昨年(2017年)の夏頃から、日帰り渓流釣行によく登場しているバックパック。
60Lのアコンカグア バリローチェだと日帰りではオーバースペックなので、新たに30Lのものを購入したのでした。
私はザックと呼ぶことが多いけど、昔はリュックサック、今はバックパックが割と標準的な呼び方になっている感じ。
新しいフライロッド カムパネラ レッドラップ 3753RW の記事にも登場してますね。
超軽量防滴仕様のバックパック|モンベル リッジラインパック30
モンベル リッジラインパック30(オンラインショップで見る)
私はシアンブルーを選択。左側の小さい写真は、上部にパックカバーを被せた状態。
他にも、ライトシルバーとダークネイビーがあります。
ライトシルバーはほとんど白なので、かなり汚れが目立ちそうな気がする。
【素材】本体:(正面)330デニール・バリスティック ウルトラ ナイロン・リップストップ [ウレタン・コーティング] 、背面:E.V.A.フォーム
【重量】600g
【カラー】シアンブルー、ダークネイビー、ライトシルバー
【容量】30L(高さ58×幅26×奥行き22cm)
【背面寸法】53cm
本体、部材にも水に強い素材を使い、縫い目にはシームテープ処理。
この30Lの他に40L、55L、75Lのサイズがあります。
妙に写真が派手な青に写ってますが、実際は上の大きい写真のようにもっと落ち着いた青です。
この30Lは重量が600gととても軽いので、日帰り釣行には最適です。
前面が一枚の生地でできていて縫製部分を少なくすることにより、雨や雪の侵入を防ぐ防滴性能を持っています。
普通のバックパックは口の部分が巾着状になっていて、その上にフタを被せる構造が多いです(これはアコンカグア バリローチェ60)。
一方このバックパックは上部のフタは前面の生地と一体となっていて、背中側にファスナーが付いています。
ファスナーを開くだけでパック内に簡単にアクセスできます。
ファスナーは防水タイプになっているので、ちょっとした雨なら防いでくれます。強い雨の場合は下記のパックカバーを装着すればOK。
ベルトはハイパロンでできている、と取扱説明書にさらっと書かれているけど、ハイパロンというのはデュポン社の商標で今は作られていないんだとか。「ハイパロン」というのがすでに一般名詞化してるんですかね。クロロスルフォン化ポリエチレン(CSM)という素材らしい。
ゴム引き布みたいな加工をしてる感じ。
主素材だけでなく、部材に至るまで保水しにくい素材を使っているし、縫製箇所にはシームテープ処理がされています。
背中側だけでなくフロントにもしっかりしたハンドルが付いているのが意外と便利。
写真2枚目の側面白矢印のところにポケットがあり、テントポールやトレッキングポール、釣竿など長尺ものが装着できます。
黄色矢印のところは、ピッケルを装着するためのストラップ。私はピッケル使うようなところに行かないですけど(^_^;)
便利なポケット各種。ハイドレーションシステムにも対応。
フタの上部にリールや偏光グラスが入るくらいのポケットが付いています。
そして内側には少し小さめのポケットがついています。中に樹脂製のナス環が繋げられていて何かを装着できます。何を装着するのかはわからないけど(笑)。スマホとかを無くさないように?
メッシュポケットの下のマジックテープのフタを開けると、背中に当たるフォームパッドが入っています。取り出すとマットとしても使える、と書いてありますが、まぁ座布団くらいにはなるかもしれない。
フォームパッド入口の下にはもう一つ大きいポケットがついています。これはハイドレーションシステムの水タンクを入れるためのものですね。これまた、私は使わないけど。
その裏側、背中面の首の所にもファスナーが付いていて、この中には上部を覆う軽量のパックカバーが収納されています。
チェストベルトのバックルが不思議な形してる理由がわからなかったけど、説明書を良く見たらハイドレーションシステムのチューブを固定するためのものだった。
超軽量で雨にも強い快適な渓流ザック。
背中側の上部のファスナーを開けるとパックカバーが収納されています。
パックカバーを引っぱり出したところ。試しに装着してみます。
そして反対側のナス環をフロントのテープ部に掛けます。
このバックパックは本体部は縫い目を目止めされていて高い防滴性を誇りますが、上部と背面側は一般的なバックパックと同様に目止めされていないので、強い雨の場合はこのパックカバーをかけます。
荷物が少ない時は、ウェストベルトを一々脱着するのがめんどくさいんですよね。
そんな時はこのすっきりスタイルにすれば快適。これ、実際に使ってみると、荷物が軽い時は邪魔なストラップがなくて本当に良かったです。
私はモンベルの実店舗で購入したので、同時にこの丸ゴム(58円/m)とコードロックM(229円)も買ってきました。これらはモンベルのオンラインストアでも売っています。
こんな感じで背面のテープに通して、外側にも何かを装着できるようにしておきます。
まぁ、これと言って装着するものはないんだけど・・・デビルズキャニオンの替えソールなんかをここに入れておけばいいか。
一つだけ気になる点が。
上記ハイパロンベルトもショルダーストラップの端もそうなんですが、二つ折りにして縫製した残りが結構長く出てるんですよね。
ここに、風で煽られたティペットが絡まっちゃうことが結構あります。背中側に絡まるとザックを下ろしたりちょっとイラッとすることに。
これ、なんのためにこんなに折り返しの残りを長く出してあるんだろう?
抜け落ち防止とか?
他のバックパックってどうなってるんだろう?
バリローチェを確認してみると、全部こんな感じに折り返した先端を縫ってある。
そうそう、こうなっててくれるとトラブルがない。
モンベルさんが何の理由もなくこういう形にしているとは思えないので、今度ショップに行った時に聞いてみよう。理由がわかったら、また追記します。
★2018.10.19追記:
モンベルショップに行った時に、ストラップの末端処理について店員さんに聞いてみました。すると、
「単純に抜けないようにするためです」と、そんなの当然でしょと言わんばかりに。
「いや、それはわかりますが、どうしてこんなに折り返しが長いのかってことですけども」ともう一度尋ねてみたけど、同じ答えしか返ってこないのでそれ以上は諦めました(^_^;)
ともかく、ストラップが抜けないようにするためらしい。
折り返しが長いのは釣りをしているとほんとにトラブルが多いので、自分で加工しちゃうことにします。
リッジラインパック30 まとめ
とても軽くて全体に邪魔な物がなくツルッとしたデザイン。防滴性能も優れているので、沢登りや藪漕ぎなどを必要とするシーンには最適だと思います。
渓流の日帰り釣行はもちろん、装備を厳選すれば一泊でも使えるかも。
価格高めですが、耐久性も高そうなので長く愛用したいバックパックです。
コメント
こんばんは。
トップアクセス式のリュックサックが増えていますね。
取出しが楽だし、何といってもカッコいいです。
近くの大学の学生も、リュックサックの場合は7割以上がトップアクセス式です。
マンボウさん、こんばんは。
確かにこんな感じに開くのが増えてきていますかね。
取り出しは楽なんですが、拡張性が低いので途中で荷物が増えたりする場合は向いていないかもしれないです。
邪魔な物がなくするっとしたデザインなので藪漕ぎなんかの時にはいい感じです。
へぇー、大学生が使うデイパックも変わって来てるんですね(^_^)
ハイパロンは安い雨具に使用されてましたネ。防水性はあるのです。
自分の発散する水蒸気が内部にたまるけど、とても安価でした。
自分の釣りザックもずーっと30ℓくらいです。型落ちで購入した2代目のpatagoniaスイートパックを使用中ですが、強雨時に防水ファスナーでない部分から浸水したのでザックカバー買いました。
パタゴニアのオーナーはフライもテンカラもやるから釣り道具もいいかと思ったうえです。唯一??なのが内蔵されたフライパッチ。多分、休憩時に胸元のパッチから移動しておくのかな。
同じようにゴムでネット状に編んでます。以前のザックもネット部に脱いだ上着など挟めましたから。
FFfreakさん、こんばんは。
確かに昔、こういう素材の雨具があったような・・・
この生地だと防水は完璧だと思いますが、透湿はゼロですよね(笑)
日帰りだと30Lが使いやすいサイズですよね。
フライパッチが内臓?? ちょっと謎ですね。
背面ゴム、上着を挟むにはちょうど良いですね。私もそうすることにします。ありがとうございます(^_^)
おはようございます。
渓流釣りの楽しみの一つにこうしたグッズ選びも在りますね、渓に想いを馳せて色々改良したりするのも楽しい物です、チョイ釣りだけになってしまった私には寂しい限りです。
ハックル70さん、こんばんは。
そうですね、釣竿や釣り糸意外の装備品選びも楽しいですね。
今はインターネットでいろいろ見られるので、欲しい物があれこれあって散財気味ですけども(笑)
そうですね、ザックも自分で使いやすいように改良すればいいですね!
チョイ釣りでも、その釣果にはいつもビックリです。私も腕を磨きたいと思います(^_^)
ストラップの端って、大抵は長めに作ってあるから邪魔になることも多いですよね。
リコプテラさんは長さ云々のことよりも、折り返しの方法のこと自体を書かれているわけだけど・・・
ボクはパタゴニアのスリングバッグのストラップの端が長過ぎて邪魔だと感じたので、任意の長さでバッサリ切って末端はライターで炙って終了。
超が付くほど簡単な方法だけど、それ以来使い勝手は上々です。
ティペットが絡むことなく、釣りに集中できますよ。^^
kuniさん、こんばんは。
確かにストラップは長く余ってます。いつか活用できる時が来るのかと思ってましたが(笑)、思い切って切っちゃった方がいいですよね。
ありがとうございます。私も切っちゃおう。
折り返しがこうなっている理由はモンベルさんに確認はしてみますが。
ティペットが絡まなくなればストレスフリーになれそうです(^_^)
あ、そうそう、ウェーディングシューズの糸の劣化の件、ありがとうございます。急いでアクアシール(の同等品)で固めてみました。
なんとか長持ちしてくれればうれしいのですが(^_^;)
はじめまして、フライフィッシング初心者のyoと申します。初心者の自分には参考になる記事も多くありがたいです。とてもマネ出来ない川でのお昼ご飯の様子などいつも楽しく読ませていただいております。
ウッカリ者の自分は山に登る際、雨蓋内部に設けられているナス環には車のキーをつけています。
yoさん、初めまして。
フライフィッシングは私も始めて4年にも満たないし、自己流なので初心者みたいなもんですが、参考になればとてもうれしく思います。
渓流めしは誰でもマネできますよ。渓流で手間の掛かるものは別として、大概のものは出かける前にウチで材料をカットしておけば、あとは現地で火を入れるだけ。
お手軽なそうめん辺りからやってみて下さい(^_^)
なるほど、ナス環に車のキーですか。私もいつもなくさないかと不安でした。
真似させてもらいます。ありがとうございます!
野宿が無く成り荷物も少なく成り今は一般的なリックに成りましたが
その頃のリックはお蔵入りして使い物に成りません
大は小を兼ねるで若かったので背えましたが今はムリでしょう
やはりリックによっては使い方に差がありますね。
釣りお爺さん、こんばんは。
以前はかなりワイルドな釣行をされていたようですが、今でもその行動力には脱帽しております(^_^)
昔は横に幅のあるリュックサックがありましたが、今は縦長になりましたね。テントも昔は重い生地で背負って行くのも大変だっただろうなと想像しています。
今は軽い素材が多くなり、昔ほど体力がなくても快適な渓流泊ができるのでありがたいことです。
そろそろ、鮎出陣でしょうか!
はじめましてyasubeiと申します
ブログ村から飛んできました。
私の最近のホームグラウンドは平谷です
いつも平谷フィッシングスポットで日鑑札を買ってあとは
川でフライ釣ってます
今年はまだ1度釣行ですが近いうちに行こうと思ってます
私のブログにもぜひ遊びに来てくださいね
情報交換しましょう
yasubeiさん、初めまして。
そうですか、平谷がホームですか。
私は天竜川上流部と木曽がホームで、平谷は年に一度行くかどうかというくらいですが、今年は春先に岐阜県矢作川漁協管内の川へは二度ほど行きました。
矢作川水系も魅力的な川がたくさんありますね。なかなか手強いアマゴに苦戦しましたが(^_^;)
ブログ少し拝見しました。水槽が凄いですね。これだけ水槽があったらイワナやアマゴも飼って欲しいです(笑)でも、きっと飼育は難しいんでしょうね。
時間のある時に、ブログゆっくり拝見させていただきますね(^_^)
僕もそろそろキャンプやってみようかなと思い装備を物色しているところです。最初は複数人で危なくない場所からやってみます。本当は源流奥深くでイワナとかじっくり焼いたりしながら暗闇でぼーっとしたい(笑)
Nori1022さん、こんばんは。
キャンプ道具選んだりしてる時が結構楽しいんですよね。
そうですね、安全第一で仲間とやってみて下さい。川でカレー作ると美味いです。
竹やんにはぜひ参加してもらいたい(笑)
源流の真っ暗闇のキャンプもいいですけどね。お化けが恐い私は、いつも別のスリルも味わいながら楽しんでいます(^_^;)