先日オイカワを釣りに行ったのに、なぜか良型ニジマスが掛かりそれをバラして悔しい思いをし、その後はウグイとアブラハヤしか釣れなくて残念な思いをしたのです(苦笑)
天竜川よりもきれいな水(この日は流入河川工事の濁りが入っていたけど)に棲むウグイだし、良型も釣れたので2尾持って帰って久々にウグイ料理を作ってみることにしました。
いくつか料理候補はあったんですが、今回はニジマスでも作ってみたあの料理にしてみます。
久しぶりにウグイ料理シリーズです(笑)
甘露煮と甲乙付けがたい|ウグイの円揚げ(つぶらあげ)
まず、鍋に砂糖大さじ1、醤油大さじ1、みりん大さじ1、酒大さじ1を入れ、一度煮立たせて砂糖をよく溶かして冷まし、掛けダレを作っておきます。
ウグイはビニールバケツに入れて生きたまま持ち帰ったので、新鮮そのもの。
締めて、鱗を丁寧に落とします。
頭も二つに割って背開きに。
背開きにして、ハラワタを取り出します。頭もそのまま二つに割ります。
おや、卵が入っていますね。
これは丁寧に取り出しておいて、煮付けて食べよう。
エラを取り除いて、一旦きれいに洗ってキッチンペーパーで水分をしっかり拭き取ります。
ウグイ大、中2尾。背開きが完了です。大きい方は23cmくらいでした。
こうやって見ると、なんだかホッケの干物作りみたいに見えるね(笑)
開いたウグイの両面に片栗粉を薄くまぶします。
このとろみ上手(楽天で見る・アマゾンで見る・ヤフーで見る)は、水で溶かずにとろみを付けられる便利なものなんですが、片栗粉をまぶす時にもとても使いやすいのでお気に入り。
ホントにきれいに円くなる!
あとはいつも通り、天ぷら工房で揚げます。
まず、160℃の油で3分くらい揚げたら一度取りだし、5分おきます。
前回ニジマスでやった時は円くなりませんでしたが、今回は、おぉー、油に入れた直後に海老反りになってほんとに円くなった!
採れたての魚(ほんとにさっきまで生きていた魚)だと海老反りみたいになってこんなに円い形になるんだー。ちょっと感動。
5分休ませたら油の温度を180℃に上げて、もう一度強火で1分カラッと揚げます。
揚がったら取り出してすぐに、上記掛けダレを回し掛けます。
ジューッと美味そうな音と香りが広がります。
できましたー!
甘辛いタレがジューッと染みこんで、なんとも美味そうでしょ。
もちろん温かいうちに食べればカリッと芳ばしくて最高なんですが、冷めても意外といけます。
これのニジマス版を食べた時に、「美味いなー!」とちょっと感動しましたが、ウグイで作ってみるとニジマスと全く遜色ない味なのにビックリ。
これ、どんな魚で作っても同じ美味さになるのかも(笑)
ウグイ料理10選(11選)の上位にランクイン。
甘露煮も万人受けする味ですが、こちらも誰が食べてもきっと美味しいと言うでしょう。
カリッとしていておやつにも食べられるような感じなので、お子さんも喜んで食べると思います。
甘露煮の甘辛さとから揚げの香ばしさをミックスした美味しさ。
短時間でできて、しかも骨ごと全部食べられる素晴らしい料理です。
ウグイ料理10選のランキングに追加するならば(これを入れると11選)、やはりこれは甘露煮と甲乙付けがたいところだよねー。
興味ある方は『新・ウグイ料理11選』もご覧下さい。
コメント
ウグイは癖がある味だと思ってましたが、美味しいんですね。そういえば、今シーズン ウグイ釣れてないな 何故(?_?)
Kさん、こんばんは。
ウグイ(に限らず鯉科の魚はどれも)はやはり泥臭いイメージがありますよね。
でも、調理の仕方次第でかなり美味いですよ。
特に、揚げる調理法は臭みのようなものもは飛んでしまうので、お子さんからお年寄りまで誰が食べても美味しいと思います(^_^)
例年ウグイが釣れてます? 下流部のアマゴ狙いの外道としてかな?
あ~ウグイですねぇ~ ってなんだか嫌そうな反応(笑)
昔からウグイって臭みがありそうで、食べたことないのですよね。
でも、住んでいる環境に左右されるそうなので、木曽のウグイでも釣って食べてみようかな。昔、木曽川の支流で結構釣ったのを思い出しました。
ポンタさん、こんばんは。
ウグイが釣れて喜んでるのは私くらいのもんです(笑)
まぁ、確かにちょっと独特のクセがありますが、調理の仕方次第で結構美味いんですよ。昔は天竜川でも良く食べられてたらしいですが、今はほとんど食べる人はいませんね。
木曽川の水質はとても良いので、きっと美味しいと思います。
私はオイカワ釣りに行ってみようかな(^_^)
これは写真で見ても旨さが伝わりそう。^^
オイカワはウグイよりも淡白だから、次回釣れたらこの方法で美味しく食べれるんじゃないでしょうか。
『円揚げ』なんて、ホントに旨いネーミングですよね。
kuniさん、こんばんは。
これは本当に、誰が食べても間違いなく「美味しい!」と言うと思います。その分、これがウグイだとわかる人は少ないと思いますが(笑)
オイカワはウグイより淡泊なんですか。私はオイカワは食べたことないんですよね。
天竜川水系では希少になってしまって、釣れても食べるのはちょっと気が引けます。
円揚げは、その名の通りきれいに円くなるのが面白いです(^_^)
おはようございます。
ウグイは小骨の多さが、敬遠される理由の一つだと思いますが、開きにしてから2度揚げするこの方法ならバリバリといけそうですね。
が、これは包丁技術と根気があってこその料理で、これだけ手間をかけてもらえれば、ウグイも本望でしょう。
マンボウさん、こんばんは。
そうですね、鯉科の魚は小骨が多くて嫌われるところがありますね。
その点、甘露煮や今回の円揚げは丸ごと頭から食べても全く小骨が気にならず、バリバリいけます。
確かに、頭も割らなければいけないので、よく研いだ出刃包丁が必要になりますね。
捌くこと自体は、アジが捌ける人であればそれほど難しくはないと思いますが(^_^)
こんにちは。
昔、奈良井川のアカウオの小さめの物をスズメ焼きと言っていましたが、背開きしたものにタレを付けて何度も焼いたと言って持って来てくれましたが、結構いけましたね、それと同じようにこれもいけそうですね。
ハックル70さん、こんばんは。
諏訪湖でもスズメ焼きというのがあって、小鮒を背開きにして串に刺し、干してから焼いてタレを付けてまた焼いてと繰り返したものです。二度ほど食べたことがありますが、美味いんですよね。
奈良井川のアカウオもきっと同じ調理法ですね。
この円揚げも味はほとんど同じで、こちらはサクサクした食感です(^_^)
捕れたての魚は熱入れた面が収縮して丸くなりますね。鮎とか生きているの焼いたらめっちゃ曲がります。串打って焼くのは元々その為ですね。
Nori1022さん、こんばんは。
鮮度の落ちた魚はこんな風に曲がらないのに、活け締めした魚だと火を入れた途端にグニャリと曲がりますね。
串を打つのは曲がらないようにするっていう目的なんですね、そもそもは。なるほどー。
四万十の獲れたての鮎の塩焼きはうまいでしょうねー(^_^)
こんばんは。
円揚げって、そもそも何の魚が標準なんですかね?長野ではニジマスの円揚げはスーパーで普通に売ってますが、こちらでは全く見かけません。新鮮ならアジとかでも出来そうですね。
七流釣師さん、こんばんは。
たぶん、円揚げは安曇野周辺の養魚業者が活け締めしたニジマスを使って作ったのが始まりだと思います。
安曇野周辺ではよく売られてますが、北信でもスーパーで普通に売っていますか。
こちら南信ではスーパーでも見かけないし、知っている人は少ないと思います。
アジでも美味そうですね。ただ、こちらではそこまで新鮮なアジは手に入らないので、円くはならないと思いますが(^_^)
猪苗代湖の湖南側にある浜ではアカハラ(ハヤ)の唐揚げ名物です。1っ匹のままですけど。やはり、思ったよりおいしいです。
サイズは15㎝程度ですね。湖水浴のできる水質ですからプランクトンフィーダーなんでしょ。岩魚も少ないながらトローリングで大物あがったりします。
火曜日に30年ぶりの川に行きましたら、獣に喰われた岩魚の代わりに燻製用に28cmを4匹得ることができました。
ただ、尺物級に0.5号(シーガー グランマックス)を切られました。今回は大物対応を考えてテンリュウ6pロッド8ft#4でしたが、相方の#3のほうが面白そうでした。
25~26センチ級は、6匹ほどお帰り頂きました。
近頃、釣れすぎると心が少し落ち込む気分に。
FFfreakさん、こんばんは。
猪苗代湖にもウグイの唐揚げがあるんですね。猪苗代湖のウグイも美味そうですね。
一匹のままっていうのは、開いてないってことですかね。15cm程度でプランクトンフィーダーならもしかして、ハラワタも出さずに?
いつもながら、釣れてますねー。逃した尺物の他に28cm4尾とは凄い!
釣れすぎるとちょっと落ち込むってのは、わかるような気もします(^_^)
渓流釣を始めた頃は知識もなくハヤを釣ってから揚げにしておりました。
今はほとんど釣る機会が無くなりました。^^;
開いてから揚げるのも良い感じですね。
タレとの相性もいい感じのご様子、今度出会えたら作ってみたいですね。
幻の渓流師さん、こんばんは。
そうですか、ウグイをから揚げにして食べてたんですね。
ウグイは川によっては結構上流までいることもありますが、うちの辺りではあまり支流にはいないんですよね。
開いてから二度揚げにすると頭もサクサクと食べられて良いですよ。
円揚げはおすすめなので、ぜひ作ってみて欲しいです(^_^)
はじめまして。
当記事を見て、釣ってきた鮒で円揚げを作ってみたところ、泥臭さもなく大変美味しかったです。
尺鮒さん、初めまして。
自分で釣った鮒で円揚げを作るの、いいですねー。私は鮒では作ったことがないですが、美味しかったのなら何よりです。
うちの辺り(長野県上伊那地域)では昔はマブナが手軽に釣れる場所がたくさんありましたが、今は天竜川は河川改修でマブナが釣れる場所を見つけるのが難しくなり、ため池のようなところはことごとく「魚釣り禁止」の立て看板。池の中にはブルーギルが増えちゃってますし・・・
諏訪湖流入河川に行けば、まぁなんとかマブナが釣れますが。
尺鮒さんはどちらにお住まいかわかりませんが、もし近所で手軽にマブナが釣れる環境であれば、とても羨ましく思います (^_^)
自分が住んでるのは茨城南部、利根川沿いの某自治体ですね。此処らでは鮒と鯉ばかり釣れて来ます。
逆に自分はウグイという魚を、釣りを始めて十数年の間、一度も釣った事がありません。ネットでも釣りの本でも、何処にでもいて簡単に釣れる魚というような事が書いてあるのですが、自分の実感とはどうにも一致しないです。
今までは釣りをしても、釣った魚はリリースするばかりで、釣って遊ぶ楽しみしかありませんでした。
このサイトに触発されたおかげで、これからは釣った鮒や鯉を食べる楽しみも加わりそうです^_^
尺鮒さん、こんばんは。
そうですか、茨城南部なんですね。いわゆる水郷の辺りってことですかね。鮒や鯉の本場ですね!
水郷のようなゆったりとした流れだと、一番身近な魚が鮒と鯉ということになると思いますが、もう少し傾斜のある川の上流〜中流域だとウグイは最もポピュラーな魚になるんですよね (^_^)
私の住む長野県は海無し県なので、昔から川魚はよく食べられていました。小鮒の甘露煮や鯉のうま煮は子どもの頃から馴染みのある味です。ただ、子どもの頃はそれほど好きではありませんでしたが(笑)
食べる楽しみも加わると釣りの世界が広がるので、ぜひ、楽しんで下さい。
そちらなら、海釣りも楽しめそうですし (^_^)