3月下旬、午前中少しだけ時間があるので、お手軽に釣りができそうな場所に向かうことに。
先日、春なのに吹雪の中で釣っていたワサビ沢。
この前はそれどころじゃなかったけど、昨年見つけたワサビポイントが荒らされていないか、確認しにいかなくては。
ワサビは健在か|木曽川水系ワサビ沢 フライフィッシング
※当ブログでは川の名前は全て私が勝手に命名した架空の名前で表示しております。
今回のワサビ沢は木曽川水系味噌川最上流部の禁漁区『ワサビ沢』とは全く別の川です。
川岸にはいろんな山菜が顔を出してきました
車止めの横にはヨモギが出てきていますね。
カンゾウの葉も食べ頃になってきています。
アサツキもだいぶ伸びてきています。
隣にはスイセン(毒)の葉も。これ、アサツキと間違えることはないと思うけど、ニラと間違えて誤食するケースはあるとか。確かに出始めの細いものはニラに似ています。
スイセンはニラの匂いがしないから、わかるとは思いますが。
身支度を調えて川に降ります。
前回と同じ辺りから釣ります。
9時半、気温14℃、水温5℃。
タックルは、AXISCO AXGF763-6(楽天で見る・アマゾンで見る・ヤフーで見る)+オービス バテンキルクリックII。ライン#3、リーダー9ft6X。
今日まだドライフライで釣れるという状況ではないので、ティペットの先にGRヘアズイヤーニンフを結び、その上60cmのところにマーカーを固定してキャスティング開始。
流心脇の小さな淀みでゆっくり流れていたマーカーがピタッと止まったので、根掛かりかとも思ったけど、軽く合わせてみるとブルブルと生命反応が。
ここにも木曽川漁協が放流している例の派手なアマゴがいました。
今日はワサビポイントの確認が主な目的なので、足早に釣り上っていきますが、お昼頃から雨という予報通り、すでに雲行きが怪しくなってきています。
元々お昼までしか時間がないけど、お昼まではなんとか降らずに保って欲しい。
確かこの辺りじゃなかったかな、昨年葉ワサビが茂っていたのは・・・
でも、今日は見当たらないな、もしかして荒らされちゃった?
シャクやニリンソウは生えています。
どちらも、まだ出始めで少し小さいけど。
それから、しばらく釣り上ります。
「釣り上る」と言っても魚は全然釣れてないんですけども(笑)
あった、あった!
まだ葉が小さいけど、群落は守られている模様。
ツヤツヤとしたハート型の葉が特徴のワサビ。
これからやっと伸び始めることろですね。もう少しすると茎が伸びて蕾もでき、白い花を咲かせます。葉ワサビは花も食べられるので、その頃が採り頃です。
流心の向こう側、白丸印に打ち込んでマーカーにドラグをかけないように黄色丸印まで流してくると、マーカーがピクっと引かれました。
前回釣れた堰堤下は沈黙。
以前に荒らされちゃったワサビポイントも確認したいので、黒っぽい雲が広がってきた空を睨みつつ、歩を早めます。
FFfreakさんからいただいたイマージャーを試してみる。
この流れの緩やかな淵で、FFfreakさんからもらったイマージャー(スイミングニンフ)を試してみよう。季節的には良い感じじゃないかな。
渕尻から少しずつ上へ向いながら、底を意識して流していきます。ウキ下は少し長めにして80cmくらいにしてみよう。
だいぶ前進して、白丸印の辺りに打ち込んでメンディングしながら黄色丸印まで流して、一度ピックアップしようとマーカーを少し引き上げると同時にガツッとアタリが!
今度のは、居着きのまだ錆びているアマゴ。
このニンフは底から羽化するために浮上してくるカゲロウを模しているそうなので、正にそのイメージ通りの動きで喰ってきたのが嬉しい!
フック形状がバレやすいんじゃないかと思いましたが、アマゴが小さいせいもあるけどやはり掛かりは浅くて、ネットに入った瞬間にフックが外れました。
ニンフはそのまま、淵の真ん中辺りの岩壁から一尾。
もう一尾くらい釣れるんじゃないかと、流れ込みの白泡が消える辺りでも一尾追加。
2尾とも居着きの錆びたタイプ。バレずにキャッチできました。
FFfreakさん、ありがとうございます!
このイマージャーのおかげで釣れました。大きいのじゃなくてすみません(笑)
このイマージャー、今回はマーカーニンフで釣りましたが、もっとロングロッドのアウトリガー、つまりはチェコニンフ風の釣り方で使うのにも向いていると思う。
あ、クレソン発見。
この特徴的な葉っぱ噛んでみると噛んでみるとほのかな辛味があります。和名オランダガラシと言うだけあります。
脂っこい料理の口直しにも最適なので、ステーキなんかの付け合わせに良く使われますね。
そんなのんきなことを言っている間にも、いよいよ雨が落ちてきそうなので一旦川から上がって、土手道を第二ワサビ確認ポイントへ急ぎます。
この辺りにはまだ福寿草が咲いています。
スイセンもまだ芽が出てきていませんね。
昨年ワサビが乱獲されてしまった場所までやってきました。
ワサビが増えることを祈りつつ
昨年の状況からして全滅かと思ったけど、細々と生き残っていたワサビ。
すぐ近くにある行者ニンニクの自生地。
こちらも、昨年掘り起こされて散々な状態だったけど、その後どうなったのか。
今はまだ時期が早くて全く見当たらないので、もう少ししたらもう一度見に来よう。
道路に上がって、てくてくとジムニーの元で向かう途中、パラパラ雨が落ちてきました。
やばいね、早足で帰ろう。
ウェーダーを脱いでジムニーに乗り込むと、雨足が強くなってきました。
ちょっとしたお散歩のつもりでやって来たけど、アマゴが釣れてワサビをはじめいろんな山菜が出てきているのも確認できたし、充実した時間になりました。
本日登場した、もうすぐ食べ頃になる山菜の数々の詳細は下記をご覧下さい。
コメント
おぉ、釣れていますねぇ。^^
ボクは欲張って本流の良型ばかり狙いに行くもんだから、中々結果が伴いません。(笑)
でも、虫のハッチを見てライズを待つ時間は、決して悪い時間ではありませんけどね。
そして山葵調査も、悪くない結果だったようで何よりです。
楽しい季節の始まりですね。
kuniさん、こんにちは。
今の時期としてはそこそこ釣れているとは思いますが、居着きの魚はまだ錆が残っていてドライフライに出るのはもう少し先かなといった感じです。
本流の釣りは忍耐力が必要ですよね。私は気が短いので向いていないのかも(笑)
ワサビは伸びてきていて安心しました。
これから渓流沿いは山菜の季節になり、賑やかになります (^_^)
変わり安い山の天気で安定しませんね
それでもドライにアタックする渓魚が出る様になり
これからが楽しみでしょう、山菜と共に楽しめる季節は
一番良いですね、
釣りお爺さん、こんにちは。
私が釣りに行けるタイミングが悪いだけですが、解禁からずっと穏やかなポカポカ陽気の日に釣りができた試しがありません(笑)
この日はまだドライで釣れるという雰囲気ではありませんでしたが、ここ数日はかなり暖かい日が続いているので、そろそろドライフライが楽しめそうです。
山菜はこれからが本格シーズンで、それもまた渓流の楽しみの一つですよね (^_^)
山葵やその他山菜が殲滅されてなくて良かったですね。必要以上に採っていく人がいるから寂しいですね。
Nori1022さん、こんにちは。
イワナやアマゴもそうですが、小さいのも全部根こそぎ持って行かれちゃうと全滅しちゃうんですよね。
持ち帰るのが悪いわけではないですが、程度問題なんですよね。釣りも山菜も一部に殲滅部隊がいるのは本当に残念です。
釣りや山菜に限らず、世の中世知辛くなってきているのかもしれません (>_<)
こんばんは。
今回は、流れとワサビの位置関係が良く分かりました。
釣に行って、皆さんが見つけるワサビ。
今まで、自分の目で確認した事がありません。
今回のを写真を参考に、捜して見ます。
マンボウさん、こんにちは。
マンボウさんが行かれる川は、水が綺麗なところが多いのできっとワサビも生えているんじゃないかと思います。
ただ、夏の高温は大敵なので、夏でも日差しを遮ることができて水が染み出して沢に流れ込んでいるようなところが狙い目じゃないかと思います。
今年はぜひ見つけてみて下さい。ツヤツヤしたハート型の葉っぱが目印です (^_^)
こんにちは。
この時期良く毛ばりで釣れましたね、お見事です、ワサビやっぱりまだ早いですね、釣りも山菜ももうしばらくと言う感じですね、良い季節がそこまで来ていますが、コロナで気分も滅入ってしまいます、県内もこれで収まってくれればいいのですが。
ハックル70さん、こんにちは。
フライフィッシングニンフは、水生昆虫の幼虫を模しているので餌釣りで釣れる状況であれば、なんとか釣ることができます。
ワサビは少し早かったですが、心配していた場所でも葉がしっかり出てきていたので少し安心しました。
おっしゃる通りで渓流はもう少しで一番良い時期になりますね。
コロナウイルスは明日辺りに非常事態宣言が出るようですね。都会から軽井沢の別荘地に大挙して避難してきているそうなので、長野県も安心していられなくなってきました。
本当に早く治まって欲しいです (^_^)
実り多い豊かなところですねー
魚も居着きの「例の柄」が出るあたり、大切に生き延びていってほしい場所です。
私の次の釣りは何時になるかな。。。
Keymanさん、こんにちは。
信州は海の無い海無し県ですが、山に囲まれているので、というか長野県全体が山なので(笑)、渓流魚や山の幸には恵まれています。ありがたいことです (^_^)
イワナもアマゴもできるだけ自然のままの姿で世代交代しながら、生き延びていって欲しいですね。
Keymanさんは、お忙しいのかな。
世間はコロナウイルスで戦々恐々としていますが、渓流でのんびりした時間を過ごせますように (^_^)
私のフライで釣っていただいてうれちいです。
#12ですし、シャンクもくの字で長いのに釣ったんですね。
4月1日に地元も解禁となり、3日の釣りで私はそのニンフでは釣れませんでした。
素晴らしい天気になり、カゲロウが羽化してきたようです。初期にドライは考えられない時期なのに異常です。
なんと、浮きタイプのインジケーターに喰ってきた24cmくらいのが、ニンフで顎下にフッキング。
脱渓箇所ではライズがあり、#17ドライで27㎝岩魚が出ました。その後ろにいた25㎝くらいのも見釣り、追加で25㎝まで3連荘でした。
米沢は中止になったけど、初フライ釣りが面白かったです。
再び、釣り行きたいさん(FFfreakさん)、こんにちは。
こちらこそ、FFfreakさんが送っていただいたフライで釣らせてもらって、ありがとうございました。
重さがあるので、チェコニンフ風の釣り方でも使えそうです (^_^)
こちらもここ数日、だいぶ暖かくなってきてハッチもあるようです。解禁早々からの高活性については、私もちょっと心配しています。
良型三連荘は、素晴らしいですね! 楽しい釣行だったようで何よりです (^_^)
山菜の下見とフライと肥えているいいエリアですね。
必殺のニンフと季節が早いフライと操れる腕が流石ですね。
釣行そのものがゆったりと感じる良い釣りでこんな時間の流れがうらやましいです。
今年も機会が少ない自分ですがワサビをぜひ発見したいです。
幻の渓流師さん、こんばんは。
この日はあいにくの空模様だったのがイマイチでしたが、川岸にはいろんな山菜が出てきていて、春を感じることができました。
この川の上の方には民家がたくさんあるような里川なんですが、意外と魚影も濃いのでお気に入りの川です。
ワサビ、ぜひ見つけて下さいね。そして、葉ワサビを食べてみて下さい (^_^)