2016年のきのこパトロールもこれが最後です。
急に寒くなってきて、冬が近づいて来てますねー。おぉー、寒いのいやだ。
今日はシモフリシメジを求めて一直線。毎年最後に訪れる場所です。
まず急な斜面を登って、途中の藪を抜けていきます。
藪の葉が落ちて、見通しが良くなりましたね。
終盤キノコ御三家。クリタケ、シモフリシメジ、チャナメツムタケ。
クリタケがちらほら。あんまり大株はありませんが、少しずついろんなところに。
まだ幼菌もあったのですが頭の部分を何者かに食べられてました。
良く見ると、ナメクジ(黄色矢印)の仕業でした。
クリタケの幼菌はほんとにうまそうなので、ナメクジが食べたくなるのもわかる(笑)
ニガクリタケ(毒)もありましたよ。写真1枚目のように古くなったものは傘の周辺部が黒っぽくなっていかにも不味そうなので大丈夫だと思いますが、写真1枚目の幼菌はちょっとうまそうに見えますよね。クリタケとニガクリタケについてはこちらにも詳しく書きました。
ありました、ありました、本命のシモフリシメジ。
このキノコとても美味しいのですが、虫に食われやすいんですよね。
傘が開いたものが多くて少し遅かったかな。
シモフリシメジは、傘の周辺部や柄にうっすらとしたレモン色が入っています。
似ているネズミシメジ(毒)は傘の裏が淡灰色で傘がネズミの鼻のように尖っています。
私はネズミシメジにはほとんど出会わないんですよね。
チャナメツムタケです。
写真2枚目のような幼菌だとわかりやすいですが、写真1枚目のように傘が開いたものはちょっとカキシメジ(毒)に似てますね。
雨に濡れるとと強いヌメリがあります。
傘が開いても、周辺部にササクレの名残があります。
柄にもササクレがあります。このササクレが見分けポイントです。
こちらカキシメジ(毒)。
慣れると間違えませんが、ぱっと見、チャナメツムタケの傘が開いたものに似ています。
傘が濡れると少しヌメリがでますが、チャナメツムタケほどではありません。
傘、柄ともササクレはなく、ツルッとしています。
カキシメジは、クリフウセンタケにも似ているのでこちらもご注意を。
最後にまさかの大物登場!
紅葉の赤い葉がきれいですねー。
そんなにたくさんは採れなかったけど、今年はこんなところかな。
落ち葉に覆われた杣道をガサガサ音を立てながら下ります。
おや? あれは?
おぉー! こんなところに大きなマツタケが!
柄が太くて傘も開いておらず、虫にも食われていない。最高の状態。
もうすっかりマツタケ狙いのきのこ狩り師の姿もなくなり、静かになった山でこんなの採れるとはビックリ!
山神様からの最後のプレゼントかな。ありがとうございます!
これは冷凍しておいて、正月にみんなで食べよう。
コメント
こんにちは。
最初の頃は私も間違えました。
コンビニの袋なんかに入れられているとごっちゃになって見分けが付かなくなりますね。
チャナメには髭根がありますので、根本から採ってと良く言ってます。
最後がこれまた凄いですね。お見事!
無茶1さん、おはようございます。
毒キノコは現地で判定するのが一番ですね。確かに混ぜられてごちゃごちゃになると、間違える危険性は高くなりますよね。
チャナメには髭根がありますか。今まで根元には着目していなかったので、今度採ったら(といっても来年になっちゃいますが)良くみてみます。ありがとうございます。
最後の大物は、いつも通り運だけです(笑)
最後の最後にこんな大物をとるとは流石です!
正月の料理も豪華なものになりそうですね。
akiさん、おはようございます。
ありがとうございます。私、どうやら、運だけは良いようです(笑)
まさか今ごろマツタケがまだ採れるとは思っていなかったので、ほんとにビックリしました。
そうですねー、正月に相応しい立派なマツタケなので良い年が迎えられそうです。山神様に感謝です(^_^)
こんばんは。
終盤になってチャナメが沢山出ましたね、私はしっかり塩蔵しました、マツタケの大物、山の神様のプレゼント、私と全く同じで思わず笑ってしまいました良かったですね。
ハックルさん、おはようございます。
私はチャナメもそれほど採れませんでしたが、キノコシーズン終わってみれば出方は例年と違いましたが、今年も全体的にはいろんなのがまずまず採れて感謝です。
二人とも山神様には好かれてるんじゃないですかね(笑)
キノコは魚と違って採り尽くすなんてことは不可能なので、ほったらかしでも来年また生えてきてくれるのがうれしいですね。山国に住んでいることをありがたく思います。