ウグイは私が中学生の頃釣りを始めてから、最初に釣った魚です。
今でも天竜川にはたくさんいて私にとっては一番身近な魚です。
川魚は苦手という人が多いし、ウグイは食べたことがない人も多いと思うので、美味しい食べ方をご紹介します。
美味しいウグイ料理11選
第1位:ウグイの洗い >>レシピ詳細はこちら。
やはりウグイ料理の王様の地位は揺るぎないです。
熱湯をかけて冷水でしめた身はプリッとして臭みもなく、鯉科の魚の身のうまさを存分に味わえます。
他の生系の料理で同じく酢を使うきずしやマリネもありますが、洗いを辛子酢味噌に付けて食べるこの味には敵いません。
第2位:ウグイの燻製 >>レシピ詳細はこちら。
こちらは洗いの新鮮な身を味わうのとは逆に、熟成した身のうまさが秀逸です。
ソミュール液にしっかり漬け込んでいるので、良い塩梅に塩や香辛料、ハーブが身に行き渡り、3日ほど寝かせたその身の旨さと香りは最高です!
日持ちするところも良いですね。
第3位:ウグイの円揚げ(つぶらあげ) >>レシピ詳細はこちら。
活きの良いウグイを締めてすぐに揚げると、写真のように丸い形になります。
背開きにして二度揚げにすることで、硬い頭も骨も丸ごと食べられる素晴らしい料理。
甘露煮の甘辛さと唐揚げの香ばしさがミックスされた美味さがあり、お子さんからお年寄りまでサクサク食感を楽しめて人気のおやつになること間違いなし。
第4位:ウグイの甘露煮 >>レシピ詳細はこちら。
こちらは誰が食べてもまず間違いなく美味いと言う、万人受けする仕上がりが魅力。
砂糖と醤油で時間をかけて煮詰めたこの照り! 梅干しを入れて煮ると骨がやわらかくなり微妙な酸味は良い隠し味に。
味だけなら小鮒の甘露煮と同じで、ウグイの個性を感じるわけではないけど、それを差し引いてもうまさは抜群! 圧力鍋を使う方法もあるけど、味重視なら時間をかけてコトコト煮る方がおすすめ。
第5位:ウグイのきずし(しめウグイ) >>レシピ詳細はこちら。
洗いのプリッとした感じの仕上がりとは違って、酢でしめて寝かせることで身が柔らかくなり旨みもアップして、燻製と甲乙付けがたい仕上がりです。
燻製は香辛料やハーブで味に深みが増していますが、きずしはシンプルですっきりした味わい。どちらも捨てがたい。
第6位:ウグイの南蛮漬け >>レシピ詳細はこちら。
揚げる料理は食材のクセを飛ばしてくれるので、こちらもどなたでも食べやすい仕上がりです。
ウグイの場合、豆アジなんかに比べて骨が硬いので、弱火でじっくり揚げてからもう一度高温で揚げる二度揚げにするか、開いたり三枚におろしてから揚げる必要があります。
油で揚げているのにさっぱりと食べられるのがうれしい。
第7位:ウグイの塩焼き >>レシピ詳細はこちら。
シンプルにウグイの身のうまさを味わうなら塩焼きが一番でしょう。
ふんわりとした身の甘味がたまりません。
ただ、塩焼きの場合皮付きで焼くのでウグイの品質が味に大きく影響します。
泥臭いと言われるウグイの場合、その泥臭さは鱗や皮の部分にあります。
できるだけきれいな流れに棲む冬のウグイが塩焼きには向いていると思います。
第8位:ウグイのフライ >>レシピ詳細はこちら。
これは、ビールとの相性抜群ですね(笑)
というか、ビールを飲みたい時に作るのがいい。ソースをたっぷりかけてがぶりっ。
ウグイのクセのようなものは感じないし、どなたが食べてもうまいと思うでしょう。
ただし、ウグイらしさは薄れて、なんの魚だか分からないという感じもする。
第9位:ウグイのなめろう >>レシピ詳細はこちら。
これは味だけなら1位2位を争う旨さなんですが、なぜこの順位に甘んじているのか。
このなめろうは、良くも悪くもウグイらしさが全くないんですよ。
何も言わずに出したら、ウグイだとわかる人は絶対にいません。
オリーブオイルとマヨネーズ、乾燥バジルを使ったイタリアン風な仕上がりだけど、脂の乗ったウグイなら、普通のなめろうでもイケる。
第10位:ウグイのマリネ >>レシピ詳細はこちら。
こちらはきずしの洋風版といった感じの料理です。
きずしに比べると野菜と一緒に全体がまろやかに馴染んで食べやすいと思います。
ただ、こちらもなめろう同様、ウグイらしさが感じられないので、この順位に。
もし、ウグイパーティーを開催するとしたら、この華やかな色合いが欠かせない一品であることは間違いない。
第11位:ウグイの天ぷら >>レシピ詳細はこちら。
こちらも、フライと並んでビールに合いますね。
天ぷらは私は「魔法の調理法」だと思っていて、どんな食材も天ぷらにするとうまくなっちゃうんです。
そういう意味では少しクセのあるウグイに向いている調理法ではありますが、ウグイならではのうまさがあるわけじゃないので、この順位に。
お手軽にできてシロギスの天ぷらみたいだから、もちろん美味いんですけどね。
ウグイ料理はまだまだ続くのか。
というわけで、ウグイの料理のランキングでした。
ウグイは天竜川ではもっとも身近な魚で、昔はかなり食べられていましたが、最近ではほとんご食べられなくなりました。
実際に食べてみると、調理次第でかなり美味しく食べられるので、これからもウグイ料理は少しずつ追加していきたいと思います。
★後日追記:
渓流魚料理10選、ワカサギ料理10選、光り物料理13選の記事も追加しました。
コメント
すっかり人気のウグイ料理の数々は壮観ですね〜
燻製が1位だと思ったので意外でした。
自分はやはり燻製と洗いが気になります。
そろそろ解禁そして山菜シーズンですので両方の記事を楽しみにしてます。
自分は骨折中でリハビリを開始したばかりなので4月に解禁するべく記事を読みながら頑張っていこうと思います!
patriさん、こんばんは。
燻製は仕上がってから3日くらい熟成させると最高なんですが、洗いのプリッとした新鮮な身のうまさには一歩及ばないでしょうか。私は魚は生系の食べ方が好きなので、好みの問題もあると思いますが(^_^)
春になると、ようやく釣りの記事が増えそうです(笑)山菜記事も随時アップしますので、またご覧下さい。
あれ、骨折中だったんですか。それは大変ですね。リハビリがんばって、また釣りを楽しんで下さい(^_^)
ウグイ料理コンプリートですかね?
これ以上何か別の料理は想像もできない。
ウグイマスターとと言って差し支えないでしょう(笑)
ヨシノボリはヨシノボリと呼ばれるこんな感じの魚の総称でしたかね?
Nori1022さん、こんばんは。
一応コンプリートということで(笑) 他に隠しメニューが一つ二つ増えるかもしれません。
これからはウグイマスターを名乗ることにします(笑)
ヨシノボリは細かくはいろんな種類がいて、その総称みたいですね。
kuniさんが教えてくれたチチブも近い種類ですが、別の属らしいです。
なぜ「なめろう」が、この順位に?と思ったら、そう言うことですね。
なるほど。
しかし、まぁよくこれだけの調理法を試してみたもんですねぇ。
ウグイ料理研究家の面目躍如ってとこかなぁ。(笑)
チチブまでいっちゃいますか?
楽しみにしてますよ。^^
kuniさん、こんばんは。
そうなんです。なめろうは本当にうまいんですが、ウグイだとはわからなくなっちゃってるんですよね。
これからも日本でただ1人のウグイ料理研究家としてがんばります(笑)
チチブはハゼの仲間だけあってうまいんですが、思いつく料理は天ぷらとから揚げくらいんですよね。新しい調理法を探求します(^_^)
こんばんは。
ウグイ料理、10種も作られていたのに驚きです。洗いを食べてみたいですね。
こちら関西では煮魚に薄口醤油を使いますが、それもイケそうですね。
七流釣師さん、こんばんは。
ウグイをあれこれやって食べていましたが、気付いたらランキングができるほどの種類になっていました。
洗いは本当にうまいです。冬のきれいな水に棲むウグイなら絶品だと思います。
子どもの頃は煮魚が苦手でしたが、最近は好きになりました。ふんわりした身がうまいんですよね(^_^)
おはようございます。
この中でウグイのフライだけは食べたことがあります、頭を落とし背開きで低温で長く揚げましたが、おいしかったですね、小型の物が良かったですがウグイも体長制限はあったけね。
ハックル70さん、こんばんは。
ウグイのフライを召し上がったことがあるんですね。
油で揚げるとクセがなくなって食べやすいですよね。揚げ立てのフライとビールがあれば最高です(^_^)
ウグイは天竜川漁協では一応10cm以下は採捕禁止になってますが、最近は投網でも釣りでもウグイを捕る人はほとんどいなくなりましたね。
おはようございます。
フルラインナップすると壮観です。
アライと甘露煮が上位に来るのはサモアリナンです。
所が、魚の燻製はスモークサーモン程度なので、2位は食味が浮かびません。
一度、渓魚の燻製を食べてみないといけませんね。
マンボウさん、こんばんは。
ウグイ料理も10種類あると、お店が開けそうですね(笑)
川魚の燻製は抜群にうまいです。ウグイじゃなくても、マンボウさんが釣るアマゴやイワナで作ると最高ですよ。
外気温が低い時期じゃないとダメですが、燻製作りはおすすめです。
しっかりした燻製ボックスがなくても段ボールでもできますし(^_^)
無粋な質問かもしれませんが…
洗い、なめろうなど生食は非常に興味深いのですが、寄生虫のリスクについてはどのように対処しているのでしょうか。
やはり一般的な、一度冷凍する方法でしょうか?
ジストマンさん、初めまして。
コメントありがとうございます!
ウグイの寄生虫として考えられるものは、横川吸虫、肝吸虫、顎口虫類あたりでしょうか。
(ジストマンさんというハンドルネームは肝吸虫から来てます?)
寄生虫については、以前にこちらにも書きましたが、
https://www.sakanakokoro.com/2015/06/17/3780/
予防法として有効なのは、
(1)自分で釣り上げた魚の場合は、生きているうちにエラと内臓を取り除く。
(2)皮を取り除き、鱗が接していたまな板は綺麗に洗ってから調理する。
(3)身に侵入しているかどうか、光に透かして確認する。
(4)1〜3までやって、生食の最終手段としては、良く噛んで食べること。
(5)身を十分な加熱もしくは、−20℃以下で24時間冷凍する。
ということだと思います。
上記を踏まえた上で、心配な場合は川魚を(海魚も同様ですが)生で食べないのが一番の予防法だと思います。
安易に生食するとリスクがあることは確かなので、記事冒頭に注意書きを追記しました。
貴重なコメントありがとうございました。今後ともよろしくお願いします (^_^)