ちょっと小物釣りを楽しみに。
午後少し時間が空いたのでどうしようかなと。
これからフライロッドを振りに行く気にはなれず、暑いので昼間からビールでも飲んじゃう?(笑) いやいや何か揚げ物でも用意して夜飲むことにしよう。
揚げ物の具材はと、冷蔵庫を除くと適当なものが見つからず、どうしようか。
そうだ! 7月にウグイを釣りに行ったあの砂防ダム湖でアブラハヤを釣ってきてから揚げにしたらどうだろうか。この前はウグイをターゲットにしてたけど、鉤に乗らない小さなやつが餌をつついて来てたんだ。あれはきっとアブラハヤ。
あれなら、腹だけ出して、そのままから揚げにできるな。
それにとにかく水辺で涼みたい気分だし。
涼しい砂防ダム湖へやっては来ましたが。
やってきました砂防ダム湖。超お手軽釣り場。透明度良好。
前回は流れ込み付近で釣ってましたが、岸沿いをちょっと奥へ入って立ちウキで釣ってみます。
この前はきれいだったけど、夏休みになるとやっぱりこんなことに。
バーベキュー後にタバコ、花火の燃えかす、アルミホイルが捨てられています。
三峰川の二泊三日釣行の最終日に書いた通りのことが起こっています。本当に残念な人たちが多い。だから、私は焚き火後は完全に形跡を消しておくのです。
ウキを見つめるひとときは無心になれます。
今日の仕掛けはこんな感じです。
6.3mのハエ竿NISSINファインモード流中硬630(楽天で見る・アマゾンで見る・ヤフーで見る)に道糸0.6号、ハリス0.4号、袖バリ3号。小型のヘラウキをつけヨリモドシの上につけた板オモリで浮力調整します。
こんな感じでイスに座ってのんびりの釣りもいいですね。エサは川の万能練り餌『九ちゃん』を使います。
最初は鉤の大きさ無視で大きめに練り餌を付け、何回か打ち込み魚を寄せます。
ウキに反応が出始めたら、鉤の大きさに合わせた練り餌を付け、食わせ餌にします。
木陰になっているので、涼しい。ここですでにビールを飲みたいところだけど、持って来ていません。車で来てるからね(^_^;)
ウキに反応が出始めたので、餌を小さくしてウキの動きを見つめます。
ピクッ、ピクッ、スッっという感じでウキが消し込みます。
アワセますが、乗りませんねー。
餌を投入するとすぐにまた反応があるんですが、アワセのタイミングを変えても全然乗りません。うーん、これは手強いぞ。
素直に川虫使って流れ込みで釣った方が良さそうだな。でも、ここ、川虫なかなか捕れないんですよ。ミミズでもあれば、ちぎって付ければいいかもしれないけど。
いろんな珍客がお出ましに。
しばらくすると一台の車の音が聞こえ、珍しく他の釣り人かと思ったら、ゴムボートを膨らませて湖面に漕ぎだしてきた。遠目に年配の方のように見える。
どんどん奥の方へ行くけど大丈夫かな。向こう岸を先端の方まで漕いでまた戻って行った。距離があるので声は掛けなかったけど、釣りをするでもなく涼みに来たのかな。
一漕ぎしてスタート地点に戻るとボートを畳んで帰って行った。
その間も怒濤のごとくにアタリはあるけ全然乗らず、やっとブルブルと一尾目の感触が伝わって引き上げてみると、ウグイだった。
練り餌のアブラハヤ釣り、難しいなー。
しばらくすると、今度は若者三人組がやってきて水切りを始めた。こんな場所に来ると水切りしたくなる気持ちはわかるので、まぁ仕方ない。
しばらくすると水切りに飽きたのか、今度はドボンドボンと石の遠投競争なのかなんなのか、石を遠くへ投げ始めた。おいおい、それは止めてくれないかな。
一人一球ずつ投げたら、再び車に乗り込んで帰って行った。
こちらはと言えば、ドボンドボンのおかげでさっきまであんなにアタリがあったのに、まったくウキが動かなくなっちゃった。
もう一度、一から魚を寄せます。
ほどなくウキが動き始めますが、例のごとくスカッばっかり。やっぱり紅サシか川虫で釣りたいなー、なんて思っていると、またアタリが。
一気にウキが消し込んだので、反射的にアワセます。
お、今度はかかった!
しかも、ちょっと大きいかも。ハエ竿なので、大きく感じるってこともある(笑)
竿の弾力を生かして、引き上げてくると銀色の腹が見えました。またウグイか。
水面近くまで引き上げると、途端にグググッとすごいパワーで底へ向かって猛ダッシュ!
えっ!?このウグイでかい!
ハリス0.4号に袖形3号、ちょっとやばそう。なんとか持ちこたえて、こちらに魚が向いたので一旦空気を吸わせることにしました。やっぱりでかそう。
だましだましなんとか水面上に顔を出させて、それでもまだバシャバシャしてバレそう。
ランディングネットもないので、そのまま水面直下をスィーッと引っぱってきて引きずり揚げると、
なんと、25cmのニジマスでした!
小さい3号の鉤が上顎の硬い部分にしっかりかかっていました。ラッキーでした。
ここに、ニジマスいるんだぁ。これはうれしい外道だな(笑)
もう少し釣り続けようと思ったけど、雨が落ちてきたので即撤退。
アブラハヤの代わりにニジマスをから揚げにして食べよう。
ちょっとスーパー寄ってから帰ることにします。
スーパーで買い物をしながら、ニジマスを三枚におろしてから揚げにする様子をイメージしてたら、突如『円揚げ(つぶらあげ)』のことを思い出した。
安曇野にある管理釣り場で一度食べたことがある。養魚場も経営しているそこの社長が聞きもしないのに、作り方を教えてくれたのだ(笑)
あれ、試しにやってみよう。
タレを作ります。砂糖大さじ1、醤油大さじ1、みりん大さじ1、酒大さじ1を鍋に入れ、一度煮立たせれば完成。いたって簡単。
ちょっと円揚げにするにはサイズが大きい。ほんとは20cmくらいのものが良いです。
ともかくニジマスを背開きに。頭も付けたまま2つに割ります。
エラと内臓を取り除き、血合いをきれいに洗って水分を拭き取っておきます。
エラは背開きにする前にえら蓋のところから取り出しておいた方がやりやすいと思います。
このホッケの開きのようなヤツ(笑)の両面に片栗粉を薄くまぶします。
写真は、ちょっとたくさん付け過ぎの図です(^_^;)
160℃の油で3分くらい揚げたら一度取りだし、5分おきます。油の温度を180℃に上げて、強火で1分カラッと揚げます。
なぜ『円揚げ』と呼ぶかと言うと、開いたニジマスが皮目を内側にして海老反りしたかのようにくるっと円くなるからです。
でも、今回は海老反りになりませんでした。
調べてみると、生きたニジマスを捌いた直後に揚げないと円くならないらしいです。鮮度が重要で養魚場ならではの料理らしいです。
今回のニジマスは、スーパーに寄っている間に鮮度がちょっと落ちたからかな。
それと、たっぷりの油で揚げないといけないのかもしれません。ちょっと家庭では無理だけど。
揚げたての熱々のニジマスにタレをまんべんなくかけたら出来上がり。
本当の作り方はたっぷりのタレの中に、ジュッと浸けるんですけどね。
円く海老反りになっていない点を除けば、見た目はイイ感じの仕上がり!
円くなっていなきゃ、円揚げとは呼べないけど(笑)
熱々を一口食べてみると、サクッと頭からいけて、甘辛タレもちょうど良い。
安曇野で食べた時の味そのものです。うまくできました。
から揚げっていうと、普通は味を付けてから粉を付けて揚げますが、最初に揚げてからタレにジュッと浸けるっている調理法はおもしろいかも。他の魚でもいろいろ応用できそう。
魚を丸ごと食べられるこんなのもたまにはいいですね。
やっとビールにありつける(笑)
コメント
こんばんは。
なかなか良い外道ですね。
我家では娘がニジマスを好きです。
マンボウさん、こんばんは。
そもそも本命がアブラハヤというところがおかしいんですけどね(笑)
ニジマスが釣れたのはラッキーでした。
ハエ竿で、めいっぱいの引きは楽しめましたし(^_^)
ニジマスはイワナよりもいろんな料理に使いやすいですね。
そんな身近な場所でニジマスが釣れるとは羨ましい。^^
そこにいるのなら、管釣りから釣って持って行って放しても問題ないのかな?
セルフ管釣りにしちゃうわけには、いかないか・・・
円揚げならぬ、平揚げ美味しそう。
kuniさん、こんばんは。
私もニジマスがいるとは思ってなかったんですが、なぜか釣れました(笑)
いや、でもここは漁協は放していないし、誰かがすでにセルフ管釣りを目指して放流したとしか思えないんですよね(^_^;)
でも、ニジマスの数はかなり少ないと思います。今度試しにフライかルアーを投げてみようかな。
これだけ広いんだから、ニジマス放してボートの管釣りにしてくれればうれしいんですが。
平揚げ、味は抜群でしたよ。
九ちゃん!懐かしい(笑)まだ現役だったんですね(^○^)
今回はススキ竿は使わなかったのですか?
円揚げは長野に行くとイオンでも売ってますのでメジャーな料理なんでしょうか。食べたことはありませんが。
この砂防ダム湖、あと何年存在しますかね。私が良く行く渓にも今年新しく堰提が出来ましたが、ものの数年で殺風景な砂利の広場になりますね。
七流釣り師さん、こんばんは。
「九ちゃん」は永遠の万能練り餌です(笑)
今回のポイントは距離と深さがあるので、ススキ竿では無理な場所でした。
仮にススキ竿にニジマスがヒットしたら、あっけなく折られていたことでしょう。
円揚げは、中北信では人気があるようです。
この砂防ダムは珍しくちゃんと時々砂を掘り起こしているので、もう何十年も変わらない姿を保っています。当分は釣りが楽しめそうです(^_^)
アブラハヤ狙ってニジマスが釣れるとは羨ましいですね。
ルアーで広範囲に探ってみれば大型もいるかも…
円揚げって超新鮮な魚じゃないとできないんですね。作ってみたいけど、家まで活かして持ち帰るのは可愛そうだからやめときます。
akiさん、こんばんは。
そもそもアブラハヤを狙っていること自体がおかしいんですけどね(笑)
ニジマス自体の数は少ないと思いますが、釣り上げられる可能性は低いので大きいのがいるかもしれませんね。
円揚げは基本的に養殖業者専門の料理だと思います。さばいてすぐ揚げてみたらたまたま円くなったので、それを売りにしたんじゃないですかね(笑)
円くならなくても、丸ごと食べられて悪くない調理法でした。
ニジマス釣れる所発見は儲けましたね。
鮎でも何でも釣りたてでないと身は反り返りにくいですね。
それにしても美味しそう。
Nori1022さん、こんばんは。
こんな近くでお手軽にトラウト釣れるとは思いませんでした(^_^)
フライロッドを持って行って、流れ込みにフライを浮かべてみようかな。
鮎も獲れたてを焼くと身が反り返りますか。死後硬直ってことですかねー?
揚げてからタレにジュッと浸けるという調理法、いろんな魚に応用できそうです。
ニジマスの唐揚げレシピを有難うございます〜!1時間以上ネットをさまよい、やっと手に入れられた頭ごと食べられる2度揚げ調理でした!感謝申し上げます♪(^^)
ユウさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
すっかり返信が遅くなってしまって、申し訳ありません。
ニジマスは(イワナやヤマメも)頭が硬いので、二つに割って二度揚げしないと丸ごと食べるのはキツイんですよね。参考になれば嬉しく思います。
ニジマスももちろん美味しいですが、ウグイで作っても驚くほど美味いのでおすすめです(^_^)