幸運にも毛鉤名人のハックルさんの最新毛鉤が手に入りました。
ありがたいことです(^_^)
本物の虫よりも魚を惹きつける毛鉤。
生命感のある毛鉤たち。これがひとたび川の水に揉まれると、本物の虫以上に虫らしく見える瞬間があるんですよね。そこにたまらず、アマゴやイワナが食い付きます。
写真1枚目は“爺さん毛ばり”。
写真2枚目はビーズヘッド仕様。これは、ちょうちんテンカラで試してみようかな。
写真1枚目は蓑毛にスズメの翼羽を使った毛鉤。
写真2枚目はカケスの蓑毛。これは貴重だから使わずにお宝にしておきます。
胴の部分の巻き方が先日私が巻いた“名人毛鉤もどき”とは違っていて、強度もアップされています。さすが師匠の毛鉤。とても参考になります。
これらの毛鉤は次回の釣行で使ってみたいと思います。
テーパーラインとレベルライン。
私が今現在使っているテンカラ竿。
ダイワ NEOテンカラミミノムシ33(楽天で見る・アマゾンで見る・ヤフーで見る)。
グリップ部に竿が収納できるので、源流などに持ち歩くのに最適。
メーカーではテーパーライン、レベルライン両方対応できる竿だと謳っています。
二種類のレベルラインを使ってみる。
テンカラを始めた時に、一番迷ったのがライン。いろんな種類があるんですよ。
すごーく昔のテンカラは馬素(バス)と言って、馬の尻尾の毛を撚ってテーパーのラインにしたらしいですが、その後は絹やナイロンの撚り糸。
この頃は、均一な太さのレベルラインを使うのが流行っている。
この竿はテーパーラインにもレベルラインにも対応できるとのことだったので、試しに最初に2種類買ってみました。
左側のものは、FUJINO テンカラストレートライン(楽天で見る・アマゾンで見る・ヤフーで見る)。
テンカラ大王と呼ばれている石垣尚男さんがプロディースしているライン。
ポリアリレートという素材の編み糸。ルアーでも使われるPEラインのような感じのものです。
巻き癖がつかないので投げやすそう。ちょっと高いのが難点だけど。
★参考リンク:FUJINOホームページ
右側のものは、YGK(よつあみ)テンカラレベルライン(楽天で見る・アマゾンで見る・ヤフーで見る)
フロロの3号。一般的にレベルラインと言うとこちらのタイプを使っている人が多い。タネも仕掛けもない単なるフロロの3号糸。こんなんで毛鉤を投げられるのだろうか??
こちらは25m巻なので、いくつも長さを変えて仕掛けが作れて、お手頃。
★参考リンク:YGKよつあみホームページ
他にも、フライラインと全く同じ素材のものや、ナイロン単線のテーパーラインなどもありますね。
ともかく、この二つを使ってみたわけです。
FUJINO テンカラストレートライン
長さによってほとんど価格が変わらないので、5mのものを購入。
これも3.3mにカットします。このラインは編み糸の先に、黄色のナイロン撚り糸に5cm間隔で黒いマーカーが入ったものが30cm接続されているので、その先にフロロ0.6号のハリス1mを接続。
これは巻き癖がまったくつかず、しなやかなのでフライラインのようにキャスティングしやすくて、とても使いやすかったです。
YGK テンカラレベルライン
竿と同じ3.3mにカットしてフロロ0.6号のハリス1mを接続。
振ってみますが、ラインの巻き癖があるし、ちょっとした風にも煽られて、なんとも心許ない。これは上記竿との組み合わせだとピンスポットへのキャスティングはかなり難しい。
テーパーラインも試してみよう。
FUJINO テンカラストレートラインはかなり使いやすいのですが、今度はテーパーラインも試してみることに。
Fujinoソフトテーパーライン ホワイトテンカラ(楽天で見る・アマゾンで見る・ヤフーで見る)を使ってみます。
半透明の白いラインでモノフィラメント(撚っていない単線)のテーパーラインです。
同じタイプでオレンジ色もあるんですが、こちらの方が魚に違和感を与えずに済みそうなので。
いつも見え見えの蛍光カラーの太いフライラインを使ってるのに何言ってるの?(笑)
フライフィッシングの場合は、あの見え見えのラインの先に透明なリーダー(テーパーのついた道糸)とティペット(ハリス)を少なくとも3m以上繋いでいるんですよね。
テンカラでは私はハリスは1mほどにしているので、ラインが派手なカラーより見えにくいものの方が良いと思って。
このテーパーラインでそこそこ思った通りのキャスティングができるようになり、釣果も上げられるようになったので、もう一度モノフィラメントのフロロレベルラインを試してみたくなりました。
3号よりも投げやすいといわれる4号のラインを買ってみました。
再度モノフィラメントレベルラインに挑戦。
SUN LINE テンカラレベルライン4号(楽天で見る・アマゾンで見る・ヤフーで見る)
テーパーラインは昔からテンカラ釣りに使われていて、毛鉤は振り込みやすいし操作性も良いですね。レベルラインは、太さの均一な単線なので長さの違う仕掛けが簡単に作れるし、低コストなところも魅力ですね。
最近レベルラインが主流になってきているのは、コストの他にも何かテーパーに比べて利点があるんだよね、きっと。テーパーラインより毛鉤をナチュラルに流せるんじゃないかな、とは思うけどそれは実践で確かめてみます。
テーパーラインの場合はバット部が太いので、ポリエステルの取り付け糸を介して竿先のリリアンに接続します。
レベルラインの場合は先端に二重の投げ縄結びを作ってリリアンに直接接続。
竿先のリリアンを写真1枚目のように2回くぐらせてから締めます。
クリックして拡大して見て下さい。ちょっとわかりにくいかな。
写真2枚目はしっかり締め付けた状態。
外す時は、リリアンの先端を持って締め付け部分を引っぱればOK。
写真2枚目は、ハリスとの接続。ライン先端に8の字結びを作り、そこに上記と同様の二重投げ縄結びでハリスを取り付けるだけ。
チチワよりも結び目が小さくなるけど、ラインとハリスに角度が付いちゃうのが問題かも。とりあえずこれでやってみよう。
この4号を使っても上記テンカラ竿にマッチしなければ、レベルライン用のテンカラ竿をもう1本買っちゃうかも・・・散財の予感(苦笑)
ナイロンの0.8号でチョウチン仕掛けも作成。上部40cmほどを二本撚りにして、全長は1.2mほど。藪沢では使えるかもしれない。
n-VISION テンカラ用仕掛け巻き(アマゾンで見る)。
これ写真2枚目の黄色矢印のところに毛鉤を引っかけるためのフックがあるので、とても使いやすいですよ。まぁ、メイホウの仕掛け巻きを自分で改造しても良いけどね。
添付のシールに仕掛けの長さなどを記入して貼り付けておくと、分かり易くて良いです。
撚り糸テーパーラインを使った職漁師の釣り
レベルラインも扱えるようにはなりたいけど、その先テンカラで私が向かう方向はむしろ時代の流れに逆行するかもしれません。
今さら馬の尻尾の毛が入手できるとは思わないけど、ナイロンや絹の撚り糸テーパーライン、これを使ってみたい。
その昔、職漁師と言われたテンカラ師たちの釣り方。
単に毛鉤をナチュラルドリフトさせるだけではなく、積極的に誘いを掛ける釣法。渓流のフライフィッシングではなかなかできないこの釣り方に興味があります。
一括りにテンカラ釣りと言っても、各地方ごとにいろんな釣法があるようです。使われている毛鉤もほんとに様々。いろんな釣り方を勉強して、自分なりのテンカラ釣りを確立させたいと思います。
そして、フライフィッシングと組み合わせて・・・と妄想は膨らみます(笑)
コメント
既に相当研究されていますね。^^
ボクは先に海小物に浮気しちゃったから、禁漁までに1回くらいはテンカラを振りに行きたいところです。
毛鉤だけは大量ストックできたんだけど・・・
kuniさん、おはようございます。
私もkuniさん同様、はまると突っ走るタイプなので(笑)
渓流も残すところ1ヶ月ですが、海の小物釣りも楽しい季節なんでしょうね。
たくさん巻いたテンカラ毛鉤、ぜひテストしに行って下さい。
いろんな種類を巻かれたから、どれを使うか現場で迷っちゃうかもしれないですけど(^_^)
若い頃、父親の使っていたテンカラ竿を使ってみた覚えがあります。その時は上手くいかず竿を置いてしまいました。リコプテラさんのレポを見ていると、リベンジしたいという気持ちになってきました(^^)
Kさん、おはようございます。
お父さんがテンカラ釣りをやられてたんですか。そう言えば木曽は昔からテンカラ釣りの盛んな地域ですよね。
テンカラって、シンプルな仕掛けなんだけど最初コツを掴むまで投げるのが難しいんですよね。どちらかというと、フライキャスティングより取っ付きにくい(^_^;)
本文で紹介しているFUJINOテンカラストレートラインかソフトテーパーラインを使うと投げやすいです。
ぜひ、もう一度テンカラ竿を振ってみて下さい(^_^)
こんばんは。
リコプテラさん、本当に研究熱心ですね!!
自分なんて、テンカラ竿も持っていたんですけど、自分で渓流竿で作った竿のほうが手にしっくりきて本物のテンカラ竿は東京の友人にあげちゃったし。(笑)
ラインだって、シューティング用の0.6ミリのPVCのフローティングランニングラインを切って使ってたり、0Xの12ftテーパーリーダーだけを、ティペット継ぎ足して、そのまま使ってたこともありましたし。www
なんか恥ずかしくなってきちゃいました。(笑)
目に見えるという理由でドライフライの釣りに熱中してきましたが、視力の低下でフライは見えないし、感覚に頼るようになってきた昨今。
リコプテラさんの記事を読んでいるうちに、半沈で誘いをかけるテンカラの釣り方にとても興味がわいてきました!!
じんさん、おはようございます。
気になり出すと追求しないと気が済まない性格なんです(^_^;)
なんだかじんさんの試行錯誤の方が凄そうですけど(笑)自分に合うシステムなら既存のものにこだわらなくても良いんじゃないでしょうか。フライのリーダーは使えそうですよね。
おっしゃる通り、テンカラはドライフライほど視覚に頼らない釣りが可能です。最近は夕まづめなどドライフライを視認しにくい時間帯にはテンカラに切り替えようかと思っているくらいです。ぜひ、テンカラも楽しんで下さい(^_^)
おはようございます。
毛ばりご紹介ありがとうございます、今、在庫の整理を始めています、いろいろ巻いてしまいましたが、毛バリって自己満足の部分が多いですね、店に出し始めたときいろいろご要望があってとても参考になりました、しかし、最終的には他人にも見せることなく使っていた自分の毛ばりに戻っていきますね、義兄が今でも使っているレネゲイド風の毛ばり、これが私の子供の頃からの毛ばりですが、彼は未だに竹の竿を探していて、しかも私の毛ばりを上げても一向に使おうとしません、昔のテンカラ師ですからね、でも、そんな頑固さもテンカラには似合うような気もします。
ハックルさん、おはようございます。
いつもありがとうございます!
テンカラ釣りもフライフィッシングも毛鉤を自分で巻くのも楽しみの一つですよね。お店に出されるのは、自分用に巻くのとはまた違った難しさがあるでしょうね。おつかれさまでした。これからはもっと自由に巻けますね。
義兄さん、竹竿にこだわり、ハックルさんの毛鉤も使おうとしないとは・・・なかなかの頑固者ですね(笑) そんな職人気質なテンカラ師、私も嫌いではありませんが(^_^)
良い物を入手しましたね。(^^)/
その釣具屋さんにはまだ売っているのでしようかね。
自分もテンカラ毛鉤の目標はハックル毛鉤ですね。
その向こうにマイ毛針を見る事が出来たら嬉しいのですがね。^^;
幻の渓流師さん、おはようございます。
ハックルさんの毛鉤がまた入手できたのはありがたいことです。
もうお店に出すのは辞められたそうなので、在庫限りになるんじゃないでしょうか。
ハックルさんの毛鉤は本当にきれいなだけでなく、キリリと巻けていて耐久性もあり、正にテンカラ毛鉤の一つの完成形だと思います。
私もこんな毛鉤が巻けるように精進します。そして、自分なりの定番毛鉤を作りたいですね(^_^)
僕は友釣りの仕掛け巻き転がっていたのに収納しました。
この前初めてテンカラやってみましたけど、磯で釣るヒラスズキのような雰囲気があってレベルラインで流すよりもテーパーラインでピンポイント撃ち抜くほうが僕には向いているかなと思いました。
Nori1022さん、おはようございます。
私は友釣りやったことがないので詳しくないですが、友釣りの仕掛け巻きもこんな丸いヤツでしたよね。
テンカラ、確かに磯ヒラに通じるところがあるかもしれません。Noriさんのようにハンター的な人は、テーパーラインでピンスポットを叩く釣りの方が向いてるかも知れませんね。狭いポイントを一度叩いてすぐ引き上げ、二度目に毛鉤が落ちると同時にガバっと尺アマゴが・・・そんな画が頭に浮かびます(^_^)
こんにちは。
躍動感あり、本当に釣れそうな毛鉤ですね。
思わず、うなってしまいました。
無茶1さん、こんばんは。
毛鉤名人の毛鉤だけあって、これは本当に良く釣れます。
それに毛鉤を見ただけでも何か、魚が食い付きそうなオーラをまとっています。
私もこんな毛鉤が巻けるように精進したいと思います。
それよりも前に、毛鉤をもっとうまく投げられるようになるのが先決かもしれませんけどね(笑)