久しぶりに管理釣り場へ(フィッシュオン鹿留)
毎年、渓流のシーズンオフに一度は訪れる、FISH ON! 鹿留(フィッシュオンししどめ)。“鹿留”と書いてシシドメ。
昨年も書いてますが、ここは広い敷地内に大きなポンド二つと渓流を区切った流水エリアで構成されています。敷地面積は70,000平方メートルというから結構広い。ちょうど福岡ドームの大きさと一緒らしい。私は福岡ドーム自体ピンときませんが(笑)。東京ドームは46,755平方メートルらしい。
こんなに空いているのは初めて。ゆったり釣りができるね。
以前はルアーでポンドの大物を狙ってましたが、最近は遊びを兼ねて渓流フライフィッシングの練習やテストをしに行く感じです。
早朝到着、朝靄に包まれるホリデイロッジ鹿留。宿泊もできる施設です。釣りの受付もここです。
ルアー・フライの1日券を購入。
タックルベリーの会員になっているので100円引きで4,400円。
お目当ての渓流エリアへ。
渓流のルアー・フライエリアへ。ロッジの下側から流域は長いのですが、ロッジの上の方へ向かいます。平日だけど今までこんなに空いてることなかったな。
階段状になったプールがたくさんあるんですが、今日はそれぞれのプールに一人ずつ入ってもまだ空いているプールがいくつも。とりあえずこのプールでやってみよう。プール独り占めとはなんとも贅沢。
左岸側は道路があって後ろを人が歩いたりすると危ないので、右岸側に渡って釣り開始。
マーカーを自作してみたい。
まずはルースニング(マーカーニンフ)で、新たに巻いたニンフをいろいろテスト。
マーカーは最近はTMC ストライクディテクター(楽天市場で見る・アマゾンで見る)を使ってます。
四角い切れ目が入ったシール状の発泡材シートなんですが、これをディペットにクルクル巻き付けて使います。好きな位置に付けられて、付け外しも簡単。
キャスティングの時もトラブルが少なくて気に入っていますが、使い捨てなのがなぁ・・・
使いやすいマーカー、自作しようかな。
★後日追記:
球状の発砲素材を使ってシンプルでノントラブルのマーカーを作ってみました。
これが結構調子良いです。詳しくはこちら。
まずはルースニングでニンフ各種のテスト&キープ用の魚確保。
ルースニングには、SHIMANO Limestone LS 8034(楽天で見る・アマゾンで見る)を使ってみます。
ラインWF-4F、リーダー9ftにティペット5Xを3ft継ぎ足し。
ここは一日券で20尾までキープできるという大盤振る舞いの管理釣り場。
普段よく釣りに行く割りに魚を持って帰らないので、ウチの両親はどうも私が釣りがヘタなんだと思っている節がある(笑)。たまにはお土産持って帰ろうかな。
解禁当初など渓流で渋い状況の中、何度も救ってくれたグレーニンフを結んでとりあえず数を釣ろうかな。
アベレージサイズが順調に釣れます。やはり釣れるな、グレーニンフ。
今回いくつか試したいフライを巻いてきました、クロスオーストリッチ、MSC、ビーズソラックス・フェザントテイル・ニンフなど。
クロスオーストリッチに替えたら、黒っぽい元気なニジマスが。
これもクロスオーストリッチで。20尾釣る中ではこれが一番大きかったかな。36cm。
これは良い引きしてました。
順調に20尾キャッチ。一番反応が良かったのはグレーニンフ。
このフライ使っている人少ないかも。テンカラ毛鉤にテイルを付けたような見た目。
光り物は一切ついていないけど、ボディーのマスクラットファーが水中で空気をはらんで、いい感じなのかも。皆さんも試してみて。グレーニンフのタイイングはこちら。
続いて、フェザントテイルニンフ、GBヘアズイヤーニンフは安定の働き。
クロスオーストリッチはたまたまかもしれないけど、大きめの魚が連発しました。
今回意外とダメだったのが、MSC。MSCは初めて巻いて使ってみたんですが、サイズが#14とちょっと小さめだったせいもあるかな。
やはり、プールの落ち込み付近(写真1枚目黄色丸印付近)が釣れますね。
ヒラキに群れている魚(写真2枚目黄色丸印付近)はちょっと手強いです。流れてくるニンフを避けるようにしたり・・・
とりあえず早めにお土産用のニジマスを捌いておこう。
魚をおろせる水場が四箇所に設置されています。まな板(といっても単なる合板)は用意されてますが、刃物は自分で持っていく必要があります。
釣り用の小型出刃持ってきました。
大小のニジマス20尾。今回は頭をつけたままの調理はしないので、頭を落とし腹を出します。
大きい物はここで三枚に下ろしちゃおう。この出刃、小さいのでちょっとおろしにくい。
全部おろして保冷剤入りのクーラーボックスに収納。ふー、結構時間かかったな。
それからまた少し釣って、レストラン開店の11時までまだ時間があるので、ロッジまでおりて辺りをぶらぶら。以前にも施設については紹介しましたね。
写真2枚目は貸切釣り場、小さい段差のプールにニジマスをその場で放して釣るというお子さん連れ向きの釣り場。バーベキューポイントが周りにたくさんあるので、釣った魚を焼いて食べることもできます。
写真1枚目はルアー・フライ用流水エリアの最下部。この辺りの方がまだ人がいました。
この上には(貸切ではない)一般餌釣エリアがあります。
写真2枚目、川を挟んだ向こう側はパインレイク。駐車場も受付も別です。コンディションの良い大物中心に放されているので、大物専門に狙うならここが良いですね。
ただ、このポンドだけは別料金。しかも一日券8,400円となかなかのお値段。価格に見合うモンスター級が入ってますけどね。
写真1枚目は鹿留湖。ここは流水エリアと共通で釣ることができます。
パインレイクほど密度は高くないですが、ここにも大物がいますよ。以前ルアーで70cmのニジマスを釣ったことがあります。
それにしても空いてるなー。土日なんかは隣の人とオマツリになりそうなくらい混んでるのに。
車いすの人も釣ってました。ロッジの階段横には車いす用リフトもあるし、障害者手帳をお持ちの方は利用料が半額になるので、ぜひ釣りを楽しんで下さい。
この辺でお昼休憩です。
ロッジの中には、ショップもあります。ルアーはかなりの種類を売っているし、ラインや小物類も揃っています。フライはニンフ系が少しだけ。
その奥にはレストランがあります。メニューはこんな感じ。
『担々麺風豆乳ラーメン』というのにも惹かれたけど、なんとなく肉系のものが食べたかったので唐揚げ定食(850円)を注文。
から揚げは通常よりでかいサイズのものが5つ。結構ボリュームあります。
味はまぁ普通です(^_^)
満腹満腹。早起きしたからちょっと眠くなっちゃったな。
車の中でしばし昼寝しよう。ぽかぽか温かいし。
ネイティブエリアではいつも通りの厳しい釣りを展開。
昼寝後はコーカーズのウェーディングシューズをしっかり履きます。管釣りなのに。
上の方まで歩いて、ネイティブエリアにやってきました。
ヤマメやイワナも放されている区間です。エリアの最上流部ですね。
ここでやっと登場! 先日新たに購入したVARIVAS iD 783-4。DT-3Fのラインをセット。
楕円断面のSuper Yamameにティペットはいつも使っている7X。全長18ftのシステム。
ロングリーダーには、シマザキ リーダーグリースを。
そして今回試したかったシマザキ リーダーグリース(楽天で見る・アマゾンで見る)。
楕円断面のリーダーをロングキャストしてリーダーが沈むと水面から引きはがしにくくなるんですよね。アタリも取りにくくなります。
ショップ店長は、リーダーにジェル状のフロータントを塗ると良いといっていたので、愛用しているC&F パワーフロート(楽天で見る・アマゾンで見る)を薄く塗ってみましたが、イマイチ効果が実感できない。そこでリーダー専用のフロータントを買ってみました。
これも先日紹介したクロスオーストリッチの考案者、島崎憲司郎さんが開発したものですね。
このグリース、使ってみるとリーダーが沈みにくくなって、フライ用のフロータントより固いので持続力があっていい感じ。
渓流そのものの管理釣り場。
ネイティブエリア。
ほとんど渓流そのものでしょ。さっきのニジマスエリアとは違って魚の姿は見えないな。
ともかく、ドライフライ(アダムスパラシュート)を結んで、普段の渓流釣行時と同じようにポイントを攻めながら釣り上っていきます。ウェーディングシューズ必要でしょ。
ニューロッドでキャスティング開始。
事前に見た岩井さんの動画で説明されていた通りにリストの開け閉めを意識しながらキャスティング。
特に問題なく投げられますが、他のロッドよりロングリーダーをキャスティングしやすいかどうかについてはもう少し使ってみないと・・・
キャスティング後のラインメンディングはしやすいですね。
★2017.4.3追記:
早春の自然渓流でしっかり使ってみました。このロッドは自分にとってはもの凄く使いやすいことがわかってお気に入りになりました。詳しくはこちら。
この2つのポイント、黄色丸印でピチャッと小さいやつが出ますが、フライをちゃんとくわえなかったようです。
フライをチェンジ。
先日巻いたクロスオーストリッチに黒いハックルを巻き、エルクヘアを上向きに取り付けたもの(クリップルダンみたいに)。
何度か流すけど反応がなく、最後の一流し。「次のポイントは・・・」とチラッと視線をはずした瞬間、視界の隅でバシャッと魚が出るのを捉えました。イワナかな。
バシッと合わせると、グイグイ引きます。いいサイズかも。
ティペット7Xなので慎重にやりとりしますが、このロッド、魚とのやりとりはなんだか安心感があります。パラボリックアクションというような感じで、負荷が強くなるとバット部から曲がるので魚のパワーをうまくいなしてくれます。
かなりパワーのあるニジマスでしたが無事ランディング。
少し野生を取り戻したのか、尾ビレもしっかりしていてコンディションの良い魚でした。ほんとはイワナを期待していたんだけど、ドライフライに出てくれたから、うれしいですね。
写真1枚目の黄色丸印でも魚が出ました。
合わせた途端に白泡に向かってグイグイと引っぱられます。おっとっとと思った瞬間にフックアウト。尋常じゃない引き方だったけど、しっかり口にかかっていなくてスレ掛かりだったのかも。
写真2枚目のプールでは泳ぐヤマメたちが見えます。
が、ヒラキに泳いでいるヤマメはドライフライに反応しません。というよりフライが流れてくると避けるような状態・・・
さらに上に行ってみますか。こんな杣道風のところを歩いて、大岩ごつごつの大淵へ。
普通の源流じゃないですか。
これ、もはや管釣りじゃないよね(笑) 間違ってもスニーカーとかで歩いちゃだめです。危ないです。ウェーダー履いていても落ち葉がある場所は滑ります。
ヤマメもイワナも釣れないなー。
解禁当初の厳しい渓流釣りの様相になってきた。そもそもドライフライにこだわってるのが問題だと思うけど、ロングリーダーでルースニングをやる気にもならずそのまま続行。
なんとかチビイワナを釣り上げて、ほぼエリアの上限まで来ちゃったのでまた下へと戻ります。
今の時期のヤマメ、イワナは難しいなー。もっと修業を積もう。
夕方になってきたら、ニジマスがドライフライに好反応になったので、ちょっと楽しんでいたら暗くなってきました。
この管理釣り場は、一日いても全く飽きません。というか時間が足りないくらい。
私にとって唯一の問題は、うちから少し遠すぎるということ。
高速代往復で7,740円。距離にしたら片道140kmくらいのものだけど、高速代ってちょっと高すぎると思わない?
コメント
フィッシュオン鹿留はホントにいい管釣りですね。
設備も整っているし、面積も広いし。
でもやっぱり自然渓流の不便な感じが1番楽しいです。
akiさん、こんばんは。
そうですね。ここは施設が充実していて、いろんな楽しみ方ができますね。
初心者やお子さん連れから、ベテランまでどなたでも楽しめる管理釣り場だと思います。
これから本格的な冬になりますが、私も早く渓流に行きたくてうずうずしています。まだ春は遠いですけどね(^_^)
おはようございます。
自然な感じの釣場で実に良いです。
一方で、全ての費用を入れると結構な額になるのは言われる通りですね。
そうしてみるとシーズン中の渓釣りがいかに安いかということかも。
マンボウさん、こんばんは。
流水エリアの上の方は、自然渓流そのものです。
今回はニジマス中心でしたが、イワナやヤマメもいるので渓流の練習にもなります。
高速料金は高いですねー。
木曽川の年券が値上がりして文句言ってましたが、確かに1年分と考えれば安い気もします(^_^;)
これは良い管理釣り場ですね
渓流形の管理釣り場は池と違い魅力が有ります
こちらにも有りますが規模が小さく人気が有りません
やはり地方の利点を生かす釣り場はいいですね
今度計画では平谷え温泉を兼ねて1日行く計画してます
12月9日
釣りお爺さん、こんばんは。
そちらにも渓流タイプの管理釣り場あるんですね。
この管理釣り場は以前は東京電力が経営してたんですよね。電力会社ということで、川を利用するにあたって融通が利いたのかもしれません。そのおかげで他に類のない流水エリアができたんだと思います。
私は、今回が今年最後の釣行になりそうです(T_T)
平谷湖、楽しんできて下さい。釣りの後の温泉もいいですねー。
購入したロッドも良さそうですね。
管釣りといってももろに渓流で気持ち良いですね!
Nori1022さん、こんばんは。
ニューロッドはちょっと変わったテイストなんですが、それはそれでちゃんと使いこなすのもおもしろそうです。
そうなんですよ。上流部は源流そのものなので、気分は最高です。
渓流が禁漁になるとうずうずして、毎年一回は行きます。高速代がもっと安ければ頻繁に行けるんですけどねー(^_^;)
こんばんは。
尾鰭は少し丸いようですが綺麗なニジですね。こちらの管釣りでは胸鰭が欠損した魚しか入ってません^^;
この時期ですから渓に立てただけでも気分が良かったのでは?空いていたなら尚更ですね。
七流釣師さん、こんばんは。
犀川に住むニジマスとまではいきませんが、中にはとてもコンディションの良い魚もいて良い引きを楽しめます。
胸ビレが欠損したニジマス、ここにもいますが釣り上げるとちょっと残念な気持ちになりますね。
今回は渓流で伸び伸び釣りができたので、大満足でした。ほんとはイワナやヤマメをもって釣りたかったですが(^_^;)
フィッシュオン 鹿留と言えば、昔フライ関連の雑誌で必死に情報を読み漁っていた頃から、よく紙面を飾っていましたね。^^
近ければ行ってみたい気もするけど、ここからだと遠過ぎる。(笑)
kuniさん、こんばんは。
フィッシュオン鹿留は管理釣り場の老舗ですよね。以前は東京電力の経営でしたが、東日本大震災の後、タックルベリーの経営に変わりました。
ここはどんなレベルの釣り人が行っても楽しめる管理釣り場だと思います。
うちからでも交通費の方が高く付きますが、kuniさんとこからだとさすがに遠すぎますね。
kuniさんが良く行く堰堤湖の管理釣り場も魅力的ですね。
こんばんは。
この時期こんな風景の管理釣り場があるんですね、しばらく溪の風景は見ていません為か血が躍ります、いつもながら行動派なのには感心します、しっかり楽しめましたね。
ハックルさん、こんばんは。
私もしばらく渓流を見ていなかったので、うずうずして行ってきました。
ここは元々自然河川を区切って管理釣り場にしたので、上流部は渓流(源流)そのものです。久しぶりに渓流を堪能できました(^_^)
高速料金がもっと安ければ禁漁期中に何回か行きたいのですが・・・民主党政権時代の「どこまで行っても高速1,000円」が懐かしいです。
このようなロケーションの釣り場が近くに有ると良いですね^^;
距離的にちょっと遠いのと高速代は高いですね。
新調のロッドと毛鉤の感触は良かったようですね。
岩魚山女魚には恵まれ無かったようですがまた次回ですかね。
なかなかのサイズも混じりお土産も出来て楽しめたのは羨ましいです。(^^)/
幻の渓流師さん、こんばんは。
もっと近ければ頻繁に行けるんですけどねぇ。高速代はもう少し安くならないものですかねー。
ニューロッドは、ニジマス相手にかなり楽しめました。イワナ、ヤマメ(こちらではアマゴになりますが)は渓流解禁後の楽しみにしておきます。
早く春が来ないかな(笑)