山で割と簡単に採れるポピュラーなキノコは“雑きのこ”という呼ばれ方をします。
「雑きのこ」という呼び方はもしかしたらウチの辺りだけなのかと思って検索してみたら、割と全国的に使われてる模様。だけど、どの種類が「雑きのこ」なのか、明確にはなっていない。
雑キノコってどれのこと?
高級なキノコ(希少なきのこ)に対して庶民派のキノコに「雑」を付けたってことだろうけど。魚釣りでは釣っても大して嬉しくない魚のことを「雑魚(ザコ)」って言ったりするのと同じかな。
でも、キノコの世界の「雑キノコ」は食べる分には高級キノコにも負けてないんですよね。
特別扱いされる高級キノコと言って真っ先に思い浮かぶのは、もちろんマツタケ。続いて、味は一番と言われるホンシメジ。他にはコウタケやマイタケ、イタリアではポルチーニと呼ばれて珍重されるヤマドリタケとヤマドリタケモドキ、中国で珍重されるキヌガサタケ。
まぁ、こんなところかな。
それ以外は、全部雑きのこ。上記の高級キノコはもちろんうまいんだけど食べ方が限定される。雑きのこはいろんな食べ方ができるし、キノコ汁を作るなら雑きのこがなければ始まらない。
台風の前のきのこ狩り|キツネ山
台風がやってくる前の9月16日の早朝出かけることに。
二日前にチェックしたふたこぶ山がダメなことはわかっていたので、今日は別の山に。
今日は私がキツネ山と呼んでいるところです。登り口にジムニー横付けできるので楽です。
この辺りはサワラとアカマツなどの山ですね。一応マツタケが採れるかも、という下心ありです(笑)
ショウゲンジがパラパラと生えています。このキノコはアカマツ林や広葉樹との混生林に良く生えます。
やはり例年よりは少ない感じですが、この前よりは少し状況は改善。
一旦下って、林道をさらにのぼり別のポイントへ。
アミタケが少しまとまって生えていました。このキノコもアカマツ林に良く生えますね。
大きくなっているものも結構ありましたが、虫に食われていますね。
一本だけクロカワも。このキノコもアカマツ林に良く生えます。
このクロカワは、高級キノコなのか雑キノコなのか微妙な存在。スライスして網焼きにして醤油と大根おろしで食べると酒の肴に最高。苦味があって通好みのキノコです。
私は以前にクロカワチャンプルってのも作ってますね。
やっぱりこれは高級キノコの仲間にしておこう(^_^)
こちらも一本だけのハナイグチ。
傘の裏は綺麗な黄色でスポンジ状、柄にはツバがあります(黄色矢印)。
このキノコはカラマツ林に良く出るので、そちらも歩いて見ようかなと思ったけど、今日はここまでにしました。
初心者にお勧めの三大雑きのこ|ショウゲンジ、アミタケ、ハナイグチ
本日の収穫。
この他に、兄貴はショウゲンジのみをこの倍量くらい採りました。
合わせて実家へ持っていって、みんなですき焼きときのこ汁にして食べました。
今シーズン初めてキノコを堪能できました。
ショウゲンジはそれほど出汁のでないキノコですが、シャキシャキとした食感が良く、すき焼きに入れると味が染み込んでうまいです。
ショウゲンジの一部とアミタケ、ハナイグチはキノコ汁に。キノコ汁にはアミタケやハナイグチなどヌメリのあるキノコが欠かせませんね。最高です!
以前にも書きましたが、きのこ狩り初心者の方はショウゲンジ、アミタケ、ハナイグチ、この三つを狙ってみて下さい。地元の直売所にキノコが並ぶ時期に、ショウゲンジとアミタケはアカマツ林、ハナイグチはカラマツ林を中心に歩くと見つかるはずです。
アカマツ林を歩けば、運良くマツタケ発見という可能性もあるしね(^_^)
台風が通り過ぎた後に期待。
台風18号は今現在九州を通過中のようで、避難指示が出ている地域もあるようですね。
大きな被害がなければ良いのですが。
こちら長野県は18日の午前中まで台風の影響で雨や風が強くなりそうです。
その後はキノコが一斉に出てくるかもしれません。
いつもしとしとと適量だけ降ってくれればいいんだけど、なかなか人間の思い通りにはいきませんね。
コメント
キノコも魚も人間の都合で価値違うだけですもんね。
味は安くても美味いの良いですね。
Nori1022さん、こんばんは。
そうなんですよね。希少なものほど高価になっているだけで、純粋に美味い不味いと価格は比例しませんね。魚で言うところの、真鯛と真鰯の関係みたいな(^_^)
マツタケなんて、年に数回食べるくらいにしとかないと、毎日食べたらイヤになる味です(笑)。雑キノコと言われるやつは毎日食べてもうまいですけど。
こんばんは。
渓釣りが終りに近づいて、上手くキノコシーズンに繋がっていますね。
本人以上に、周囲のハードルが高いです天然キノコ。
さすが、地域伝統があるだけに、皆さんで楽しめていいですね。
マンボウさん、こんばんは。
本当は9月一杯は渓流釣りに専念したいところですが、9月はキノコの最盛期でもあるので両方が重なって忙しいです(笑)
そうですねー、採って帰っても家族から本当に食べて大丈夫かと疑いの目を向けられることはありそうですね(^_^;) 今回の雑キノコ三種は本当にわかりやすくて似た毒キノコもないので、安心食べられると思いますよ。
ハナイグチ(リコボウ)は特に長野県の方は喜びますよね。
栃木県の方々はチチタケ(チタケ)、山形県ではトンビマイタケ(トビタケ)などほかの地方では珍重されないものが好まれるところが不思議です。
会津地方ならオリミキ(ナラタケ)が好まれるけど、これは普遍的にどこでもでしょうか?東北地方ではモダシと言って全般に好みます。
ナラタケは腐朽菌だから「木を折る=折る幹=オリミキ」なのかも。
まだ釣りに夢中で、周りに目が行きません。キノコの眼にならないと景色に同化して見つけられません。きのこは禁漁以降ですねー。
山と渓谷社の厚いー図鑑をめくる習慣を始める季節になります。
過日はフライの視認性向上のやり方で、負のスパイラルにおちこみました。
知ってたはずなのに、見えない→Wing材を増やす→重くなる→沈む→見えない→Wing材
フロータントをうまく使えばいいのだとおもいだし、初心者時代に戻った気分で凹みました。
釣り途中で気づき、快適なFFになりました。
知識としては持ってたはずが、知恵として出てきません。
FFfreak さん、こんばんは。
今回登場したハナイグチ、ショウゲンジ、アミタケがこちらでは一番親しまれている雑キノコです。
チチタケはほんとにこちらでは人気ないんですよね。栃木の方に教えていただいて、調理の仕方次第では美味しく食べられることはわかりましたが。ナラタケもあんまり人気はないです。
私も9月いっぱいは渓流釣りに集中したいところですが、こちらでは9月中旬から末までの2週間がキノコの最盛期でもあるんですよね(笑)
マテリアルをたっぷり使ったドライフライは最初は良いですが、一度沈むと浮力回復させるのが大変ですよね。
おはようございます。
昨夜は良く降りましたね、これで山のキノコも活気づくでしょうね、キツネ山、コムソウ、アミタケ、クロカワの出来そうな山ですね、見通しも良く、運が良ければマツタケも採れそうですね、私の良く行く山はこのようなところまで行くには相当歩かなくてはいけませんので、今年からとても無理になってしまいました、日誌をみますと昨年は沢山採ったと書いてあるんですが残念です。
ハックル70さん、こんばんは。
昨晩は久しぶりにたっぷり降りましたね。雨だけなら良かったんですが、オソロシイほどの強風に何かどんでもないものがすっ飛んでこないかとびくびくしました(笑)おっしゃる通り、この山はコムソウ、アミタケ、クロカワがよく採れます。今年は例年よりも出方が遅いですけども。
ハックルさんは、釣りと一緒でそれぞれのキノコの出る場所と時期を的確に把握されていて、いつも見事な収穫に感心しています。
これからも隊長と一緒にきのこ狩りを楽しんで下さい(^_^)
そちらは台風の被害はありませんでしたか?
こちらはほぼ直撃だった割には被害は「マシ」でしたが、職場はさすがに無傷とはいきませんでした。
kuniさん、こんばんは。
17日の夜中はかなりの雨量で、それよりも強風はちょっと怖いくらいでした。
何かが飛んできて、玄関のガラスが壊れたとか言うのが数件あったようですが、全体としては大きな被害はなかったようです。
・・・と思ってましたが、今晩のニュースで果樹園の被害はかなりなものだったと伝えていました(T_T)
そちらはほんとに大変でしたね。職場もいつもより仕事が増えそうですね。適度に雨は降って欲しいですが、台風は勘弁願いたいですね。
おはようございます。
アミタケがでてきましたか、そろそろマツタケもですね。
こちらの方はショウゲンジが沢山でていますが、なぜかセシュウムの含有量が多いそうでほとんどの人は採取しないようです。
今季ハナイグチは今だに見かけていません。今頃沢山出るはずなのですがね。
雑キノコのケンチン汁、大好きです。
無茶1さん、こんばんは。
今日も山を歩いて来ましたが、アミタケとショウゲンジはたくさん出ていました。
例年いつくかの地区の山を歩くのですが、今年はその中の一地区の山は全くキノコが出てきません。理由はわかりませんが、異常事態です(>_<) セシウムはショウゲンジに多く蓄積されるらしいですね。こちらは数値的に大丈夫なようですが。ハナイグチはこちらでもまだ少ないです。 雑きのこは汁物にすると最高なんですよね(^_^)