渓流釣りやきのこ狩りに行く時に活躍してくれているジムニー(JB23-1型)。
プリウスだと入って行くのを躊躇するようなガタガタの林道でもジムニーなら余裕。コンパクトサイズなので、駐車場所も選ばないところも最高。
基本的に雨の日には渓流へも山へも行かないことにしていますが、夏だと夕方になると降る確率が高かったりして、雨の中をジムニーで帰ってくることは結構あります。
ここ何ヶ月か、そういう時に、
「あ、ジムニーのワイパーゴム替えてなかった」と何度も思い出すんだけど、うちに帰ってきたらすっかり忘れちゃう。というのを、繰り返していました。
なんかワイパー動かすと、ブルブルブルっとかなり大きなビビリ音を立てながら動くんですよね。そんな状態だからもちろん拭きムラもあるし。
この音(振動)がなんともストレスを感じる。
ゴムを見るとそれほど劣化しているようには見えないし、このワイパーゴム、前回車検時の交換当初からなんかこんな感じだった気がする。ゴムだけじゃなく、ブレードごと替えてみよう。
ワイパーは完全に水を拭き取っているわけではない。
ワイパーって水を完全に拭き取っているわけではなく、ガラス全体に薄い水膜を作ってワイパーがスムーズに動くようにして視界を確保する道具らしいです。
だから、ガラス面に撥水コートをした状態で普通のワイパーゴムを使うと水膜がうまく作れずにビビることになります。ガラス面に油膜ができている場合も同様です。
従って、ワイパーのビビリ音を解消するためには二つの方法論があります。
- ガラスから油分をしっかり取り除き、新しいゴム(撥水用ではなく普通の物)に替える。
油膜をしっかり落として、撥水コートもしないというのが大事です。 - ガラス面に撥水コートをして、撥水コート専用のワイパーゴムに交換する。
こちらは上述したガラス面に薄い水膜を作ってワイパーをスムーズに動かすというのとは真逆。撥水コートをした上で、ワイパーゴムも専用のものを使って摩擦抵抗を軽減。
(1)の方法の方が簡単で確実だと思います。ただ、自動洗車機で車全体に撥水処理をしている場合はダメですね。ガラス面の油膜落としとワイパーゴムの劣化を定期的にチェックする必要はあります。
(2)の方法。撥水コート専用のワイパーゴムは摩擦抵抗が低いですが完全ではないので、ガラスの状態によってはビビリ音が出ることもあります。そういう意味では、効果のほどは実際にやってみないとわからない部分があります。
また、撥水コートが弱くなってくるとビビリ音がするようになるので、定期的な施工が必要です。
検索していたら、「シリコンゴム表面にコーティングを施し、雨天時にワイパーを作動させているだけでガラス表面に撥水被膜を形成する」というワイパーを見つけました。
ホントかいな、これ?
今のところアマゾンレビューに何も書き込まれてないのでちょっと不安だけど、この機会に試してみることにしました。
ジムニーワイパー交換|Wiper Pro 撥水シリコートワイパー
Wiper Pro 撥水シリコートワイパー(楽天で見る・アマゾンで見る)
ジムニーのワイパーサイズは、フロントの右が450mm、左が400mm、リアワイパーが300mmです。
450mmと400mmのセットを一つと300mmを一つ購入。
まず、リアワイパーブレードを外してみます。
今はU字フックで脱着できるタイプが多いと思います。ジムニーもU字フックです。
アームとブレードの接続部分にあるポチッとしたやつ(黄色矢印)を下に押し込んで、写真2枚目の赤矢印方向(アームの根元方向)に動かすと外れます。
それはそうと、ブレード自体がかなり錆びてるね。リアワイパーとは言え、もっと早く替えれば良かった。車検の時に、車屋さんはよく交換おすすめしてこなかったな(笑)
ワイパーアーム(車に接続されているアーム)先端のU字フック。ここもちょっと錆びてるね。
フロントのワイパーブレード。こちらも同様に、このポチッとしたのを矢印方向に押し込んでブレードをアームの根元方向にスライドさせると外れます。
フロントワイパーのブレードを外したところ。
フロントワイパーは前回車検の時にお勧めされてブレードごと交換したので、ブレードが錆びているようなことはないですが、ブルブルと振動するように動くのはゴムじゃなくてブレードのせいのような気がするので、今回はブレードごと交換します。
赤サビを黒い防錆被膜に転換しよう。
リア、フロントともアーム先端のU字部分が錆びているので、ワイヤーブラシでサビをできるだけ落とします。
そしてこの怪しげな液体を塗っておきます(笑)
SOFT99 赤サビ転換防錆剤(楽天で見る・アマゾンで見る)
これは赤錆を黒い防錆皮膜に変換してくれるものです。中古ジムニーを買った時に、スチールの錆部分にかなり塗りました。効果はありますよ。
ワイヤーブラシでできるだけ錆を落とした後にぺたぺた塗って乾かします。
交換はいたって簡単。ブレード構造の違いにも期待。
写真1枚目の左側が今まで使っていたワイパーブレード。右が新しいもの。
古いのは、4箇所(黄色矢印)に力が加わってゴムをガラスに押しつけるような構造。対して新しいものは樹脂製のブレード全体でゴムを押しつける構造。
写真2枚目はU字フックに装着するセンター部分。旧型よりなんだか複雑な構造。
フタを開いてこの向きにアームを差し込んで、引っかけるようにして固定。
外す時は、逆にフタをカチッと開けて写真2枚目のようにアーム元部方向へスライドさせればOK。外すのも簡単。
当面はこのまま使ってみるけど、もし滑りが悪くなってきたら撥水コート剤も使ってみようかな。こんなやつね。
SOFT99 超ガラコ(楽天で見る・アマゾンで見る)
雨の日に新しいワイパーを稼働させてみました。スムーズに動いて調子は良好です。
ビビリ音は全くしなくなって気分爽快!
ところで、天気予報では明日から6日間連続で「曇り時々雨」になってるよ。
雨天走行は快適になったとはいえ、そんなに雨ばかり降って欲しくないなぁ。
コメント
余裕があればジムニーほしいのですけどねー。
祖父はジムニーで鮎漁の船ばんばん引っ張って上げ下ろししています。
Nori1022さん、こんばんは。
ジムニーは抜群の機動力があって、Noriさんにも似合うと思いますよ(^_^)
細いデコボコ林道もへっちゃらだし、ちょっとしたスペースがあれば邪魔にならずに停められるのも良いです。
ランクルやパジェロは林道入って行けたとしても、停める場所に困る(笑)
そう言えば、お爺さんがジムニー持ってるんでしたね。いつかもらえるかも?
こんばんは。
面白い構造ですね、このワイパーブレード。
上手くガラス曲面に合わせてブレードベースができているんですね。
これなら、冬季のブレード凍結も起き難いかも知れません。
マンボウさん、こんばんは。
ワイパーブレード全体でゴムをガラスに押しつける構造なので、ガラスにぴったりフィットする感じで、スムーズに動きます。
今までのゴムは、雪が降っている時は拭きムラができて視界確保が怪しくなってましたが、シリコンは耐熱、耐寒性能にも優れるらしいので、冬にも期待しています(^_^)
ワイパーのゴムって長持ちしないです。何か原因があるのかもしれませんが、すぐにビビリ音が出てしまします。以前乗っていたミラは、ワイパー交換をサボったが為にガラスに傷が入ってしまった事がありました。定期的にチェックは必要だなと感じました。 セカンドカーにジムニー 欲しいです。仕事上乗れませんが・・・
Kさん、こんばんは。
普通のゴム製のやつは確かに長持ちしないですよねー。
今回のはシリコンゴム製で、耐熱、耐寒性能に優れていて耐久性もあるようなので期待しているとことです。
ガラスに傷が!? それは大変。私も定期チェック怠らないようにします。
仕事上ジムニーに乗れない? もしかしたら、他の自動車メーカー関連のお仕事されてるんでしょうか(笑)
ある程度使い込んだ車両のワイパーはこの症状がありますねとても興味深いです。
自分もⅢ型のジムニーで手直ししたいです。
ちなみにリコプテラさんのジムニーのヘッドライトは曇りが見えませんがどのような工夫かメンテをされているのですか?
自分のは使用に支障がないのですが見た目が曇っているのでヘッドライト用の溶剤で磨きますがまたダメになるので・・・^^;
幻の渓流師さん、こんばんは。
ワイパーゴムって結構寿命が短いんですよね。
今回のシリコンゴム製は耐久性にも期待しているところです。
ヘッドライトの件ですが、以前記事にしています。
http://www.sakanakokoro.com/2014/06/18/3964/
このやり方はサンドペーパーで削るので効果は抜群ですが、自分でやるとちょっとリスクのあるやり方なんですよね。削りすぎるとライトカバー自体を破損しかねないので注意が必要です(^_^;)
量販店やスタンド、ディーラーなどでもヘッドライトクリーニングと称して磨いてくれるサービスがあるので、依頼するのも良いかもしれません。
方法は店によってまちまちで、かなり黄色く濁っている場合は、私と同様にしっかり削る方法でないときれいになりません。
ちなみに、イエローハットで施工してもらった知人はきれいにならずにがっかりしてました。うちの近くのENEOS系のスタンドで施工し直したらピカピカになったそうです(^_^)
おはようございます。
料理ばかりでなく車の修理までやってしまう器用さには驚いてしまいます、私もジムニー残しておけば良かったと後悔しています、今はマニュアルの車が軽トラしかなくってね。
ハックルさん、こんばんは。
今回のは車の修理というほどのことではないんですよ。
大袈裟に書いてますが、ワイパーがこのU字フックタイプなら、古いのを引き抜いて新しいのを差し込むだけです(笑)
ジムニーは山に行くには最高の車だと思っています。もう14万キロくらい走っている古い車ですが、ダメになるまでがんばってもらいます。
軽トラも荷物が積める点では魅力的なんですが、タイヤ径が小さいので雪道や悪路はやっぱりジムニーが頼りになります(^_^)
ボクも前のブレードは軽くビリビリ音がしてたけど、1~2年前にブレードごと交換してから全くその兆候は現れていませんね。
はっきり覚えていないけど、リコプテラさんと同じブレードを付けたような気もするんだけど、あまり自信がないなぁ。(笑)
少なくとも撥水コート(ガラコ)との相性は良いです。
kuniさん、こんばんは。
同じ商品かどうかは別にして、ガラコと相性が良いなら撥水コート専用のワイパーゴムであることは間違いないですね。
今回のシリコンゴムタイプには耐久性にも期待しているんですが、もしkuniさんが交換したのが2年前だとしたらかなりの耐久性ですよね。
ともかく、雨の日のビビリ音ストレスから解放されたのでうれしいです(^_^)
こんばんは。
撥水コート対応のワイパーは昔に試したことがありますが、特段の効果が実感出来ませんでした。今はなんでも進歩してますので効果があるのでしょうか。
撥水コートはフッ素系が一番らしいですね。
でも、安売りの時についつい買い溜めたアルコール系のが大量にあるんです^^;
七流釣師さん、こんばんは。
普通のゴムタイプワイパー+ガラスに撥水コート=ビビる
撥水コートタイプワイパー+ガラスに撥水コートなし=ビビる
ということらしいですが、他の条件にも左右されるのかもしれませんね。
ガラコは何系なんだろう?と調べてみたら、普通のガラコはシリコン系で「超ガラコ」はフッ素でした。ガラコは商品ラインナップがいろいろあってややこしい(笑)
ともかく、安全のために雨天の視界確保は重要ですよね(^_^)
後ろのワイパーゴムが減ってます
総家はサビが付いてました、私も掃除。取り替えてみます
参考に成りました。有難う。
釣りお爺さん、こんばんは。
ワイパーゴムって晴れ続きでしばらくワイパーを動かしてないと忘れちゃうんですよね。そして、雨の日にブルブルとびびって思い出す。の繰り返しでした、私の場合。
錆が付着しているなら、ワイパーブレードごと交換した方が良いかもしれませんね。
こちらは1週間ほど雨続きのようです。
雨の日は視界が悪くなるので、お互い気を付けましょう(^_^)