカやニホンリスなんかも見かけます。オコジョは今のところこの一回限りです。
釣りをしていますといろんな動物に遭遇しますよね。
大町市の鹿島川で車に戻ろうとしますと
『シャーシャー』と鳴き声が。
カモシカでした。自分のテリトリーを荒らされた時にはっする威嚇の鳴き声みたいですね。思いきり睨まれてしまいましたよ。
テクニカルゲームさんへ。
カモシカ、そんな声出して威嚇するんですか。
縄張り意識も強いんでしょうか。
あ、そう言われて思い出したけど、ずっと前にカモシカが猿を追い回して崖をドドドドっとすごい勢いで走っていたのを見たことがあります。
やさしそうな動物だと思っていたけど、気をつけた方がいいですね(^_^;)
こんにちは。
動物との遭遇、良いですよね~、ワクワクします。特に猛禽類は・・・
ジンクスとしてオオタカを見た日は好い釣りをする!と勝手に思ってます。(笑)。
怖いのは、クマ>イノシシ>スズメバチ、地面に放置された間伐(の枝)の中に有ったオオスズメバチの巣を踏み抜いた時は死を覚悟しました。←野生動物みたいに相手は逃げないから、ヤツラ、半端じゃねェぞ~(爆)
自営業FFさんへ。
私も動物や鳥が好きなので、見かけると嬉しいのですが、トンビの急接近にはビビリました。オオタカですかー。確かに縁起良さそう(^_^)
中学生の頃、実家にあったブドウを採っている時に、裏側にとまっていたスズメバチを刺激してしまい、刺されて腕がパンパンに腫れた苦い経験があります。
2回目刺されるとアナフィラキシーショックになる人もいるらしいので、ホントに恐いです。
私の場合、スズメバチ>クマ>人間 です(笑)
こんばんは。
野生動物もよく観察すると可愛いものですね、オコジョだけは見たことが無いですが、イタチは実家の川の崖に良くいました、よく似た獣でテンと言うのをご存じですか、ババの嫁入り道具にきれいなテンの毛皮があります、当時、男はマントにタヌキの毛皮の襟巻、女性は着物にテンの襟巻、猟師のババの実家では奮発したのです(笑)
ハックルさんへ。
最近害獣扱いされているニホンジカも見た目はかわいいし、ニホンリスも見かけるとうれしくなります。オコジョは木曽の黒川で会った一回限りです。
テンとタヌキの襟巻きですか。へぇー、今でも昔でもそれは高級品ですね。
今でも使われることはあるんでしょうか。あれを首に巻いたらとても温かそうですね(^_^)
こんばんは。
山釣りに行くと色々な動物に遇いますね。
それも楽しみの一つですが、今年は未だ一度も遇いません。
MP3プレイヤーを流し続けているせいでしょうか。
熊は怖いけど、他の動物たちに遇わないのも淋しいです。
マンボウさんへ。
山にはほんとにいろんな動物がいますね。
MP3からの音楽で動物に遭いませんか。水の中の魚には届かないと思いますが、陸上の動物の耳にはすぐ届くということですね。
熊避けとしてはかなり効果がありそうですね。
一時期若者だけに聞こえるモスキート音とかいうのが話題になりましたが、熊だけに聞こえる撃退音があればいいのに(笑)