午後少し時間があったので、天竜川にマブナでも探しに行こうと出かけました。
昔は割と簡単にマブナが釣れるポイントが近くにたくさんあったけど、今ではそんなポイントを見つけるのが大変なくらい。
ともかく心当たりのある場所に向かってみよう。
天竜川にマブナを探し求めて
以前アメリカザリガニを釣った天竜川脇にできた緩い分流。
のぞき込むとザリガニの姿は確認できないけど、ハサミがちぎれて沈んでいたりします。生きているザリガニはどこへ行ったのかな。
少し下ってやや深さが増した辺り。この辺りなら前にマブナを釣ったこともあるし、今でもいそうな感じ。
ただ、木の枝が張りだしてて竿がそれに当たってしまうので、対岸側から狙うことに。
アレチウリが大繁殖している中を進みます。
このアレチウリって外来植物で在来植物を駆逐してかなりの繁殖力があるそうで、天竜川沿いで時折駆除活動がされてるけど、焼け石に水といった状況。
ともかくなんとか対岸に辿り着き、アルミ製のヘラ台を設営。
ヘラ台って、ヘラブナを釣る時に使う「イス兼竿掛け」みたいなヤツね(楽天で見る・アマゾンで見る)。
私は本格的にヘラブナ釣りをやったことがないけど、諏訪湖で鯉釣りをするためにだいぶ前に買いました。
広げて設置するとこんな感じになります。じっくり腰を据えてウキ釣りをするにはとても便利ですよ。
正午からの降水確率は50%との予報通り、午前中とは打って変わって雲行きが怪しくなってきました。雨具も持ってないし、雨が落ちてきたら即撤収だな。棚取りしてウキ下調整してから餌を付けます。
餌は万能練り餌 九ちゃん(楽天で見る・アマゾンで見る)とミミズ。
金袖針6号の2本針仕掛けで、上針に練り餌を付けて、下針にミミズ。マブナを釣るにはミミズが大きすぎるけどまぁとりあえずこれでいってみよう。
仕掛けを投入。
激しくウキを消し込むアタリ、その正体は。
すると、直後にすぐウキが鋭く消し込みます!
アワセると、空振り。こんなにすぐにアタリが出るとは魚影が濃いのか。
もう一度仕掛けを投入すると、またすぐにアタリが来てまた空振り。
こんなに入れ食い状態って、まさかブルーギルじゃないよね。いやな予感・・・
アタリはあるけど全くフッキングしないので、ミミズを小さくちぎって付けてみることに。
やっとのことで釣れたのはアブラハヤ。なんだ、キミか。
それからもアタリは頻繁にあるけど、アブラハヤに対してはちょっとハリが大きいので(アブラハヤなら袖形3号が最適)、なかなかフッキングしない。
ちょんちょんとつついて横にじわじわ引っ張るヤツは。
それでも何尾かかかるんだけど、マブナの姿は全くなし。
時々、同じ場所で餌をちょんちょんつついて、じわじわと横に引っ張るようなアタリが。これはアブラハヤとはアタリが違う。
このアタリは何度アワセても全くハリに乗らない。
なんだよぉー、これ。
同じようなアタリがまたきたので、しばらく放置しているとやっぱり横にウキを引っ張っていくね。いい加減ハリが掛かっているだろうというタイミングでアワセてみると、アブラハヤより明らかに重い。動きがなんだかちょっと変だけど・・・
水面まで上がってきたのは、なんとアメリカザリガニでした(^_^;)
だけど、水面を引っ張ってくる途中でフックアウト。
ウキを斜め横に鋭く引き込むのはアブラハヤ、ちょんちょんつついてじわじわ横に動くのはアメリカザリガニだとわかりました。
こうなったら、アメリカザリガニを何とかキャッチしたい(笑)
アメリカザリガニの場合、ミミズをハサミで掴んでるだけなので基本的に途中で放しちゃって逃げられるけど、アワセた時にハリがハサミに引っかかって上がって来ることもあるんですよね。でも、ハサミは固いからハリは刺さらず結局フックアウトするのがほとんど。
それでも、なんとか1匹だけキャッチ。
だけど、これを釣ってもなぁ。食べれば美味いけど、食べられる部分は少ないから大量に捕獲しないと意味ないし。
シモリ仕掛けに変更して、餌を動かして探ればマブナが釣れるかも。
玉ウキを5〜6個付けて常に底を取りながら、少しずつ餌を動かして広範囲を探る釣りです。
例の諏訪湖に流れ込んでいる川でこれをやると、ブルーギルの猛攻受けちゃいますけどね。
ここにももしかしたらブルーギルがいたりして。
う〜ん、アブラハヤとアメリカザリガニのアタリしかないんだよねぇ。
アブラハヤ10匹くらいキャッチしたところでタイムアップ。
清流に棲むアブラハヤはから揚げにして食べると美味いんですよねー。ビールにぴったり。
でも、今日は水質良くないところなんで、全部解放。
気軽に小鮒が釣れるポイントを見つけたい。
ジムニーに乗り込む頃には再び青空がのぞき、この日は雨が降ることはありませんでした。
結局、マブナは一匹も釣れませんでした。
アブラハヤとアメリカザリガニはうじゃうじゃいることがわかりましたが。
簡単に子どもでも遊べる釣りの代表であるマブナのはずなのに、最近は手軽に釣れる場所が減ってきた感じがします。
確実に釣ろうと思ったら、例の小さい池か、諏訪湖流入河川辺りに行かなきゃかな。
天竜川でも釣れる場所を見つけておきたいので、冬になる前にもう一度探索に行きたいと思っています。
コメント
鮒釣り大好きな子供でした、懐かしい。ザリガニは餌がイカだと結構離さずに引っこぬけたりします。竹やんですら釣れました(笑)
Nori1022さん、こんばんは。
釣りは鮒に始まり鮒に終わる、なんて言いますがマブナ釣りとハゼ釣りは子どもが楽しむには一番良いですよね。私もマブナはよく釣りました。
イカっていわゆるアタリメ(スルメ)のことじゃなくて、生のイカのこと? 私も以前本格的に(笑)釣った時はアタリメ使いました。
竹やんの実力を甘く見てはいけません(笑)
こんばんは。
近くの市営無料釣堀は、真フナとヘラの比が1:2程です。
1kmま無い場所なので、お手軽遊びで数十年ぶりに再開するか迷っています。
ザリガニ釣は今年も孫の遊びで行きましたが、ころがっている木の枝竿にスルメです。
結構、楽しめて、好きです。
マンボウさん、こんばんは。
へぇー、市営の釣り堀なんてあるんですねぇ。初めて聞きました。
しかも無料なんていいですねー。釣り堀なら外来魚の猛威におびえなくてもいいし、そんなに近くにマブナもヘラブナも釣れる場所があるなんてうらやましいです。
渓流オフシーズンは鮒釣りも良いのでは。
ザリガニは私も以前はスルメで釣りましたが、ハリにミミズだと釣り上げるのが超難しいです(笑)
マブナが幻になりつつありますか・・・
ボクの真鯉スポットには恐らくまだマブナもいると思うけど、たまにはリサーチしておかないといけないかもしれませんね。
ザリガニは職場近くの公園の池に、たくさんいるようです。
kuniさん、こんばんは。
まだ幻というほどではないですが、天竜川上流部では昔に比べて生息環境が減ってきているのに加えて、ブルーギルやブラックバスの猛威も影響しているかもしれないです。メダカのようになってしまわなければ良いのですが。
アメリカザリガニは日本全国にすっかり定着しましたね。冬はガチガチに凍っちゃうような浅い場所にも生息してるので、結構寒さにも強いのかな(^_^;)
マブナ釣り寒バエ釣りは此れからがの釣りですね
昔は胴長で立ち込み寒バエ釣りした事が有りますが冷たい
印象だけ残ってます、ザリカニはもう見えなく成り増した
釣りお爺さん、こんばんは。
マブナやオイカワ(ハエ)は、一年中釣れるターゲットだし子どもでも楽しめますが、冬の釣りになると難易度が一気に上がって上級者の釣りになりますよね。
胴長立ち込みの寒バエ釣りは、想像しただけでも震えますね。うちの辺りでは見かけることがなく、関西の釣りのイメージですが専門に狙うと面白そうです(^_^)
ザリガニはそちらにはあまりいないのかな。
木曽でも鮒が簡単につれる場所があったんですけどね。埋め立てられて整備された川になりました。木曽川でも釣れるのかな? ザリガニ、木曽には居ないので子供と釣ってみたいです。
Kさん、こんばんは。
そちらでもマブナの生息環境が狭まってきていますか。春や秋のマブナ釣りは楽しいんですけどねー。
木曽川はマブナが釣れるイメージがないですが、大きな淵にはいるかもしれないですね。木曽病院の前の堰堤下に大きな鯉が泳いでいるのを見たことがあるので、鮒もいるかも。でも、あの堰堤下は禁漁区ですが(笑)
アメリカザリガニ、広く蔓延している印象ですが木曽にはいないんですか。健全な川ですね(^_^)
こんばんは。
アレチウリって初めて聞きましたが外来種なんですね。こちらでは同じような場所はクズで覆われているような気がします。
マブナ、以前に釣れた場所なら外道対策が出来たら釣れるかも知れませんね。
子供の頃、玉浮き仕掛けに餌は赤虫で小赤サイズの真鮒が入れ食いになった時は嬉しかったなー。ペットショップで赤虫が売ってて、藁半紙に包んでくれるのです。確か50円でした。
七流釣師さん、こんばんは。
葛で覆われているなら健全ですね。アレチウリはペタペタと衣類にくっついてくるので、覆われた場所をかき分けて歩くのが大変です。
アレチウリって全国的に繁殖してるんだろうと思っていましたが、検索すると長野県絡みのページが上位に表示されるから、長野県に特別多いのかもしれないです。
赤虫って使ったことないんですよ。喰いもハリがかりも良さそうですね。わら半紙に包んでくれるなんて風情がありますね(^_^)