先日、エンジン燃焼室内のデポジット対策について書きましたが、その中の一つにエアクリーナーエレメントの交換がありました。エアクリーナーエレメントの交換はほんとに簡単なので、敢えて書くほどのものじゃないけど整備記録も兼ねて(^_^)
それに、単にエレメント交換だけでは済まない破損箇所も発見しちゃったし。
ジムニー エアクリーナーエレメントの交換(2回目)
JB23-1型
エアクリーナーエレメントの交換は4年前、つまりこのジムニーを購入した直後に高性能なやつに交換して以来ですね。それからの走行距離は27,000kmほど。
エアクリーナーはボンネットを開けて一番右側にあります(写真1枚目黄色矢印)。
4箇所の爪(写真2枚目黄色矢印)を指で押し外すとカバーが外れます。
ところで、エアクリーナーエレメントって交換時期はどのくらいなんだろう?
エアークリーナーエレメントはマニュアルでは40,000km毎とか50,000km毎と書かれていますが、ジムニーの場合走行環境に大きく左右されますね。
私のように山に行くことが多く埃だらけの林道なんかを走る場合は、20,000kmくらいで交換した方が良いと思います。目視してかなり汚れているようならもっと早くても交換した方が良いですね。
エアクリーナーエレメントの交換は至って簡単。
カバーを開けると赤いフィルター(エレメント)が見えます。これが前回入れたトツゲキフィルターです。
これまでに何回かコンプレッサーでゴミを吹き飛ばしたりしたけど、結局微細なゴミが目詰まりしてくるので、汚れてきたら交換ですね。
写真2枚目の拡大写真を見るとかなり汚れてきてますね。
エアフィルターの空気の流入経路。
写真1枚目下側のホースから空気を取り込んで(写真2枚目黄色矢印の穴からエアークリーナー本体に空気を取り込み、エレメント(フィルター)を通った空気がクリーナーのフタに連結されたホースを通ってエンジン側に送られます。
だから、エアークリーナーエレメントの下側に埃などが付着します。
今回はPIAA AIR FILTER(楽天で見る・アマゾンで見る)にしてみました。見た目は純正と一緒。
「最高性能を引出す」ってかかれてるから、それなりに良いものなんじゃないの。PIAAブランドを信用しよう(笑)
赤いエレメントを取り出して、白いエレメントをカパッと入れてフタをしてロックしたら終わり。簡単簡単 !
ここまで書いて終わりのはずでしたが、この記事を書いている時にエアークリーナーの写真を見ていたら、一つ気になることが。
エアクリーナーホースの交換|ジムニー(JB23-1型)
エアクリーナーのアウト側のホース、黄色矢印のところ亀裂が入ってない?
ボンネット開けてエアークリーナーエレメントを交換していた時には全然気づかなくて写真で気づくとは(^_^;)
とにかくジムニーの元へ走れ!
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確認するとやはりホースに亀裂が入っている。ただ、見たところ内部まで貫通しているかどうかは微妙。下手にいじると傷口がより深くなっちゃうので、とりあえずこのままにしていつものアルプス商会さんにパーツ発注。ついでに、インタークーラーのゴムカバーを留めてるクリップも注文しよう。
後日、注文品が届いたので交換作業開始。
エンジンが冷えているのを確認してから作業します。
こんなに損傷してるのに気づかなかったとは。
ホース両端バンドのネジ(写真1枚目黄色矢印)を緩めて外すだけなんですが、
ん?
蛇腹の下の方が割れてない?
覗き込んで見ると、亀裂とかいうレベルじゃ無くて完全に裂けてる(T_T)
これじゃあエアクリーナーの意味が無いじゃん(苦笑)
つい先日エアクリーナーのフタを開けて逆側に持ち上げたから、その時にさらに裂けた可能性はあるけど、大分前から割れていたと思われます。
今年の3月に車検があって、その時に車屋さんからプラグ交換をした方が良いとか言われたけど、このホースについては何も言わなかったんだよね。これって車屋さんでも気づかないもの? まぁ、自分が気づかなかったくせに他人に気づけって方が無理か(笑)
とにかく、この状態では吸気に異物が混入しまくりじゃん(>_<)
ホースを外して、エンジン側は埃が入りやすいのでウエスを詰め込んでおきます。ウエスも糸くずみたいなものが入り込む可能性があるので注意。キッチン用のラップをして輪ゴムで留める方が確実ですけどね。
亀裂部分を押し広げてみると、完全には割れてないけどもうすぐ貫通しそうな状態。
それよりもこの蛇腹部分だ。これはひどい。これで林道走ってたら土埃入りまくりだよぉ。
全く同じ物だと思ったら、書かれている文字が微妙に違う。
古いものは「NBR」と書かれています。
Nitril-Butadiene Rubber(アクリロニトリル・ブタジエンゴム)の略です。
NBRは耐油性特殊ゴムの代表格のゴムであり、耐油性、耐熱性、耐ガス透過性、電気的性質などのほかに機械的性質にすぐれ、耐寒性はアクリロニトリル低含量で向上する。アクリロニトリル含量の異なる多くのグレードがあり、きわめて広い範囲の用途に適合しうる。
・・・・ゴムナビより
新しいものは「NBR+PVC」と書かれています。
PVCは Poly-Vinyl Chloride(ポリ塩化ビニル)の略です。
ポリ塩化ビニルは耐候性と強度に優れるので、ゴムだけより耐久性がアップしてるんだと思います。見た感じも単なるゴムの古いヤツより強度アップしていそうです。
ホースバンドをはめてからホースを取り付けます。エアークリーナー側はフタを外してから取り付けた方がやりやすいです。
あとはしっかりネジを締めてホースを固定したらOK。
改めてホースやパイプ類は全体的に点検しておいた方が良さそうですね。劣化や亀裂があったら片っ端から交換しちゃうぜ(笑)
さて、例のクリップも交換しよう。
インタークーラーゴムカバーのクリップ交換|ジムニー
(JB23-1型)
インタークーラーのゴムカバーを留めているクリップ(黄色矢印の4つ)。
4つともゆるめで、左上のはいつの間にか紛失していました。
クリップ4つ。エアークリーナーのホースがあったから良かったけど、これだけ注文するのは気が引ける(笑)
写真2枚目を見るとわかりますが、ミニ薪のフェザリングのような感じに樹脂製のクリップにヒダがついています(写真2枚目黄色矢印)。右側のはそのヒダが潰れて欠損してますね。これじゃ、しっかり留まらないわけだ。
クリップはゴムカバーと一緒に持ち上げると簡単に外れます。
そして、新しいクリップを差し込むだけで完了。
次回はインタークーラー内部の洗浄
この時点でインタークーラーの内部洗浄も終わっているので、それについては近々書きます。
(★2018.12.2追記:インタークーラーの内部洗浄についてはこちら。)
少しずつエンジン回りの状態が良くなって、少しずつまともな車に生まれ変わっていくのが嬉しい今日この頃。
コメント
寧ろ、これだけ大胆に裂けてると、普通に見えてしまうのかも?(笑)
笑えるくらいに凄い『破れ方』ですね。
kuniさん、こんばんは。
笑えるでしょ、これ。これに気づかないってどうかしてます(笑)
上部の亀裂は気づかないとしても、下側の破れはわかるだろうって感じですよね。
平滑なホースなら気づきやすいんですが、蛇腹になっているとわかりにくい。と、言い訳してみたりして(^_^;)
おはようございます。
ホースの裂け方は立派ですね。
裂け端面の汚れは少なそうなので、今回のエアエレメント交換で裂けが広がったんでしょうが、やはり素材劣化が相当に進んでいたんでしょうね。
石油製品の経年劣化は避けられないでしょうが、これだけキチンと観察して交換してあげれば車も喜んでいるに違いありませんよ。
マンボウさん、こんばんは。
立派でしょ、この裂け方(笑)
エアクリーナーのフタを開けて持ち上げた時に破れが広がったんだと思いたいです。それよりも前からこんな状態だったとしたら間抜け過ぎます(^_^;)
ホース類は一度しっかり点検して劣化していたら即交換したいと思います。
おはようございます。
お見舞いのお言葉ありがとうございました、今後は行動に制限が掛かりますが、また、川や山を見る事が出来そうです、またよろしくお付き合いをお願いいたします。
ハックル70さん、こんばんは。
退院おめでとうございます。
まだリハビリなどあると思いますが冬の間はしっかり静養して、マイペースで春の渓流釣り&山菜をまた楽しんで下さい。
ブログ更新も、無理せずのんびりとやって下さい。また楽しく読ませていただきます(^_^)
コレだけ手をかけていたら車も愛着わくでしょう。僕とか全く知識ないから触りようもないです。
Nori1022さん、こんばんは。
中古ジムニーを買う時には、動きさえすればおんぼろでも良いと思っていましたが、パーツを徐々に取り替えて調子が良くなってくるとなんだか凄く嬉しいんですよね。
後からお金も時間も掛けているので愛着沸きまくりです(笑)
Noriさんもジムニーに乗ればきっと車いじりが好きになるはずです(^_^)
この前フィルターを点検してみました。
ホースは言われると見て無いかもとちょっと心配今度の休みにのぞいてみます。
リコブテラさんがいじってくれるので凄く参考になります。(^^)
幻の渓流師さん、こんばんは。
返信すっかり遅くなってしまいました。
ホース類は古くなると亀裂が入ったりしますが、見逃しがちですよね。と言っても、こんなに裂けるまで気づかない人はそうそういないでしょう(笑)
私のジムニーいじりはまだまだ続くので、ご期待下さい(爆)