病み上がりの体に気遣いながら、上流部までやってきた私。
昨晩はブルーシート製の快適な水際ハウスのおかげで、安心して眠りに就くことができました。
ブルーシートの水際ハウスは、ある程度の雨なら問題なさそうです。
再び眠りについて、4時頃辺りが少し白んできました。気温は13℃。
これから日の出にかけてさらに気温が下がるはずだから、早めに寝袋から抜け出して火を熾しておこうかな。
反応の薄いイワナ|天竜川水系キイチゴ沢 フライフィッシング
夏場でも朝ご飯には温かいものを食べたい
寝る前に投入した太い薪はざぁーっと降った雨のせいか、ちゃんと燃えなかったようです。
一旦どけて、細い薪で火を熾します。
米を研いで、シーチキンと昨晩のピザ用の具材の残り物も入れちゃおう。
シーチキンは山に持ってくるなら缶詰じゃなくてこのパウチになったタイプが持ち帰るゴミが少なくなって良いですね。
今日はチタンパーソナルクッカーしか持ってきていないけど、
チタンクッカーで、しかも焚き火でご飯炊ける?
かなり難易度高いけど『チタンクッカーで美味しいご飯を炊く方法|完全版』なんて記事を書いている手前、ここで怯んではいけない(笑)
米一合に対し、水は230cc。具材を乗せて火に掛けます。
沸騰するまで、フタを開けたまま箸でぐるぐるかき回し続けます。
メンドクサイけど、これをやらないと焦げ付きます。
小鍋の方にも水を入れて火にかけておきます。
沸騰したらフタをして重石を乗せます。
あとは炊き上がるまで待つだけなんだけど、ちょっと火が強い?
蒸気がしゅーっと出てきて良い感じ。
炊き上がったら火から下ろして蒸らします。
持参した塩鮭を焼きます。塩鮭は保存が利くので朝食用に最適。切り身の魚を焼く時も、網がなくてもこのスピット(焼き串兼ゴトク)をうまく使えば大丈夫。
小鍋で沸いたお湯でフリーズドライの味噌汁を作ったら出来上がり。
本日の渓流朝食
・アスパラ、ベーコン、シーチキンの炊き込みご飯
・塩鮭
・小松菜と油揚げの味噌汁(フリーズドライ)
美味い!美味すぎます!
私は朝はやっぱり和食が良いな。塩鮭最高!
6時くらいになって気温は10℃まで低下。肌寒いので焚き火とこんな朝食で体が温まります。
源流だと真夏でもかなりひんやりするので、温かい朝食を食べたいですね。
チタンクッカーがちょっと焦げ付いたけど心配ご無用
朝食は最高のできだったんだけど、実はチタンクッカーを少し焦げ付かせてしまいました(写真1枚目黄色矢印)。
酷く焦げ付いたように見えるけど、ベーコンとシーチキンの油分があるので実はそれほどじゃないです。とりあえず現地では適当に水洗いだけしときます(洗った後の状態が写真2枚目)。後はウチで焦げ落としをしよう。
この程度なら、一度重曹を入れてお湯を沸かし、メラミンスポンジで擦れば落ちるはず。ガスストーブの感覚で炊いていたけど、焚き火の火力は思ったよりも強く沸騰した時点で弱火にするべきでした。
帰宅後、チタンクッカーの焦げ落としをしました。
ウチに帰ってからチタンクッカーの焦げ落としをしました。ご覧の通りきれいに落ちました。右下は焦げ付きじゃなくて、チタン特有の青焼けなので全く問題ないです。
チタンは焦げ付きやすいけど、金属自体の強度があるのでゴシゴシ焦げ落としをしても本体には全く問題がないのが良いところ。アルミでも同様に焦げは落とせるけど、本体は傷だらけになります。フッ素樹脂加工(テフロンやノンスティック加工)の場合は焦げ付かせたら完全にアウト。
チタンクッカーの焦げ落としの方仕方の詳細はこちら。
渓流泊で何が嫌かって、早朝にまだ半乾きの冷たいソックスやタイツを履くこと。
まぁ、履いちゃえばそんなに冷たくはないんだけどね。
そうだ、焚き火に当たって少し乾かそう。焚き火ってホントに頼りになるね。
それから、例のランタン兼モバイルバッテリーにiPhoneを接続して充電しとこう。
これは本来夜のうちにやっておくべきだったけど。
しばらく焚き火に当たってのんびりしました。
釣りに行く前に水際ハウスを畳んじゃおうかなと思ったけど、シュラフとシュラフカバーを少しこのまま乾かした方が良さそうなので、食器類と調理器具だけ片付けてこのままにして出かけることにします。
待ちに待ったフライフィッシングを開始
ルアーロッドも持って行くので、荷物を減らしたバックパックのサイドに装着します。
昨日は全く触らなかったフライタックルを用意しまして。
タックルは、AXISCO AXGF763-6(楽天で見る・アマゾンで見る)+オービス バテンキルクリックII。ライン#3、リーダー9ft6X。ティペット7Xを3ft継ぎ足し。いつもの標準的なシステムです。
昨日は全く釣りをしなかったので、今日こそはじゃんじゃん釣ろう!
午前7時30分、気温10℃、水温9℃。
目の前のポイントから釣り開始。
ドライフライに出ない水温ではないけど、昨日の午後は13℃もあったわけだから朝のウチはニンフで様子を見た方が良さそう。
ティペットにマーカーを付けてグレーニンフ#14を結び、そうは言っても魚の活性は春先ほど低くはないだろうからスプリットショット(ガン玉)は付けずに水面下をゆらゆら漂わすような感じでやってみよう。
まだ朝早いから、ゆっくり釣り上ります。
今日は朝から釣りができるからさぞかし爆釣かと思っていたのに、全く反応がありません。
水に入っても浅場から走るような魚は全くいないし、もしかしたらまだ深場にいる?
スプリットショットを付けて底近くまでしっかり沈めてみましたが、うーん、ダメですね。
なんか魚の気配というものが全く感じられません。
よーく考えると、昨日川を遡ってきたのに、1尾たりとも魚の姿を見なかったんですよね。
水温13℃もある午後、先行者がいるわけじゃないし普通なら何尾もイワナが走るはずだけど・・・
釣れない時は紅茶を飲んで一休み
あんまり反応がないから、ちょっと一休みして紅茶でも飲もう。
時間はもう9時頃になっています。
エスビット ポケットストーブと固形燃料でお湯を沸かします。
スティックタイプの紅茶オレ。疲れた時はちょっと糖分の入っているこんなのがいいね。
魚が釣れないのはともかく、昨日あの程度しか歩いていないのに、太ももの付け根辺りが筋肉痛になってるよ。やっぱり10日間の入院でかなり脚の筋肉が衰えてしまったようです。
参ったね、これは。
ともかく、紅茶オレを飲んで休もう。こういう時は焦ってもろくなことが無い。
明け方から薄い雲というか、昨晩の雨による靄というかが低く流れている状態だったんですが、それが晴れてきてようやく水辺にも日が射してきました。
ニンフにすら全く反応がない状態で、ドライに替えるべきかどうか、うーん。
アダムスパラシュート#14を結んで、少しテンポアップしてみるか。
やっぱりあんまり反応がないまま、しばらく釣り上ります。
しかし、この後いくら良さそうなポイントにフライを浮かべても全く反応なく・・・
こんなに魚影が薄かったかなこの辺り。
もう一度マーカーニンフに戻して、ゴールドビーズ付きのヘアズイヤーニンフで。
これがやっとの思いで2尾目。なんともイワナの反応が良くない。
ニンフにしてもドライにしても反応がない時間が続き、ここでやっとこの時期らしい場所から飛沫を上げてレネゲイド#12に出ました。
レネゲイドって面白いフライで、当たり外れが大きいんだけど出る時は激しくアタックしてくることが多いんですよね。
よくぞ出てきてくれました!
今日は1尾釣るまでの間隔が長いから、ひときわ嬉しい。
さぁて、日も高くなってきたからここから調子良くなるかな。
こんな大場所ではニンフをしっかり沈めて少し粘ってみたけど、ダメ。
普通ならイワナがドライフライに飛び出してきそうなポイントだらけなんだけど、ここまで釣れないとは。
カワガラスが少しずつ前へ前へと道案内してくれてるんだけどねぇ。
大岩の上に堆積した土から太い木が生えていてビックリ。
こんな岩の上の土に根を張って、こんなに大きな木になるなんて凄いね。よく倒れないなぁ。
この小滝の下も釣れそうだけど反応なし。
ところで、この小滝超えられる? 沢登りやってる人ならイケるのかもしれないけど。
だけど、前回来た時もこんな感じだったっけ? もっと上まで普通に上って行けたような気がするけど。
これは神のお告げか、それとも単なる悲劇か。
高巻くと言っても左は無理だし、右だってかなり高く登ってこの大岩を超えていかないと。
今日は病み上がりだから無理せず早めに帰るつもりだし時間も11時だから、ここまでにしてお昼を食べてルアーで釣り下ってもいいけどね。
まぁ、右側を高巻けるかどうかだけ斜面を登ってちょっと途中まで様子を見に行ってみよう。
なんとか登って行けそうなところを選んで、ちょっと気合いを入れて登り始めます。
倒木の下をくぐろうとした時に、バックパックが引っかかって枝がバキッと折れました。
ん?
なんか、バキッと言うよりバチッというような妙に甲高い音だったような・・・
嫌な予感・・・ちょっと心当たりが・・・
慌ててバックパックを降ろしてサイドに装着していたルアーロッド(スミス BST-EXS43UL)を竿袋の上から触ってみるとふにゃっとしてる(T_T)
やっちゃったな、これは。
昨日幕営地に到着するまでは写真1枚目のように荷物たっぷりだったのでバックパックがロッドよりも高くなっていたから良いけど、今朝は荷物を減らした状態で背負ってきたのでバックパックの頭より仕舞ったルアーロッドの方が出ています(写真2枚目)。これがまずかった。
30Lのリッジラインパックに装着する場合も、少しロッド先端が出ている状態だったのでいつかこんなことが起きそうな気はしてたんですよね。
これが事故現場。
赤矢印のように右側から回り込むように斜面を登って、そこから左方向に平行移動して大岩を超えられるかどうか見に行こうと思っていた矢先。
倒木に絡むようにぶら下がっていた太い蔓状の木(黄色矢印)にバックパックサイドのルアーロッドがタイミング悪く引っかかったんだと思う。
竿袋(ソフトロッドケース)から出してみると、2番のガイド付近とその下二箇所がバキッと折れてます。
前々から「竿袋に入れただけの状態って藪漕ぎの時にヤバいよね」と思っていたにも関わらず対策を講じなかったので、こんなことになってしまった。反省。
ティップが折れたんだと思っていたら、予想外に2番が折れてしまいました。ティップは弾力があるから折れなかったんだ。
フライロッドのケースに入れておけば良かった、と思ったけど少しケースの長さが足りない。
スミス BST-EXS43ULにしろブランシエラ5.2ULにしろソフトロッドケースしか付属していないので、自分で安全に持ち運ぶ方法を考えなくては。
これは、精神的ダメージがでかい(笑) もう笑うしかないです。
もうやっちゃったことは仕方ないので、くよくよせずに先のことを考えよう。
まず、この斜面を登っていくのは中止しよう。ロッドが折れたのは何かのお告げかもしれないし。
確かに体力万全じゃない状態で、この斜面を平行移動して行ったらもっと大変なことになっていたかもしれない。
フライで釣り上ってきて帰りはルアーで釣り下ろうと思っていたけど、ロッドが折れてしまったので必然的にそれも中止。
結果、お昼を食べて下っていくしかなくなりました。まぁ、無事に帰れればOKです。
気分転換にポケットストーブでそうめんを茹でよう(笑)
まずは薬味とフルーツを用意。
ショウガを持ってきたけどミニおろし金を忘れちゃった。花崗岩質の石はザラザラしてるからこれでおろせるかも。やってみると、想像以上に使えるね(笑)
あとは、オクラを刻んだり、キウイフルーツの皮を剥いてカットしたり、オピネルが大活躍。
再びエスビットポケットストーブを取り出し、固形燃料を一つ。
周囲は大きな石で囲んで風防にします。固形燃料は風に弱いので(風で消えることはないけど加熱性能が著しく低下します)、風防は必須です。
最初燃料一つでお湯を沸かし始めたんだけど、そうめんはできるだけ強火の短時間加熱にしたいので「燃料二つ並べればいいじゃん」ということに気付きました。
固形燃料ってとても便利なんですが、一つ弱点があります。
この二つの燃料は同じ物なんですが、ポケットストーブの紹介記事に書いたとおりジップロックに入れて保管しておきましたが、温かい部屋に置いておくと昇華(個体が溶けて気体になっていまうこと)して、痩せちゃうんです。
保管しておいたいくつかは写真右側のように小さくなってしまいました。気付いてからは冷蔵庫の野菜室に保管することにしましたが。
保管時は気をつければ良いとして、真夏にバックパックに入れて持ち歩くと痩せちゃうかもしれません。その辺りは今夏検証してみます。
これは今朝ご飯を炊いたチタンパーソナルクッカーの大鍋。
大鍋って言ったって二人分までの調理しかできないサイズだけど。
外側が焚き火使用でブラックコーティングされているのが様になってきた(笑)
今まで渓流そうめんを食べる時には、一回り大きいアルパインクッカー16を持ってきてましたが、一人分ならこれでも茹でられるはず。
沸騰してからそうめんを入れると一時的に火が弱まるので、固形燃料2個にしといて良かった。これなら、ちゃんとコシのあるそうめんが茹でられます。吹きこぼれそうになったら少し鍋を火から離し、沸騰状態を維持しながら1分半ほど茹でます。
固形燃料2個だとそうめんを茹でるにはちょうど良いけど、茹で上がってもまだ燃料は燃えていてちょっともったいないね。固形燃料でそうめん茹でる時は他に焼く物を用意することにしよう。
茹で上がったら、川の水で冷やして出来上がり!
本日の渓流ランチ
・そうめん
・ミニトマトとキウイフルーツ
・食後の紅茶
気温が上がってきたので、そうめんは最高ですね!
薬味もちゃんと4種類揃えたので美味いそうめんが食べられました。
そうめんの薬味って人それぞれ好みがあると思いますが、私は絶対欠かせないのでショウガです。
ミニトマトとキウイフルーツは、小さくて量を調整しやすいので渓流に持って行くのにお勧めです。
ロッドを折ったショックで釣りをする気がなくなったので、必要以上にのんびりランチを堪能(笑)
このそうめん、緑色とピンク色の麺が少し混じってるやつだったんだけど、写真だとよくわからないね(^_^;)
しっかり休んで少し気を取り直したところで、とりあえず幕営地まで下ろう。
悪いことは続くことがあるので、いつも以上に慎重にゆっくり川を下ります。
川の脇の林を歩いていたらキノコ発見!
梅雨時も結構キノコを見かけることあるんですよね。
これはナラタケですね。広葉樹の朽ち木や倒木に群生するキノコです。
傘の中央部にツブツブしたササクレがあり、傘の下にあるツバ(写真2枚目の黄色矢印)が特徴です。
私はキノコ狩りでは広葉樹林帯をあまり歩かないので、ナラタケはあまり馴染みがありませんが、北海道などでは「ボリボリ」と呼ばれ、東日本では広く親しまれているキノコです。
とりあえず水際ハウスまで下ってきました。
こうやってみるともう一晩ここで泊まりたいくらいだけど、そういうわけにはいかないので少し休んでから撤収作業に入ります。
ピコグリル398は想像以上に使える!
朝の焚き火はそのままにして出かけましたが、すっかり灰になっていました。
砂を掘って灰を埋めます。
砂地は跡形もなく元通り。
河原なら後片付けさえしっかりすれば、砂利の上で焚き火をしても特段問題はないと思うけど(実際私も2年前のイタチ谷二泊三日釣行などでは直火の焚き火をしています)、ピコグリル398を使った場合は幾つもの有利な点があります。
- 着火しやすく、薪がよく燃える。
- 火力調整がしやすい。
- 少ない薪で、調理に十分な火力を維持できる。
- 燃え残りが少なく、焚き火の痕跡を残さない。
- 焚き火の後処理が圧倒的に簡単。
- 地面の状態を問わず焚き火ができる。
こんなにもピコグリルの優位性があるんですよ。
450gくらい重量増になるけど、それを差し引いたとして余りある実用性があります。
設置も同様、収納もほんとに簡単。30秒以内にA4サイズの薄い板状になります。
今回の宿泊装備。これでもハンモック泊に比べると荷物は少し多め。
グラウンドシートの収納袋がほつれてました(写真2枚目黄色矢印)。帰ったら修繕しなくては。
フライロッドを片手にゆっくり川を下るけれども、
折れたベイトフィネスロッドはそのままフライロッドケースと共にバックパックサイドに装着して、フライロッドを手に川を下っていきます。
ルアーで釣り下ることができなくなってしまったので、ここぞというポイントは魚に気付かれないように回り込んでフライで狙ってみることにします。
こんなポイント、イワナさえいれば反応あるはずなんだけど、魚影なし。
ここだって、右側の大岩際とかイワナが飛び出しそうでしょ。でも、全く反応なし。
諦め気分で川を下っていたら左側で何かドサッと音がしました。
何?
ビクッとしてと左側を見ると落石でした。おー、こわっ!
今日は例のヘルメットを被って来ていますが、こんなの直撃したらただじゃ済まない。
見上げると垂直に近い崖の上から、音も無く落下してきた模様。
この崖から水が滴り落ちていて、ウワバミソウ(ミズ)が生えていました。山菜は終盤を迎え、これから採れるのはこのミズくらいですかね。
こちらはダイモンジソウ。「大」の字に見える花が咲くので大文字草。
これは、ユキノシタの仲間なので同様に天ぷらなどで食べられますが、稀少なので山菜としてあまり認知はされていないと思います。
ゆっくり降りてきたつもりだけど、以外と早く入渓点付近に着きました。
そう言えば、すぐ上に細い沢が流れ込んでいたのを思い出し、少し釣り上って見ましたが、こちらも全く反応なし。
結局この二日(と言っても一日目は釣りをしていないけど)で釣れたのは、イワナ3尾のみ。
どうしてこんなに釣れない川になっちゃったんだろう??
と現地では思っていたんだけど、帰って来て調べてみたら昨年の一回目、二回目ともなんと今回と同じイワナ3尾しか釣れていなかった(笑)
3回目の釣行にして今回も3尾のみとは、よっぽど「3」に縁のある川なんだね。
ハンモックに泊まったりして充実した釣行だった記憶があったので、もっと釣れたのかと思ったら全然釣れていなかった(苦笑)
まぁ、私の場合充実した釣行だったかどうかは魚の数に比例しないので、そういう意味では今回も充実した釣行だったと言えるけど。
川から上がって林道に出て、あとは安全第一でゆっくりと下るのみ。
一番の難所を通過してほっと一安心。
林道をてくてく歩きます。今朝は太ももの付け根辺りに筋肉痛があったけど、今は膝の上に筋肉痛が。入院中にこの辺りの筋肉を全く使わなかったせいでしょうね。
このまま下りて行っちゃうと、工事箇所でまた重機を止めてもらわなきゃになっちゃう。
少し気を遣って、時間潰しをしてから下りますか。
可燃性地面でのピコグリル使用テストをしよう。
昨晩出番がなかったカーボンフェルトの性能を確かめてみます。
このくらいあれば十分。
それから、昨晩は出番がなかったカーボンフェルト。
枯葉や草に覆われた地面。
ここにカーボンフェルトを敷いて焚き火テストをします。
カーボンフェルトの上にピコグリル398を設置して薪を燃やします。
このカーボンフェルトは45×45cm。ピコグリルからはみ出ない長さの薪を使えば問題ないけど、本当は60×60cmくらいの大きさがベストかも。
ただ焚き火するだけじゃつまらないから、予備食料の魚肉ソーセージを枝に刺して焼こう。
ちょっと小腹が空いてきたし。
火力があるのですぐに焼けます。
こんなに火が上がっている状態だとソーセージに煤が付くので、本当はもっと熾火になってから焼いた方が良いけど。美味いね、焼きソーセージ(^_^)
ピコグリルは普通に薪を燃やしているだけだとほとんど灰も落ちないので、カーボンフェルトがなくても平気なくらい。
ソーセージを食べつつ、ちょっと薪をガサガサやってみよう。
わざと火の付いた小枝をカーボンフェルトの上に落としてみますが、フェルトは全く燃えません。
しばらく焚き火を楽しんで燃やし尽くしたら、ピコグリルをどけてみます。薪をガサガサやっても灰はこの程度落ちただけ。
火の付いた小枝を置いたところは白っぽくなっていますが(写真1枚目右下)、全く損傷はありません。
フェルトをどかすと、枯葉と草で覆われた地面は最初のまま全く異変なし。
カーボンフェルトがあれば、森の中でも安心して焚き火ができますね。
大きさは60×60cmがベストだと思います。
ピコグリル、こんなにさっと出してすぐ火が付いて調理できるなら、渓流泊釣行のお昼もこれでイケる気がしてきた。片付けるのだって本当に簡単だし。
林道整備してくれるおっちゃん達に感謝!
さて、そろそろ工事のおっちゃん達もお帰りかな。
工事箇所まで下りてくると、おっちゃん達は帰った後でした。
コンクリートの枠(?)を設置してから土嚢を入れて土で固めるのか。こりゃ大がかりだ。
一日でだいぶ工事が進んだねー。昨日はこのコンクリート枠、こんなに入ってなかったもん。
近くで見ると、このコンクリート枠、かなりでかいな。
これをクレーンで吊り下げて組み合わせていくのか。林道直すのも大変だねー。工事関係者の皆さん、お疲れさまです。おかげで、また林道を通れます。
この川がまだこの状態だということは、昨年あれだけ崩れてしまったイタチ谷はどの程度修復が進んだんだろう。夏には一度見に行かなくちゃ。
イワナは3尾しか釣れないし、渓流ベイトフィネスロッドは折るし、端から見ると散々な釣行のように見えると思いますが、本人としてはそれほど悪くなかったなと思います。
そもそも魚がそれほど釣れないのはいつものことだし(笑)、今回はピコグリルとブルーシートタープを試してみて今後に生かせる収穫がたくさんあったので満足です。
そして、何よりブルーシートの開放感ある一泊そのものがとても快適で、体にパワーがよみがえりました。
しっかり準備して、梅雨明けも安全第一で釣りを楽しもう!
折れたロッドは、問い合わせると修理代10,000円。
修理というか、2番をそのまま新品部品に交換して、継ぎ部のすり合わせをするってことだけど。
高いなー!と思ったけど、まぁ、3本継ぎで新品なら40,000円くらいするわけだから、2番が10,000円するってのは妥当なのか。
折れた直後は「この際気になっていたこれを買っちゃう?」なんて思っていたんですよね。
Fishman Beams Xpan 4.3LTS(楽天で見る・アマゾンで見る・ヤフーで見る)
・全長:4.3ft
・継数:4(テレスコピック)
・仕舞寸法:40cm
・自重:93g
・ルアーウェイト:3~8g
・ライン:ナイロン&フロロ 3~8lb/PE 0.4~0.8号
こちらはブランシエラ5.2ULと同じFishmanから新登場した源流専用のテレスコピック(振り出し)渓流ベイトフィネスロッド。
仕舞寸法40cmしかないし、これなら携行時に破損の可能性は低いし。
ただ、振り出しのルアーロッドってどうしても固くなってアクションがイマイチだし魚とのやり取りでティップを破損しやすいんですよね。
メーカーではその辺りを克服しているということだけど、このロッドを購入した人のレビューが見当たらないので、実際のところどうなのか気になるところ。
まぁ、とにかく今回は10,000円でロッド修理に出しました。
今回の釣行で、ある程度体力と勘は取り戻せたので、梅雨の間に装備をもう一度見直したりフライを巻いたりして、梅雨明けから万全の体制でまた釣りを楽しみたいと思います。
川から帰ってきた翌日、例の総合病院に行って血液検査を受けたらCRPは0.06と完全な正常値に戻っていました。めでたしめでたし。
★後日追記:
その後、Fishman Beams Xpan 4.3LTSを購入しました。↓詳しくはこちら。
コメント
こんばんは。
ロッドの破損、突然やってくる小さな不幸。悪いのは自分なんだけど…
毎年、何かしら一本は折ってます(笑)
写真で見てますと渓相は抜群なんですが、人が沢山入ってるんですかね。崩落場所にも既に踏み跡があるように見えます。
林道の補修は大掛かりですね。これだけちゃんと直してくれたら心強い。わたしのホームでは杉の木を井桁に組んで簡易に直すだけなのでまたすぐに崩れてます。
七流釣師さん、こんばんは。
前々からいつかこんなことになるんじゃないかと思ってたんですよねー。今後は少なくとも藪漕ぎでロッド破損することがないように対策を考えます。
渓相は良いんですけどねー。確かに崩落箇所は人が通過してるんですが、そこまでたくさん人が入っているとは思えないし、釣り尽くせるような渓相でもないと思うんですが、魚影は薄いです(T_T)
この修復方法は大がかりで、かなり信頼できますね(^_^)
ロッドが折れたのは痛かったですね。 釣れない川って たまにありますよね。私も、何回も釣れてないのに また、その川に行ってしまったりします。しかし、ブルーシートタープ いいな(^-^)
Kさん、こんばんは。
ロッドは損は痛すぎます。
くよくよ考えると心の痛みが増幅するので、もう忘れることにしました(苦笑)
今回の川は渓相はいかにもイワナがたくさんいそうな感じなんですが、何回行ってももあまり釣れないんですよね。それなのにまた行ってしまいました(笑)
ブルーシートタープは想像以上に使えますよ。
サイズもいろいろあるし加工も簡単だし、もっと工夫すればより快適になると思います(^_^)
陽気も良く成りブルーシートでも野外泊出来るシーズンに成りましたね
簡単で手間もいらずシートの使い方次第ですね、
料理も毎度ながらお見事でおいしいでしょう
竿は折れて残念でした、此れも釣りには付き物でしょう。
釣りお爺さん、こんばんは。
今はまだ虫もそれほど多くないので、一番快適な季節かもしれないですね。
ブルーシートは工夫次第でいろんな使い方ができるし、なんと言っても安いので扱いに神経質にならなくても大丈夫なところも良いですよね。
渓流ではそうめんが美味しい季節になってきました。
竿は修理に出したので、返ってきたら今度は大事に使いたいと思います(^_^)
おはようございます。
ロッドは痛かったですね、この時期は入れ替わり入川しますので荒れているかもしれませんね、渓相の良い川は特にそうでしょう、これ以上は止めておきなさいとのお告げだったかもしれませんね、まだまだこれから、気を取り直して次に挑戦しましょう。
ハックル70さん、こんばんは。
ロッドはもう少し注意して持ち歩くべきでした。中古購入とは言え、まだあまり使っていなかったのでショックです(>_<) 確かに渓相が良いので、私の想像以上に人がたくさん入っているのかもしれないです。 今回は病み上がりだったし、本当にここまでにしておきなさいというお告げだったのかもしれません。高巻きはかなり危険な感じではありました。 そうですね、気を取り直して次回釣行を楽しみたいと思います(^_^)
病気平癒おめでとうございます。
体力のほうは徐々に持ち直せばいいじゃないですか、焦らずいきましょう^^
(といいながら、既に相当ハードなリハビリをされている感じがw)
ロッドは残念でしたが、バックパック背負っていて、あとちょっと腰が下がっていたら引っ掛からなかったって経験あります。特に疲れてると下がらないんですよね。(泣)
こんなガレ場も通って行く釣り人が多いなんて、皆さんすごいな。
真似できませんw
ポンタさん、こんばんは。
ありがとうございます。病気自体は完治しました。
おっしゃる通りで、体力は一気に取り戻そうとしても無理なので100%に向けて少しずつ回復を目指します。
たぶん、私も足腰の動きが本来の状態じゃなかったのがロッドが引っかかってしまった一因だと思います。
県外から釣りに来られる方は特に気合いが入っていて、地元民よりも遙かに上流部を目指す傾向にありますね。以外と下流部が穴場かもしれません(^_^)
こんにちは。
あぁ、こうやって崩れた道路を直すんですね。鉄骨を組むのかと思ってました。
私が4月に行ったときもリコプラテさんと同じ区間でした。
夜勤明けの日帰りだったので途中までですが、釣果0でした。
全く同じアングルの写真を撮りました(驚)
ソックスですが、私はDEXSHELLの防水靴下ひざ丈を使っています。
深いところまでは入れませんが、中は全く濡れません。
暑いときは蒸れが気になりますが(汗)一長一短ですね。
この間爆釣りしたあと天候に恵まれず、今週久しぶりに釣りに行きましたが、
増水で釣果0です。早く梅雨明けしないかな、と思うこの頃です。
今年はこれよりもっと上でテント泊する予定でいたけど、半ば諦めていたのですが、
林道が通れそうなら再検討してみようかな。
wakudokirun さん、こんばんは。
林道の直し方もいろいろあるのかもしれませんが、私も今回初めてこれを見てこれなら安心だなと思いました。
4月だとまだ水温がかなり低かったでしょうね。
DEXSHELL見てみました。こんなソックスがあるんですね。とても参考になりました。ありがとうございます(^_^)
梅雨は思ったほど雨が降りませんが、明ければいよいよ夏の釣りになりますね。
この川、この上は釣れるんですかねー。なんか魚影が薄すぎる感じがするんですよね。あんまり釣れなくても渓流泊するには魅力的な川ですけども(^_^)
朝からのこのクオリティの和定食・・・今さらリコプテラさんの記事で驚かないと思っていたけど、とてもあんなワイルドな寝床から起き出して作ったものとは思えない。(笑)
ロッドは折れたのは痛いけど、仰るとおり『お告げ』かもしれないというのは強ち間違えていないと思います。
自らが怪我するのをロッドが身代わりになってくれた、ボクもタックルをやっちゃった時はそう思うようにしています。
きっともうリコプテラさんのことだから自作ケースを考えて(いや、ひょっとしたらもう作って)いるかもしれませんが、簡単なのはホームセンターで塩ビ管を買っちゃうのが最短の道かも。
ボクは以前ロッドケースが欲しくて折れたジャンクロッドをオクで落として、オマケで送られてきた折れた2ピースロッドで4ピースロッドを作ってしまって、結局ロッドケースがひとつ足りないままだけど。(笑)
そうそう魚肉ソーセージ、ちょっと火に掛けると旨みが増しますよね。^^
・・・って、もっとコメントすることありそうだけど、記事のボリュームが凄くて思ったこと全部は書ききれない。^^;
まずはリコプテラさんが無事で、かつ充実した釣行ができたようで何よりです。
kuniさん、こんばんは。
ええ、いつも通り必要以上にご飯にこだわってます(笑)
あれはお告げだったと私も思うことにします。実際に足腰が万全じゃない状態であの高巻きはかなり危険だった気がします。
おっしゃる通り、実は私も薄くて軽い塩ビ管をホームセンターで見つくろってあってそれで作ろうと思ってたんですが、なかなか手を付けられずにいたんですよ。今回の失敗を機にちゃんと作ろうと思います(^_^)
折れた2ピースロッドで4ピースロッドを作る? 凄い!そんなことできるんですか!?
魚肉ソーセージは子どもの頃から好きで、私にとっては切ってフライパンで少し焦げ目が付くくらい焼いたものは今でもご馳走に思えます(笑)
そうですね、今回は楽しんで無事に帰って来られたのでそれで十分です(^_^)
竿ポキつらいですね
通算5本くらい折っちゃってます
ルアーなんですが源流行くようになって以来テレスコしか使わなくなったので
折れちゃっても金額的ダメージは減りましたが
それはそうと自分も出動したくなっちゃいました
MTBのフロントバッグとサドルバッグに詰められる装備で源流野営行ってみます
5kgくらいならザックも行けそうですし
無理そうだったらソースカツ丼食べて帰ります
Ctcnさん、こんばんは。
そうなんです、ツラ過ぎます。
私は以前、管理釣り場で車に立てかけたルアーロッドに突風が吹いてドアが締まりバキッと折ってしまって以来の惨劇です。いずれも折り方がアホっぽいですが(笑)
ルアー、テレスコピック使ってるんですね。やはり折れやすいですか?
お、源流野営行きますか。まだ完治していないようなので、くれぐれも無理しないで下さいね。
ソースカツ丼で勇気ある撤退も良いかもしれません(笑)
おひさしぶりです。
釣行資金のためバイトでヘロヘロです。
田舎にしては2倍の超高額単価ですが、短期発掘作業は肉体労働でもあります。
といっても近所ではやっておりました。数はつれるものの、25cm以上は釣ってないので欲求不満です。
今年の初めに折ったウィンストン修理しました。泣きましたが保険で7000円、自己負担3000円でした。知らずに入っていて30年無駄にしてたの。
あれも、これも釣り関係では壊すもので、請求してなかったもの多しです。
FFfreakさん、こんばんは。
遺跡の発掘なのか化石の発掘なのかわかりませんが、私は以前から発掘のバイトをやってみたいと思っているんですよね(笑)
近所に数が釣れる川があるなんて良いですね。
あ、そうか、釣具にも適用される保険があるんですね。ちょっと調べてみたら月額240円で入れるものがあるようなので、検討してみます。
ありがとうございます(^_^)
10日も入院していたらかなり筋力弱って遡行するのも疲れますね。僕も元に戻るのに結構かかりました。そして同じくリュックからはみ出したロッド折ったし(笑)因みに8本継で30万の鮎竿のバット部が折れた修理費が12万だったときはマジでびっくりしました。
Nori1022さん、こんばんは。
当初はたった10日でそんなに変わるのかと思っていましたが、実際にはかなり脚の筋力が落ちていてビックリしました。元通りになるまでにはまだ時間がかかりそうです。
リュックサイドの竿ポキは結構ショックがでかいですよね(苦笑)
鮎竿は元が高いとは言え、修理12万ですか!? もし私だったら、鮎釣り引退します(笑)
釣果と竿を折るアクシデントに見舞われるも楽しめた釣行を優先してのテント泊でしたね。
病み上がり釣行としては良い思い出となりましたね。
良い川で水がとても澄んでますね。お疲れ様でした。