虫って子どもの頃は好きだった人が多いのではないでしょうか、特に男子なら。大人になると嫌いになる人も多いけど。
私は田舎生まれの田舎育ちなのでカブトムシやクワガタ、トンボやバッタなんかも捕って遊んでました。最近は見かけなくなっちゃいましたが、実家の目の前の田んぼでは普通にホタルが飛んでいました。
ただ、全ての虫が好きだったかというとそんなことはなく、苦手なやつもいました。
蝶々はまだ大丈夫ですが、一番苦手なのは蛾ですね。そしてその幼虫の毛虫。派手な色のマイマイガみたいなやつは見ただけでゾっとする(>_<)
だけど、毛虫類はボリュームがあって渓魚たちにとってはとても良い餌なんだろうな。
毛虫っぽいフライを巻いてみます。
毛虫フライ試作1 – ADW毛虫。
◎フック:TMC100SP-BL#12
◎スレッド:8/0(ブラック)
◎ボディー:エアロドライウイング(イエロー)
◎ボディーハックル:コックネック(ブラック)
◎ウイング:エアロドライウイング(イエロー)
ブラックのスレッドで下巻き。
ブラックのコックネックとエアロドライウイング(ADW)を取り付けます。
ADWでウイングポストを巻きます。この工程の詳細はこちらへ。
ボディーにADWを巻き付けてスレッドで固定。
アイに向かって2mmくらいの間隔でボディーハックルを巻きます。
ウイングを適度が長さにカットしたら完成。
これ、ちゃんと浮くのかな。
水に上から落としてみたら、ADWにぶら下がるような形でなんとか浮いてるけど、川ではすぐ沈んじゃいそうな感じ。
もっと全体がぽっかり浮くかと思ったけど、これは失敗だな。
続いて別のパターンを。
毛虫フライ試作2 – フライフォーム毛虫。
◎フック:TMC100SP-BL#12
◎スレッド:8/0(イエロー)
◎ボディー:Caps フライフォームII(SS・グレー)
◎ボディーハックル:コックネック(ブラック)
イエローのスレッドで下巻き。
ブラックのコックネックを取り付けます。
沈まないフライを考察した時に使ったフォームを取り付けます。
アイに向かってスレッドを2mm位の間隔で巻き、体節を作ります。
スレッドで巻いた位置をなぞるようにボディーハックルを巻きます。
余分なフォームをカットしたら完成。
頭側はインジケーター(目印)としてよく見えるように長いまま。
今度は水に浮くだろうか。
上から水に落としてみると、少しお尻側が沈んだ状態で浮きました。これでも浮力は弱め。
ボディーをダビングしてからフォームを取り付けた方が良かったか。
お尻側のフォームも長めに残してみたら、水平姿勢で浮きました。
こんなんでイワナがくいついてくれるだろうか。まぁ、実戦で試してみます。
太いティペットで投げた方が良さそう。
こうやってみると、ハックルがちょっと長すぎかな。
もっとハックルを密に巻いて、結局グリフィスナットの大型版を作った方が良いのかなぁ。
毛虫フライは夏場にはかなり釣れそうな感じなんだけど、視認性をどうやって確保するのかが難しいところ。夏場に使うつもりがもう秋になっちゃってるし・・・
いろいろ考えてると、最終的にエルクヘアカディスの形になっちゃうような気がする(笑)
コメント
1本目のフライの体裁でカーブドシャンクのフックに巻いて、ヘッドにCDCを2枚ほどザックリと巻いてやると水面下に『毛虫部分』が沈んでCDCからぶら下がるようなフライができますよ。
タイイングも簡単だし、お試しください。^^
kuniさん、こんばんは。
なるほどー、カーブシャンクのフックに巻けば良かったんですね(^_^)
毛虫を水平に浮かせようとばかり思ってましたが、そうかボディーは水中で良いんだ。ありがとうございます!
さっそく巻いて、実戦で使ってみたいです。夏に使いたかったフライですが、秋でも釣れるかな。今シーズンは渓流に行けるのはあと数回…なんだか寂しくなります。