私は天ぷらを『魔法の調理法』だと思っています。
どんな食材も天ぷらにするとうまくなっちゃうから。
特に苦味やアクの強い食材を揚げると最高。強い苦味を持つフキノトウやゴーヤだって天ぷらにすると適度に苦味が抜けて、うまいんですよねー。
今回は、川魚独特のクセがある(と言われる)ウグイを天ぷらにしてみます。
天ぷら用に開くところまではフライと同じなので、そちらをご覧下さい。
ウグイの天ぷら
- ウグイ…2尾(20cmくらいのもの)
- マイタケ、ニンジン、大葉…好きなだけ
- 卵…大1個
- 水…卵と合わせて200mlになるように
- 薄力粉…80〜100g
- コーンスターチ…小さじ1/2
- 揚げ油…適量
今回も活躍、『天ぷら工房』(楽天で見る・アマゾンで見る)。
この天ぷら鍋は本当に便利ですよ。詳しくはこちら。
ウグイの天ぷらって言ったって、特別なことはありません。普通に揚げれば大丈夫です。
美味しい天ぷらの作り方に従って揚げます。
計量カップに卵一個を割り入れ、水を入れて200ccになるようにします。
ボウルに入れてかき混ぜ、卵水を作ります。
良くかき混ぜたら、泡をすくい取ります。
コーンスターチ小さじ1/2を入れて混ぜ合わせます。
コーンスターチを入れると衣がカラッと揚がります。
他にもカラッと揚げる方法はいろいろあるようですね。母親は衣にビールを入れて揚げてます。ちょっともったいない気もするけど(笑)
小麦粉80〜100gを少しずつ様子を見ながら入れ、泡立て器で叩くようにしながら混ぜます。
かき混ぜちゃうと粘りが出ちゃうので、叩くように。多少粉っぽさが残っていてもOKです。
ニンジンから揚げます。
千切りにしたニンジンを適当な本数でまとめ、衣を通してから余分な衣を落として、180℃の油で揚げます。油の温度が下がらないように少しずつ揚げます。
ウグイも揚げます。
2尾一緒だとくっついちゃうので、1尾ずつ揚げます。
他に、マイタケと大葉も揚げます。
この分量の衣だと大量に余っちゃうので、後でもう一度他の食材も揚げました。
そんなにたくさん揚げないなら、衣は半分の量で作った方が良さそう。
天ぷらはとにかく揚げたてを食べなきゃ意味がない。
すぐにビールを開けて、食べましょう。
シロギスの天ぷらみたいな感じですね。大きさも同じくらいだし。
フライの場合は、ウグイだってのがわかりにくいけど、天ぷらの場合は皮面を見るとウグイだってわかりますね。
これがサクッとしていて、身はふんわり、結構イケるんですよー。
うーん、ビールが進む。と言っても、私の場合350ml缶1本がちょうど良い(笑)
うまい魚介の天ぷらは。
魔法の調理法だけあって、どの魚も天ぷらにするとうまいですが、その中でも私が特にうまいと思うのは、ハゼとワカサギ。
シロギスもうまいと思うけど、やはりハゼの方が小さいからカリッとした感じに揚がるし身にうまみもある。
そして、ワカサギはさばくことなくそのまま揚げるので、ごくほんのり苦味が感じられてそれがまたいいんですよね。
同じような魚だとキビナゴもうまいけど、ワカサギの方が繊細でうまい。
抜群にうまい二種の魚だけど、“魚介”と範囲を広げるとエビとイカという天ぷら界のツートップがいるからな。こちらはもちろん最高!
ウグイが希少な地域もある。
先日、ウグイの洗いの記事にコメントいただきました。
自分の地域では昔、ウグイを焼いて串刺しに扇形にして売られていました。昭和40年頃以前。今はありません。数が減ってとても売れるほどは取れません。
自分が生まれ育った家のすぐ裏が山間部の小川で自分が生まれた時はウグイはいなくて、アブラハヤ、カジカ、ヤマメが棲んでいました。ヤマメなら自分が小学校入学前~小学生時代までに釣り身近な魚でしたが自宅から5キロ以上離れた本流に棲むウグイはあこがれの魚でした。中学高校生の頃、たまに本流でウグイ釣りを楽しみました。20歳頃いったん釣りは休止。おっさんの年齢になってきたある日、釣再開しました。今はその本流にスモールマウスバスが多数入ってきてウグイ釣れなくなり他県までウグイ釣りに行きます。
そこは山間部ですが40センチのウグイがでます。自分はウグイは食べません。味云々よりもったいなくてとても食べる気にはなれません。食べるのならお金を少しだせばアユ、ヤマメ、イワナを食べることができます。たまに釣ったコイでコイこくなら作ります。
ヤマメが身近な魚で、ウグイが憧れの魚とは。
そしてウグイが減ってきていて、他県まで釣りに行くとは。どこの川なのかが気になります。まさかウグイが希少になってきている川があるとは思いませんでした。
鯉コクを作るなら、長野県内?鯉コクって他県でも食べます?
ともかく、いたるところにいると思っていたウグイが希少になっている川があるとはびっくり。でも、天竜川ではオイカワが希少になりつつあるので、そういうことがあっても不思議じゃないかも。
ところで、ウグイ料理はまだ続くの? 続きます(笑)
洗い、〆ウグイ、塩焼き、フライ、燻製なども好評です。こちらもご覧下さい。
コメント
僕はテンジクタチウオの天ぷらがとろけて最高に好きです。
因みにビールは毎日350ml缶5本が最低ライン…
Nori1022さん、こんばんは。
タチウオ、天ぷらで食べたことないんですよねー。
テンジクタチウオ? タチウオにも種類があるの?と思って検索してみたら、大型で高級なやつみたいですね。うーん、これは食べてみたい。
ビールがもはや水のようになってるじゃないですか。いやいや、水だったらそんなにたくさん飲めないか(笑)
こんばんは。
ウグイが憧れの魚とは、ビックリです。
ウグイの扇串刺しのビジネスがしたいです。
マンボウさん、こんばんは。
私もウグイに憧れていたという話は初めて聞いたのでびっくりです。
ウグイを焼いていたり、鯉コクを食べたり、千曲川辺りの話なのかなと思いますが、ウグイがそんなに減っているのかどうか。
ウグイの串刺しのビジネスがしたい?儲かりますかね(笑)
鮎の方が儲かりそうな気がしますが、長野県内はどこもあまり鮎が釣れなく(獲れなく)なってしまいました。
私は釣りたて太刀魚の天ぷらが最高に好きです。ハゼも美味いですよね!
ニジマスでも美味しいのかな?
七流釣師さん、こんばんは。
おやおや?すでにタチウオの天ぷらに2票入ってしまいました(笑)
これは相当うまいんでしょうねー。
タチウオの切り身は見かけることがあるので、それを揚げてみるか、あるいは海まで出かけて食べさせてもらうか。とにかく一度食べたいですね。
自分でタチウオが釣れるのはうらやましいです。
ニジマスの天ぷらはちょっとイメージできませんが、どうなんでしょ。
こんばんは。
ウグイ料理は見直さなければいけませんね、奈良井川は家から車で4分ですので渓流を歩けなくなったら、毛ばりの流し釣りでもやってみようかなと思います。
「暖炉燃えビールを夏のものとせず」いいですねぇ~。
ハックルさん、こんばんは。
奈良井川まで車で4分とは、良いところにお住まいですね。
私は中学生の頃、夏場に天竜川の浅瀬でウグイやオイカワを毛鉤仕掛けで釣ってました。小さい毛鉤が何本もついた仕掛けを流すと、おもしろいように魚が飛びつきました。最近天竜川のオイカワを見かけなくなったので、調査を兼ねて昔を思い出して釣ってみようかと思っています。
「暖炉燃え・・・」良い句ですね。冬に冷たいビールもおつなものですよね。
魚の天ぷら旨いですね。
そんな中でも、やはりうぐい料理研究家のリコプテラさんらしく・・・(笑)
ボクはメバルのてんぷらも好きですね。
Noriくんが書いてる太刀魚の天ぷらも、実際にご馳走してもらいましたがホントに旨かったですよ。^^
kuniさん、こんばんは。
魚の天ぷらうまいんですが、そんなにたくさんは食べられないですよね、揚げ物って。
この前kuniさんが教えてくれたチチブを1尾だけから揚げにしてみたら、すごくうまかったので、チチブ料理研究家に転身する可能性があります(笑)
メバルもうまい魚ですよねー。天ぷらにはやはり白身の魚が良いようですね。
タチウオの天ぷらは相当うまいんですね。これは絶対に食べなくては。