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テント、ツェルト、タープどれが良いのか|宿泊装備の軽量化

キャンプ道具
この記事は約7分で読めます。

梅雨の晴れ間(と言っても今年も空梅雨気味だけど)の6月24日、25日と渓流一泊二日釣行に行って来ました(釣行記はこちら)


ということで釣行記を書き始めたんだけど、2年使ったテントについて脱線し始めたら妙に長文になりそうだったので、今日はテントについて書きます。

宿泊装備はどこまで軽量化する必要があるか。

買って後悔はしないテント、モンベル クロノスドーム1型。


渓流泊ではいつも快適、頼りになるやつ、クロノスドーム1型。
今回のテント村はこんなところ。林道から見てもよく目立つ。


今回はちょっと事情があって、テント村に着いてからお昼を食べて1時間昼寝。

 
気温は上がってきてるけど、インナーテントのファスナーを開けると、完全メッシュ状態にできるので、風通りが涼しくて気持ち良い。最高の昼寝環境。
とくに寝不足ってわけじゃないけど、今は体を休めないと死ぬ(比喩ではない)。
その辺のことについては次回の記事にするとして、今日はテントについて。


モンベルクロノスドーム1型楽天で見るアマゾンで見る
購入当時のレビューはこちらですが、あれから2年使ってみてわかったことを書きます。
まず、しっかりとした防水性能と居住性があって、ペグや張り綱を含めても2.2kgと軽量。21,000円(税別)とコストパフォーマンスも良いので、一人用テントとしては本当にお勧めできます。初めてのソロテントだとしたら、買って後悔することはないでしょう。自信を持ってお勧めできます。
2年使っても(合計しても10泊くらいしか使っていませんが)、傷んだり劣化したような箇所は全く見受けられず、耐久性も十分あります。

ただこれ、なんとか二人でも寝られる広さなんですよね(メーカー表示も1〜2人用)。それがゆえに一人で使うと中が広くて快適ではあるんですが、もっと幅の狭い完全一人用というのも軽さ重視なら選択肢としてはあると思います。

超軽量なのが魅力のテント。MSR ハバ NX。


候補としては、こちらのMSR ハバ NX楽天で見るアマゾンで見る)。
確か、Noriさんも購入候補に挙げていましたね。
・クロノスドーム1型:幅220×奥行き100×高さ105cm
・ハバ NX:幅216×奥行き76×高さ90cm
これでも一人用なら十分な広さです。私は背丈が180cmあるので、もちろんクロノスドーム1に比べると少々狭く感じると思いますが、小柄な人ならむしろこちらの方がぴったり。

で、重さを比較すると、
・クロノスドーム1型:2.19kg
・ハバ NX:1.29kg
その差900g。
価格は52,000円(税別)・・・実売価格は安いところで税込43,000円くらい(クロノスドーム1型のちょうど2倍くらい)。

900g違うだけでそんなに高いの?
って思ったかもしれないですが、大雑把にいうとクロノスドームの半分くらいの重さですよ。これは軽量化を考えている人にとってはでかい。ただし、倍の値段がするのもでかい(笑)

私は、最初の年の二泊三日釣行の時は荷物の総重量は約20kgだったんですよね。
それを全部背負ってMTBで林道を16kmほど遡った時には肩とお尻が強烈に痛くなって限界状態でした。体力的にもきつかったし。
それから軽量化を考えるようになり、今ではMTBで上る時はリアキャリアにある程度の荷物を分散するので、背中の荷物は10kgくらいまでに抑えていると思うけど、ともかく合わせて15kgくらいに収めたい。

私の場合、妙に食べ物にこだわっていて生野菜とか瓶入りの日本酒なんかも持っていったり、調理器具もいくつか持っていったりしてるのが、軽量化というなら一番の問題なんですけどね(苦笑)
普通の人なら(私は普通ではない笑)、クロノスドーム1型を選んで、調理器具や食材の軽量化で対応すればたぶん大丈夫なんだと思います。
私みたいに調理器具や食材の方は軽量化しない方針なら、他に軽量化できるとすれば大物の「テント」が矢面に立たされるわけですけども。
他にも写真が趣味でカメラ機材なんか持って行く人とかも、機材以外のものは極力軽量化したくなりますよね。

もっと高価なテントでも、なんとか1kgを切るくらいが限界なので、テントじゃなくてこの際ツェルトってのはどう?

快適度、耐久性は著しく落ちるけど、軽さを最重要視ならツェルト。


モンベル U.Lツェルト楽天で見るアマゾンで見る
重量は驚きの240g!
まぁ、骨組みのない生地だけでできてるから軽いのは当たり前だけど。

 
収納すると手のひらサイズになっちゃう。ゴアテックスの雨合羽より遙かに小さいじゃない。
別売りのフライシートを組み合わせることもできます。
ただ、フライシートを使うとなると基本的に専用のポールセットも必要になります。
それらを合わせると、重量は合計759g。
もちろんこれでも軽いけど、なんだか急に重くなるよね。専用ポールは使わずに現地で流木を利用するって手もあるにはあるけど。
ツェルトは薄い生地一枚なので、防水防風性能および快適性は著しく落ちるし、耐久性も劣るのでその辺りは理解して購入する必要があります。

先日、ちらっと本屋で見た釣り雑誌に源流釣行の特集が組まれていたので、久しぶりに買ってみました。
それを読むと「源流釣行達人の装備拝見」みたいなコーナーで、3人の達人ともこぞってタープだけの野宿スタイルなんですよね。
私は昨年、テントポールを忘れて雨の中でタープなしでビバークするというアホな経験をしたおかげで、タープのみで泊まる場合は虫刺されが一番の問題だとわかりました。
当日は気づかなかったけど、体中刺されていて帰って来てからエライ目に遭った(苦笑)
ところが雑誌に登場している達人たちはそれには全く言及せず。うーん、どうすんだろうね、これ。
なんか最近の釣り雑誌って、本当に知りたいことが書かれてないよね。

 

★2018.6.27追記:他にも検討したい製品があるので追記します。


ヘリテイジ クロスオーバードーム f楽天で見るアマゾンで見る
こちらは自立式のツェルト。重量は600g。自立式は設営が簡単で場所を選ばず、居住性も良いのが魅力。この重量なら十分軽い。シームシーリングもされているので、通常の雨ならフライシートなしでも使えそう。


ヘリテイジ ストックシェルター楽天で見るアマゾンで見る
重量200gと超軽量なのが魅力だけど、ポール代わりのストックが2本必要になる。
シームシーリングはされていないので雨には弱く、別途フライシートが必要。

ワイルドにタープ泊も良いけど、虫対策は最重要課題。

達人の一人だけ、ファイントラックのポリゴンシールド1×1というシュラフカバーを使っていると。それにはバグネット(虫除けネット)が付いているという話。


ファイントラック ポリゴンシールド1×1楽天で見るアマゾンで見る
これ、多少の保温性はあるけど、あくまでもシュラフカバーであってシュラフではないですよ。こんなのが、30,000円もするのか。重量も380gもあるよ。これをタープと組み合わせると、そんなに軽くないんじゃないのか。うーん。まぁ、真夏でシュラフなしでもいけるならかなり軽いけど。
これなら確かにタープの下にグラウンドシートとマットだけ敷いて寝ても虫に刺されないと思う。取り外しできるらしいけど、こんな感じのネット自作できないかなぁ。

虫を寄せ付けない生地も開発されている。

今は虫の嫌う成分を特殊加工をした素材のウェアもあるみたいですね。

 
スコーロン楽天で見るアマゾンで見る
テイジンとアース製薬が共同開発したスコーロンという素材を使った衣類。
写真1枚目の様なフードタイプは、タープ泊の時に威力を発揮するかも。
写真2枚目のような、見た目は普通のシャツ各種やアウターとして使えるジャケット、スパッツやパンツもあります。
ちょっと高いけど、虫除けスプレーの必要がないなら、これもいいかも。洗濯しても効果は持続するらしいし。

渓流泊装備軽量化まとめ

普通に渓流で一人で泊まるなら、クロノスドーム1型が必要十分でおすすめ。
宿泊装備の軽量化を考えると、辿り着くのはツェルトかタープ泊。
タープ泊の場合、虫対策が何よりも重要。

私の場合、今のところクロノスドーム1型でも十分だけど、林道のない源流を釣り上って途中で一泊する場合なんかは、重い荷物を背負ったまま釣り上ることになるので、できるだけ軽いに越したことはないですよね。
宿泊装備軽量化計画はそれほど急ぐ必要はないので、もう少しゆっくり検討したいと思います。

★2018.8.12追記:

ハンモックという新しい選択肢。

アマゾンでお手頃価格で購入した蚊帳付きのハンモック。
これが意外と渓流泊でもかなり使えるんです。立木さえあれば地面の状態を気にすることなくどこにでも張れるのが最大の魅力で、グラウンドシートやマットが必要ないのも軽量化に貢献。使えますよ、これ。

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コメント

  1. やっぱり軽いテントって欲しいですね。家はいつになったらソロテントで寝れるやら。最近の購入テントは五人用テントです。だんだんデカくなる(^^)

    • Kさん、こんばんは。
      背負ってどのくらいの距離歩くのががポイントですね。背負ったまま渓流を釣り上るようなシチュエーションなら軽いに越したことはないですよね。
      5人用テントでオートキャンプも楽しいじゃないですか。
      ファミリーキャンプやソロキャンプ、楽しみ方がいろいろあるのもキャンプの良いところですね(^_^)

  2. はい、タープ泊の際は蚊取り線香をテントの左右につけました。
     源流のやぶ蚊には効果ありましたが、夜中の豪雨で消えたとたん顔中刺されて眠れませんでした。
     虫よけスプレーなんて、どこに効いてるのかです。

    次にタープ泊するならネットをかぶります。
     でも、近頃軟弱モノになり、源流泊が苦になりました。

    • FFfreak さん、こんばんは。
      タープ泊の時に蚊取り線香で結界ができれば良いんですけど、雨が降らなきゃ結構いけそうですかね。
      虫除けスプレーは効果があんまり持続しないんですよねぇ。
      虫除けネットをうまい具合に自作できればと思っています。しばらく試行錯誤を楽しんでみます(^_^)

  3. >普通の人なら(私は普通ではない笑)

    このクダリに笑いました。
    ボクも普通じゃないから、大いに頷きつつ読んじゃった。(笑)

    趣味の世界って、コダワリをどこまで通すかってところだから、突っ走り始めると誰にも止められなくなりますよね。

    今のボクは、いかに車中泊を快適に出来るか・・・ってとこかな。

    • kuniさん、こんばんは。
      私のブログを読んでいただいている方なら、私が普通でないことには気づいていると思いますが(笑)
      そうなんですよね、趣味って単に合理性だけではないこだわりが入り込む世界ですよね。そこが楽しいところかも。
      車中泊快適化計画もやり甲斐のあるテーマですね。kuniさんの車は広そうだから、いろいろ工夫できそうですね(^_^)

  4. こんばんは。
    渓流泊、いつかはやってみたいですねー。
    今のところは車中泊が関の山。それもこれからのシーズンはかなり高い場所まで行かないと暑くて駄目ですね。
    私は日帰りでも歩く距離が長い場合が殆どなので軽量化には敏感です。
    一眠りしないと死んじゃう?気になりますわー。

    • 七流釣師さん、こんばんは。
      真っ暗闇の大自然の中で眠るのを体験すると病みつきになりますよ(笑)
      車中泊も楽しいですが、こちらだとかなり下の方にゲートのある川が多いので釣行で車中泊の機会があまりないんですよねぇ。
      荷物を背負って歩くなら少しでも軽量にしたいですよね。
      ほんとに死にそうでした(苦笑)。この後、前編をアップします。

  5. 源流泊、憧れます!今年一回行きたいと考え、1.4kgの格安テント買いました。⛺️

    • AKさん、こんばんは。
      おっ、テント買いましたか。1.4kgならかなり軽いですね。
      格安テントでも雨さえ降らなければ全く問題ないと思うので、ぜひ渓流泊を楽しんで下さい。
      梅雨が明ければ標高の高い渓流に泊まるのに気持ち良い季節になりますね。渓流釣りにも良い季節ですし(^_^)

  6. 最初はマジでハバNXで行こうかとも思ってました。でも何回行くか分からないのに5万くらいするのでビビりました。とりあえず車に帰って広場に移動してポップアップテントから始めてみます。本当に山奥で寝るならクロノスドームになろうかと思いますが、重さが1キロ違うとビール3本余分に持てるから大問題ですな(笑)

    • Nori1022さん、こんばんは。
      例えばロッドやリールが5万しても納得できますが、それほど耐久性のないテントが5万だと高く感じますよね(^_^)
      車の近くだと安心だし、最初はそこから始めるのがベストですよね。テント泊、きっと楽しいと思いますよ。
      確かに、ビール3本分と言われると、それは大問題だ(笑)

  7. おはようございます。
    確かに軽量化にはこだわるでしょうね、特にリコプテラさんの場合は「渓流めし」と言う重要な課題がありますからね(笑)、当日は梅雨の中休みで良かったですね。

    • ハックル70さん、こんばんは。
      さすが、おわかりですね。私の場合、魚を釣るよりも重要視しているんじゃないかという、渓流めしが重要課題です(笑)
      他の部分でできるだけ軽量化できないかと、試行錯誤をしばらく楽しんでみます。
      おかげさまで、二日間は雨に降られず楽しめました。この後、釣行記前編をアップしますので、よろしかったら暇な時にご覧下さい(^_^)

  8. おはようございます。
    面白いテーマでした。
    色々ありますが、何を楽しみにするかで決まりそうですね。
    キャンプ事態は不自由をどう楽しめるかでしょうが、宿泊が遊びに行く手段なら我慢か回避の両極かな?
    昔のキャンパー時代、自分は大荷物厭わない派でした。

    • マンボウさん、こんばんは。
      そうなんですよね、考え方次第で答えが1つじゃないところが難しくもあり、おもしろくもあるのかもしれません。
      宿泊や調理も楽しもうと思っているので、軽量化も含めて試行錯誤自体も楽しんでみます。
      昔は今ほど軽量装備がなかったので大変だったろうなと想像します。今はありがたい時代になりました(^_^)

  9. こんにちは。
    自分も源流キャンプで荷物の軽量化が必要だと痛感しました。
    テン場まで荷物を背負って(落差のある源流を)釣り上がるのはきつかったです、転倒のリスクも増えますしね。

    • 自営業FF さん、こんばんは。
      源流キャンプで荷物が重いと大変ですよねぇ。
      おっしゃる通りで、林道歩きならまだしも、荷物を背負って川を遡る場合は荷物が重いと危険度が増しますよね。そういう意味でも荷物の軽量化は重要ですね。
      テント以外も軽量化できるものを見当して、安全第一で釣行に臨みたいと思います(^_^)

  10. キャンプ道具も進歩し持ち運びも便利に成りました
    われわれの時代と違い快適な野外宿泊はいいですね。

    • 釣りお爺さん、こんばんは。
      年配の方にお話を伺うと、昔は横長タイプのリュックサックでテントも重いキャンバス地のような素材だったとか。
      私は想像することしかできませんが、相当大変だったろうと思います。
      今は本当に軽量で快適な装備が手に入るので、とてもありがたいことだと思っています(^_^)