このところ天気の良い日が続いています。
6月1日、このところさぼっている釣具のメンテナンスでもしようと思っていました。朝起きてブロ友さんのブログを見たり、前回釣行のままになっていたロッドやリール、ウェーダーなんかをチェックし、フライボックスを開いたり・・・
日が高くなって来て、なんだかソワソワしだし、やっぱり釣りに行こう!
行くとなったら、今日はちょっとやりたいことがあるから準備して、なんてやってるうちに出発時間はかなり遅くなっちゃった(>_<)
今日は車止めまでは道路状況が良い場所なので、プリウスで出動。
鼻歌交じりで快適なドライブの途中、
「あっ! ランディングネット忘れた!」と思い出しました。
他のものを用意してあとはランディングネットだけだと、玄関先に出したまでは良かったけど、車に積み忘れた。
あーあ、まぁ仕方ない、ネットが無くても釣りができない訳じゃないからそのまま直進。
↑出発が遅いのに、結構遠くまでやってきましたよ。
4月2日、まだ雪が残る頃に行ったきりの檜の森です。
先日の中央アルプスの川では途中において行かざるを得なかったけど、今日は大丈夫。しかもここは傾斜が緩いので降りて押すこともなくスイスイ上れます。
↑入渓点に到着。いくら山の中でも一応鍵はかけないとね。ダイヤルロックキー(楽天で見る・アマゾンで見る)が良いですね。使わない時はサドルの下に巻き付けておけるので便利。ロック後のナンバーは験を担いでラッキー7に合わせておこう(笑)
斜面を下って川へと降ります。
↑こんなところからスタート。
今まで釣ったことのある区間のさらに上です。
午前10時40分、気温24℃、水温12.5℃。良さそうな雰囲気。
タックルはAXISCO AXGF763-6(楽天市場で見る)+リールSage1830。
ラインはDT-3F、リーダー7.5ft6Xにティペット6Xを60cm+ティペット7Xを60cm継ぎ足し。いつもより長めのシステムにします。
ここはとにかく透明度が高くて、しかも大きいポイントが多いので。
↑アダムスパラシュート#14で最初のイワナ。
↑ここでは少し沈んで流れたエルクヘアカディス#14の近くでギラッと光る魚体が見えたのでアワセました。こちらも小さめのアマゴ。
TALEXイーズグリーンはホントに水中がよく見える。
↑何度か流しても反応がなく、フライをぐっと小さくしてグリフィスナット#18にしたらきました。
ランディングネットがないと、魚がかかったらどこへランディングさせるかを確認してからキャスティングを始めないと。一尾バラしました。やっぱりネット必要だな。
気付くともうお昼です。
今日は重要なミッションが。
↑さっき釣ったポイントの横が広々としているので、ここでお昼にしよう。
きょうも例のMUKAストーブを使います。
↑まずはペットボトルに紅茶のティーバッグを入れておきます。
そして、クッカーに詰めてきた今日の食材。
↑今日はタケノコご飯を炊いてみるつもりです!
ガソリンストーブは火が強すぎてご飯を炊くのには向かないと言われているので、実際に自分で試しておこうと思って。タケノコの味噌汁も作ります。
これを準備するのに朝時間がかかって、ランディングネットを積み忘れたのです(笑)
ビニール袋に、洗った米1合を入れ、それに顆粒の昆布だしを適量振りかけ、さらに醤油大さじ1、日本酒大さじ1を入れて良く混ぜ合わせます。
さらにニンジン、シイタケ、ベーコン、水煮にしておいたタケノコをカットして入れて来ました。
これをクッカー(鍋)に入れて、川の水を米の上2〜3cmくらいまで入れます。
よく、水の量は「人差し指の第一関節まで」なんて言いますね。およそそんな感じです。
↑バーナーの足をしっかり固定するために平らな石を並べた上におきます。
一旦鍋を乗せて、水平具合を微調整。
↑あとは着火して蓋をした鍋を乗せ沸騰するまで待ちます。
ちょっと何か食べられるものでも生えていないかと、付近を捜索していたら、「カラン」と蓋が落ちる音が!?
あ、ヤバイ吹きこぼれそう。
自動で蓋が取れたので、吹きこぼれなかったけど、やっぱりちょっと火力が強いかな。
↑慌てて弱火にします。この弱火がガソリンストーブは苦手とされています。
ここで、一つ失敗に気付きました。
太陽の光の下では炎が全く見えないのです。
強火の時は問題ないですが、極弱火は火が付いているのか弱めすぎて消えちゃったのか判断できません。
ちょっと日が陰った時に確認しながら極弱火に。
バーナーは日影で使わなきゃダメだ・・・反省その1。
↑小さい方の鍋に味噌汁の具材(タケノコ、シイタケ)と水を入れて、上に乗っけました。
このクッカーはアルミ製なので、熱の伝導率は抜群です。こうやって乗せれば蓋の重しになって米もうまく炊けそうだし、味噌汁も少しは煮えるんじゃないの?
しばらくして、上のクッカーの取っ手部分を触ってみると「熱っ」。かなり上の鍋にも熱が伝わっている。これは我ながら良いアイディアじゃないの。
このクッカーの取っ手は結構熱くなるから、軍手持って来た方がいいな・・・反省その2。
まぁ、今日はタオルで包んで持つことにしました。
後は炊け具合の判断のみ。
よく、棒を鍋の蓋に当てて耳の当てて中の音を聞く、なんて言いますがこの場所は水の音が大きすぎてムリ。
時々、こっそり蓋を開けて様子をチラ見する方針でいきます(笑)
最後にもうちょい、と思ってからしばらく火にかけていると、少し焦げたような匂いがしてきました。
よし!このくらいでいいだろう。火から下ろします。
↑おー、なんか良い感じ! すぐに蓋をして蒸らします。
代わりに重し代わりに上に乗せていた味噌汁(小さい鍋)を火にかけます。
タケノコは水煮にしたものなので、沸騰したら味噌を溶かしてひと煮立ちしたら完成!
↑5分ほど蒸らしてから、ふんわりとかき混ぜます。味噌汁と、水出し紅茶を添えて。
ご飯は芯もなく、底にうっすらと焦げができている程度で最高の仕上がり。
米の焦げる匂いで炊き具合を判断するのは良いかも。
うまいなー。やっぱり炊きたてのご飯はうまい!
ご飯の炊きあがりまで16分+蒸らし5分。うちの炊飯器より早く炊けるじゃないか。
ご飯と味噌汁がこれだけ簡単にうまくできれば、渓流泊でも安心だ。
あとは、何か天然食材でも入れておかず一品とアルコールがあれば、文句なし(^_^)
予行演習は成功でした。
午後1時、気温25℃、水温14℃。
米1合の炊きこみご飯は結構満腹になるなぁ、のんびり休憩。
もし下から人が上ってきたら先に行ってもらっても良い。のんびり釣ろう。
↑もし「よく釣れる川を教えて」と聞かれたら候補はいくつもあるけど、「きれいな川の写真を撮りたいんだけど」と聞かれたら、迷わずこの川の名前を挙げるでしょう。
↑右岸を上って、林を抜けて滝の上に。思ったより歩きやすくて良かった。
↑再度川に降ります。
虫が乱舞する季節になり、目にもメマトイ(小型のハエ?)がまとわりついてうっとうしい。
私はパーフェクトポーション(楽天で見る・アマゾンで見る)というのを使ってます。
虫除けだけだったらもっと強力なヤツもあると思うんですが、この製品はなんとも香りが良いのです。125mlで700円ほどとちょっと高めですが、これを防止のツバに吹き付けると、気持ち良く釣りができるのでお気に入りです。
成分はハーブなので、直接顔に吹き付けても大丈夫です。
「虫除け効果が弱い」という人もいますが、私は香りの良さ+そこそこの効果で十分です。
↑良いポイントの連続で、なかなか前に進めません。それがこの川の特徴です。
今日は大きいのは出てきてくれませんが(^_^;)
↑これが今日の一番かな。25cmほど。リリース後、体力回復のためかじっとしていたので水中撮影。
↑とにかくネットがないと、ランディングが大変。
このポイントは仕方なく、前へ出て左側の浅場へ。
↑ポイントを荒らしちゃったからもう釣れないかな、と思ったら。
前の方の岸壁際で。
写真左手前がさっきのイワナをランディングした場所。
↑大淵出現。
奥の一番深いところは水深5mくらいありそう。表層に小さめな魚が何尾か見えたので、ロングキャストしてみますが、反応なし。
1尾だけ中層に尺上サイズが泳いでいるのが見えました。
ツールスタンドを作るのに良さそうな流木ゲット。
とにかく数は写真を撮りきれないほど釣れて、楽しかったです。
大きいのが出たら写真撮ろうと思っていたけど、そのまま終了(T_T)
今日は『MUKAストーブでご飯を炊く』という重要ミッションが果たせたし、楽しめたのでこの辺で帰ります。
次に来るときは例のルアーパックロッドもザックに入れてきて、大淵の底をスプーンで狙ってみたい。なんかワクワクするぞ(^o^)/
コメント
ゆっくり出掛けて、更にこんな手の込んだランチまで・・・いやはや素晴らしい。
焼きしめ鯖と巻き寿司を買って、お手軽に済ませちゃったヤツに爪の垢でも送ってやってください。(笑)
ホントに綺麗で「絵になる」川ですね。
写真だけでも、かなり癒されます。^^
kuniさん、こんばんは。
いやいや、本気の釣りならお昼はちゃちゃっと買ってきたもので済ませた方が釣りに専念できますからね。焼〆サバは実にうまそうでした(^_^)
私は大して魚釣れないので、こんなことやってますが(笑)
この川は、傾斜も緩やかでホントにきれいなんです。ただし、そういう川の魚はかなり手強いんですよね。
こんな飯を渓流で炊くとはめっちゃいいですね!
ちなみに一番忘れて嫌なのは偏光グラス。
ウェーダーを忘れていってジーパンで遡行したことアリ(笑)
Nori1022さん、こんばんは。
お気に入りのガソリンストーブでもご飯がうまく炊けることがわかって、もはや無敵です(笑)他の釣り人から見ると、力を注ぐベクトルがおかしいと言われそうですが。
確かに偏光グラスを忘れるときつい。特にドライは全然見えない。
ジーパン遡行、夏ならなんとかなるかもだけど、塗れたまま夕方林道を歩いている絵が目に浮かぶ(^_^;)
こんばんは。
良い感じで、ご飯が炊けてますよ。
釣の方も綺麗な魚が釣れて2重に楽しめました。
釣と、飯盒炊飯ならぬコッフェル炊飯を楽しめて良かったですね。
マンボウさん、こんばんは。
弱火が苦手なガソリンストーブでの炊飯は心配でしたが、思ったよりうまくいきました。
渓流泊の時には釣ったイワナも食材にして楽しみたいと思います。
そのためにはもうちょっと大きいヤツを何尾か釣らないと(笑)
川選びも悩みますねー。
好ポイントが続く良い沢ですね。
アタリが出る沢での沢飯はいちだんと美味しいですね。
炊き込みご飯も良いですね。まだやったことないから今度炊いてみようと思います。
澄んだ沢は見ているだけで心地いいですね。
幻の渓流師さん、こんばんは。
この川はホントに最高のポイントが連続するので、前に進むのにすごく時間がかかるんですよ。
その割りに、ポイントの見た目ほど大きいのはなかなか出てきてくれないんですけどね(笑) ともかく気分爽快な川です。
炊きこみご飯、洗った米に材料切って調味料も全部一緒にビニール袋に入れて行けば、お手軽でお勧めです。
おはようございます。
本当に写真に撮りたいようなきれいな川ですね、アタリもあって沢飯を作って、食べて、こんな釣りが一番なんですが、一般的には魚籠の重さにこだわる釣り人がほとんどで、そこまで出来る釣り人は少ないですね尊敬します。
ハックルさん、こんばんは。
ここは、ザックに三脚と一眼レフカメラを入れて、登っていく人がいてもおかしくないくらいきれいな川です。
渓流は他の釣り人とバッティングすることも多いので、あんまりギスギスせずにのんびりやることにしています。私ももっと大物を釣りたいとは思ってますが、腕が伴わないので別の楽しみ方をしているってとこもあります(笑)
おはようございます。
絵になる景色での食事、最高の贅沢ですね。
例のポーション、ブヨにも効果ありますか?
メマトイはまだマシですが、これからはブヨが増えてきますよね。
私は虫除けネットのついた帽子を被ってますが、暑いのが欠点です。
七流釣師さん、こんばんは。
確かに、ある意味最高の贅沢かもしれません。都会暮らしのお金持ちでもこれはなかなか味わえないと思います(^_^)
ブヨは厄介ですね。
これを使っていてブヨに刺されたことはないので効果はあると思いますが、効果重視ならもっと強力な虫除けの方がいいかも?
私はあの刺激的な臭いが苦手なので、使いませんが。
ガソリンストーブでご飯を炊くときはプリムスのトースターがあると火から鍋を離し擬似弱火を作れるので便利です。
ソーセージを焼いたりスルメを炙ったり・・・
酒飲みには悪魔の道具です(爆)
いわなたろうさん、こんばんは。
プリムスのトースター、早速見てみましたよ(^_^)
これは、とても魅力的な製品ですねー。いろんなものを焼きたくなります。
野外で食パンなんて焼かないから『トースター』をいうネーミングを変えた方が、もっと売れると思うのに(笑)