クレソンを採ろう。
この記事を書いた時点では、これがクレソンだと勘違いしましたが、これはオオバタネツケバナです。
どちらも、食味は同じで食べられますが、極近い種類ではあるものの別種です。
詳しくはこちら。
先日のツキノワ沢調査釣行の時、車へと帰る林道の水が浸みだしている場所にクレソン(訂正:オオバタネツケバナ)が生えていました。
花の咲いたクレソン(訂正:オオバタネツケバナ)。
これ、クレソンだよね? 今まであんまり眼中になかったからイマイチ自信がないけど。
クレソンの正式な和名はオランダガラシ。
外来植物で繁殖力は強いらしく、日本では外来生物法によって要注意外来生物に指定されていて、駆除が行われている地域もある。
クレソンは清流にしか育たないという俗説は誤りで、汚水の中でも生育するらしい。
イメージ的にワサビに似てるから、生育場所もワサビと混同されているんだと思う。
他の植物が混じってるからわかりにくいけど、葉っぱの特徴はこんな感じ(写真1枚目の黄色矢印)。
花はこんな感じ(写真2枚目)。本来は花が咲く前のものを採取して食べます。花も食べられるけど、ちょっと苦味が強いという噂。
少しだけ採取。
摘んだ茎の臭いを嗅ぐとカラシのようなワサビのような爽やかな香りがします。
少し持ち歩いたから、すっかり萎れてしまったクレソン(訂正:オオバタネツケバナ)。
先日、直売所で会ったおっちゃんから「萎れた葉ワサビを一晩水に浸けておくとシャキッと復活する」というのを聞いたので、同様に水に一晩浸けてみました。
完全に萎れちゃった葉はだめだけど、全体的にかなりシャキッとよみがえりましたよ。
クレソンってパセリなんかと一緒で飾りとして使われるイメージがあって、あんまり食べたことないんだよね。
サラダやお浸し、炒め物なんかがいいのかな。
今回は量もそれほどないし、キッコーマンのサイトで紹介されていたレシピを参考に、卵とじスープを作ってみます。
クレソンの卵とじスープ
当初はクレソンだと思って採りましたが、調べてみると実際に使ったのはオオバタネツケバナです。食味は同じなので、クレソンと同様の調理ができます。
ふんわりまろやかな卵スープに爽やかなクレソンの香りが加わってうまいです!
ただ、クレソンがちょっと固いというか、こんなに繊維質なのかな。
花が咲く前の葉を使えばもっと柔らかいのかもしれない。花は苦味が強いと聞いたけれど、特にそんなこともなかったです。
今度は花が咲く前のものを採って食べてみたいと思います。
コメント
そう、クレソンは家庭の排水がある場所でも育つようです。
というのも、團 伊玖磨氏がパイプのけむりという随筆の中で、ロンドンの下宿先の裏で取れたクレソンを食べたという記述がありました。
オーナーがとったらしいのですが、良い印象の水路ではなかったようです。
子供のころ、年長のいとこが「カワナズナ」といって湧水の場所でとってたのはクレソンでした。
長じて私は渓流で偶然採取して驚きました。一緒にいた父は袋一つ持っていきましたね。
FFfreak さん、こんばんは。
「パイプのけむり」というタイトルは耳にしたことがありますが、読んだことがありません。検索してみたら、シリーズになって何冊も出ているみたいですね。
ロンドンの下宿先というのがなんともおしゃれ(^_^)
カワナズナとも言うんですか。確かに花が咲いた様子はナズナに似てるかも。
クレソンはこちらも生えているの見たことあります。これよりはワサビ見つけて持って帰りたい(笑)
Nori1022さん、こんばんは。
クレソンは結構繁殖力が強いらしく、各地に広がっているみたいですね。
そちらにも生えていますか。
そうですねー、クレソンもおしゃれな響きがあっていいですが、やはり天然ワサビには敵いませんね(^_^)
クレソンと言うと、なんとなく高級なレストランで出てくる料理に添えてあるものというイメージが。(笑)
でも実際には、ボクたちがウロツイテイルそんな川原に普通に生えていたりするんですよね。
kuniさん、こんばんは。
確かに高級料理の添え物といったイメージが強いです。同じ添え物でもパセリよりは高級な感じ(笑)
ワサビと同じようなところに生えているイメージですが、実際には繁殖力が強く水質の悪い場所にも生えるようですね。