諏訪湖の流れ出し、釜口水門にワカサギの様子を確認しに行きました。
前回はブラックバスの入れ食いだったけど、あれから二週間くらい経ったから少しはワカサギが釣れるようになったでしょうか。
諏訪湖(天竜川流れ出し)でワカサギ調査
やって来ました釜口水門。人っ子一人いません。前回のおっちゃんもいないじゃないの。
まぁ、とりあえずやってみよう。
前回同様の7本針仕掛けに、餌は紅サシ。
仕掛けを投入して竿をゆっくり上下に動かし誘います。
うーん、ワカサギ釣れませんねぇ。それどころか前回爆釣だったブラックバスのアタリすらありません。どうしちゃったのかな。
スマホを見つめながら集まってくる怪しい無言集団。
しばらくすると、公園の噴水周りに人が集まってきました。
あれ? なんだろう、あの人たち。
なんだか怪しいのでしばらく様子をうかがっていると、みんな一言二言挨拶して何をするでもなくスマホいじってるけど。
徐々に人が集まってきて10人ほどに。若い女性や、子連れのお父さん、白髪のオジサンなんかもいるけど・・・何の集会? 後からタブレットを持ったオジサンが現れてなんかしゃべり出したから、あの人が主催者の何かのイベントなのかな。
何が始まるのかな、とチラチラ見ていたけど、結局何も始まらずみんなスマホいじってる。
そのうちに、一人帰り、二人帰りと散り散りになって行きました。何なのあの怪しい集団?
気になって仕方がないので、まだ残っていた白髪のオジサンに
「さっき、みんなで集まって何やってたんですか?」と話しかけてみました。
すると、
「ゲームなんです。ここにレアなポケモンが出現するんですよ」とちょっと恥ずかしそうに笑いながら。
あぁ、ポケモンGOをやってたのか!(笑)
だけどこのオジサンも50過ぎだろうし、さっきタブレット持ってたオジサンは60代だと思うよ。そんな人がポケモンやってるんだ。世も末か(笑)いやいや、別に人に迷惑掛けてるわけじゃないから年配の人がゲームやったっていいよ。私はやろうと思わないけど、本人が楽しんでるならそれでいい。
ワカサギどころかブラックバスも釣れないよ。謎が深まる。
さて、釣りを再開してみますが、全くアタリないです(>_<)
下流側の赤い橋の下に行って少しやってみましたが、こちらも全くアタリなし。
うーん、今年は諏訪湖内のワカサギは順調に育っていると報じられていたけど、水門ポイントのこの状態はどうしたことだろう?
この前入れ食いだったブラックバスも釣れなくなったのも不思議だし・・・
史上まれにみるキノコ不作と連動して何かイヤな予感がする。
またしばらくしてから調査に来よう。
情報を頼りに向かった山麓の池で試し釣り。
帰りがけにあの場所に寄ってみよう。
先日のブラックバスをパスタにして食べた記事に、ツイッターで交流しているじんさんが「ウチの近くの池にブルーギルがいるので釣って食べてみて下さい」と本気か冗談かわからないコメントをくれまして(笑)、場所も教えてくれました。ちょうどここからの帰り道なのでちょっと寄ってみることにします。
グーグルマップのナビに従って、少し山方向に向かいます。
あれ、こんな山道入って行くの? 今日はプリウスなんだけど、大丈夫かな。
ん? 目的地から離れて行ってるよ、グーグル先生。
ところで、この辺りの山、キノコ採れそうな雰囲気があるね。
グーグルのナビは街から外れると時々おかしな道案内することあるんだよね(笑)
後ろから地元の人と思われる車がついてきたので、ちょっと停まって場所確認して逆戻り。途中を左折して、ようやく池に到着。
こんな感じの貯水池。水深は浅そう。
「ここであそんではいけません」と子ども向けに書かれている看板はあるけど、特に釣り禁止ではなさそう。今どき、柵もないこんな池珍しいね。
子ども連れのお父さんが遊んでたので挨拶して、
「この池何か釣れますかね?」と聞いてみると、
「鯉が時々はねたりするし、たまに見かける釣り人はバスを釣ってるみたいですよ」とのこと。
ともかく試し釣りをしてみます。
4.5mの竿に、マブナのシモリ仕掛けでやってみます。
ここがマブナが釣れる池だとうれしいんだけどな。最近、マブナの釣れる池がほとんどなくなっちゃった。
写真2枚目の黄色丸印辺りでやってみますがアタリがないので、ぐるっと池を回りながら探って反対側の赤丸印辺りまできました。この辺りが水深が深そう。と言っても、1mないと思うけど。
仕掛けを投げ込んで着底したら、少し持ち上げて餌をゆらゆら落とします。少しずつ動かして扇状に探ります。シモリ仕掛けは広範囲を探るのに最適。
しばらくすると、ツン、ツンと仕掛けが引かれます。このアタリは・・・
アワセると小気味よく引きます。
やはりギルさんでした。
相手がブルーギルとわかれば、仕掛けを時々すーっと引くような動きに変えます。
ブルーギルは動くものに興味を示すので、ルアーのようにすーっと動かすのがポイントです。
大きめのサイズも含めて5尾釣れたので、時間もないことだし今日は終了
これが今日一番のサイズ、16cmのブルーギル。
良く見ると、ブルーギルもきれいな魚ですね。
結局マブナは釣れず、、、ここにはいないのかな。残念。
だけど、水面近くを泳ぐ紅い大きな鯉は見えましたよ。
この池、フライロッドも振れないことはなさそうなので、夏場にフライでブルーギルを釣ればおもしろいかも。じんさん、ありがとうございます。
帰り支度をしていると、隣にある小屋の所で犬の散歩にきたお爺さんが二人おしゃべりしてました。
「この上の山でキノコ採れますかね?」と聞いてみると、
「いつもの年ならね。今年も大勢入っているけど全然採れない」とのこと。
うーん、この辺りもダメなのか・・・
某専門店のフィッシュバーガーより美味い! ブルーギルバーガー
さて、ウチに帰ってブルーギルを食べてみます。以前はムニエルにして食べましたね。
その時に「漁協でフィッシュバーガー作って売れば良いのに」と書きました。試しに自分で作ってみることにします。
- ブルーギル…10〜16cm 5尾ほど
- 卵…1個
- 小麦粉…適量
- パン粉…適量
- 塩…少々
- ブラックペッパー…少々
- 自家製タルタルソース
・固ゆで卵…1個
・甘酢漬けラッキョウ…5〜6個
・マヨネーズ…大さじ2〜3
・酢…小さじ1
・大葉…3枚
まずタルタルソースを作ります。これは何回も登場してますね。
市販の甘酢漬けのラッキョウ5〜6個をみじん切りにします。固ゆでにしたゆで卵1個もみじん切りに。それから、普段はパセリをみじん切りにするんですが、今日はスーパーになかったので代わりに大葉3枚をみじん切りにします。大葉も爽やかな味になっていいかも。
後はマヨネーズ大さじ2〜3、酢小さじ1を混ぜ合わせるだけで出来上がり。
フライにしたブルーギルは驚くほどうまい!
そして主役のブルーギルさんたち。10cm〜16cm。
こうやって並べてみるとなんだか可愛らしく見える(笑)ブラックバスより愛嬌あるね。
でも、この体型、淡水魚に見えないね。
なんか海の魚みたい。ウミタナゴにも似てない?
捌くのは普通の魚となんら変わりないです。
よく洗って鱗を落とし、頭を落とし腹も出します。
あの池、あんまり餌がないのか、胃の中にはあんまり食べ物が入っていません。
三枚におろして腹骨をすき取ります。揚げるので皮はそのまま。
小さいのはハゼをさばいているような気分になりましたが、こんな感じに。
すでにうまそうな雰囲気出てます(笑)
軽く塩、ブラックペッパーを振ったブルーギルの身に、小麦粉、溶き卵、パン粉と順番につけてフライの準備完了。
私が良く行くスーパーの中にはパン屋さんが入っているので、毎日焼きたてのパンを売ってますがハンバーガー用のバンズって売ってないんですよね。
じゃコッペパンでいいかと思ったけど、こちらはもれなくジャムやらなにやらが挟まれていて、プレーンなやつは売ってない。
とりあえず、塩パンとう名前で売られていたこれを買ってきました。なんかうまそう。
包丁で切れ目を入れて、グリーンリーフレタスを挟んでスタンバイ。
今日も大活躍の天ぷら工房。
一度にたくさんは揚げられないけど、このツイン天ぷら鍋はほんとにおすすめ。
良い香りが漂いますねー。
こんがりときれいに揚がりました。うー、ビールと一緒にこのまま食べちゃいたい(笑)
それを堪えて、パンに挟んでタルタルソースをたっぷりかけたら完成!
ブルーギルフライは小さいの2尾分は余りました。そのままウスターソースをかけて食べたらうまい。これは期待できる。
魚ってフライにすると何の魚であるのか判別するのが難しくなるんですよね。
良くも悪くもクセや個性が油で飛んでしまう。逆に言うと、臭みが気になる魚もおいしく食べられます。このブルーギル自体には臭みはないですけどね。
まぁ、アジやイワシ、マグロなんかだとフライにしてもわかるけど、元々淡泊な白身魚になるとそれがなんの魚であるか判別するのは至難の業。
このフライも何のヒントもなく、食べただけでブルーギルだと言い当てられる人はまずいないでしょう。
じゃーん!できましたー!
(今、TG-3を修理に出してるので写真はiPhone6s。なんだか写真がイマイチ)
とにかく温かいうちにかぶりついてみます。
抜群にうまいです!!
(私の中のうまさゲージ:抜群にうまい!>うま過ぎる!>うまい!>なかなかイケます!>悪くはないかな…>これは微妙…>マズい!)
自分で言うのも何ですが、まさかここまでうまいとは。
間違いなく、某ハンバーガーショップのフィッシュバーガーよりうまいです(笑)
まぁ、揚げ立てだということと自家製のタルタルであること、この二つが大きいですけどね。
フライにしているせいもあるけど、あれだけ泥っぽい池のブルーギルなのに泥臭さのようなもは皆無。ブラックバスよりも食べやすいかも。
塩パンも適度に噛み応えがあってイイ感じ。
諏訪湖漁協さんに期待します。天竜川漁協さんでもいいけど(笑)
諏訪湖漁協さん、私が代わりに試作してみました。
これを諏訪湖畔で売れば儲かりますよ。ぜひ、やって下さい(笑)
ブルーギルの小さいのはさばくのがちょっとメンドクサイけど、大きいブラックバスなら効率良いですよね。
今回のフィッシュサンドの他にもう一つのアイディアをこっそり教えちゃおう。
ブラックバスやブルーギルの身を使って、さつま揚げみたいなやつ作ったら良いと思う。場合によっては他の魚も混ぜてもOK。
真空パックにしてお土産にしても良いし、焼きたてを串に刺して湖畔で販売すれば観光客にバカ売れ。外来魚駆除もできて一挙両得。
このアイディアも勝手に採用してくれて良いですよ、漁協さん(笑)
コメント
こんばんは。
いいですね。ブルーギルサンド。
今は外来魚として厄介者扱いですが、付加価値を付けて販売が軌道に乗れば最高ですね。
マンボウさん、こんばんは。
ブルーギルサンドは想像以上にうまくできました。
ブラックバスにしてもブルーギルにしても、再放流禁止と言われてもほとんどの人はリリースしちゃうか、陸地に打ち捨てるかという状態なので、なんとも切ないです。
日本になんか連れてこられなきゃ良かったのに。
ウグイよりは遙かに料理に使いやすい素材なので有効利用して欲しいです(^_^)
こんばんは。
諏訪湖流れ出しのワカサギ、どうなんでしょうね。
前回、バスが入れ食いだったみたいですが、奴らもエサがあるから集結していたのではないですかね?食い尽くしたってことは無いと思いますが、ベイトと一緒に移動したのではないでしょうか。
バスは食べてみたい気もしますが、ギルは…
生きてる時から臭いので生理的に無理!(笑)
ギルのデカイのって30cmに届くって知ってます?大型はもっと派手でケバケバしい、まさにサンフィッシュって感じです。デカイとバスのルアーでも普通に釣れるのですが、これが臭いのなんの(爆笑)
その記憶が頭から離れません。
七流釣師さん、こんばんは。
例年だとここにワカサギが集まってるんですが、今年はどうしちゃったんでしょうね。確かに、ワカサギがいないからバスもワカサギを追って他へ移動したのかも。
ブルーギル大きくなるのは知ってますが、尺物級は見たことがありません。
ギル、そんなに臭いですか? 今回釣ったのも手で掴みましたが、それほど臭いとは思いませんでした。大きくなると臭いのか、それとも棲息環境によるのか・・・
臭いと言えば、ワカサギの生臭さはなかなかのものですよ。手で持つと鱗がたくさんくっつくし、石鹸で洗っても生臭さはなかなかとれません。
天ぷらにしたり、甘露煮にすると全く気にならなくなって美味しいですけど(^_^)
ブルーギルも白身の綺麗な魚ですよね。
ただ残念ながら、ボク自身は食べたことはありません。(笑)
切り身にして、ティラピアの餌にしたことはありますが。
白身魚のフライって、新鮮な魚をしっかりと〆て処理を完璧にしたものを使ったら、もう無敵の料理法になりますよね。
kuniさん、こんばんは。
三枚におろしちゃうと、海の小魚のようですね。
ブルーギルの切り身をティラピアの餌に? ティラピア飼ってたんですか? あ、仕事の方かな、もしかしたら。
機会があったらギルも食べてみて下さい(笑)
白身魚ってフライにするとうまいですよね。海の白身魚は刺身も好きですが、さすがにブルーギルは・・・(^_^;)
ブルーギルも美味いですね、バスより美味いと思う。
それにしてもギルの貪欲さ凄いですね、一回釣って逃したやつがまた食ってくるくらい。
そら増えるわと思います。
Nori1022さん、こんばんは。
ブラックバスもブルーギルも食べたことあるんですね(^_^)
私もブルーギルの方がうまいと思いました。
ブルーギル、確かにしつこく針に食いついてきますね。こいつらには外敵を恐れるって感覚がないのでしょうか(笑)
諏訪湖周辺で簡単に釣れたマブナがブルーギルに駆逐されそうな勢いで、ブラックバス以上に猛威を奮っています(>_<)
おはようございます。
リコプテラさんにかかるとみんな高級料理に変身してしまいますね、あまり評判が良いと諏訪湖がブルーギルだらけになってしまいますよ(笑)
それにしてもズクがおありですね、若いって良いなぁ~。
ハックル70さん、こんばんは。
高級料理とまではいきませんが、なかなか美味くできたので、ぜひ諏訪湖の周りの販売して欲しいです。確かにあんまり儲かると、諏訪湖でブルーギルの養殖始めちゃうという恐れもありますね(笑)
私は自分でもズクがあると思いますが、そのおかげでうまくいくこともあれば、無駄な努力に終わることも結構あるので、良いのか悪いのか・・・(^_^;)
こんにちは。
古い釣り雑誌に、ブルーギルを「七色メジナ」と呼んで食べてた投稿を見た記憶が有ります。真剣な話、活用法のヒントになりそうですね。
野池で、鮒や鯉が少なくなった=ブラックバス説以上にブルーギルの影響が大きいかもしれない研究も有ります。
「ブルーギルによる卵の捕食がコイ・フナの再生産に及ぼす影響」
それにしても凄いな~。「自分で獲って、自分で食べる」川魚が苦手で、料理が出来ない自分にはとても出来ませんよ。
自営業FF さん、こんばんは。
ブルーギルはメジナにも似てますね、確かに。七色メジナとはなかなか良いネーミング(^_^) 私も漁協さんや観光協会さんには真面目に検討して欲しいと思っています。
ブルーギルの棲む場所で確実にマブナは減ってますね。なるほど、鯉科の卵を食べちゃってるんですね。
すみません、PDFファイルが自営業FFさんのPC内へのリンクになってしまっているようで、見られません。どこかネット上にアップしてリンク貼っていただけると。
川魚苦手ですか。でも、イワナの塩焼きとかは大丈夫ですよね、きっと?
こんにちは。
あら、失礼しました。
長野県水産試験場 研究報告第7号http://www.pref.nagano.lg.jp/suisan/chosa/kenkyuhoukoku.html
です。
自営業FFさん、こんにちは。
再リンクありがとうございます。
元コメントのローカルファイルへのリンクアドレスはこちらで削除させていただきました。
データ拝見しました。田溝池でのテストなんですね。昔、ブラックバスを釣りに行ったことがあります(^_^)
「人工魚巣に付けたフナ卵を田溝池に放養したところ、保護されていない活卵は3時間でブルーギルにほぼ捕食しつくされた」というのがオソロシイですね。ブルーギルのいる池で鮒がいなくなるわけですねぇ(°0°)
白身の魚なら臭みがなければ間違いなく美味しいでしょう(^^) 確かに、増えてしまった外来種が町おこしになればいいですね。 鉄腕ダッシュでもやってますし(^^)
Kさん、こんばんは。
以前にムニエルにした時も今回も。ブルーギルに臭みは感じませんでした。
ただ、七流釣師さんがおっしゃるように強烈に臭い場合もあるようなので、大きさによるのか棲息環境によるのか、個体差があるみたいです。
このままだと、増え続ける一方で漁協も手をこまねいているようなので、有効活用すれば良いと思うんですよね。ジビエよりは仕込みも大変じゃないし。
鉄腕ダッシュで外来魚料理やってるんですか? 検索してみます(^_^)
ここの池
水抜きして今は何もいなくなっちゃった。
レイクサイド大明神さん、おはようございます。
そうなんですねー、水を干しちゃいましたか。その時にどんな魚がいたのか見たかったです。
もう一度水を入れたんであればマブナだけ放流して、釣りが楽しめるようにしてくれれば良いのに(^_^)