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ベイトフィネス用超軽量リール|アブガルシア Revo LTX-BF8

釣り道具渓流ベイトフィネス
この記事は約16分で読めます。

昨年から始めた渓流ベイトフィネス
ロッドはすでに3本も買ってしまい散財状態ですが、リールは最初からシマノ カルカッタコンクエスト BFS HG(以下カルコンと表記)とう文句のないリールを買ったので、どのロッドにもこのリール1つで対応していました。

昨年の夏頃、初めてFishman Beams Xpan4.3LTSで実釣した時に、
ブランシエラ 5.2ULに比べると固めで軽いルアーを投げにくい」というようなことを書いたら、ブログ相互リンクしているmuraさんから、
「Fishman Beams Xpan4.3LTS にはシマノ アルデバラン BFS XG(以下アルデバランと表記)か、アブガルシア Revo LTX-BF8(以下Revo8と表記)がお勧めで、その組み合わせにすると軽量ルアーの重さが感じられて投げやすくなりますよ」
というようなコメントをいただいたんですよね。

確かにXpanは自重が93gしかないので、カルコンの200gは重すぎるかも。
実際にロッドに装着してみると、手元に重心があるのでそれほど重さは感じませんが、ロッドディップの動きを感じにくいという面があって、スプールのリリースタイミングが掴みづらいというのは事実です。

アルデバランかRevo8を試してみたいのはやまやまだったんですが、その頃はいろいろ散財していたので自粛していたんです (^_^;)
そして、年が明けて自粛も明けたので(勝手にそう思い込んでいるだけ)、この際、軽量ベイトリールを買おうということになりました。
候補はアルデバラン、Revo8の二つのみです。

普通ならカルコンで慣れているシマノのブレーキシステム「FTB」を搭載しているアルデバランにするのが無難だと思うけど、Abuのリールを一度は使ってみたい気持ちもあるし、外観はRevo8の方がかっこいいので、Revo8を注文しちゃった(笑)

例えるなら、美味いラーメン屋があって、毎回そのラーメン屋に行ってれば間違いないのに、ついつい別のラーメン屋さんの味も確かめたくなるでしょ。
そんな感じです。ちょっと違う?(笑)

アルデバランとRevo8の比較

【重 量】
アルデバラン…130g、Revo8…129g

ほとんど同じです。

【ギヤ比】
アルデバラン…8.0:1、Revo8…8.0:1
スプール径もどちらも32mmと同じなので、巻上スピードも同じ。

【ブレーキシステム】
アルデバラン…FTB、Revo8…マグトラックスIII。
これについては、シマノのFTBの方が性能的には上でしょう。

Xpan4.3LTSにはこのリールを|アブガルシア Revo LTX-BF8


届きました!

 
箱を開けると、リール本体と潤滑油が入っています。
ずいぶんあっさりしてるね、と思ってリール下の保護材を取り出してみたら、その下にいろいろ入ってました(笑)
取扱説明書、交換用のフラットハンドル、追加用のマグネット、専用ツールと交換用のカラードナットプレート。それから薄いリール袋。


AbuGarcia(アブ・ガルシア) Revo LTX-BF8-L
楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る

右巻き仕様と左巻き仕様がありますが、これは左巻き仕様です。右利きの人は基本的に左巻き仕様が手返し良く扱えます。

・自重:129g
・ギア比:8.0:1
・最大ライン巻取:80cm/ハンドル1回転
・最大ドラグ力:5.5kg
・ラインキャパシティー:8lb(0.235mm)…50m
・ボールベアリング:9個
・ローラーベアリング:1個


左カルコン、右Revo8です。
Revo8はだいぶコンパクトですね。

軽くて、ギヤ比が高い。これがRevo8の魅力。

 
カルコンとRevo8を手に乗せてみると、重量感が全く違います。
カルコンの200gに対して、Revo8は129gしかありません。
これは圧倒的な軽さです!


自重の他にカルコンとのもう一つの大きな違いは、ギヤ比です。
カルコンの6.8:1に対して、Revo8は8.0:1
スプール径は一緒なので、つまりハンドル1回転でカルコンは68cm巻けるのに対して、Revo8は80cm巻けるということです。
巻き取りスピードが速いのは、アップキャストして流れに巻けないスピードでトゥイッチする時に威力を発揮します。

 
上記した通り、これは左巻き仕様なのでハンドルは左側に付いています。
EVAのラウンドノブが装着されてますが、フラットノブも同梱されていて簡単に交換できます。私は、ラウンドノブの方がキャスト後すぐに掴みやすいのでこのまま使います。
ハンドルアームとドラグのスターホイールはカーボン製で、重量減に貢献しているのと同時にちょっとカッコイイ感じもしますね。

 
右側にはマグネットブレーキの調整ダイヤルがついています。
本体はメタリック塗装みたいになっていて、キラキラします。まぁこれは、好き嫌いがあるでしょう。

マグネットブレーキの構造を理解しよう。

 
マグネットブレーキダイヤルの後方にあるカムロックを下にカチッと動かして、サイドカバーを引っ張ると外れます。

 
サイドカバーには3つの磁石がすでに装着されています。
本体側はこの状態でスプールが外せます。黄色矢印のスプール軸をそぉっと引っ張れば簡単に外れます。

 
スプールを抜き出したところ。
この超々ジュラルミン製のスプールはとても精密かつ繊細にできているので、落としたりぶつけたりしないように慎重に扱いましょう。
スプールを外すのはラインを巻き替える時くらいですけどね。

 
ハンドルアームの軸のところについている、シルバーのナットプレートは他のカラーが付属しているので、試しに交換してみることにしました。黄色矢印のところのネジを専用ツールで回して緩めれば外せます。

 
赤がかっこいいかな。青もいいかも。


結局ラインの色に合わせてオレンジ色のやつにしときました。

とりあえずラインも巻いてみますか。

 
ラインはいつものDUEL アーマード・F・プロ トラウト楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る)の0.2号。
※ラインの巻き方や結び方などは、こちらをご覧下さい。

あとは肝心要のブレーキシステムをチェック。

ちょっとややこしいマグネットの装着方法

渓流ベイトフィネスに使うリールで重要なのはブレーキシステム。
このリールは『マグトラックスIII』というマグネットブレーキを搭載しています。

 
購入時は磁石が3つ装着されていますが、3mm厚の磁石5個、1.5mm厚の磁石5個の全部で10個の磁石が用意されています。

簡単に言うと、重くて空気抵抗の少ないルアーの場合は磁石は少なく、軽くて空気抵抗の大きいルアーの場合は多くするのが基本です。

磁石のセッティングについては、Abuサイトにルアーの種類によって『推奨マグネット設定および糸巻き量』が掲載されていますが、バスフィッシングを対象にした説明になっていて最軽量でも3gのラバージグなどの場合に5lbのラインで磁石は1.5mmを5個+3mmを4個となってますね。
さらに、Revo8のレビューと見ると「ブレーキが全然効かない」って書いている人が多いので、渓流ベイトフィネスならもう10個全部装着で問題ないでしょ(笑)

ちょっとややこしいマグネットの装着方法

さて、ブレーキの装着方法ですが、3mm厚の磁石用の穴が5つ、1.5mm厚の穴が5つあるんだけど、磁石を入れる向き(N極とS極)を隣同士で逆向きにしていかなければいけません。

具体的にどういう風に装着するかと言うと、

 
まず3mm、1.5mmどちらの磁石からでも良いですが、5つ全部くっつけた状態で真ん中の穴に一つ磁石を入れます。

 
残りの4つを掴んで、横にずらすように外します。
真ん中に1つ磁石が入りました。

 
その隣に磁石を入れる時は、さきほど外した残り4つの磁石の一番下のを外して逆向きにして入れます。
これで、隣り合う二つの磁石の表面はNとSになります。
最初に入れた磁石(真ん中の磁石)がNかSかはどちらでも問題ありません。

 
さらにその隣はまた逆向きという具合に繰り返し、5つ全部を入れます。
真ん中からスタートしましたが、5つの磁石全部を入れるなら端から入れても大丈夫です。
そして、今回は1.5mmも全部装着しました。

磁石を隣同士で逆向きに入れていく意味は??

 
装着した磁石を外す時は、専用ツールなどを近づければくっつくので簡単に外せます。
ところで、磁力がスプール(黄色矢印部分)に働いてブレーキが掛かる仕組みになってると思うんだけど、超々ジュラルミンって磁石にくっつくの?

そもそもジュラルミンって何?
ジュラルミンとは、アルミニウムに銅、マグネシウム、マンガンが添加された合金です。

超ジュラルミンとは?
ジュラルミンの強度を超えるジュラルミンのことで、マグネシウム含有量が多い。

超々ジュラルミンとは?
超ジュラルミンを超える強度を持ち、亜鉛、マグネシウム、銅を含有するもの。

アルミニウム合金には1000番系から7000番系まで添加物の種類によって7つに分類されますが、ジュラルミンは2000番系に属します。

「超」とか「超々」とか、なんかふざけたような名前だけど(笑)
ジュラルミン(超ジュラルミン、超々ジュラルミン含む)って、つまるところアルミニウム合金なんだから磁石にくっつかないじゃん。

 
実際に、スプールに磁石を近づけても全くくっつきません。
こんなんでブレーキが効くの??
中心の軸に効いてるとか? いや、軸にも全くくっつきませんよ。
どーゆーこと?

 
反対側のベアリングの辺りにはくっつくけどね。これはステンレスでできてるのか。
どういう仕組みでブレーキが効くのか、さっぱりわからない(苦笑)

★2020.3.26追記:
maraさんからコメントいただきまして、ベアリングには磁石を近づけない方が良いらしいです。磁石を近づけるとベアリング自体が磁力を帯びて回転性能が悪くなったり、鉄粉や砂鉄を拾ってしまう可能性があります。
現状は問題は出ていませんが、皆さんは絶対マネしないで下さいね (^_^;)

 
ともかく、マグネットブレーキダイヤルを『MAX』側に回すと磁石がせり出てスプール(の側壁)に近づき、逆側に回すと磁石がスプールから離れます。これで、ブレーキの効き具合を調整できるはずなんだけど、その仕組みが謎。

マグネットブレーキは磁力でブレーキを掛けている訳では無いのだ!
(今さらだけど笑)

Abuサイトを見てもマグネットブレーキの原理は書かれていないし・・・検索していたら、リールのカスタムパーツを出しているアベイルさんのスタッフブログに書かれていた内容で謎が解けました。
マグネットブレーキは磁力でブレーキを掛けている訳ではなく、磁界の中をブレーキディスクが通る時の抵抗を利用してブレーキを掛けているんです。


上図は、ブレーキシステムの磁石を5つ装着した場合のイメージ図です。
上記した通り、N極とS極が交互になるように装着されていて、このようにN極からS極に向かって磁界が流れています。
この流れている磁界を磁力線といい、磁力線が束になったものを磁束線と言います(上図のオレンジ色の線)。

そして、その磁束線の中をブレーキディスク(このリールの場合はスプール側壁)が通過することによって渦電流(うずでんりゅう)が発生し、その際にスプールの回転方向とは逆向きの抵抗が生じブレーキが掛かるという仕組みなんです!
すごい!初めて知りました(笑)

渦電流(うずでんりゅう)と過電流(かでんりゅう)は全く意味が違いますので、混同しないようにしましょう。
ブレーキディスクに当たる磁束線の数が多くなるほど大きな渦電流が発生し、それに比例してブレーキも強く掛かることになります。
そしてもう一つ、回転数が速くなるほど渦電流も大きくなるので、同様にブレーキ力も強くなります。

これは、プリウスの電磁ブレーキも同じ仕組みだよね。プリウスの場合は発生した電力を回生しているわけだけど。

こういう原理だと、磁石の向きを交互に装着するのはとても重要!
というか、交互に装着しなくちゃブレーキはほとんど効かないことになります。
もしかして、「ブレーキが全然効かないって」って言ってる人たちは磁石の向きをちゃんと交互にしていないんじゃないの? なんかとてつもなく嫌な予感(笑)


磁石が並んだ面のN極からS極に流れている磁界がブレーキディスク(スプールの側壁)に作用するってことですね。下図はこの方向から見た磁石と磁界、スプールのイメージ図です。


5つの磁石がSとNが交互になるように配置されていて、このような磁界が発生しています。
その上の穴の開いた黒いのがスプールの糸巻き部です。
上図は、マグネットブレーキのダイヤルを一番弱く設定した状態。
スプール側壁と磁石が離れているので、スプール側壁に磁束線が1本しか触れてませんよね。1本というのはあくまでもイメージですが。


こちらはマグネットブレーキダイヤルを『MAX』にした状態。
磁石が近づいてスプール側壁に触れる磁束線が増えるので、発生する渦電流も大きくなり、結果ブレーキ力が強くなるということです。

今さらですが、やっとマグネットブレーキの仕組みがわかりました!

ってことはさぁ、カルコンのマグネットブレーキも仕組みは一緒ってことでしょ。


カルコンのマグネットブレーキは、磁石の向きが違います。
磁束線が働くのはスプールの糸巻き面になりますが、基本的な仕組みは一緒ですね。

シマノのFTBはブレーキダイヤルで磁束線の働く強さを調節できるのは同じだけど、こちらにはスプールが高回転になると遠心力で磁石がスプール面に近づいてより渦電流を大きくする(つまりブレーキ力を大きくする)機構が組み合わされているので、Abuよりもしっかりブレーキを効かすことができますね。

 
カルコンの場合は、スプール糸巻き面の内壁(黄色矢印部分)に磁束線が作用します。
購入時には片側3個ずつ磁石が装着されていて、1個ずつ追加したけど、ちゃんと隣り合うのと逆向きになっていたかな?
外して調べてみると、追加する磁石には表面にNと刻印されていて、それを手前に向けて装着すると、S、N、S、Nの順になるようになっていました。

カルコンもRevo8も上記イメージ図で説明した通り、隣り合う磁石がちゃんと逆向きになっていないとちゃんと磁束線が形成されないから、ここ重要ですね。

やっとすっきりマグネットブレーキの仕組みがわかったところで、実際に川に行ってキャスティングテストをしてみよう。
カルコンと比べて大きな違いがあるのかどうか。

川でカルコンとRevo8を投げ比べてみよう!


リールのテストをするのに本格的な川までやってきましたよ。しかも初めての川だし。

 
リールのテストとは言え、ちょっと川に立ち込んだりするので足元は、リトルプレゼンツのウェーダーに、ライトウェイトWDシューズ楽天市場で見るアマゾンで見るヤフーで見る)をしっかり履きますよ。

この川は花崗岩質の丸い大岩が多く、砂地も多いのでフェルト底だと一番気をつけなければいけない渓相です。
砂地を歩いた後に岩に登る場合は必ず、一度水の中に入ってフェルトについた砂を流してから登るようにします。
砂のついたフェルトでうっかり大岩に登るとズルッと滑って危ないです。
なんと言っても、私はそれで一度コケて頬を痛打した経験がありますからね (>_<)

ロッドは2本、ルアーは4つを使ってテスト。

ロッドは2本持ってきてます。

 
Fishman Beams ブランシエラ 5.2ULFishman Beams Xpan4.3LTS

キャストテストする4つのルアー。

 
スミス AR-S(3.5g)
スピアヘッドリュウキ45S(4g)

 
ダイワ シルバークリーク シャッド50F(3.2g)
ダイワ ドクターミノー5F(2.5g)

  • スミスAR-S 3.5gは、ブランシエラではビシッとコントロールできますがXpanではちょっとコントロールが怪しくなるから昨シーズンは4.5gを使うことが多かったんですよね。
  • スピアヘッドリュウキ45Sに関しては、どちらのロッドでも全く問題なくコントロールできますが、リールを替えると何か変わるのか。
  • シルバークリークシャッド50Fは、重さに対して空気抵抗がかなり大きいので、これもXpanではコントロールしにくいルアーです。
  • ドクターミノー5Fは、2.5gと軽いのに空気抵抗は大きめで、これもXpanでは投げにくいルアーです。

ブランシエラ+カルコンは、どのルアーも快適にキャスティング。


まずはブランシエラにカルコンをセットして、4つのルアーを投げます。

 
ダウンクロスで投げたり、アップクロスで投げたりいろいろやってみます。
さすがに昨シーズンで慣れているだけあって、飛距離の差はあるにせよどのルアーでもバックラッシュすることもなくビシッとコントロールできて、気持ち良いです。

ブランシエラ+Revo8は、慣れればカルコンより飛距離が出せそう。


さて、いよいよRevo8の初投げです!
ブランシエラに装着して持ってみると、軽い!

 
黄色矢印のところにあるのがメカニカルブレーキのダイヤルで、右に回せば絞まり、左に回せば緩みます。
このブレーキは、スプールを指で押さえて左右に動かし、ガタが無い程度に締めればOKです。


マグネットブレーキはとりあえず最小設定にして投げてみます。

AR-S(3.5g)をいつもの感覚で投げたら、びよーんとすっ飛んで行って、いきなりバックラッシュ (>_<)


勘弁してくれよー。
まぁ、この設定でもルアーの減速に合わせてサミングして着水寸前でスプールをストップさせれば問題はないんだろうけど。

PEラインをほぐして元に戻してから、今度はマグネットブレーキをMAXで設定。
これだとさすがに距離が出ないので、少しずつ弱めていって、


いろいろ試したら、ダイヤル真ん中くらいでもブレーキが弱すぎる感じなので、この写真の位置(強い方から1/3)くらいが一番良さそう。
これで、カルコンと同じように4つのルアーどれもストレスなくキャストできます。
慣れればカルコンよりも飛距離は出そうな感じ。

Xpan+カルコンはロッドティップにルアーの重さを感じにくい。


次はXpanとカルコンの組み合わせ。
上記した通り、この組み合わせだとシルバークリークシャッド50Fとドクターミノー5Fはコントロールがしにくく、投げにくいです。

Xpan+Revo8は、軽いルアーもストレスなく投げられる。


そして、XpanとRevo8の組み合わせ。
ロッドを振った感じがカルコンとの組み合わせとは全く違います。
単に軽いだけでなく、カルコンの場合よりも重心が手前に移動するのでロッドが良く曲がる感じがします。

AR-Sやリュウキ45Sはもちろん問題なく投げられますが、ブランシエラだと投げにくいシルバークリークシャッド50Fとドクターミノー5Fも、ティップに重さを感じられるのでスプールのリリースタイミングが掴みやすく、結果ピンスポットコントロールが効きます。

リールを替えるだけで、ロッドの感度がこんなにも変わるとは思いませんでした。
ビックリ!!

muraさんの言う通りでした。
Xpanの場合は、断然Revo8を組み合わせた方が良いです。間違いなくコントロール性能がアップします。
それと、ギヤ比8.0:1の巻き取りスピードもアップで投げる釣り上りではカルコンよりも有利です。

逆に、カルコンの方が優れている点。

  1. 剛性感のあるボディー。
    重い金属パーツが多いので頑丈なのは当然ですが、その分重くなるのでそれが長所でもあり、場合によっては短所でもあります。
  2. スムースな巻き心地。
    これについては、さすがシマノとしか言いようがありません。カルコンのシルキーな巻き心地と比較するとRevo8はどこかでプラスチックが擦れているような、「ほんとにベアリングが入っているの?」と思ってしまうような感じ。
  3. マグネットブレーキやドラグの微調整。
    ブレーキやドラグ設定の微調整ができるのはカルコンの方です。Revo8はあるところから急にガクッと効くようになるような印象です。
  4. トゥイッチングの握り込みがしやすい大きさと形。
    ミノーのトゥイッチングをする場合には、カルコンの大きさと円形が断然握り込みやすいんですよね。

 
カルコンは円形なのでとても持ちやすく手になじみます。
Revo8は軽量小型な分、ちょっと持ちにくくトゥイッチング時に力が入りにくいです。
まぁ、この辺りは手の大きさや好みにもよると思いますが。

XpanはRevo8と組み合わせると、劇的に感度がアップする!

総合的に見て、私の場合は基本的に、
ブランシエラにはカルコン
XpanにはRevo8
の組み合わせで使おうと思います。
軽いリールに替えたことで、Xpanの感度が良くなったのが何よりも大きいです。
Xpanが今までもストレスなく使えそうです。
muraさんありがとうございました!


ところで、上記した通り、ブレーキシステムはAbuよりもシマノのFTBの方が高性能なので、Xpanに合わせるリールとしてお勧めなのは、本当はアルデバランの方ですよ(笑)
Revo8は「ノーマルだと全然ダメで、チューニングして使うのが基本」という人もいるけど、私の渓流スタイルならノーマルのRevo8でも問題ないので、当分はこのまま使います。

さて、せっかく川にやってきたんだから、何か魚を釣ってから帰りたいじゃない。
ほんとは、キャストテストしている間に1尾は釣れるんじゃないか、なんて考えていましたが、それは甘かったです(笑)

ここから少し釣り上ってみよう。

・・・つづく

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コメント

  1. まいりました、レポートが詳細です。

    渦と過電流にはホント読み間違えますね――。

     電磁ブレーキは発電抵抗を利用してるイメージかな。
    回転が上がるほど発電抵抗が増える‗ブレーキになる

     ハイブリッド車両が出る前は大型トラックには電力再生ブレーキとしての補助ブレーキだったり、省エネ推進で山手線に導入されたのが最も早かったかしら??

     余談ですが電車の逆で、発電機はモーターにもなります。信州の揚水式発電所も夜間にはモーターとしてダムに水を逆流させて貯水します。
     こちらではヒメマス釣りの沼沢湖ですね。ーおいちいわ。

    • 釣り行きたいさん、こんにちは。
      私も最初「過電流」って読んでました。でも、意味が通じないぞと思ってよくよく見たら「うずでんりゅう」でした(笑)
      おっしゃる通り、発電抵抗を利用しているということだと思います。
      大型トラックに電力再生ブレーキなんてのが付いてたんですね。山手線は電磁ブレーキのはしりだったんですね。
      揚水式発電所ってせっかく発電した電気をモーターにまた使っちゃったらエネルギーロスでマイナスにならないんですかね? 素人の疑問ですけど(^_^;)
      沼沢湖? あれ? もしかしてFFfreakさん? 違う人かと思いましたよー(笑)
      ヒメマスは青木湖で釣れるらしいといいうことでずっと前に一度行きましたが、見事にボウズでした (>_<) 鱒の中では私はヒメマスが一番美味いと思います。羨ましい (^_^)

  2. おはようございます。
    流石にいろいろな部分に熟知されていますね、ルアーマンにとっては貴重な知識になるでしょう、参りました!

    • ハックル70さん、こんにちは。
      熟知してるわけじゃなくて、その都度疑問に思ったことを調べて、その都度やっと理解するってのが私です(笑)
      この磁石を利用したブレーキについてはブレーキが効く仕組みを全く勘違いしてましたし。
      こういうタイプのリールを使って渓流のルアー釣りを始めようと思っている人が、参考にしてくれれば嬉しく思います (^_^)

  3. こんにちは。長年マグネットブレーキのリール使っていましたが仕組み理解していませんでした。磁石の吸い付く力かと…
    ロープロファイルのリールとそうでない丸型リールでキャストフィールも変わるんですね。重さ、重心の違いがそんなに影響するとは! 軽いルアーほど顕著なのでしょうか。
    自分が使っているカルコンbfsとファインテールとの相性どうなんだろ? 
    あまり組み合わせによるセッティングの事は考えた事ありませんでした。道具を突き詰めて行くと色々見えて来て面白いですね。
    今はカルコンbfsで釣果上げる事が最優先ですが。将来的にはロープロファイルも試して見たいかと。

    • きんくまさん、こんにちは。
      えぇえぇ、私も普通に磁石がくっつく力でブレーキを掛けているんだと思っていましたよ(笑)
      マグネットブレーキの仕組みってメーカーも詳しく説明していないので、仕組みを理解せずに使っている人は多いんじゃないでしょうか。
      リールの自重に関してはおっしゃる通りです。軽いルアーほど顕著ですし、短くて軽いロッドほど顕著に違いが出ます。ビックリするほどキャストフィールが変わりますよ。
      ファインテールはFTT-B524ULですかね。5’2”ならブランシエラと同じ長さなので、ロドの自重が不明ですがカルコンBFSとの組み合わせは悪くないんじゃないかと想像します(^_^)

  4. レボ8にされたんですね!
    Xpanには軽量リール、いいですよね。
    カルコンとは全然フィーリングが違うでしょ?
    渓流にはロープロ型より丸型リールが
    見た目には格好良くていいですが投げるときに
    ストレスになるのは嫌ですからね、
    ロッドとリールの相性は大事だと思います。

    ところで、リコプテラさんの今回の記事で一つ
    気になったことが。
    ベアリングにマグネットを近づけている画像が
    ありましたが、ベアリング自体が磁力を持ってしまう
    ことはないですか?付属のマグネットにどの位の
    磁力があるのかわかりませんが、BB自体が着磁しちゃうと
    回転性能が悪くなるような気がします。
    もしくは着磁したBBが鉄粉や砂鉄等を引っ張てきて
    しまうのうではないでしょうか?
    余計なことかもしれませんがちょっと心配になったもので。

    • muraさん、こんにちは。
      素直にアルデバランにしておけば良いのに、へそ曲がりなのでRevo8にしてみました
      (笑)
      えぇ、Xpanの場合、カルコンとは全くキャストフィールが変わりました。Revo8との組み合わせなら軽量ルアーもばっちりコントロールできます。muraさんのおかげです。ありがとうございます!
      ベアリングと磁石の件もありがとうございます。確かにベアリングに磁石をくっつけるのは良くないと思います。私はアホなことやっちゃいましたが、現状問題なさそうです。
      皆さんがマネしないように本文にも追記しました。
      今後も、何かお気づきの点があったらコメントいただけると嬉しいです(^_^)

  5. ベイトリールは あまり好きではなかったのですが、ちょっと気になってきました(^-^)
    アブガルシア スピニングリールは持ってます。値段がお手頃価格だったので スプールも2個付いてました。

    • Kさん、こんにちは。
      ベイトリールはスピニングリールに比べるととっつきにくいですが、ちょっとしたコツさえつかむとスピニングリールよりもコントロールが効くので、藪沢のようなところでもピンスポットでルアーを打ち込めるのが楽しいですよ (^_^)
      Abuのリール、お手頃なものも多いですよね。スプール2個ついているのは嬉しいですね。
      昔からAbuのファンだという人も結構いますね (^_^)

  6. とうとうロープロリールデビューですか。。
    私も欲しいんですが、丸い見た目が気に入ってるのと、どうしてもロッドのほうに目が行きがちなので。。(笑)

    Fishmanの試投会では、ベイトフィネス用ではアルファスかスコーピオンついてることが多いので、やはり標準はロープロ向きなんでしょうねー@Fishmanロッド

    • Keymanさん、こんにちは。
      Xpanに軽いリールを組み合わせるとキャストフィールがそんなに変わるのか、自分で確かめたくて買ってしまいました(笑)
      結果的にはアドバイスいただいたmuraさんに感謝です (^_^)
      私も見た目では丸くて金属質のカルコンの方が断然好きだし、あのシルキーな巻き心地も最高なんですけどね。
      ブランシエラ5.2ULくらいの長さと自重があれば、カルコンで全然問題ないですが、短めの軽いロッドだと軽いリールの方がバランスは良さそうです(^_^)

  7. アブのリールもなんだか戦闘機みたいになってるんですね。^^
    ボクが大昔にバス釣り用に持ってたのは、『The アブ』って感じの丸いデカいヤツだったもんで・・・(笑)

    • kuniさん、こんにちは。
      私もAbuのベイトリールと言えば、丸いアンバサダーシリーズのイメージあります。
      あれがカッコイイんですけども、軽さを追求するとどうしても平べったくして戦闘機というかロボットアニメ的というか(笑)そんな感じになっちゃいますね。
      見た目はともかく、性能的には源流で使うのに良さそうな感じなので、しばらくはショートロッドと組み合わせて使い込んでみたいと思います(^_^)

  8. おはようございます。
    ついつい深入りして調べ理解しようとするってのはいいですよ。
    ジュラルミンの、超とか超々とかは変ではありません。
    最後は、スペースチタニウム合金のように、スペースがあります(笑)
    何につけ好奇心をタギラセれるのはそれだけで人生が豊かになりますよ。イ・イ!

    • マンボウさん、こんにちは。
      気になり出すと納得するまで調べちゃう正確なので、時々深みにはまって抜け出せなくなりそうになります(笑)
      「超」とか「超々」とか、一昔前のギャル語みたいでおもしろいと思ったんですが、
      工業界ではよく使われるんですかね。
      最後はやっぱり『スペース』ですよね(笑)
      好奇心旺盛で痛い目に遭うこともたまにありますが、概ね楽しくやっているのでありがたいことです (^_^)

  9. カルコンの巻がもうちょい速ければ一番いいのにと思ってますが。XGが出たら僕も買ってやりたいです。

    • Nori1022さん、こんにちは。
      つまるところ、そーゆーことなんですよ(笑)
      重さがあるのはまぁなんとかカバーするとしても、ギヤ比が低いのは局面によっては如何ともしがたいこともあるんですよね。
      カルコンBFSのXG、私も切望します。シマノさんよろしくお願いします(笑)

  10. 詳細なレポ、何度も読み返させて頂きました。折しも、当方も昨年から渓流ベイトフィネス始めて、大変参考になりました。FF歴は45年と長いのですが、FFを始める前は、バス釣りでベイトリールを使っていたので、興味深々でした(年齢がバレます)。
    当時は、ベイトリールと言えば、ABU!と言うことで、ABUに傾いていましたが、知人にアルデバランを薦められて、BFS XGを使ってます。リコプテラさんほどの探究心は無いので、コレ一台ですが、貴レポより、これらの相関関係?がつながった感じがして感謝です。アルデバランですが、ギヤ比が高いのは良いのですが、実際にサカナがかかると、急に重くなって、要は釣力がかなり低く感じます。これは、ルアーを引く時のテンションもハンドル回転に影響してマイナスポイントです。などなど、道具の使いこなしは面白いですね。貴レポを読んで、バス用で眠っているABU 2500Cの渓流用へのチューンを思い立ちました。どうなることやら・・・

    • 川さん、こんばんは。
      このところ渓流ベイトフィネスの人気が上昇中みたいですね。
      フライフィッシング歴45年とは、大ベテランですねー (^_^)
      カルコンとRevo8を使ってみて、現状で渓流ベイトフィネスに一番お勧めのリールはアルデバランなんじゃないかと思っています(自分で使っていないのに笑)。
      ギヤ比が高いということは、確かに巻き上げは重く感じるはずですよね。ルアーを引く時のテンションがハンドル回転に影響するとは、考えていませんでした。なるほど。
      ABU 2500Cの渓流チューン、楽しみですね。渓流で使ったら抜群にカッコイイです!