今日も暑そうだなぁ。涼めそうな川へ行かなくちゃ。
一ヶ月前にも行った中央アルプスの川です。今日もビールを持って行くけど、前回と同じじゃつまらないから今日は『ヱビス』にしてみよう。いや、銘柄はどうでもいいんだよ(笑)
当初は早朝出発しようと思っていたけど例によって前の晩にフライを巻いたり食材準備したりしていたので、あまり早く起きられず6時過ぎにジムニーで出発。
それでも、私としては早い方なんだけどね。
ジムニーで車止めまでやってくると、先客が2台。
少なくとも2人は先に川へ向かったことになるな。ここから歩いて川に出た場合、上流へ行くか下流に行くかに分かれます。下流側の方もかなり良いんで、おそらく1番目の人は上へ、2番目の人は一番乗りの人は上に行く考え下へ向かったと思われる。
まぁ、流域が広いからその二組の邪魔をしないように入るのはむずかしくない。
林道を歩きます。ここは途中にガレ場があったりするので、自転車じゃなく歩きの方が無難。
キノコが生えてました。
変色したドクベニタケのように見えます。なんであれ、毒ですねこれは。
途中にはソバナが咲いていました。釣り鐘みたいで涼しげな青紫色。
この白い花は名前を知りません。
山菜やキノコみたいに食べられるものはそこそこ知ってますが、山に咲く花の名前についてはあんまり知識がないんですよね。
今度本でも買って勉強してみようかな。そうすると山歩きがさらに楽しくなるかも。
この時期に見かける小さい花がたくさん集まってフワフワしてるやつ、シモツケというらしい。
ホタルブクロもよく見かけますね。
川に出てから林道をかなり上りました。この辺りから釣ってみます。
タックルはAXISCO AXGF763-6(楽天で見る・アマゾンで見る)+リールSage1830。
ラインはDT-3F、リーダー9ft6Xにさらにティペット6Xを60cm継ぎ足し。
今日は大きめのフライも投げるので、いつもよりティペットをワンランク太めにしてみました。
いつも7X使ってると、6Xってかなり太くて信頼感ありますね。どんな大物がきても平気そう(笑)
釣り開始9時15分、気温22℃、水温10℃。
水温低めなので一応アダムスパラシュート#14から結んでみます。
昨晩、夏用にテイルもハックルも厚めにしてシルエット大きくしました。いつもはエアロドライウイングも半分に裂いてウイングポストにしてますが、裂かずにいつもの倍量でつくりました。
浮力抜群でよく見えます。
30分くらい釣り上りますが全く反応ありません。
うーん、なんだか渋い状況だぞ、これは。今日はかなり暑くなるはずだけど、標高高いとこまで来すぎた?
ウェットウェーディングだともうちょっと暑くてもいいね。
いつもよりシルエット大きくしたから反応ないわけではないような気がする。小さい魚がパシャッと出るとか、フライに向かってくる魚が見えるとか、何かあっても良さそうだけど全く反応ない。試しにマーカーニンフを投げてみる?
なんて考え出した途端、
それからもポツポツ反応はありますが、活性は高くありません。
マシュマロ&ディアヘアカディス#12をドロッパーにして、リードにGRヘアーズイヤーニンフ#14を結びます。
すると、水面のディアヘアに浮上してディアヘアをつつくのが見えました。
ドロッパーシステムをやめて、エルクヘアカディス#14にしてみます。
これもエルクヘアカディスで。
今日のために巻いた、夏用のピーコックパラシュートなんかも試しますが、やはり反応ないですねー。今日はエルクが一番いいかな。
ここではフライが落ち込みの肩にかかろうという時に、赤矢印の方向から良型が現れゆっくりフライに出ました!
アワセは効いたのですが、左下の深みに潜られました。
前に出てなんとか引っぱり出しましたが、イワナが動き出して一瞬どこを泳いでいるのか見失ってロッドを立てすぎ、イワナが水面で頭を二三振りしたらあえなくフックアウト。
あちゃー、残念。
でも、安心して下さい。尺はありませんでしたので(笑)
それからも小さいやつを釣ったりしているうちにお昼近くなったので、休憩。
空が雲に覆われている時間は暑くなく、ときおり青空が覗くと陽射しがジリジリと肌を焼きます。
まずはビールを冷やします。金色のヱビス、恵比寿さまが鯛持っているイラストが縁起いいでしょ、釣り人にとって(笑)
そして、薪を集めます。そうです、今日はネイチャーストーブ(エンバーリットストーブ)も使うのです。日帰り釣行でそうな悠長なことしてていいの? まぁ、いいんです。
河原なら薪集めは簡単。このくらいならものの2、3分で集まります。
ある程度太さごとに選別。一番右に写っているのは、枯れた松葉と松ぼっくりです。
続いて、何かキノコでも生えてやしないかと、辺りの林をちょっと散策。
キノコはなかったけど、山椒の実発見。これは良い!
ちょっとだけ使わせてもらいます。
本日もお楽しみのランチです。
クッカーの中には、ナス1本、ズッキーニ1/3本、オクラ2本、大葉1枚、生姜一片、ベーコンなどが入っています。
先日紹介したナルゲンの広口ボトル。今日は30mlのものにヤシノミ洗剤とサラダ油、125mlのものにめんつゆを入れてきました。やっぱり全然漏れません。これは良いです。
隣のミニサイズの醤油はボトル不足でそのまま持って来ましたが、ほんとは30mlのボトルに入れ替えたい。
オクラは薄く小口切りに、大葉は千切り、生姜は100鈞のミニおろしですりおろします。
今日はエンバーリットストーブとガソリンのMUKAストーブの組み合わせ。なんとも頼もしいコンビ。MUKAストーブの風防も試しに使ってみます。風はないけど。
エンバーリットストーブを1分で組み立て、松葉と松ぼっくりを一つ入れます。
松葉も松ぼっくりは油分を含んでいるので焚き付けに最高です。着火用のティッシュも必要ないです。このままライターで火を付けられます。
ゆで卵をつくる。
簡単に着火。始めのうちは上部から細い枝を入れてある程度燃えたら、フロントの焚き口から太めの枝も入れて火を安定させます。
クッカーをネイチャーストーブで使う場合は、外側にエコ洗剤を薄く塗っておくと、煤落としが簡単になります。
詳細はこちをご覧下さい。
野外でゆで卵を作ってみようといつものエッグホルダーに生卵を入れて持って来ました。
このケースに入れると生卵は割れないんですが、沸騰したお湯に卵を入れようとスプーンに乗せて運んでいる途中に卵が落下(T_T) 割れちゃった〜。
とにかくそのまま茹でちゃおうとすかさずお湯に投入しましたが、白身が流れ出してきて卵もプカプカ浮かんで来るので、スプーンで押さえているところ(苦笑)
割れちゃった卵、ちょっと長めに9〜10分くらい茹でました。とりあえず川に浸けておきます。
山椒の実入り夏野菜炒めをつくる。
ナスとズッキーニは縦に八つ切りに。ベーコンはハーフ4枚の真空パックをそのまま持って来ました。
MUKAストーブに点火して、フライパン(大鍋のフタ兼用)にサラダ油大さじ2を入れ、ベーコンと山椒の実を炒めます。
茄子を入れて火を通します。
この時にフライパンを少し持ち上げてあんまり強火にならないようにするのが重要です。強すぎると焦げ付きます。
ところで、この風防フライパンの柄が当たって邪魔だな。外しちゃおう、別に風吹いてないし。
ズッキーニを投入。
火が通るまで炒めたら、最後に少し醤油を回しかけて炒めたら完成!
とりあえず種火くらいになったエンバーリットストーブの上に乗せておきます。
そうめんを茹でる。
鍋なら風防使えるのかと思ったけど、やっぱり持ち手が伸ばせないな。使えないぞ、この風防。背の高いポットで取っ手が上についてるものなら使えるのか。
ともかく、あとは素麺茹でるだけ。早く食べたいよー。
茹で上がった素麺を川の水で洗います。
さっきまで曇ってたのに青空になって急に素麺日和に(笑)
早くたべたいよー。
ランチが完成!
とにかくビール飲んじゃおう!夏野菜炒めをアテに。
割れたゆで卵は白身が結構流れ出ちゃったけど意外とまともに茹で上がりました。もうちょっと半熟の方が好きだけど。川で割るというミスさえなければ、ゆで卵は普通にできることがわかりました。塩をちょっと振りかけるだけでうまいなー、野外で食べると。
夏野菜炒めは、茄子にもズッキーニにも山椒の実の辛みが効いて抜群にうまいです。
実をかじるとかなり痺れますが、ビールを飲むなら2、3粒かじってもイイ感じ。
素麺は川で洗ったらもう一度水を張った鍋に移して食べようと思ったけど(こんな感じね)、ザルを川に浸けてそのまま食べることに。この方が断然いい!
皆さんがやるときは、川の水質には注意して下さいね。
他の皿も、川に石を並べてテーブルセッティング。涼しげ〜(^_^)
いやー、いい。これはいい。
もちろん、おろしショウガと大葉は欠かせませんが、めんつゆにオクラをたっぷり入れて食べる素麺はうまい!
満腹満腹。
ゆっくり1時間半くらいかけて飲んで食べて休憩して、今日も釣りのことを忘れそうなパターンだな、これは。
片付けてもう一度釣ります。
ここは手前側を一通り流して反応ないので、白泡の向こう側へ投げてみます。
強い流れにラインを引っぱられるので、フライを浮かべられるのはほんの一瞬です。
おっ、でました。
さらに少し釣り上りあがって、ポツポツ。
時間はまだ3時だけど、なんだか急に寒くなってきました。
気温は15℃。あれれ、なんでこんなに気温下がってるの?朝よりだいぶ低いけど。
今日はだいぶ歩いたし、帰りもかなり歩かなきゃだから早めに帰ろう。
結局ばらしたヤツが一番大きかったな(苦笑)
あ、そうそう、ランディングしたイワナを写真撮影しようと浅瀬に移動したら、サンショウウオがうろちょろしてまいした。
サンショウウオって詳しく知らないけど、調べてみたらヒダサンショウウオという種類でした。
体に金箔をちりばめたような模様があります。ちょっとかわいいヤツです。
林道の下り、道端でバタバタバタと羽ばたき音が。
音を頼りに近づくと、蝉がひっくり返ってバタバタやってました。
捕まえてみるとヒグラシのようです。
蝉ってひっくり帰ると自力で起き上がれないの?
勢いよく羽ばたいて手から飛んで行きました。
今日も充実した一日に感謝です。
ちょっと歩きすぎて足の付け根が筋肉痛になりそうだけどね。
コメント
こんばんは。
いいですね、ヒダサンショウウオにも出会えて。
自分は自然の生きているヒダサンショウウオには会った事が有りません。
尺岩魚の胃袋に収まっていた消化しかけのには何度かお目にかかりましたが。
花崗岩質の岩の割に川底の砂が少なくて非常に良い川ですね。
マンボウさん、こんばんは。
最初、オタマジャクシが泳いでいるのかと思ったら、足が生えてました(笑)
私も初めて手に取って見ました。
イワナにとってはサンショウウオは良い餌なんでしょうね。食べ応えありそうだし。
この川はもう少し水温上がった方が調子良さそうです。
相変わらず良いランチタイムをお過ごしで。^^
ボクは夏休み期間に突入すると、仕事が忙しくて到底遠くの川まで行く余裕はなくなります。
沢の釣りは9月になってからかなぁ。
それまではリコプテラさんの記事で癒されることにしよう。(笑)
kuniさん、こんばんは。
相変わらず、釣りよりランチに力入れてます(笑)
お仕事忙しい時期なんですねー。でも近場の釣りなら楽しめるってことですかね。
私のブログが癒やしになるなら、うれしい限りです。
今後も涼しげな渓流の記事をお届けします(^_^)
もう渓流で作るレベル超えてきてますね。
Nori1022さん、こんばんは。
釣りよりも食べることに集中してたりして。
もっとマジメに釣りなさい、と真面目な釣り人に怒られそうです(笑)
今後も“渓流めし”を楽しみたいと思います。
もちろん、魚もバンバン釣るつもりですけど(^_^)
おはようございます。
いつもながら美味しそうなランチ、この時期ならではの楽しみ方ですね。
山の花は良いですね、花の名前は一時一生懸命覚えましたが忘れてしまいますね。ヒダサンショウウオと言うんですか貴重な動物なんでしょうね。
ハックルさん、こんばんは。
冷たいそうめんは、暑い時期ならではですね。
山を歩いていると小さいきれいな花がたくさん咲いていて、もう少し名前がわかればもっと楽しいのにといつも思います。
ヒダサンショウオだというのは、今回調べて初めてわかりました。私は手に取って良く見たのは初めてですが、珍しいのかどうかはわかりません(^_^;)
これはまた豪華なランチですね。
こんな料理、私も渓流で食べてみたいです(^_^)
山椒は、最近よく見かける気がします。あのクセのある香りが嫌いな方もいるので、人に出すときにはあまり使いませんが、私は結構好きです。
akiさん、こんばんは。
今回も釣りよりもライチがメインになってしまいました(笑)
私は山椒大好きなんですが、結構個性が強いので好き嫌いは分かれるでしょうね。
だいぶ前に、山間の道の駅で食べた『アマゴの山椒醤油焼き』がとてつもなく美味かったのを今でも覚えています。
こんにちわ。
本当の贅沢ってこれなんでしょうね。
朝コンビニでおにぎりどれにしようか?なんて迷う自分が情けない。
涼し気な料理もこの川にはピッタリ
釣れた岩魚もピンシャン、サンショウウオ唐揚げにしますといけますよ。
山椒の味はしませんが!!
テクニカルゲームさん、こんばんは。
林道を歩いて辿り着いた渓流で食べるとうまいんですよねー。
そういう意味ではお金では買えない贅沢かもしれません。
私も時間がない時はコンビニおにぎり買いますよ。それはそれで悪くないと思います(^_^)
サンショウウオ食べたことあるんですか!? うーん、いろんなもの食べてる私もちょっとためらうかも(笑)
水温の低い川は日差しが強くて暑い時のほうがいい気がしますね。
一人で釣りをする日はなかなか時間を掛けて昼ごはんを食べなくなっちゃった。
昔はよくパスタを茹でたりしたのに。
いわなたろうさん、こんばんは。
そうですねー、この日は思ったより気温上がらず、イワナの活性はイマイチなまま終わっちゃいました。
そうめんを食べるのにももう少し暑い方がいいですね(笑)
私は今年ストーブとクッカーを買ったので、喜んで使っているところです(^_^)