前回はAmazon Kindle(アマゾンキンドル)の4機種の特徴について書きました。
私は電子書籍として必要十分な性能とコストパフォーマンス抜群の、Paperwhite(ペーパーホワイト)を購入したのでその使用感を書きます。
普段の釣りやキノコ、料理なんかとは毛色が違う話題なので、興味ない人には二日続けて申しわけないですけども(^_^;)
Amazon Kindle Paperwhite(アマゾン キンドル ペーパーホワイト)
Wi-Fiブラック
- ディスプレイ:Carta電子ペーパー技術採用6インチAmazon Paperwhiteディスプレイ、解像度300ppi、内蔵型ライト、フォント最適化技術、16階調グレースケール
- サイズ:169 mm x 117 mm x 9.1 mm
- 重量:Wi-Fi…205g / Wi-Fi+無料3G…217g
- 本体カラー:ブラック / ホワイト
- システム要件:ワイヤレス接続対応、コンテンツのダウンロード時にPC不要
- 容量:4GB (使用可能領域約3.1 GB) 端末本体に数千冊保存可能(一般的な書籍の場合)
- クラウド:Amazon のコンテンツはすべて無料でクラウドに保存可能
- バッテリー:明るさ設定10、ワイヤレス接続オフで1日30分使用した場合、1回の充電で最数週間利用可能。ワイヤレス接続およびライトの使用によって利用できる時間は異なります
- 充電時間:PCからUSB経由での充電で約4時間
- Wi-Fi接続:802.11b、802.11g、または802.11n (bまたはgの互換モード) 標準規格を使用した、公共およびプライベートネットワークまたは無線LANスポット、パスワード認証によるWEP、WPAおよびWPA2セキュリティに対応
- 対応ファイルフォーマット:Kindle(AZW3)、TXT、PDF、保護されていないMOBI、PRCに対応。HTML、DOC、DOCX、JPEG、GIF、PNG、BMPは変換して対応
アマゾンで本体を購入するのと同時に、ふた付きカバーとディスプレイ保護用のフィルムを購入しました。本体にはUSBケーブルが付属しています。
Kindleと一緒にアマゾンがオススメしてくる4つのもの。
Kindleをアマゾンで注文する時におすすめのアクセサリーを追加するか選択できます。以下の4つをおすすめしてきます。
(1)ディスプレイ保護フィルム
これは、アマゾンおすすめのものを購入しておいた方が良いです。ツヤありはもちろん論外ですが、変なフィルムを貼るとKindle最大の売りであるディスプレイの見やすさを損なう可能性があります。このフィルムはアマゾン認定品なので安心です。
(2)ふた付きカバー
アマゾン純正品はもちろん問題ないですが高価なので、私はこちらのカバーを購入しました。
NEXARY Kindle Paperwhite専用カバー 1,680円
アマゾンのおすすめでは一番安いNuProのものでも2,980円。これは上記NEXARYのものと同等品です。
もちろん、お金に余裕があって上質感にこだわる方は、Amazon純正プレミアムレザーカバー 6,680円を買っても良いですけども。
(3)充電アダプタ
5W-1Aの充電アダプタです。付属のUSBケーブルを差し込んで充電するためのものですが、PCに差し込んで充電したり、別のアダプタを持っている人は購入の必要ありません。
私は、iPhone用の充電アダプタも持っているので全く必要ないです。
(4)事故保証プラン(2年…1,890円、3年…2,970円)
これに入ると落下や水漏れなどの偶然の事故で故障した場合でも、無償で代替品に交換してくれる安心なプランです。
Kindleはスマホほど堅牢にできていませんので、落とすとかなりな確率で壊れそうな気がします。使用状況などを考えて心配な方は入った方が安心でしょう。保証内容からすると格安だと思います。加入は端末購入日から30日以内に限ります。
私の場合は使用環境も限られるし、カバーも付けたので保証には入りません。
使い始める前にフィルムとカバーを装着。
ふた付きケースを装着していれば、画面に傷が付くようなことはないかもしれませんが、傷に弱そうなディスプレイなので、念のため専用のフィルムを貼っておきます。
上記の通りアマゾン認定品の保護フィルム。Digio2 日本製 2枚入り。
私はそれほど手先が不器用ではない方だと思うのですが、この保護シートを貼るのが苦手。
スマホ用のシートは何枚ダメにしたことか。なぜか小さな塵や気泡が入ってしまうのです。
クリーンルームで貼りたい、といつも思います(笑)
専用クロスでホコリを取り除きます。
粘着面の剥離シートが3分割されているので、真ん中をはがして本体画面の上に乗せ位置合わせをします。真ん中部分を貼り付けてから両側の剥離シートをはがしながら端に向かって気泡ができないように貼ります。
今回は、なんとかうまくいった模様(笑)
これが、購入したカバーです。
NEXARY Kindle Paperwhite専用カバー 1,680円。
私はネイビーを購入しましたが、今はブラックしかないようです。
装着は本体を少し押し込むだけ。これでピッタリ、がたつきはありません。
フタ部分はマグネットでしかりと固定できるようになっています。
そして、このフタを閉めると自動的にスリープモードになり、フタを開けるとスリープから復帰してすぐ使えます。とても便利です。
このカバーは汚れも付きにくて質感も良く、機能も高価な純正品となんら変わらないのでとてもお勧めです。
さぁ、Kindleを動かしてみよう!
※画面画像は細かいのでクリックして拡大して確認して下さい。
本体底部にUSB端子、隣に電源スイッチがあります。
最初に電源を入れると、言語選択画面が出ます。
他に選べる言語は、日本語、英語(アメリカ、イギリス)、フランス語(フランス、カナダ)、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ブラジル・ポルトガル語、中国語(簡体字)、ロシア語、オランダ語。
私はもちろん『日本語』を選択。
同じ英語でもアメリカとイギリスでは違うんですね。と、中学生並みの発言(笑)
なんかドラマチックな画面になりました。
「はじめましょう」と言われました(^_^)
カバーを装着した状態。
画面上部のツールバーは、左から「ホーム」「戻る」「設定」「ストア」「検索」「メニュー」となっています。
このツールバーが表示されていない時は、画面上端付近をタップすると表示されます。
「ホーム」はホーム画面に戻る、「戻る」は一つ前の画面に戻るだけなので省略して、次の「設定」をタップすると、「機内モード」「Kindleを同期」「全ての設定」のボタンが並びます。
「全ての設定」をタップすると各種設定ができます。
この中で最初にやっておかないといけないのが「Wi-Fiネットワーク」。自宅のWi-Fiに接続できるように設定しておきましょう。タップして該当ネットワークを選び、パスワードを入れるだけですね。
後の設定は特に必須ではないので、お好みで設定して下さい。
ツールバーの「ストア」をタップするとお勧めの本やベストセラーなどが表示され、欲しい本を探して購入することができます。
「検索」にワードを入れていろんな本を検索できます。スマホのに慣れていると、ちょっと文字入力がしにくい。
ツールバーの一番右の「メニューボタン」は、左のツールボタンで何を選んでいるかによって表示される項目が変わります。
「ストア」を選んでいると「Kindleコミック」「Kindle洋書」「ほしい物リスト」などが、上記「設定」の「全ての設定」を選んだ状態だと「再起動」や「端末のリセット」「端末情報」などの項目が並びます。端末に不具合が出た場合などは、この辺りを操作する必要があるかもしれません。
ところで、さっきから「あなたへのオススメ」のところに「モテリング」という本がしつこく表示されているのが気になるんだよな。
どうやら異性にモテるためのノウハウ本らしい(苦笑)
私はアマゾンでそんな本をチェックした覚えはないけど、どうしてこんな本をオススメしてきてるの? いや、でもモテたくないわけではないので、私の深層心理を読んでオススメしてきているのか? 恐るべしAmazonの調査能力(笑)
Kindleで本を読んでみましょう。
とにかく読書をしてみましょう。
アマゾンプライム会員(Amazonプライム30日間無料お試しキャンペーンはこちら)になっていると、毎月1冊は無料で読める(全ての本の中から選べるわけではないですが)ので、試しに1冊ダウンロード。
無料おすすめの中からレビュー評価の高い『「原因」と「結果」の法則』という本にしてみます。なんだか小難しいタイトルだけど、レビューを見るとためになる内容で読みやすいらしいので。
まず購入した本をクリックすると「この本について」という本の情報が表示されます。
読み終えるまでの平均的時間:1時間44分(95ページ)と、親切な情報も。
手の大きな人ならこのように挟んで持つこともできますが、右か左をこんな風に持つのが一般的でしょうね。ページをめくる時は、画面の左半分どこでもタップすると次ページへ進み、右半分どこでもタップすると前ページに戻ります。
左手で持ったまま親指でタップ(写真赤丸)すれば、片手で本が読めます。
重さについては、私のカバーを付けた状態で314g。
手元にある本で同じくらいのものがないか探したら、
B6判の単行本サイズのこの2冊。
舟を編む(アマゾンで見る):ソフトカバー259ページ、266g。
イーハトーブ釣り倶楽部(アマゾンで見る):ハードカバー222ページ、338g。
『舟を編む』よりは重いけど、『イーハトーブ釣り倶楽部』よりは少し軽いですね。
カバーを外せばずっと軽くなって205g。
こちらは文庫本と比べてみます。
流星ワゴン(アマゾンで見る):477ページ、242g。
旅で眠りたい(アマゾンで見る):368ページ、205g。
かなり厚い『流星ワゴン』よりは軽く『旅で眠りたい』とピッタリ同じ!
Kindle Paperwhite は文庫本くらいの軽さということですね。
この軽さを生かして、本来はカバーなしで使った方が良いのかもしれない。
ところで、上記アマゾンリンクを辿ると『旅で眠りたい』の古本が1円で売られてます(苦笑) 著者はさぞや悲しいことでしょう。
ディスプレイの読みやすさは全く文句ありません。
前回も書きましたが、携帯電話やスマホの画面とは全く違う「E-Ink」と呼ばれる電子ペーパーディスプレイが採用されていて、明るい日差しの中でもまぶしい光の反射はなく、本物の紙のような読み心地なんです。
画面を斜めから見ても反射がなくはっきり見えます。写真2枚目は奥の方がぼけてますが、これは撮影したカメラの被写界深度の問題であって、実際の画面は奥まできっちり見えます。
ほんとに紙に印刷された物を見ているのとほとんど同じ。目も疲れません。
暗い場所でも読書ができるようにライトを搭載していますが、タブレットのバックライトのように目に向けて光を当てるのではなく、ディスプレイの表面を照らすフロントライトなので、目が疲れにくく快適。
読書中にディスプレイ上端付近をタップすると、前述のツールバーの下にさらにツールが加わります(写真赤枠)。
右から「移動」「X-RAY」「Aa(文字設定)」「シェア」「しおり」。
「移動」はページ移動ですね。各章のトップにジャンプしたり、本の最初に戻ったり。
「X-RAY」は、読書中にボタンを押すと、書籍に含まれる主要キーワードが「人物」「トピック」「画像」に分類され、一覧とともにそのキーワードが書籍内のどのあたりに出てきたかを示すバー付きで表示されます。全ての書籍が対応しているわけではありません。
「Aa(文字設定)」をタップすると、書体と文字サイズを変更できます。
ゴシック体はこんな感じ。縦横とも太めになるので、初期設定の明朝体よりこちらの方が読みやすいと感じる方も多いかも。
文章中の任意の単語を長押しすると辞書が起動して意味を表示してくれます。ウィキペディアで検索したり、翻訳したりもできます。
「ハイライト」「メモ」「シェア」「検索」「メニュー」のボタンも表示されます。
「ハイライト」は選択した文章(単語を長押しした後、前後のレバーで選択範囲を調整)にラインマーカーを引く機能です(写真1枚目)。私は参考書とかにマーカーで線を引くのが大嫌いだったので、たぶんこの機能は使いません(笑)
「メモ」は選択した文章にメモを付与できる機能です。文章を選択して「メモ」をタップするとメモ入力画面になります。メモを付与した文章には左下に数字が付きます。それをタップすると記録したメモが見られます。
単語を選択してから「検索」ボタンを押せば、「この本の中から」「端末の全テキストから」「Kindleストアから」検索して結果を表示してくれます。
これはなかなか便利な機能ですね。「この言葉どこかに出てきたなぁ」なんて時にとても便利。
「シェア」ボタンは、この本についてメール、Facebook、Twiterでシェアできる機能です。
私はあんまり興味ないです。
「しおり」はその名の通り、途中まで読んだ箇所にしおりを挟むことができます。
ページを開いてツールバーのしおりボタンをタップして、表示された+ボタンをタップするだけ。
しおりは1冊に複数挟めるので気になる箇所に挟んでおくと良いですね。
しおりは、画面右上隅をタップすると表示されるのでそこから選択。
しおりを挟む時も、ツールバーを表示させなくても直接右上タップでしおり機能が使えます。
画面左下墨をタップすると、章を読み終えるまでの時間、本を読み終えるまでの時間を切り替えて表示できます。これも便利な機能ですね。漫画には対応していません。
テキストだけの本じゃなくて、絵の表示も見たいので漫画を一冊購入。
山と食欲と私(アマゾンで見る)。
主人公の女性(27歳OL、山ガールと呼ばれるのは嫌う)が一人で山に登って飯を食うという設定のアウトドアグルメ漫画? 私の趣味にピッタリ。
とにかく山飯がうまそうで参考にもなるので、全巻買っちゃうかも。
こちらiPhoneで見た状態。
こちらも一見問題ないですが、ちょっと傾けると反射して読みにくい。マットタイプの反射防止シートを貼っていますが、日なたで読むのは不可能でしょう。
Kindle Paperwhiteの拡大図。
拡大しても、全く紙そのもの。
iPhone6Sの拡大図。
拡大するとRGBの粒子が見えて、モアレのような状態になってますね。
クリックして拡大してみてもらうと良くわかると思います。これはやっぱり目が疲れるはずですね。
iPhone6Sの解像度は326ppi、Kindle Paperwhiteの解像度は300ppi。
Kindle Paperwhiteが若干劣りますが、解像度ではなくやはり電子ペーパーと言われるこのディスプレイがいかに読書に適しているかわかります。iPhone6Sは写真や動画を見るには良いですが、読書には向きません。iPadも同様です。
以上、およそ見てきましたので、まとめます。
Kindle Paperwhiteの長所。
- 文庫本並のサイズと軽さ。
気軽にどこでも読書ができますね。旅に持っていくのにも最適。 - 本物の紙のようなディスプレイ。
E-Inkと呼ばれる電子ペーパーディスプレイはまるで紙のようで目が疲れにくい。日なたでも読めるし、暗い場所でもフロントライトのおかげで読書が可能。 - 端末本体に数千冊分のデータが保存可能。
さらにAmazonで購入したものは、クラウドにも無料保存が可能。 - 省電力設計による長時間稼働。
1日30分使用した場合、1回の充電で最数週間も使えて、スマホのように頻繁に充電する必要がないのはうれしい。 - 優れたコストパフォーマンス。
Kindle4製品の中では、価格と性能のバランスが最も優れていて、買って後悔はしません。 - 購入した本は、PCやスマホなどKindle以外の端末でも閲覧可能。
もっと大きい画面で見たい時や、カラー雑誌などを見るときは便利。 - 紙の本より安く買える。
これはKindle Paperwhiteというよりも電子書籍全般の話ですが、同じ内容の本が紙に印刷された本よりも安く購入できるのはうれしいです。
Kindle Paperwhiteの短所。
- 画面がモノクロ。
これは、テキスト主体の本を読むための端末なので仕方ない。
カラー写真豊富な雑誌などには向きません。 - iPhoneなどの高性能スマホに比べると動きが緩慢。
読書をしている時のページ送りは全く問題ありませんが、文字選択やストア検索などスマホ感覚でいるとちょっといらつきます。
ページ送りの時、一瞬残像が残るように画面がちらつくのが気になるという人もいるみたいですが(漫画だとより顕著に感じます)、私は全く気になりません。
ディスプレイの性質上仕方ないんじゃないですかね。 - 全ての本が電子書籍になっているわけではない。
これはKindle Paperwhiteの短所ではなく電子書籍全般の話ですが、現状では全ての本が電子書籍になっているわけではないので、読みたい本がない場合もあります。
Kindleのこれからに期待すること。
- CPU性能のアップ。
CPUスペックは公表されていないので詳細はわかりませんが、上述した通り読書以外の操作感にかなりもたつきがあるので、もっとサクサク動くようにして欲しい。検索などはかなりキツイのでPCで検索して購入し、同期させています。
データ容量も4GBとかなりしょぼいですが、現状のモノクロデータだけなら特に問題はないです。 - 電子書籍のさらなる充実。
以前に比べるとだいぶ充実してきてはいますが、まだまだ普通に読みたい本を検索しても電子書籍になっていない場合も多いです。これは出版業界も含めた話になると思いますが、もっと充実させて欲しいです。 - 電子ペーパーのカラー化。
電子ペーパーは現状ではモノクロ対応のみです。恐らくカラーの電子ペーパーというのはもの凄く難しいんだと思います。でももちろん開発はしているだろうし、いつかきっと実現するでしょう。
この紙のような質感でカラーの本が読めれば最高。
電子書籍に一番向いているのは図鑑だと思うんですよ。例えば野鳥図鑑。
カラー写真と文章だけじゃなく、鳴き声や動画なんかも入れることができますよね。
それを野外で手軽に見られたら、勉強しやすい。キノコ図鑑なんかもね。
一時消滅したと思った自炊代行業者が復活しているではないか。
電子書籍化が騒がれ出した頃、自分の持っている本をスキャンして電子書籍化することを『自炊する』と称してそれを代行する自炊業者が乱立していました。
しかし、数年前に著作権絡みで違法だという見解が広まり、業者は消滅したと思っていましたが、さっき検索してみたら復活しているではないですか。
一例として、下記業者「スキャンピー」だと自分の持っている本をかなり安価に電子書籍化ができます。
一般書籍…250ページまで一冊80円。コミック…全て一冊80円。いずれも税別。
上記サイトでも、原本を廃棄処分するから著作権の問題をクリアーしているというような記載があります。それでも問題ない場合は、電子書籍化されていない手持ちの本を格安で電子書籍化できるので便利です。
それともう一つ、著作権問題は完全にクリアされているわけではなく、著者によってはその本をスキャンできないという注意書きもされています。
スキャン対応不可の著作者様一覧(スキャンピーサイトより)
原本に手を加えずに電子書籍化できる業者もありますが、1ページ30円〜で1冊分になると現実的ではない価格になってしまいます。
紙の本や新聞はなくなってしまうのか。
このまま電子書籍化が進めば、紙の本や新聞はなくなってしまうのでしょうか。
確かに新聞や怪しいと思います。
毎日毎日、あれだけの内容と量を印刷しているのは大変なことだと思います。即時性が重要な新聞はもはや電子配信の方がメリットが大きいのではないでしょうか。
情報だけならテレビやネットで十分ですが、しっかり取材した報道は新聞ならではだと思うので、新聞自体の存在意義はあると思いますが。
新聞という媒体とは別に、“新聞紙”は結構利用価値あるんですよねー。
あれは、いろんなことに使えてホントに便利。新聞購読していなくてペットを飼ってる人なんかはわざわざヤフオクで古新聞を買っている人もいるくらいですから。
では、書籍はどうか。
印刷した本はなくならないと思います。
見開きで広げてみるような大判の本は、電子書籍リーダーでは見にくいし、パソコンでもイライラします。よくPDFになってるカタログをパソコンで見たりしますが、拡大したり元に戻したりホントにめんどくさい。紙のカタログ最高!
文庫本は電子書籍に向いているので、なくなる可能性はありますが、ハードカバーの本、あれはなくなりません。
ハードカバーの本は中の内容だけじゃなく、紙質や装丁を含めて一つの作品になっているんです。ハードカバーの本を買う人は、背表紙の文字とか表紙の絵柄、本の手触りにも価値を感じているはずです。これは電子書籍では到底満たされないものです。
実は紙に印刷された本の方が好きな私。
ここまでアマゾンさんの回し者のようにKindle Paperwhiteをオススメしておきながら(笑)言うのもなんですが、私、実は紙の本がかなり好きなんです。
先述した通り、ハードカーバー本の装丁のバリエーションが好きだってこともありますが、何が一番好きかというと、本の匂いなんですよ。
本屋さんや図書館のあの匂い。あの匂いに囲まれているととても落ち着いた気持ちになります。本屋さんで本を選んでいる時は実に幸せです。
ちょっとおかしな人かもしれません(笑)
電子書籍になっても手元に本として置いておきたい本も何冊かはありますね。
夏の庭(アマゾンで見る)湯本香樹実 著。
これはとても好きな小説です。映画化もされたようですが、そちらは観ていません。
そもそも古本で買ったと思いますが、本棚に収めておいてももうこんなに変色してしまいました。この文庫本、アマゾンの古本は1円になっちゃってます。
こんなに素晴らしい作品も1円とは、どうなっちゃってるんだろう。
ハードカバー本も出ているようなので、改めてそちらを買いたいくらい。
住居環境の問題で物理的にそんなに本を置いておけないので、実用上、できるだけKindleに詰め込みたいですが、紙の本も手元から消えることはないでしょう。
目下の悩みは、私の釣りのバイブル『釣りキチ三平』を電子書籍化すべきかどうか。
それを視野に入れてKindleを買ったというのもある。
釣りキチ三平のオリジナルコミックス全65巻ではなくて、釣りの種類ごとに再編集されたKCスペシャル版。全巻持っているので、このケース3つ分なんですよね。
普段は押し入れにしまっているので、読みたくなったときに引っぱり出して読んでますが、これを売り払ってKindle版で全65巻買い直すかどうか??
Kindleならいつでもどこでも釣りキチ三平が読める。旅先でも。
この写真を撮るために引っぱりだして何巻かページをめくっていたら、やっぱり紙の本はいいなと思う。ページをめくる度に、本の匂いがするし(笑)
これはやっぱり手放すわけにはいかない。
上記自炊業者に頼めば、1冊80円という格安で電子書籍化はできる。だけど、この本が全部バラバラに断裁されて廃棄(溶解処理)されてしまうなんて我慢ならない。
まさかこれを売らずにKindleで電子版も買ってしまうというアホなことしないだろうな。まさかね・・・
コメント
こんばんは。
コメントしたくてもこの種の事は全く無知でごめんなさい、ただ、タブレットは子供のマンション支給の物をもらって来て使っていましたが、しばらくして電源が入らず小さな穴に針を差し込んだりしましたが、駄目で捨ててあります、もうついていけませんね。
ハックルさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
パソコンを使いこなされてるので、タブレットの操作自体は問題ないと思いますが、たまたまそのタブレットは不具合があったようですね。
電子機器は電源が入らないと何の役にもたちませんよね(>_<)