以前にジムニー(JB23W-1型)のドアポケットのゴムを取り外す記事を書いた時に、ドアトリム(内張り)をはずしました。
ドアノブのリンクロッドを外さずにドアトリムは外せます。
誰かの役に立つかもしれないから、前回の記事では詳しく書かなかったドアノブ部分についてもわかりやすく書いてみます。
今回は特に内張りをはがす必要もないけど、簡単だからもう一度やってみます(^_^)
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運転席側で説明します。
先に黄色矢印の三角形のカバーを外します。
黄色丸印の4箇所のビス、およびリベットを外す必要があります。
青矢印のドアロックのノブは外す必要はありませんが、押し込んでロック状態にしておいてた方がやりやすいと思います。
ジムニー(JB23)内張り(ドアトリム)のはがし方
マイナスドライバーでもできないことはないですが、こういうトリムはがし(楽天で見る・アマゾンで見る・ヤフーで見る)を使えばトリムクリップを壊したりせずにスムーズに作業できます。
ドアの取っ手の上下に樹脂製のキャップがあるので、マイナスドライバーか内張りはがしの先端を差し込んでひねると簡単に取れます。
三角形のカバーのこの辺りに内張りはがしを差し込み、テコを使って外します。
黄色丸印2箇所のクリップで留まっています。
取れたキャップはこんな感じ。
奥にあるビスをプラスドライバーでゆるめて外します。上下のビスを外すと取っ手がはずれます。
ドアヒンジ近くにあるプッシュリベット。
真ん中をプラスドライバーの先で押すと外れます。前回外すときに劣化してボロボロになっていたので、新品に取り替えました。これはホームセンターに売ってました。
ドアノブはリンクロッドから外さずに取り出せる。
そして懸案のドアノブ。
ビスを一つ緩めると外れるんですが、写真2枚目の黄色丸印のところでリンクロッド(太めの針金のようなやつと樹脂パーツを介して接続されているんです。
これを皆さん先に取り外そうとしているようです(クリックして拡大してみて下さい)。
とりあえず、ここはそのままにしておいて、内張りのクリップを外します。
下記写真を見てもらえばわかる通り、ドアの横から下にかけて7つのクリップで留まっています。まず右下に内張りはがしを差し込んでクリップを一つ外します。
一つはずれたら、手を入れられるので下の方を外していきます。
一気にバンッと引っぱるとクリップを破損するかもしれないので、ジワッと力を入れる感じで。
横の方も手が入りにくかったら内張りはがしを差し込んで、テコの力を使って外します。
7つのクリップが外れたら、赤線囲みの部分が上からかぶせられている構造になっているので、青矢印のドアロックノブの引っかかりに注意しながら、内張り全体を上に持ち上げます。
内張りがはずれても、まだドアノブもリンクロッドをつながった状態なので、変な方向に力を加えないで下さい。
以前に、この「上に持ち上げる」ってのを知らずに、力任せに手前にひっぱちゃって、赤囲み部分を破損したことがあるんです(T_T)
車をいじる場合は構造を理解してから力を加えないといけませんね。
ここでやっとドアノブです(笑)
内張りを持ち上げたまま、ドアノブを少しひねるように角度を変えるとするりと向こう側へ抜くことができるんです。
無理な方向へ力を加えなければ、リンクロッドが曲がったりすることもありません。
スルリと(^_^)
これで内張りは外れますが、まだパワーウインドウのコネクタがつながっています。
写真1枚目は内張りを上からのぞき込んだ状態です。コネクタの下側、黄色矢印のところの突起を押さえて抜き取ります。
突起は写真2枚目は外した状態ですが、赤矢印のところですね。これで引っかかっているので、これを押して外します。
こんな感じでドア側にドアノブが残った状態です。
写真2枚目の黄色丸印が、リンクロッドとドアノブを接続している樹脂パーツですね。
これの付け外しが大変で、破損したりすることもあるとか。
このやり方ならここを外さないので、簡単です。
前回はこのドアポケットに装着されていた伸びちゃったゴムをすっきり取り外すために内張りを外しました。そういうことでもなければ、内張り自体をはがすこともあんまりないと思うけど。
元に戻すときは、はがす工程の逆でOK。まず、パワーウインドウのコネクターを接続。
内張りを持ち上げて、取り外した時と同じ要領でドアノブをこちら側に通します。
ドアロックノブの位置に注意しながら、赤囲み部分を上から掛けるように取り付けます。
ピッタリの位置に収まったら、内張りの上から押さえて7つのクリップをはめていきます。
あとは三角形のカバーを取り付ければ完了なんですが、カバーの下の突起(黄色丸印)を赤矢印部分に差し込んでからクリップをはめ込んで下さい。
前回私はこの突起を無視してはめ込もうとして、突起を破損しかけました。とりあえず接着材で補修してありますが。
まぁ、破損してもそれほど問題ない部分ではあるけど。
これで元通り。
写真撮りながら、取り外しと組み立てをやっても20分くらいで終了しました。
新車状態から何年も全く外してない状態だと、クリップを外すのに苦労するかもしれません。
一度外すと少しアタリがつくのか、次からは簡単です。
リアゲートの内張りはもっと簡単です。
リアサイドトリム(後ろ横の内張り)を外す場合はまずリアシートを外す必要がありますが、時間をとってゆっくりやれば大丈夫です。
この記事が誰かの役に立つとうれしいです(^_^)
コメント
ジムニーがあれば河原入れるのにと思いながら遠くから歩いて本流アマゴめぐりする私め。
Nori1022さん、こんばんは。
ジムニーは釣りに行く時は最強ですよ。
確かにどこでも入っていけるし(進入禁止のとこは除く)、それにどこにでも邪魔にならないように停められるってのも重要です。
ランクルみたいにでっかいやつは、走破性が高くでも細い山道じゃちょっと無理があるんですよね(^_^;)
ボクも独身の時はジムニー欲しかったなぁ。^^
ぜひリコプテラさん、ク○ーガー買って同様に色々とリポート書いて頂けたら・・・なんて。(笑)
kuniさん、こんばんは。
山道を走るには最高の車ですね。街乗りするには乗り心地も悪いし、軽なのに燃費それほど良くないし、おすすめできないんですけどね。
えーと、こればっかりはkuniさんのリクエストでもお応えできそうにありません(笑)
しばらくは車購入予定はありませんです(^_^;)
こんばんは。
車の整備って、後から分ること多いんですよね。
言われる通りで、構造を理解してない、最初からは分らないからです。
凄くわかり易いので、「みんカラ」にアップすると喜ばれるかも。
マンボウさん、こんばんは。
そうですねー、私は何度も失敗しています。
一度失敗するとよくわかるってこともあるんですが、これからはなるべくパーツ破損しないように、下調べをしたいと思います。
「みんカラ」は登録だけしてあって放置状態なんですが、検討してみます(^_^)
おはようございます。
ジムニーはこう言う事をしたくなる不思議な魅力のある車ですね、自分で手をかけて乗り回す、私も2台目のをもう少し長く持っていれば良かったと後になって思いました。
ハックルさん、こんばんは。
ジムニーはよく「1/1スケールのプラモデルだ」なんて言われますが、正にその通りでいろいろ自分でいじってみたくなりますね。
20年くらいフルモデルチェンジをしていないというところも、最近の車よりシンプルでいじりやすく、部品供給も安心だということもありますね。
私にとっては実用性もありますが、飽きることのないオモチャです(笑)
新型ジムニーの静かさに対抗心を燃やしデッドニングに挑戦しました。
おかげさまで無事終了できました。
ありがとうございました。
ホナパパさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
JB23をお持ちで新型(JB64)にも試乗されたんでしょうか。
私も試乗してみましたが、車体剛性が上がっていて確かに乗り心地や静粛性も向上していましたね。
デッドニングおつかれさまでした。このところ暑いので大変だったでしょう。
少しでもお役に立てればうれしいです(^_^)