先日、矢作川水系に行った時にタラノメがちょうど良い状態に伸びていたのに気を良くして、木曽川水系のタラノメ秘蔵ポイントの様子を見に行くことにしました。もちろん、釣りがメインですよ。いや、山菜メインかも。
タラノメを求めて|木曽川水系檜の森 フライフィッシング
林道登り口に到着すると、あれれ、一台ジムニーが止まっていますよ。ちょっと仲間意識を感じますね(^_^)
今シーズン初登場の頼もしい相棒、MERIDA MATTS (メリダ マッツ)6.10-MD。
今日も、MTB車載システムは大活躍です。
今日はタラノキが生えているようなトゲトゲ地帯を抜けて川へ降りるので、ウェーダーは最初からやめて、前回と同じウェットウェーディングで行きます。木曽の川はまだ水温低いと思うけど、大丈夫かね。
リトルプレゼンツウェットゲーターにコーカーズデビルズキャニオンの組み合わせです。ソールはもちろんクリングオン(ゴム底)を装着しています。
ウェットゲーターの下には、モンベル アクアボディタイツ(オンラインストアで見る)を履いていてこのタイツは保温性が高いのでまぁなんとかなるかな。
自転車を降ろして準備していると、林道を上って行く人がいます。あの人かな、ジムニーで来たのは。手にはスーパーの袋を提げて、どうやらフキノトウを採っている様子。この辺りのフキノトウはまだ食べ頃です。
ちょっと挨拶していこうと思って自転車で上っていくと、その人は川に下りて竿を振っていました。テンカラかな?
手に袋を提げたままだから、ちょっと試し釣り程度だろうな。確かにこの辺りもフライやテンカラには最適な渓相なんだよね。私はずっと上に行くけど。
久しぶりに走る林道は気持ち良いですね。
特にここは、檜の森なので香りがとても良く深呼吸すると空気がおいしいのがわかります。
途中にタラノキがあります。あれー、まだ芽が固くて全く伸びてくる気配がないじゃん。ちょっと早すぎたか。それじゃぁ、ずっと上のタラノメポイントは無理だろうな。でも、あそこの斜面はもの凄く陽当たりの良い場所だから、もしかしたらそっちは伸びているのかも。
などということを理由にずぅーっと上までMTBを走らせることにします。陽気も良く、MTBで走るだけでも気持ち良いしね。
もちろん、この時期にそんな上までいく釣り人はいないだろうから、魚がじゃんじゃん釣れるんじゃないかという下心もありつつ。
でも、そこまで行くなら本当はもっと早い時間に来なくちゃ。もう9時半になってるよ。
途中、フライフィッシング向きの渓相が広がります。ここから釣ればいいじゃん。
いやいや、とにかくタラノメの状況確認に行かなきゃね。
陽射しの角度の関係か、まさしくエメラルドグリーンに輝く水。しばらく見とれちゃいました。
第一、第二入渓点を過ぎ、やってきた第三入渓点。今日はここもスルー。
ここからは、林道の傾斜が急なのでMTBを押して歩きます。久しぶりだと疲れるねー。すでに汗だく。それでも、ひたすら上っていくと・・・
嘘でしょー、林道に雪が残ってるよ!
寒の戻りでごく最近降った雪だとは思うけども。うーん、やばいとこまで来ちゃった?
はぁはぁ言いながらやっと辿り着いた秘蔵タラノメポイント。
昨年は誰にも採られないまま芽がすっかり伸びた状態になっちゃって、残念な思いをしたので、今年は早めに様子を見に来たわけです。この崩れた斜面一帯にタラノキがたくさん生えています。これほどの群落は他で見たことがありません。
でも芽はカッチカチ。まだ伸びてくる気配すらありません。
はい、確認完了! まぁ想定内です(T_T)
だけどさぁ、タラノメがこんな状態ってことはここはまだ寒くて魚の活性も低いってことじゃないの? うーん・・・
自転車を停めて川に下りてみようとと思ったところで、ワイヤーロックを忘れたのに気づきました。久しぶりなんですっかり忘れてました。一応笹藪のところに自転車を隠しとけ(^_^;)
トゲトゲ地帯を抜けて川に到着。毛鉤釣りに最高の渓相でしょ。ただし、こういう浅場に魚が出ているかどうかは別問題。
時間はすでに11時半、気温14℃、水温はと・・・4℃!
えぇー、ちょっと低すぎない?
ここって標高どのくらいだったっけ? そんなに高くないよね?
いつも使っているスマホの地形図アプリFieldAccess2(2020.2.23追記:現在は配信停止)で確認すると、標高は1,300m。ありゃりゃもっと低いと思っていたよ。確かに自転車で結構な時間かけて上ってきてるからな。
ともかく時間的に先にお昼を食べよう。
カレー味のつもりが、あっさりうどんに。
ザックを降ろして、クッカーとストーブ、食材を取り出します。
今日はMUKAストーブとアルパインクッカー16の組み合わせです。
今日は簡単に素早くできるものにしました。
アルパインクッカーにお湯を沸かし、油揚げ、ソーセージ、ニンジンを茹でます。火が通ったら、半生のうどん投入。
本当は今日はカレーうどんにするつもりだったけど、カレールウを忘れちゃったので、丸鶏がらスープと醤油で味付け。調味料はいつも持ってるのでなんとかなります。
具材を一旦取り出しておき、生卵を割り落とします。
お湯の量にたいしてうどんが少ないせいか、卵が水没しちゃった。まぁ、いいか。
このまま弱火にして卵にある程度火を通してから、スプーンで救出しました(笑)
再び具材を乗せて完成!
本日のランチ
・鍋焼き風うどん
・食後の紅茶
カレー味のつもりだったけど、あっさりうどんもいけますな。
今日はスタートが遅かったので早めに片付けて、釣りを開始しよう。
タックルは、AXISCO AXGF763-6(楽天で見る・アマゾンで見る)+オービス バテンキルクリックII。ラインはDT3F、リーダー9ft6Xにティペット2ft継ぎ足し。
4℃じゃドライは無理だということで、マーカーニンフ。
このところ、写真2枚目の中のツートンカラー硬質発泡マーカー(こちらのショップで売ってるやつ)を使ってたんだけど、ちょっと浮力ありすぎなんですよね。重さもあってキャスティングもしにくい。
やはり、マブナ用のプラスチック製シモリ玉がちょうど良い。こちらの方が小ぶりでキャスティングもしやすいし。ガン玉をプラスする場合は、自作発泡ウキがちょうど良いし。結局これだな。
BHGRヘアズイヤーニンフ、グレーニンフを使ってしばらく釣り上りますが、反応なし。
それよりも、4℃の水が冷たすぎて足が持たない。これは無理!
ここはもっと暖かくなってからまた釣りに来よう。
撤退しまーす。
何のためにここまでやってきたのでしょう。私にもわかりません(苦笑)
さっきフェルトに替えたばかりのソールを再びゴム底に付け替え。
林道までトゲトゲをかき分けて自転車まで戻ります。そして、林道を颯爽と下っていくのです。ひょー、下りは快適!
この川の下の方で釣れるだろうか、それとも川を変えようか考えながら下って行きます。
林道入口、フキノトウを採っていた人が竿を振っていた辺り。
とりあえず、川に下りて水温を計ってみると6℃。微妙だなぁ、今回はやめとくか。
次回はこの辺りで釣ろうと思う。
今日は残り少ない時間を他の川へ行ってみることにします。どっちみち帰り道の途中の川だから。
飛び出すアマゴたち|木曽川水系ワサビ沢 フライフィッシング
やってきたのはワサビ沢。前回はニンフで釣りましたが、今日はドライでいけるのではないか。
時間はすでに午後3時なので、いつもより少し先の歩きやすい場所から入渓。釣りができるのは正味2時間くらいかな。
タンポポかと思ったら福寿草の群落でした。
葉ワサビがちょうど良さそうなくらいに伸びています。
ロッドは同じだけど、風が出て来ているのでリールはWF4Fを巻いたSage 1830に変更。
やはりこのロッドが一番どんな状況でも対応できる。
水温を計ると9℃。これはいけるんじゃない、ドライで。
アダムスパラシュート#14を結びます。
しばらく釣り上ると、写真2枚目の黄色丸印でピチャッと小さいのが出ました。フッキングしなかったけど、たぶんチビアマゴ。
ドライに反応さえしてくれれば、迷いなくドライ一本でいける。
いくつかのポイントでピチャピチャ小さいのが出たあと、ここでやっとフッキング。これも小さいけど。
流芯脇の深さのあるところから出ました。魚はそこそこ水面を意識している模様。
サイズは小さいけど、ドライフライへの反応は良いです。
ここのアマゴはまだ少し錆びてますね。
フライをコンパラダンCDC+に変更して。
このフライ、このところ結構反応良いんですよね。半沈タイプでリアルなクイルボディーに二本のテール。視認性も良いので、アダムスパラシュートのウイングポストが見にくい時の釣り上がり用に重宝します。
エルクヘアカディス#14に変更して、写真1枚目の黄色矢印でアマゴが出てフッキングしましたが、倒木越しだったのでランディングできずにもたもたしているうちに逃げられました(>_<)
続いて写真2枚目の黄色丸印から。
その後も調子良く釣れて、夕方になると反応しなくなるかと思ったら、5時近くなってさらに活性が高くなって来たみたい。今の時期に夕方反応良いとはちょっと想定外。
流芯脇のかけ上がり、コンパラダンCDC+をぷかぷか浮かべると、アマゴがバシャッと出ました。勢い余って水面上20cmくらいジャンプ。
後から見たら写真で見るより水深があって、底から水面に向かって猛然とアタックしたみたい。そんなにお腹が減っていたのか(笑)
このアマゴを最後に終了することにしました。
この区間はアマゴとイワナの混生域ですが、今回はアマゴばかり。イワナはまだ水面の餌には反応しないのかな。
川添いは山菜の宝庫。
この川の岸はワサビを始めいろんな山菜で彩られていました。
写真1枚目、ノカンゾウがいっぱい。
写真2枚目、例の間違えると死んじゃうニリンソウ。
写真1枚目、アサツキ。
これ、畑や庭に植えられていることが多いので私は山菜のイメージがあんまりないけど。
写真2枚目、ギョウジャニンニク。これ、かなり好き。
さらに川岸に生えたタラノメはこれから伸びて採れそうだし、現地調達で山菜ランチが食べられそうな勢い。今日は、葉ワサビとギョウジャニンニクを少し採って帰ることに。
ふぅー、今日はスタート遅かったのに、妙に長い一日だったような。
前半のMTB林道上りがかなり良い運動になりました(笑)
コメント
いよいよマウンテンバイクの出場ですね。ゴールデンウィークには沢山の人達が山菜採りに来ると思います。毎年、国道沿いでも他県車の人が何かを採ってます。何を採っているかは不明ですが。(^-^;) 私も実家上流のゲートまで車で行ってきました。木曽でも南方面なので期待しましたがタラノメは不発でした。オマケにフキノトウは全部開いてしまってました。今度は竿持参で行ってきます。
Kさん、こんばんは。
マウンテンバイクは冬の間は実家で眠ってましたが、やっとジムニーに積み込める季節がやってきました。
木曽は山菜王国ですからねー。遠くから採りに来る人が多いと思いますが、木曽は「山菜の採取禁止」と書かれる場所も多くなりましたね。
ご実家どの辺りかわかりませんが、木曽のタラノメはまだ少し早そうですね。今回は竿を持っていかなかったんですね。だんだん魚の活性も上がって来てるから、次回は良い釣りできそうですね(^_^)
こんばんは。
未だ水温4℃は低いですが、既に水温9℃も立派ですね。
山の水温も徐々にあがり、これからが期待ですね。
マンボウさん、こんばんは。
4℃の川は、上の方まで行きすぎました。久しぶりに自転車に乗ったので、調子にのってしまいました(笑)
9℃の方は、民家の中を流れる里川で陽当たりも良いんですよね。上の方も気温は高くなりましたが、地面や水の温度が上がるのはこれからのようですね。
4月下旬〜5月になればその辺りでも毛鉤釣りが楽しめそうです(^_^)
いいなー。フライで釣れて。
昨日はBHニンフで1匹のみです。でも初フライ獲物なので感謝です。
イモリ釣ったのかと思うくらいのアカハラでした。
サイズも15㎝くらいだけど、放流域の上流で10m滝もすぐ下にあるから、自然産卵モノと思っちゃいました。
人家より下流だとどうしても気分が乗らないので、最後の人家より上流を目指しますが、そこには先行者がいたので断念。
上流過ぎた気がします。なんせロッド2本分もアルカナイカノ幅の沢。
右足をツッタのが関の山でした。
FFfreak さん、こんばんは。
やっとドライフライに反応してくれるようになってきました。
私はニンフの釣りよりやはりドライの釣りが好きなんですよね。
アカハライワナ、いいですね。天然イワナはきれいですよねー。
私も川の水を使って調理したりすることもあるし、民家のない場所まで行くことが多いですね。春先は下の方で遊んでることも多いですけども(^_^;)
おはようございます。
まだ、タラノメが早いようですがガレ場のタラノメ一面ですね、でも採るに大変そうですね、コシアブラは上松辺りまで採りにゆきますが、こぶしの花の真っ盛りがいつも適期のような気がしますね。
ハックル70さん、こんばんは。
タラノメは水温4℃の川はもちろん、9℃の川の脇に生えているものもまだまだ早かったです(^_^;)
このガレ場、林道の下側にもタラノキがたくさん生えていて大群落になっています。おっしゃる通り、採るのはちょっと手こずりそうです。
上松辺りまでお出かけですか。なるほど、こぶしの花とコシアブラは同じくらいの時期ですか。私もこぶしの花が咲いている辺りの山を歩いてみます(^_^)
この週末の寒波が去って山が青くなったらいよいよ山の中の時期ですね。
水温4度はさすがに厳しすぎる・・・笑笑
いわなたろうさん、こんばんは。
来週末はかなり気温が上がりそうですね。昨日は結構な量の雨が降ったことだし、週末のコンディションはかなり良さそう。
いよいよ爆釣できる季節になってきたでしょうか。私の場合、爆釣するなんてことは滅多にないですけども(笑)
水温4℃にウェットウェーディングは無理!死んじゃいます(^_^;)
これ全部にタラノメ生えてたらこちら興奮しますね!こちら標高低いとこのタラノメは終わりかけです(笑)それにしてもまだ積雪とかヤバイですね。
Nori1022さん、こんばんは。
次回はこのガレ場にタラノメを採るためだけに上ります。と言いつつも、絶対にロッド持っていきますけどね(笑)
林道の雪にはビビリました。
そちらはタラノメは終わりですか。そちらにはコシアブラも生えてますかね。
この後の季節はワラビとかでしょうか。
そちらも自然豊かなので、山にいろんな山菜ありそうですね(^_^)
私が釣行先でギョウジャ二ン二クが沢山有りましたが今は絶えてしまい残念です
皆さんが根こそぎ持ち帰るので無くなったのでしょう、残念。
少し残して置けば増えるのにね~、
釣りお爺さん、こんばんは。
最近はタラノメ、コシアブラに始まりどうやら山菜ブームのようなんですよね。
県外ナンバーの車を停めて山菜を採っているのをよく見かけます。
ギョウジャニンニクやワサビは、ちょっと乱獲するとすぐに絶えてしまいますね。みんなが来シーズンも採れるように、ちょっと気を遣って採ってくれれば良いんですけどねぇ。難しいです(^_^;)
こんにちは。
少し川が変わるだけで水温4℃と9℃とはビックリですが、4℃でゲーターにするのはもっとビックリです(笑)
ワイヤーロック、MTBのサドルかハンドルに常に掛けておかないとダメですよー。
赤のメリダは目立ちます^ ^
七流釣師さん、こんばんは。
最初の川は久しぶりにMTBに乗ったので、調子に乗って上まで行きすぎました。
下の方のタラノメが固かった時点でわかりそうなもんですが(笑)
4℃のウェットウェーディングは正気の沙汰じゃないです。死にます。ウェーダーで自転車漕ぐと傷みそうだし、ザックに入れているのも荷物になるしってことでやっちゃいましたが。
ワイヤーロック、次回はちゃんと装備しておきます。たぶん、他の忘れものがあると思いますけどね(^_^;)
雰囲気の良い川ですねぇ。^^
そして今回もカレー味にならなかったとはいえ、充分に旨そうなランチ。
良い遠足ですね。
kuniさん、こんばんは。
うどんを食べた最初の川は本当に渓相が抜群で、私が行く川の中でも一番きれいな川です。これで魚が釣れれば文句なかったんですけども(笑)
前の晩にしっかり準備したつもりだったんですが、いつも通り忘れものが。
調味料を全部忘れちゃったらさすがにまずいことになるところでしたが、なんとか美味しいお昼が食べられました。塩だけはフライベストにも入れておこうかな(^_^)