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水面直下の妖精|コカゲロウ・フローティングニンフ

フライタイイング勉強中
この記事は約3分で読めます。

先日のウルイ川釣行では、気温、水温ともドライに反応しても良さそうな感じでしたが、ドライフライ、マーカーニンフとも中途半端な反応しかありませんでした。
そんな中、割と反応が良かったのが前日に巻いたコカゲロウ・フローティングニンフでした。
私が一番良く使うアダムスパラシュートはボディーが水面に張り付きますが、こちらは、ボディーが水面下に沈んだ状態で浮かぶタイプです。

コカゲロウ・フローティングニンフのタイイング

  • フック:TMC 212Y #17
  • スレッド:ユニスレッド 8/0(オリーブ)
  • ボディー:ストリップド・ピーコック
  • ソラックス:フライライト(#39)
  • テイル:ムースボディー
  • ウイング:CDC(ホワイト)


先日作ったツールスタンドを机に置いてあるので、いつでもすぐにタイイングに取りかかれます。気分重視の私は、これだけでずいぶんやる気が違います(笑)

ボディーはストリップド・ピーコックでスリムに。

 
バイスにフックをセットしてスレッドで下巻き、全体の2/3くらいまで巻きます。
カーブドシャンクの場合は、バイスの角度を立て気味にすると良いと最近気付きました(笑)

 
テイル用にムースボディー2本を取り付けます。テイル材としてはムースホックの方が良いのかも。
スレッドをたすき掛けの様にして、テイルの開度が90度くらいになるようにします。
たすき掛けの仕方はコンパラダンCDC+と同じなのでそちらをご覧下さい。

 
後ろから見た図。こんな感じにテイルが開くようにします。
瞬間接着材を垂らして固めます。


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固まっても弾力があり、白色化しにくい瞬間接着材です。


孔雀の羽のアイの部分からストリップド・ピーコックを作るのにはこれを使ってます。
TIEMCO フリューリムーバー楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る
少し指にとって羽に馴染ませてからゆっくりと爪でしごくと簡単に繊毛が取れます。

 
ボディーにスレッドを巻いて、滑らかに少し太らせます。
ストリップド・ピーコックをテイルの根元に巻き留め、ボディーを巻きます。
強度アップのためにボディーを瞬間接着材で固めます。

CDCで浮力と視認性を確保。

 
CDCの先端部分を切ってから取り付けます。

 
余分をカットしてしっかり固定します。
ソラックスにフライライト#39をダビングします。空気をはらむようにふっくらと巻きます。


CDCをアイ側に折り返し巻き留めます。
ここもふっくらとするようにCDCを折り返します。
もう一度テイル側に折り返し、ヘッドを成形します。


ウィップフィニッシュして完成です。
CDCが長いようなら少し手でちぎります。長めにしておいて現地調整でもいいですね。

私が半沈ボディーと呼んでいるフライで、ピーコックを巻いたボディー部分が水面下に刺さるように沈んで流れます。
言ってみれば、ミッジピューパを少し大きくしたようなフライですね。
実際に川で使ってみると、#17という小さいサイズながら視認性がかなり良く、また浮力も意外と長持ちします。水に揉まれるようなところは苦手ですが。
魚からの反応も良かったので、鏡面プールやドライに渋い状況では、活躍する場面は多くなりそうです。

フローティングニンフというジャンルのフライ、かなり戦力になりそうなので他にもいくつかのパターンを巻いてみたいと思います。

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魚ココロあれば水ココロあり

コメント

  1. こんばんは このパターンは私も使ってます。確かに見やすいですね。気のせいか、半沈みの方が魚の出方がいいような気がします。そう思ってるのは私だけ?

    • Kさん、おはようございます。
      私はこれまであまりCDCを使いませんでしたが、小さいフックでも視認性は良いですよね。
      場合にもよると思いますが半沈ボディーは、全浮ボディーよりも魚の反応良いことが多いんじゃないでしょうか。それと、フッキングは明らかに良いですね。
      他にも半沈ボディーのフライをいろいろ巻いてみようと思っているところです(^_^)

  2. 以前のアダムスパラシュートや今回のコカゲロウ・フローティングニンフはテンカラででもアタリが厳しい時に試したいフローティングですね。
    自分はフライは全くの無知なのですが視認性の高い毛鉤は数本用意したいのでこのような毛鉤が優先度が高いのでしょうか?(・.・;)
    おススメが有りましたら宜しくお願いします。
    スタンドが良い雰囲気に溶け込んでいますね。

    • 幻の渓流師さん、おはようございます。
      テンカラでドライフライを投げるとしたら、一番お勧めなのはエルクヘアカディスです。
      http://www.sakanakokoro.com/2014/08/18/3998/
      視認性も浮力もよく、良く釣れるフライです。
      そしてこのフライは沈んでも釣れるので、浮力が落ちてもテンカラ毛鉤のようにも使えます。よりシビアな状況ではサイズを落としたアダムスパラシュートがお勧めです。
      あとはは、最近ハックルさんも使われているビーズヘッドのついたヘアーズイヤーニンフ。
      http://www.sakanakokoro.com/2015/02/13/3704/
      通常のテンカラ毛鉤よりもさらに下層を狙う時に、良いのではないでしょうか。
      エルクヘアカディスやアダムスは水面、テンカラ毛鉤は水面直下、ヘアーズイヤーニンフは水底というようなイメージで組み合わせるとおもしろいかもしれません(^_^)

  3. 自分もフラットな場所やパラシュートやソラックスダンでは渋い時によく使います。
    流れがある所はパラシュートフローティングニンフが沈みにくくて楽です。
    要はアントのボディーの色を変えて細くしただけの量産型ですw
    自分もピーコックハールは虫っぽくて一番好きです。
    半沈みは自分も反応が良いと思いますので、むしろ基本にしています。
    ただCDCは16番以下の特にミッジぐらいしか使わなくなってしまいました(^_^;)
    浮力維持が一度沈むと大変で面倒臭がり過ぎですね(笑)

    • patriさん、おはようございます。
      パラシュートタイプのフローティングニンフも巻いてみようと思っているところです。昨年は渓流に立つと、結局アダムスパラシュートかエルクヘアカディスを投げている確率が高かったですが、今シーズンは半沈ボディーを多用してみます。
      CDCは水没すると乾くのに時間がかかるので、私も今まであまり使いませんでしたが、ある程度数を揃えて水没したらすぐ取り替えるという使い方でいってみようと思います(^_^)

  4. おはようございます。
    この形の鍼、私もテンカラにいつか使おうと思っていた鍼です、から合わせの多いテンカラの場合は振れる場所でしたらそうでもありませんが、超源流でポトリと落とすちょうちんの場合、合わせが軽いので落ちてしまう場合が多いです、昔は餌釣りの鍼で作りましたが改めて考える必要があるかもしれませんね、参考になりました。

    • ハックル70さん、おはようございます。
      確かに超源流のちょうちん仕掛けの場合は、大きくアワセられませんよね。
      このハリは刺さりが良く、魚のバラしも少ないのでおすすめです。
      曲線がいかにも虫っぽい感じがするので、ストリップドピーコックを巻くと良い感じになります。
      渓には山吹が咲き、いよいよ毛鉤釣りのシーズンになってきましたね(^_^)

  5. リコブテラさんありがとうございます。
    とてもよく分かりました。フライとテンカラの似て非なる部分を垣間見た感じで活用範囲が広がった感触です。
    早々に数本作って携帯したいです。m(__)m

    • 幻の渓流師さん、こんばんは。
      少しでも参考になればうれしいです。
      毛鉤はエルクヘアカディスしか使わないというテンカラ師に出会ったことがあります。そのくらいテンカラでも楽しめるフライだと思います。
      毛鉤釣りが楽しい季節になりましたね。良い釣りを(^_^)