日中はまだ暑いですが、朝晩はだいぶ涼しくなってきたので、昨年よりちょっと早めに秋のキノコパトロールを開始することにしました。
早朝ジムニーにアングリフを積み込んで出かけます。目的地は私がふたこぶ山と呼んでいる山です。
車止めに到着して、いつものように登り口までは林道を自転車で上ります。
上り始めてしばらくすると、上からビクを腰に付けたお爺さんが下りてきました。
挨拶すると、
「まだ早くてダメだぞぅ。雨が降らねぇから、山がからっから。毒キノコの一本もねぇ」と。
「そうですかぁ、まぁ、様子だけ見てきます」
「おぅ、おらぁも健康のために歩いて来たとこよぉ、ハハハ」と下って行きました。
ふたこぶ山 きのこパトロール
林道の支線に入ってさらに進むと途中林道が草で覆われています。
さらに進むと今度は巨大な落石がゴロゴロ。
この崖の上から落ちてきたのか、オソロシヤ。昨年はこんなのなかったけどなぁ。
この林道支線はあんまり整備されないのかも。そろーりと通過。
いつもの登り口に到着。
この前の二泊三日釣行でハードな林道走行をしたので、この位の距離は楽勝。
ここに自転車を置いて登ります。
上り始めてみるけど、確かに山の土は乾いてカサカサになってる。
これは厳しいな。あのお爺さんが言った通りだ。
それでもキノコを探しながら登りますが、本当に毒キノコすら生えてない。
それでもジグザグに登っていくと、上の方から鈴の音が。
こんなに早い時間にこの場所を下ってくるとは、なかなか気合いの入ったキノコ師だなぁ。
下から挨拶して、
「何か採れましたか?」と尋ねると、
「ダメ、今日はもう下るだぁ」と。
まぁ、キノコ狩りをしている人に採れたか聞いても「たくさん採れた」なんて正直に言う人はまずいない。だけど、今日はホントに採れていないのがわかる(笑)
オジサンは下って行きました(写真2枚目丸印)。
それでも私は毎年マツタケを採る「頂上マツタケポイント」までは登って様子を確認するつもり。それにしても、本当にキノコが生えてないなぁ。
乾いた山で干からびそうになっているキノコたち。
おや、乾いて傘が割れたキノコが。
これ、ぱっと見よくわからないけどショウゲンジじゃない? 採ってみるとはやりショウゲンジ。ショウゲンジってうちの辺りだとコムソウって呼ばれてます。
出てきたけど雨が降らないから大きくなれないまま干からびそうになってる感じ。
もう一つ。
こちらの方が見た目がショウゲンジらしいか。
今日は釣りで言うところのボウズを覚悟したけど、これでなんとか免れた(笑)
タマゴタケが1本だけありましたが、こちらも山があまりにも乾燥しているから、傘が割れちゃってます。
他にはこんなサルノコシカケのようなヤツとか、林道脇には干からびて焦げたようになり、何なのか判別不能になったキノコがある程度。
さらに登ってこの辺りは、いつも秋の初めにニンギョウタケが生えている場所。
今日は影も形もありません。
この上の方は、アカヤマドリやウラベニホテイシメジ、コウタケ、マツタケなんかが採れますが、それらはまだ早いのは想定内。
写真1枚目は干からびたドクベニタケ(毒)。
写真2枚目はハナホウキタケ(毒)。
写真1枚目はいつものナゾイグチ(私が勝手に命名)。
写真2枚目は、こちらも干からびたギンリョウソウ。
これも干からびそうになってるけどカノシタ。
キノコの裏面が鹿の舌のような感じだから、鹿の舌(カノシタ)。
こちらはキチチタケ(毒)。チチタケ同様傘を傷つけると乳液がでてきますが、こちらは黄色味がかった乳液です。
ササクレシロオニタケ(食不可)。
シロオニタケに似ているけど、こちらは柄の下半分に鱗状のささくれがたくさんあります。
食毒不明だけど、食べてはいけません。
先日登場した猛毒のドクツルタケに代表されるように、白いキノコには手を出さないこと。
ケシロハツ(食不可)。
傘の裏はオソロシイほどの綺麗さ。強い辛味があって食不適という扱いだけど、これも上記の通り「白いキノコには手を出すな」。
今日はここまでですね。
こうやってみると、いろんなキノコが生えてるように見えますが、それぞれ写真に撮った個体のみで、山はキノコシーズンにはほど遠い状況でした。
こんな状況でも先日、ハックルさんは湿り気のある場所を狙ってタマゴタケをかなり採られてました。さすがは師匠。
明日から雨が降りそうなのでその後に期待したいところです。
コメント
白いキノコは怖いですよね~
ボクも最近キノコ狩りを楽しむようになった友人に白いキノコだけは取っちゃダメって言っています。
キノコ狩りも渓流釣りもどうでした?って聞くといい答えが返ってきた試しがありません。
いいキノコはびくに入っていないですよね。
いわなたろうさん、こんばんは。
そうなんですよね、白いキノコはオソロシイやつが揃ってますね。
キノコ狩り初心者の方は、キノコに詳しい人と歩くのが一番ですね。初めは図鑑だけでの判別も不安がありますし。
ははは、渓流はたまに自慢してくる人もいるけど、キノコ狩りではほんとに「たくさん採れたよー!」なんて言う人に出会ったことがありません(笑)
おはようございます。
こちらも乾燥気味で畑にダイコンも播けないでいましたが,今朝ほど少し降りましたね、今の時期、キノコには一番お湿りが欲しい時なんですがね、先日も、堰堤では遡上の魚が跳ね上がるのを1匹も見ませんでした、大荒れは困りますが一雨どっさりほしい所です。
ハックルさん、こんばんは。
山も畑も水分不足でカサカサしてますね。
昨日はそれほどじゃなかったですが、今日はそこそこ降りましたね。これからも週に一度はそこそこ降って欲しいんですよね、キノコにとっては。
渓流の方は、今日の雨で今週末辺りは良いかもしれませんね。
9月はキノコと渓流で一番忙しい季節です(笑)
こんにちは。
大分カラカラ状態の様ですね。
苦戦されたようですね。
こちら、ほんのチョットのお湿りでした。
今年は出るのが遅く、まだ地下に潜っているようです。
無茶1さん、こんばんは。
本当にからっからで、ほんの少しだけ出始めたキノコも干からびていました。
昨日今日とある程度降ったので、今週末辺りにもう一度見に行ってみます。
スロースタートで始まりそうな今年のきのこシーズン。どうなるでしょうか。
今年も一度はマツタケご飯が食べたいと思っていますが・・・
キノコが採れなくても、早朝山を歩くのには気持ち良い気候にはなりました(^_^)
こんにちは。
こちらもカラッカラで、天気予報では大雨に注意なんて言ってたのにお湿りで終わりました。
七流釣師さん、こんばんは。
そちらも乾燥状態ですか。
こちらでは昨日今日とある程度雨が降りました。そちらも今日はそこそこ降ったのでは?
渓流釣りもあと1ヶ月を切り、なんだか少し寂しく感じます。
今年は夏の天気が悪かったせいかいつもより釣りシーズンが短かったように感じます。残り何回行けるかわかりませんが、お互い楽しみましょう(^_^)
来年は松茸ング予定(笑)
ウチの父はメチャクチャ採ってきていたのに赤松枯れてポイントだめになったそうでして。
新たな松茸山の入山許可をいただけたので来年父と行ってみます。
Nori1022さん、こんばんは。
お、ついにマツタケング!(笑)
今年じゃなくて来年なんですね。
赤松が枯れちゃうとマツタケも全滅ですね。お父さんは漁師のみならず、キノコ師でもありましたか。
新たな松茸山、期待が膨らみますね。来年は海の幸と合わせて松茸三昧を楽しんで下さい(^_^)
こんばんは 先日、車で走りながらでも確認できるくらいの大きなキノコを発見しました。知り合いに聞いても名前が分からず、食べられるのかも分かりません。言われた言葉は キノコには気をつけろ・・・でした。
Kさん、こんばんは。
車で走りながら確認できるほどの大きさと言えば、アカヤマドリですかね。
http://www.sakanakokoro.com/2017/08/24/22722/
ここに出てくる手のひらより大きなやつじゃないですか。傘はオレンジ色していてかなり目立ちます。
確かに100%確実なものしか食べない方が良いですね。下手をすると命に関わる場合もありますので(>_<)
おはようございます。
今回はキノコですか、アングリフ君が大活躍ですね~。
渓流王国、山菜王国の信濃の国。
雪が降り始めるまでの間、まだまだ外遊びを楽しめますね。
マンボウさん、こんばんは。
アングリフは本当に活躍してくれてますが、ガタガタの林道だったり重い荷物を背負ったりの場合は、強度的に限界を感じていよいよMTB発注してしまいました(笑)
信州の自然環境には本当に感謝しています。ここに生まれ育って良かった。
これからも、この環境を守っていきたいですね。
9月はキノコと渓流で一番忙しい季節です(^_^;)
さすが行動派リコプテラさん。^^
駄目だろうと予測しながらも、パトロールは欠かさないとは。(笑)
ボクも近所の海パトロールに出かけなきゃね。
kuniさん、こんばんは。
夏が終わると、週2回のキノコパトロールが日課に加わります(笑)
本文に登場したお爺さんじゃないですが、半分は健康のための山歩きだという気分で行くとあんまり採れなくても気分は良好です。
近海パトロールも楽しそうじゃないですか。そちらも朝晩は涼しくなったでしょうか。こちらは歩くのにちょうど良いくらいの季候になりました(^_^)
写真で確認しましたが、成長した傘の感じは似てましたが ちょっと違う感じがしました。
Kさん、こんばんは。
そうですか、アカヤマドリじゃなかったですか。
それだけ大きなキノコ、正体が何なのか気になります(^_^)