先日、地元のショップ店長と話をしている中で、店長は普段8フィートくらいのロッドに20フィートのリーダーティペットを使っていると。
私は普段7フィート6インチのロッドに9.5フィートから11フィートくらいのリーダー+ティペットです。
試しにロングリーダーを使ってみたくなりました。
ロングリーダーを試すために川へ
9月9日の午後、テストを兼ねて出かけてみることにしました。テストなんだから近所の川にすれば良いのに、川までの道のりが長い麦酒川(勝手に命名)までやってきました。
車止めには先客が2台。平日なのにここもよく人が来るなぁ。
川へと向かう途中にはトリカブト。猛毒なのに花だけ見てるときれいなんですよね。
川に辿り着き林道をさらに上へと。途中にヌメリスギタケモドキが生えていました。標高が高いのでキノコもいろいろ出ていそうです。
先行者がどの辺りを釣っているか。それが問題だ。
入渓予定ポイントへとかなり林道を上ったところで、
ぬかるんだ砂地に真新しい足跡が。前日は一日中雨が降っていたので、これは間違いなく今日の足跡です。
ここに足跡があるってことは、同じ所から入ることになっちゃいそうなので、くるっとUターンして下流へと方針変更。
やっと川へと降りられました。ところが、まさかの大渇水。
あれれ、さっき上流部は前日の雨の影響で少し増水気味だったはずだけど・・・?
あー、そうか発電所の取水口でかなり水を持ってかれてるんだな。
この川でこんなに渇水してるのは初めてだなー。
タックルは定番のAXISCO AXGF763-6(楽天で見る・アマゾンで見る)+リールSage1830。ラインはDT-3F。
今日はリーダーの長さが全然違います。
リーダー15フィート6Xにティペット3フィート継ぎ足し。合計18フィートのシステムです。
ロングリーダー2種類。
今日はVARIVASの Super Yamameを使うことにしました。
なぜ今までロングリーダーを使わなかったのか、そして今回どうして使おうと思ったのか、その辺りは長くなるので近々改めて記事にします(※詳細はこちら)。
渓は秋の気配が感じられるようになりました。
今日は、トレッキングシューズで川まで歩いてきたので、ザックに入れてきたウェーダーとデビルズキャニオンに履き替えます。
ウェーダーだと厚みがあるので、ウェットゲーターの時よりサイズピッタリで安定感があります。
午後1時30分、気温22℃、水温14℃。釣り開始です。
とりあえずアダムスパラシュート#14を結んでキャスティングしてみます。
が、打てども打てども全くイワナの反応がありません(>_<)
これだけ水が少ないとイワナの隠れている場所も限られます。
この状態で釣り人がムキになって抜き上げたら、ほとんどイワナがいなくなっちゃうかも・・・
ここの岩陰、見えるか見えないかギリギリのところから出ました。が、フッキングしません。小さいヤツです。
本来ならたっぷり水があるはずのプールも浅瀬になっちゃってます。イワナの姿も見えませんねー。水と一緒にイワナも消えてしまったのでしょーか。
ところで、このリーダーはとても使いやすいです。楽にロングキャストできます。
いつもより魚に悟られない遠くから狙っていて良い感じにナチュラルドリフトしています。本来ならもっとイワナが出てるはずですが・・・
ここで、ゆっくりと下流に向かってイワナが近づいてフライをパクリ。
すかさずアワセますが、痛恨のアワセ切れ! 水面でもんどり打ったイワナは白泡へ向かって消えました(>_<)
あれ、いつも通りのアワセだし、そんなに大きいヤツでもないのにどうして切れちゃったの?
あ、このリーダー、全然伸びないんだった。その辺りも次回の記事で。
時々小さいイワナがフライに接近しますが、なぜか食いません。
よりナチュラルで繊細なCDCダンに替えてもダメ。黒いのが良いかと、ハードシェルアントやピーコックパラシュートなんかも試しますが、全くの無反応。
下流側にもまさかの先行者が。昼寝するしかないね。
しばらく厳しい状況を釣り上ると、なんとここにも新鮮な足跡が!
うわー、これは厳しい。この渇水で先行者ありとは。もう一人は下流側に入っていたのか(T_T)
今日はちょっと寝不足だし、平らな大岩の上でしばし昼寝することにします。
こういう時もこのブーツは便利です。正にワンタッチでするーっと緩めてすぐ脱げます。足が解放されて快適に昼寝できます。昼寝なんかしてるとどんどん時間なくなっちゃうけど、少し時間をおいた方が良い気がする。
これはとにかく1尾釣れるか釣れないかの戦いになりそう。
夕刻がせまり、イワナたちの活性は上がるのでしょうか。
ちょっと首が痛くなって目覚めると、1時間ほど経過していました(笑)
首を回して、再度ブーツを履いて釣り再開。
ここも手前にある積み上がった石に隠れながらのキャスティング。
フライはエルクヘアカディス#14です。
かなり距離があったので魚は見えませんでしたが、スポッという感じで割りと素直な出方。
今度は乗りました!魚の手応えを感じるのがすごく久しぶりな気がして、妙にうれしい(笑)
良かった、やっとのことで釣り上げたイワナ!
1尾釣り上げるのにこんなに苦労するとは・・・先日のエメラルドグリーンの川のアマゴよりも難しい。
ここもだいぶ遠くからふんわりとフライを落とします。
水少ないなー、しかし。
5時くらいになって、ひんやりしてきました。今日はウェーダーにして良かった。
ここでも、割と素直に出ました。
このイワナ、腹見せ写真を撮った直後に逃走されました。ここで終了することにします。
帰りもかなり歩かなければいけません。
3尾で終了。
今日はロングリーダーティペットが想像以上に使いやすいということがわかったのは、大きな収穫でした。が、川選びを失敗したもよう(苦笑)
渓流禁漁のタイムリミットまであと少し。
行ってみたい川はたくさんあるけど、時間には限りがある。
ジムニーまで戻ると、半分くらいになった月がぽっかりと浮かんでいました。
知らない間にずいぶんと日も短くなりました。月日が流れるのはほんとに早いものですね。
コメント
フライは難しそうですね。
釣果3尾でも綺麗な川が気持ち良さげですね。
最後の一尾は太さもあり良いサイズだったのでは?
思うように行けない年でしたから年パスは寄付のようなものとなりました。^^;
幻の渓流師さん、こんばんは。
フライにはいろんな流派があって、私は初心者に毛が生えたようなもんなので、楽しみながら試行錯誤しています。
水はきれいなんですが、上流の取水で渇水し過ぎていました。
最後の1尾は24cmくらいですかね。
漁協さんがしっかり活動してくれていれば、寄付でも良いのですが・・・(^_^;)
やっぱり渇水は辛いですね。^^;
ボクは大体リーダー全長は、16~18ftをメインで使います。
今年からリーダーは4Xのヘビーバットに、ティペット5Xを継いで使っていますが、これも割りと快適な使い心地です。
kuniさん、こんばんは。
この川でこれほどの渇水は初めてでした。上流の人工的な取水が原因なので、自然渇水よりもさらに状況は厳しいようでした。
長めのリーダー使っているんですね。私はずっとショートリーダーでやってましたが、今回ロングリーダーを使ってみて「目から鱗とはこのことか」と思いました。その件は長くなるのでまたブログに書きます(^_^)
僕とかよくわからないから9ftのリーダーなんですけど…
Nori1022さん、こんにちは。
私も今までは9ft〜11ftくらいで釣ってましたので、それでも全然問題ないですよ(^_^)
今回長いリーダーティペットを使ってみて、とても扱い易いことがわかったので(近々ブログに詳細書きます)今後はしばらく長い方でやってみます。と言っても、今シーズンはあと数回して行けませんが。
ロングリーダーもショートリーダーも釣り方次第で楽しめると思います。
こんばんは。
苦労して辿り着いた先で、上にも下にも先行者と言うのは辛いですね。
でもキチンと上がる所は立派です。
マンボウさん、こんにちは。
そうですねー。今回はかなり歩いたので、なかなかキツかったです。
もっとジャンジャン釣るつもりだったんですが「いかにして渋い状況から一尾を釣るか」という楽しみ方に切り替えました(笑)
ボウズにならなかっただけでも、感謝です。