7月の下旬に二泊三日で、渓流泊釣行を計画しました。
今まで行ったことのない源流へ、川を遡るのではなく別の谷から稜線へ向けて直角方向に登り目的の谷に降り立つというなかなかハードなコースを設定。
しかし、まさかの長梅雨でギリギリまで雨が降り続いた結果の大増水という悲運に見舞われ、計画は断念。
予定の3日間のうち、一日だけ別の川に行くにとどめました。
その釣行は増水の影響もない楽園で楽しめたので、それはそれで良かったのですが・・・
さて、8月に入って今度は猛暑が始まり全く雨が降らない日が続きました。
8月下旬にもう一度二泊三日のスケジュールを組めそうなので、再計画したのです。
果たして稜線を超えられるのか!?|雲上峡を目指して
※雲上峡(うんじょうきょう)というのは、私が勝手に付けた名前で実在の地名ではありません。
今まで以上にしっかりとした準備が必要!
私は登山をしないので(中学生の時に学校行事の木曽駒ヶ岳登山をしたことがあるだけ笑)、登山に関する知識や技術はありません。
今回は登山というわけではないですが、稜線超えは釣りよりも登山寄りの知識や装備が必要になりそうな感じ。
まずは綿密なルート作成をしなくては。
いつも私は渓流へ行く時は、ジオグラフィカというスマホアプリを使っています。
良く知っている川なら必要ないですが、初めて行く川、区間の場合GPSを使った自分の位置確認はとても重要になります。国土地理院の25,000分の一地形図を利用できるので、入渓点、脱渓点を探したりする時にはとても重宝します。
ジオグラフィカ(iOS版はこちら・Android版はこちら)
今回もこのジオグラフィカでも良いのですが、より綿密な計画を立てようとヤマレコというアプリを導入して、事前にルートを描きそれに沿って歩いて行くことにします。
ヤマレコの方がルートを確認しながら歩くのには良さそうな気がするので。
ヤマレコの良いところは、他のユーザーがヤマレコに登録したGPSログが「みんなの足跡」として地図に表示されるので、登山道がどこにあるかが一目でわかるし、地図に載っていないマイナーな山や峠なども登録されていて、されが日々更新されるので、どこよりも鮮度の高い情報を確認できるところです。運営会社は地元長野県の松本市にあります。
スマホアプリとは別にWEBサイトがあってそちらでルート作成や情報共有もできます。
無料版でも十分使えますが、ダウンロードして同時に保存できる地図が2つまでなので、それ以上の計画を同時に立てることができなかったり、保存できる写真容量の制限、その他制限があります。
登山が趣味の方はプレミアムプランへ加入した方がより快適に使えると思います。
保存データ容量によって、20GB、100GB、300GBの3タイプがあって(ほとんどのユーザーは20GBで十分だと思いますが)、20GBの年払いなら3,400円/年で使えます。
一月当たりにすると283円なので、登山が趣味の方にとっては安いものでしょう。
私の場合は、ヤマレコ無料版でもジオグラフィカでも十分ですけどね。
ともかく、このヤマレコを使ってルートを作成し、グーグルマップの航空写真で現地の状況も確認。地形図だけだと急斜面がガレ場なのかしっかりした木が生えているかわからないので。これ、結構重要。
軽量化最重要視で持ち物を厳選
今回は沢伝いに源頭まで登って、そこからは稜線を目指した急斜面の登りが控えているのでとにかく持ち物を厳選して軽量化しなくては。
今回の装備品はこんな感じです。
左上に写っている青いリッジラインパック30に収納できる(外付けも含む)だけのものしか持っていきません。
一番のポイントは上の写真の「食料」と書かれた100均保冷バッグに入るだけしか食料を持っていないというところです。
二泊三日釣行の全持ち物
- バックパック(モンベル リッジラインパック30)
- 食料(3日分)
- 着替え(ワークマンの軽量ズボン、パンツ、半袖Tシャツ、靴下、タオル)
- ヘルメット(モンベル L.W.アルパインヘルメット)
- 帽子(フォックスファイヤー SCダウナーキャップ)
- 雨具(レインダンサー上着のみ)
- シュラフ(モンベル アルパイン ダウンハガー650)
- シュラフカバー(モンベル ブリーズ ドライテック スリーピングバッグカバー)
- エアーマット(モンベル U.L.コンフォートシステム エアパッド150)
- エアーピロー(モンベル U.L. コンフォートシステムピロー)
- グラウンドシート
- 簡易蚊帳(バグプルーフ スリーピングネット)
- ブルーシート
- 張り綱&ビニール紐
- 焚き火台(ピコグリル398)
- エスビットポケットストーブ+固形燃料4個
- キャプテンスタッグ 三層鋼フライパン
- スノーピーク アルミパーソナルクッカー
- 山のうつわ
- カトラリー(木製箸&スプーン&フォーク)
- スノーピーク チタンダブルマグ
- アウトドアスリッパ(実際には持って行きませんでした)
- 簡易アイゼン
- 水筒(Camelbak ポディウムチルジャケットボトル0.61L)
- 折りたたみノコギリ(高儀 替刃式折込鋸)
- ナイフ(モーラナイフ&オピネル)
- SOTO ガストーチ&ファイヤースターター
- ヘッドライト(レッドレンザー MH3)
- ランタン(モンベル ミニランタン)
- デジカメ(オリンパス TG-4)
- スマホ&モバイルバッテリー
- ビニールテープ(マーキング用)
- ポイズンリムーバー&キズ絆創膏
- 釣り竿&リール
ユーフレックス インファンテ773-6 NSF
Fishman Beams Xpan4.3LTS
ダイワ NEOテンカラ ミノムシ33
アブガルシア Revo LTX-BF8 - ランディングネット
- フィッシングベスト(フライ、ルアー等釣り装備一式収納)
- モンベルサワートレッカーRS(写真には写っていませんが)
リッジラインパック30に全部収納した状態(フィッシングベストを除く)で重量を計測してみると、約9kg。このくらいなら背負ってもそれほどじゃないね。
一番最初に2泊3日の渓流泊に出かけた時は、なんと20kg以上の荷物を背負ってしかも林道を20kmほど上って行きましたが、あれは本当にキツかったー。
それに比べれば、重量は半分以下。だいぶ断捨離できるようになりました(笑)
上記荷物を見ると、釣り竿が3本もあるじゃないの。
初めての川でどんな状況かわからないので、フライ、ルアー、テンカラ全て持って行くからです。3本と言っても、それぞれ携帯性抜群の竿なのでそれほど重量増にはならないということで。
フィッシングベストを計ってみると約2kg。
ベストにはルアーボックスやフライボックス×2を始め、各種釣り小物が収納されているので結構重いですねー。
私がやろうとしてるのは『登山』じゃなくて『魚釣り』なので、釣り装備はあまり削るわけにはいきません。それは仕方ないです。
サワートレッカーRSは途中でトレッキングシューズから履き替える予定なので、バックパックに装着していきます。上記写真に写っているアウトドアスリッパは車に置いていくことにしました。
というわけで、フィッシングベストも含めた総重量は約11.5kgということに。
まぁまぁの軽さじゃないですかね、二泊三日の荷物としては。
今回装備の特筆点
照明器具を厳選、軽量化しました。
いつもはメインランタンにモンベル コンパクトランタンを使っていましたが、あれはコンパクトではあるけど単三乾電池を4本使うだけあってそこそこの重量。電池の予備を4本も持って行くならさらに重量増。
そこで、もっと小さいモンベル ミニランタン(オンラインストアで見る)を導入。こちらは単三1本という超軽量タイプ。これについてはまた詳しく書きますが、これでも明るさと持続時間は十分です。
ということで、照明器具はヘッドライト(レッドレンザー MH3)、モンベルミニランタン、モンベル クラッシャブルランタンシェード、自転車用ライト(TaoTronics TT-HP007)の4つに。
自転車用ライトを除けば全部このランタンシェードに収まってしまうコンパクトさ。
インスタントを中心にした食料の軽量化
いつもは一泊目の夜の食材くらいは生鮮食品を持って行くんですが、今回はインスタント食品を中心にして、あとは現地で釣ったイワナでも食べることにします。
いくつか用意したインスタントご飯。
左のものはアルファ食品の安心米シリーズ、右のはモンベルのリゾッタシリーズ。
どちらも仕上がり量は同じくらいなんだけど、安心米シリーズの方がパッケージがコンパクトで嵩張りません。
その他大きな違いとしては、安心米はお湯で15分かかるのに対し、リゾッタはお湯でたったの3分で出来上がります。水だと安心米は60分もかかるのに対し、リゾッタは5分で出来上がります。
味は好みによりますが、私は安心米の方が好きですね。特にこの山菜おこわは本当に美味いです。
リゾッタはモンベル独自製法ということになっているけど、いわゆるフリーズドライ米だと思います。
簡単に言うと、食感とコスト面で優れているのがアルファ米で、戻し時間と軽量化面で優れているのがフリーズドライ米です。
出発前夜に抱えているいくつかの不安要素
前々から自分の中では今年最大のイベントとして計画していた二泊三日稜線超え釣行。
準備は万端、のはずですが前日になっていくつかの不安要素があるにはあります。
- 全く初めてのルートで、実際に稜線を超えることが可能なのかどうか。
- 左足の親指付け根が痛い。
- 新規購入したモバイルバッテリーが前日に突然の故障。
- についてはこれは行ってみないことにはわからないので、行けるとこまで行くのみ。無理なら途中で素直に引き返すから問題なし。
-
が結構問題で数日前に山でシューズが石の隙間に挟まり、その状態で足を強く持ち上げてしまい親指の付け根が脱臼みたいになっちゃったのかそれとも捻挫してしまったのか、かなり痛かったんですよ。
整形外科に行って診てもらおうかとも思ったんですが、一昨日になって傷みがかわり和らいだのでそのまま安静にしてましたが、まだ指を曲げるとじんわり傷みがあります。 -
については全く謎なんですが、今回のために購入した大容量のモバイルバッテリー(ソーラー充電もできます)が前日になって突然電力の入出力が全く効かなくなってしまいました。保証期間内なのでもちろん良品交換してもらいますが、なんせお出かけ前日なので明日の出発には間に合いません。
これは、上記ヤマレコでGPSログを取りながら歩くと電力消費が激しいので、そのための充電用でした。仕方ないので、以前から持っている小型のモバイルバッテリーで凌ぐしかない。
これは「この計画は中止した方が良い」という何らかのお告げではないよね?(笑)
まず、7月の段階で天候状況により計画断念を迫られ、8月こそはと思って準備してきたのに足指の負傷に続き、前日になって謎のモバイルバッテリー故障。
これは、ご先祖様か誰かが「あの場所へは行ってはいけない」と忠告してるってことじゃないよね? ね?
前夜眠るまで、目的地を良く知っている川に変更しようかどうか悩みました。
考えた末に、行けるところまで行って、足指の痛さが増したり少しでも不安を感じたらきっぱり諦めてUターンしてくるという結論に。
早朝出発で稜線を目指す
さて、いよいよ出発当日。天気は良さそうです。
車止めで釣り人に会いました。少しお話しまして、私が二泊三日の釣りだと言うと
「そんな小さい荷物で大丈夫?テント持ってるの?」と心配されました。
「このブルーシートをタープみたいにして泊まります」と説明すると、
「へぇー、それ怖くないのー?」と目をまん丸にしてビックリされました。
怖いってのは何のことかな。熊のこと?それともお化けのこと?
このままこと細かに説明していると長くなりそうなので、適当なところで切り上げて私とは別方向に向かう釣り人と別れました。
まずはMTBで上ります。
今回はバックパックの中身は9kgほどなので、リアキャリアは装着せず荷物を背負ったまま上ります。
いつもより危険を伴いそうなので、キャップの上に例のヘルメットも被ってきました。
イタチ谷に行くことを思えばそれほどの距離を走っていないのに、なんだかお腹が空いてきました。暗いうちに朝ご飯は食べてきたんだけど、予備食料のブラックサンダーを早くも食べます(笑)
今回はこのブラックサンダーを4つ持ってきています。
MTB走行はほんの序章なのに、なんだか疲れます。朝から気温が高いせいもありますね。
ただ、自転車漕ぎでは親指付け根に負担がかからないのが救い。足の状態は良好です。
うめ塩飴で塩分も補給しつつ上ります。
路上に落石が多くなってきたのでMTB走行はここまでにして、この辺りに置いていくことにします。荷物を少しでも軽くするためにLEDライトも装着して置いて行こう。こんなとこでこれを盗んでいく人もいないでしょ。
落石に注意しながら、トレッキングシューズで林道(というかすでに杣道といった方が良いか)を歩きます。
眼下にはイワナが釣れそうな沢。
もうここで釣りをしてキャンプしてもいいんじゃないか、ともう一人の自分が囁いていたりしますが(笑)
途中で清水を補給。
私は普段から清水とか源流部の川の水とかそのまま飲んでますが(今までお腹を壊したことはないです)、本当は一度沸かして冷ますかこんな浄水器を使った方が良いらしいですよ。
これを使えばかなり濁った水でも飲料水にできるので、例えばエキノコックスなどの寄生虫が心配な地域や災害時にも活躍しますね。私も災害時用に一つ買っておこうかな。
沢靴に履き替えてさらに上を目指す
この辺りからは沢登りの様相を呈してきているので、トレッキングシューズからサワートレッカーRSに履き替えよう。
3年間履き続けたサワートレッカーRS。今まで十分活躍してくれました。
サイドのゴム部が剥がれてきたのをメーカーで無償修理してくれて他には不具合はないですが、いよいよソールが薄くなってきました。
以前にサイド部の修理を頼んだ時に確認したらソールの張り替えは両足で8,000円ほどとのことでした。アッパー部も相応に傷んできているので、今回の釣行もしくはあと数回の今シーズン終了をもって買い替えかなと思っています。
サワートレッカーRSはすでに廃盤なので、買うとしたらサワークライマー(オンラインストアで見る)になりますね。
3年間履いて今頃言うのもなんですが、このシューレース(靴紐)ちょっと長すぎるんですよね。
そこで私はいつも写真2枚目のように余った部分をアッパー上部の隙間に押し込んでいました。この上にネオプレン ストリームスパッツを被せるんですがこうしておかないと沢を歩いているうちに長い結び目が出てきちゃって邪魔なんですよ。
でも、この方法には問題あってこの状態で長時間沢を歩いていると、くるぶし辺りが痛くなってくるんです。
この際、短く切っちゃおう!(今さら笑)
オピネルの刃を出してみたら、ちょっと錆びてます。前回使ったままフィッシングベストに入れっぱなしだったからだ (>_<)
オピネルは以前に黒錆加工をしましたが、あくまでも表面加工なので研ぐ度に徐々に落ちてきます。ほとんど落ちてしまったので、もう一度黒錆加工をしようかな。まぁ、頻繁に研ぐ場合は黒錆加工なしでも良いんだけど。
今日は砥石を持っているわけではないので、河原にある平らな石を見つけて応急的に研ぎます。
とりあえず、このくらいでやめておこう。
これで、シューレースを思い切って短くカット。
この黄色いビニールテープは、稜線超えの帰り道がわからなくならないようにマーキングしようと思って持ってきたもの。
これをカット部のほつれ留めに巻いておきます。
本来なら購入当初に適切な長さでカットして、熱収縮チューブで末端処理しておけば良かったと思うけど。
いったい私は、現地で何をやっているんでしょう(苦笑)
ともかくこれで足元は万全なので、バックパックをもう一度背負って歩き始めます。
バックパックの背中に装着している白い袋はトレッキングシューズです。
MTB上りの途中からヤマレコを起動して試しにGPSログを取ってみました。
これは、水平距離と標高のグラフです。
現在地はB。標高1,000mをやっと超えた辺り。
水平には4kmくらい進んでるけど、累積登り360mに対して累積下り318m。ほとんど高度が上がっていません(笑)
グラフを見ての通り、ここから一気に急斜面を登っていくことになります。大丈夫ですかね?
サワートレッカーRSの実力を発揮して、沢を登って行きます。
ただ、左足に爆弾を抱えているので親指にあまり力がかからないように少し庇いながら慎重に進みます。
堰堤が現れたので高巻き。大丈夫、なんとか前に進めます。
この沢、堰堤が多いよぉー (>_<)
いくつか堰堤を乗り越えて、柔らかい苔の上でしばし寝転がって休憩。
すでに気温はぐんぐん上昇中で汗びっしょりなので、木陰が嬉しい。
水分補給して気を取り直し、さぁ、また登ろう!
5時間半の登りの先に待ち構えていたのは・・・
途中、こんな土石流みたいなことになっている区間も。これは昨年の台風19号にやられたのかな。大岩の段差よりもかえって歩きやすいけども。
登って行くとまた水が復活して渓相も良くなります。
こんなバッタを餌にすれば大岩魚が釣れるんじゃないの、なんて考えながら沢を登って行きます。
岸横を歩ける場所は日陰で涼しいのでそちらを歩きます。
ここは、まるでシシ神の森を思わせるような雰囲気。
岸際が崖になっていていつ落石があってもおかしくない場所をそろーりと通過。
このままなんとか沢の源頭まで辿り着ければ良いんだけど。
源頭にさえ辿り着ければ、あとは涸れ沢から稜線に向けて斜面を登って行くのみ。
あ、前方に滝がある。あの滝結構な高さじゃない?
まさかあれを越えるんじゃないよねぇ? いや、あれは別の沢が流れ込んでいて、流れの筋は左側に続いているのかな。そうであってくれ。
少し左斜面を登って前進してみると・・・
ザレ場の恐怖を味わう
ガーン、この滝が本流筋だ (T_T)
これを高巻くの? いや、高巻けるの?
右側はムリだな、左は行ける?
ともかくかなり高いところまで巻かないと滝の上には出られそうもない。
試しに途中まで行ってみよう。
そんなこともあろうかと今日は例の簡易アイゼンを持ってきています。
これをサワートレッカーRSの上に履きまして準備完了。
まず、左側の斜面を登って滝よりかなり高いところまで行きます。
ここから崩れた箇所を平行移動しなくちゃいけないのが問題。
もうすでに写真を撮る余裕はございません (^_^;)
崩れた所にむき出しになった木の根があるので、それに掴まりながら辛うじて通過。
イケるか?
そこから先がさらにヤバい、急斜面の砂混じりの地肌で手がかりになるようなものが何もない。
この簡易アイゼンが効いてくれればなんとかなる?・・・
少し進んで滝の向こう側が見通せるところまで来たけど、このまま進んでも安全に降りられそうなルートがない!!
これは引き返すしかないよ。
と言ってもここで方向転換するのがかなりヤバい。
なんとか逆向きになって一歩踏み出し、足場になりそうな少し埋まった石に左足を掛けた途端にその石が崩れ落ちて足下の土砂も全部持って行かれそうになった。
ガランガランと岩にぶつかりながら転げ落ちる石。
ヤバい!!!
滑落、という単語が頭をよぎり、背負っているバックパックをクッションにして上手く落ちるしかないと瞬時に思いました。
が、体重の乗った左足が崩れ落ちていく間になんとか踏み出した右足が辛うじてグリップしてくれて、そこからは這々の体でなんとか元いた滝下まで降りて来られました。
あー、ヤバかった。本当にヤバかった。
あのまま左足に全体重が乗って滑り出したらもう止まらない。
滝下まで落下して最低でも骨折、もっとひどいことになっていたかも。オソロシヤ。
左の斜面をもう一度見上げると、もっと上まで上り詰めればもしかしたらクリアできるのかもしれないけど、さっき怖い思いをしたばかりでとてももう一度登る気にはなれないし、前日からの不吉なお告げの件もあるし(笑)、今日はこれ以上深入りしない方が良いね。
来年の夏再び、別のこの滝越えルートを探すか、もしくは距離はかなり伸びるけど尾根伝いに登山道を登って行くか、いずれかの方法で目的地の川に降り立ちたいと思います。
左足の簡易アイゼンは爪先側が外れちゃってこんなことになってるし。
この簡易アイゼンはゴムではめるだけの構造なので、本当に効いて欲しい状況ではやや力不足だと思われます。ただ、右足の簡易アイゼンが効いてくれたおかげで助かったとも言えます。
そもそも本来はアイゼンとは冬場に氷の上で使うものだろうから、高巻き時に使う物じゃないのかもしれないけど。
少なくとも甲の上に脱落防止ストラップがついているこんなヤツにした方が良いと思う。
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足と頭を冷やして、冷静に沢を下る
とにかく泥だらけになった足を川で洗うと同時に頭を冷やして、後は引き返すのみ。
ここの沢登り区間は道に迷うこともないので、スマホの電力消費を抑えるためにGPSログはOFFにしておきましたが、現在地は上のグラフのC地点。
スタート地点からだと水平移動距離は8km強、垂直移動距離は550mくらいでしょうか。標高にして1,550mくらいの地点。
D地点が稜線なので、Bから始まる急斜面の登りの半分強は登ったことになります。稜線まで辿り着ければ、あとは斜面を少し下ればE地点の川に降り立つことができたのにな・・・
MTBを漕ぎ始めてからここまで要した時間は5時間半。
これが全て徒労に終わり険しい道のりを引き返して行くと思うと疲れがどっと出ますが、私の場合普段からやるだけやってみたけど徒労に終わるなんてことは日常茶飯事(笑)
今回は自分の能力の限界がわかったことと、そして何より無事に生還できたこと。
この二つが大きな収穫ではないですか。
人生には無駄なことなんてないんです。その時は無駄だと思えてもいつかその経験が生かされる時が必ず訪れるはずです。
と、負け惜しみを言いつつ(笑)今来た道を下っていきます。
途中、フライロッドを振ろうかとも思ったけど、今日はどうもこの沢には歓迎されていない感じなので後ろ髪を引かれつつも、慎重かつ速やかに沢を下って行きます。
ガレ場の大石が浮いていたりして、油断すると転倒の恐れがあります。
清水ポイントまで下ってくればもう安心。
やっと人心地がついてお昼用に持ってきたセブンイレブンのおにぎりでも食べよう。
今日は川に辿り着くまではのんきに調理なんかできないと思ったので、行動食にしました。
まさかこんなところでおにぎりを食べるはめになるとは・・・トホホ。
汗びっしょりになって塩分を放出してしまったせいか、紀州南高梅のおにぎりがもの凄く美味しいです。
少し休みながらこの後どうしようかと考えます。
一旦ジムニーに戻って近くの別の川に行こうかとも考えたけど、もともと前日この稜線超え釣行に行こうか行くまいか迷った時に第二候補として上がっていた幽霊谷、もしくはヨモギ川のどちらかへ移動しようかな。
どちらにせよ、今からだと今日は川へ行って泊まるだけになりそう。
結構体力消耗しましたが、後はMTBの下りだけ。
風を切って下って行くと体がクールダウンできて、あー気持ちいい!
ジムニーに帰還したのは、13時半。朝ここを出発してから実に7時間半が経過していたのでした。
ジムニーにMTBを積み込みエンジンを始動してクーラーを最強にしてから発進。
しばらくすると熱くなっていたジムニーの車内もクールダウンされて、生きた心地がします。
私は普段、人工物が一切無い源流部に泊まるのが好きなんて言ってますが、こういう時は文明のありがたさが良くわかりますね(笑)
ジムニーで高速道を疾走|矢作川水系 フライフィッシング
えーと、この時間から幽霊谷に向かうと明るいうちにいつもの入渓点に辿り着いて渓流泊用の設営をするのは無理だよね。かと言って、この谷は私が幽霊谷と名付けているだけあって中途半端に下の方に泊まるのは怖くてとてもムリ。
この際、ちょっと距離のあるドライブになるけどヨモギ川に行って今晩は車中泊ということで、明日またリスタートしよう。それがいい!
ヨモギ川は矢作川水系、つまりは岐阜県ですからね。今回は珍しくジムニーで高速道路を突っ走ります。ジムニーのエンジン、足回りは絶好調。
今回遠くの矢作川水系にしたのはもう一つ理由があります。矢作川水系は9月10日から禁漁になってしまうので、今回が恐らくラストチャンス。
今年も岐阜県矢作川漁協(これとは別にもっと下流の愛知県に矢作川漁協というのがあるからややこしい)の年券を購入したんですが、例のコロナ騒動のおかげで県をまたぐ移動の自粛要請が出たせいで今年は1回釣りに行けただけなんです (T-T)
年券の元は取れませんが、もう一回くらい釣りに行きたいじゃない。
快適なジムニードライブで体を休めつつ、ヨモギ川の車止めに到着。
車が2台停まっていますがそのくらいは想定内。
時間はすでに16時。1時間くらいは釣りができるかも、とMTBを降ろしているとおじさん釣り師二人組が林道を下りてきました。
二人とも大きなバックパックを背負っています。あの大きな荷物は、昨晩川に泊まったんだな、きっと。
想像以上に釣り人の多い川の嬉しくない情報
挨拶をして「釣れましたか」と尋ねてみると、
痩せ型のおじさんが手の前で手を振って「全然ダメ。小さいのばっかり」と。
話を聞くとかなり上まで行って一泊したらしいんだけど、その甲斐もなく数もサイズも全くの期待外れだったとのこと。8月に人がかなりたくさん入ったんじゃないかというお話。
ぽっちゃり型のおじさんは、肩で息をしていて完全に疲れ切っている様子。
そのうちに、地面にへたり込んでしまいました。
正に絵に描いたような『疲労困憊』。
良い釣りができていれば、体力的に疲れていても表情はもっと明るかったんだろうけど。
餌釣りで、しかもそれだけ上って行って釣れなかったとなると・・・これは明日は厳しい戦いになりそう。
午前中に私がとんでもなく疲労困憊していたことなどつゆ知らぬおじさんコンビは、
「あー、疲れた。本当に疲れたよぉ」と私に同情して欲しいかのように繰り返しています。
実は私も午前中に死ぬほど疲れたんですよ、死ぬほどというか死にかけてますし、と喉元までこみ上げた言葉を飲み込み、
「いやー、それは本当に大変でしたねー。おつかれさまでした」と労いの意を表し、
「ダメ元で私もちょっと入ってみますね」と二人と別れました。
話し込んでいたからますます釣る時間が少なくなっちゃったぞ。
MTBで少し上って、とりあえず川に降りて明日のためにも状況を確認。
今日もなんとか魚を釣りたい!
今日は沢を登ったり下りたりを繰り返し、やっとのことでフライロッドを振れます(笑)
タックルは、ユーフレックス インファンテ773-6 NSF+オービス バテンキルクリックII。
リーダーはVARIVAS Super Yamame 15ft 6Xに、7Xティペットを3ft継ぎ足し。合計18ftのシステムでやってみます。リーダーは例の楕円断面のやつですね。
このロッドでこのリーダーを使ってみたことがないので、今日は試してみます。イワナ相手にロングティペットリーダーは必要ないと思うけど、アマゴも混生してるからまぁいいでしょ。
この川も花崗岩質なんだけど、この辺りはややヌメリがあってゴム底だとかなり慎重に歩かないと・・・今日は源流釣行の予定だったからサワーサンダル フェルトは持って来てないんだよね。
いつも通りアダムスパラシュート#14を浮かべると、ピチャッと小さいのが出ましたがフッキングしません。
次のポイントからも。この辺りにいるのはチビアマゴかな。
もしかしたら、しっかりフライをくわえていないのかも。
早くも夕闇がせまってきていてピンクのパラシュートポストが見にくくなってきました。
エルクヘアカディス#14に変更します。この時間帯ならもっと反応があるかと期待しましたが、なかなか魚が出ません。
このポイントで流すレーンを変えながら何度かキャスティングするも出ず。
何度目かに浮力を失ったエルクヘアカディスが沈んでしまって、ピックアップしようと思った瞬間に食ってきました。
辺りが薄暗くなってきているのは時間のせいばかりではなく、空模様がかなり怪しい。
もうここで止めてもいいけど、ちょっとルアーを投げてみる?
タックルは、Fishman Beams Xpan4.3LTS+アブガルシア Revo LTX-BF8。
ブランシエラ 3.9UL Limitedの方がキャストフィールは良いのですが、今日は超源流釣行の予定だったので携帯性を最重要視してXpanを選んだんです。
いつも通りパイロットルアーのAR-Sで魚が追ってくるかどうか確認。
この2カ所でルアーに反応を示す魚。でも足元まで追ってくるようなことはなく、早めに離脱。
アマゴなのかイワナなのかちょっと判別できません。
ここではフックに触れてブルッとロッドを震わせましたが、しっかりとフッキングしませんでした (T-T)
こんな真新しい足跡もあることだし、今日はここまでにしよう。
魚がかなりスレていることが確認できました(笑)
さて、ここでジムニーに戻って夕飯を食べて車中泊をすれば良いようなものなんですが、バックパックに食材と調理器具を入れてきているので、せっかくだから川辺で夕飯を食べよう。
空模様を気にしながら、いつもより質素な渓流メシ
ここは以前にハンモック泊をした辺り。
小雨がパラついているから、この木が覆っている場所で晩ご飯を食べてからジムニーに戻って眠ることにします。
装備一覧のところでも書きましたが、今回は軽量化最重要視なので生鮮食材は持ってきていません。
今晩はお湯さえ沸かせばOKのインスタント食品です。本当はイワナの塩焼きが加わるはずだったんだけどなぁ(苦笑)
お湯を沸かすだけと言っても、今回はガスもガソリンもなしで焚き火頼みのピコグリル398しか持ってきていないので、火を熾さなければ。
予備として固形燃料は持ってきていますが、それはあくまでも緊急事態用です。
折りたたみノコギリで薪作り。いつも通り極細い枝から太めのものまで準備完了!
今回初使用のミニランタンを枝にぶら下げます。明るすぎるくらいなので光量を落とします。
そして、素直にいつものガストーチ(楽天で見る・アマゾンで見る・ヤフーで見る)で素直に着火すれば良いものを、先日百均のSeriaで買ったファイヤースターターを試してみることにしました。
麻紐をほぐしてすぐに着火。
段階的に選り分けておいた枝の束を、向きを揃えて乗せていきます。
火種ができてしまえば同じ方向に揃えた枝をどさっとまとめて乗せて大丈夫です。
最初煙がもくもく出ますが、フーフー吹いて空気を送り込めばボッとまた火が着きます。
そう言えばいつか買った火吹き棒、どこかの川でなくしちゃった (T-T)
アルミパーソナルクッカーでお湯を沸かします。
焚き火さえ熾せば、あっという間にお湯が沸きます。
本日の渓流メシサイト。なかなか良い雰囲気ですが、いつものように背中側をブルーシートが防御してくれていないせいでちょっと怖い (^_^;)
それに今回は軽量化重視のためになんとアルコールを一切持ってきていないのです!!!
アルコールがないと夜の怖さを軽減できないのがツライ(笑)
早めに食べてジムニーの元へ帰りたい。
モンベルのサーモンチーズリゾッタは熱湯を注いでかき混ぜ、3分で出来上がるというお手軽さ。クノールのちゃんぽんスープもお湯を注ぐだけ。
あ、そうそう、リゾットに色合いとボリュームをプラスするために家で作ってきた干し野菜のピーマンとパプリカを入れてみました。いい感じじゃない。
本日の渓流メシ
・干し野菜入りサーモンチーズリゾッタ
・野菜ちゃんぽんスープ
・食後の紅茶
今回は生鮮食材は一切持ってきていないのでいつもに比べるとちょっと質素ですが、干し野菜を入れて食べ応えがあるリゾットになりました。
この場で眠れれば最高なんですが、焚き火が燃え尽きるまで待って片付けてジムニーに帰還しなくてはいけません。
これがなかなかに面倒くさい(笑)まぁ、渓流メシの雰囲気は味わえたからいいか。
手早く片付けて、林道まで出て車止めへと向かいます。
やっぱり夜の林道歩きは怖いねー。怖いって言っても熊とかじゃないですよ、私が言っているのは幽霊みたいなヤツのことですよ。後ろを振り向くのが怖い (^_^;)
車中泊ベッドのない車中泊。明日はちゃんと釣れるのか。
ほどなくジムニーに帰還。
あれ? こんな時間なのにまだ車が1台残っているよ。
車中泊するつもり? いや、違うな、今晩川の上の方で泊まるつもりなんだ、きっと。
この川、意外と渓流泊する人が多いんだな。
これはまずい。明日、後追いで釣らなきゃいけないかも・・・
あのおじさんコンビの落ち込みようと、さっきの試し釣りでのスレ具合、さらには先行者ありの三重苦。
幽霊谷にしとけば良かったかなぁ・・・
まぁ、ここまで来ちゃった以上、釣れても釣れなくても楽しんで帰るしかないね。
室内にミニランタンをぶら下げて眠る準備をします。と言っても、今日は車中泊の予定はなかったので例の車中泊ベッドシステムは積んで来ていません。
運転席後ろの座席は外さずに畳んである状態で、運転席の背もたれはあまり倒せないので助手席側を目一杯倒して眠ることにします。
寝てみると意外と足がまっすぐ伸ばせるし、元来私はどんなところでも寝られるたちなので、この状態でも二泊くらいなら平気な感じ。もちろん、フルフラットの車中泊ベッドほど快適ではないですけど。
ここでやっと落ち着いて、いろいろあった長ーい一日を振り返ります。
とにかく、今日はあの滝上で滑落を免れたのが全てでした。
本当に落ちなくて良かったぁ。
あの時の恐怖と安堵を反芻しながら、深い眠りにつきました。
・・・二日目につづく。
コメント
いつも楽しく拝見しております。私も伊那谷で渓流釣りしている身ですが、山でむやみにマーキングのテープはしてはいけません。テープには意味があるので来年リベンジの際は事前に調べてから尾根越えされると良いと思います。
ち馬さん、初めまして。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
帰り道、目的の川から稜線への登り口がわからなくなる可能性があるので、川に降り立った場所に念のためテープでマーキングしておいて帰りに回収してくれば良いかな、と簡単に考えていましたが、それはいけないことなんですね。教えていただき、ありがとうございます。
山で赤やピンクのテープをたまに見かけますが、あれは何かルールに則ってやっているということですか。不勉強で申し訳ありません (^^;)
私の場合、川からの登り口さえ見失わなければ良いという話なので、今まで通り河原の石や流木で目印を作っておくという単純無害な方法にしておきます (^^)
こんばんは、ブログの更新、ありがとうございます。
本当滑落しないで良かったです…。ハラハラしました。(T_T)ああいう場面で引き返す勇気と決断力が運命を左右しますね。
そして、釣りの仲間というか、ライバル(?)さん達が多かったですね。
テスラさん、おはおうございます。
こちらこそ、いつもありがとうございます。
ご心配おかけしております。滑落してたら本当に大変なことになっていたと思います。今回はかなりヤバかったので、助かったのは運が良かったとしか言いようがありません。今後はさらに慎重に行動しなくては、と肝に銘じる出来事でした。
釣り人はみんな仲間ではあるんですが、渓流釣りの場合人が歩いた後から釣るのはとても難しいので、できるならその日人が歩いていない区間を釣りたいんですよね (^_^)
おはようございます
尾根を越えて、イワナの桃源郷を求める。
実にイイデス、羨ましい。
私の畑友に夫婦で山歩きをする方がいて、残すは1座で百名山踏破だそうです。
残った一座は南アルプス、南アルプスは交通の便から残りやすいんだとか・・。
そんな畑友から、山岳沢で走る大きな魚影の話を聞くたびに、本格山岳釣をと思うんですが、登山以上に厳しい山岳釣ですから体力を考え踏み切れません。
今回は残念でしたが、怪我がなく、決断も出来て良かったです。
私にとって、渓登りと沢通しの基本は3点支持です。
何時いかなるときも、両手両足の内の3箇所は必ずホールドしている事。
瞬間でも2箇所になると、体重も集中してしまい危険です。
再び、今回のような綿密な計画と、トレーニングを積んで、山岳釣で桃源郷に出逢えると良いですね。
マンボウさん、おはようございます。
イワナの桃源郷に辿り着ければ良かったんですが、今回はその願い叶わずでしたー (T-T)
畑友さん、99名山踏破とは凄いですね。残り一座が南アルプスなんですね! 今年は百名山踏破でしょうか。
登山をやられてる方は、イワナの楽園をいくつも知っていそうですよね。
今回は無事に帰ってこられたことが全てです。それ以上は何も望みません (^_^)
三点支持、肝に銘じます。ありがとうございます。
今回滑落しかけた箇所は手でホールドできる場所がなく、足のみで支持しかありませんでした。そいう箇所であるという時点で一歩踏み出さずにに引き返すべきでした。
来シーズンは目的地点は同じですが、恐らくルート変更して挑むと思います。また引き返してくる可能性もありますが(笑)
今まで行ったことのない源流へですか・・・さすが長野県はいいですねぇ。計画できるだけでもワクワクお腹いっぱいになりそうです(笑)
で、死にかけましたか、危なかったですねぇ(怖)
もし、ビビリな私だったらトラウマで即渓流釣り引退です。というかそういう単独冒険を実行する度胸がありません(笑)ビール飲みながらYouTube見るのがせいぜいでございます。
実釣りはスポーツカーでサッと行ってサッと帰ってプハーみたいなローリスクローリターンみたいな(笑)
でも、天空の湖【野反湖】の近くの魚野川源流部や南アルプス北岳付近のイワナの聖域なんかにはちょっとそそられますね。来年は高遠の姉の家を拠点にした長野県釣行を計画しましょうかね。
イッケンヤさん、おはようございます。
長野県にはそういう計画を立てられる場所はいくつもあって、ただそれが実現できるかどうかは自分の能力によりますね。
今回は私の能力不足でした。来年は別ルートで挑みますので、それはそれで楽しみではありますが (^_^)
今回はほんとに死にかけました。死にそうな目に遭う前に引き返すべきでした。ただ今猛省中です (^_^;)
同じことは繰り返しませんが、今回の目的地に降り立つ別の方法(ルート)を考えます。
釣りは苦労したからと言ってそれが必ず報われるとは限らないし、ローリスクでありながらハイリターンの場合もあるという、実際には運が全てじゃないかと思ったりもします(笑)
北岳付近にもイワナの聖域があるんですね。私もこの際登山に手を出してみようかな、と思う今日この頃です。
事前に完全装備をして源流釣りは安全で良いですね
私も若い頃は野宿で奥に入り岩穴に寝た事が有りますが
現在の様に登山装備も無く危険と隣合わせでした、
それでも釣行する気持ちが上でした
貴殿の様に装備も万全で安全第一の釣行が羨ましいです
計画を立てての行動には頭が下がります。
釣りお爺さん、おはようございます。
完全に準備したつもりでしたが、ルートが予想以上に険しかったです。
来年今回の目的地に降り立つつもりですが、方法とルートを変えて挑もうと思います。
魚釣りはあくまでも趣味なので、今後も怪我をしたりしないように安全第一で釣行したいと思います。
今回は紙一重のところで助かりましたが、危険箇所を通過しようとした判断が甘かったので猛省中です (^_^;)
おはようございます。
まさに山岳渓流釣りですね、魚釣りもいろいろありますが、超源流のイワナを求めて計画的な釣行、その行動力には驚きますね、こんなに本格的ではありませんでしたが、岐阜県境の源流を釣り歩いた若い頃を思い出します、ただ、一人では行ったことは無いですがね(笑)。
ハックル70さん、おはようございます。
私はいつも比較的源流方向へ釣りに行っていますが、今回は本当に山岳渓流といった様相でした。ただ、本当に辿り着きたい川には降り立つことができず、通路として選んだ沢の途中での断念となってしまいました。
未知の世界を目指すのが好きなので計画を立てている時はわくわくするし、目的地に向かって進んでいる時も楽しいです。ただ、実際に目的地に辿り着けるかどうかは別問題なんですよね(笑)
岐阜県境を釣り歩かれたこともあるんですね。もしかしたら、同じ川を歩いたことがあるのかもしれません (^_^)
こんにちは。
私も先週この沢に釣りに行ってきました。堰堤が埋まるほどの凄い崩落でしたね。
釣果は0。スレていてフックしてもすぐバラしました。
そういえば第二キャンプ村の川も凄いことになっています。
この稜線越えは、昔、マタギの方々が利用していたルートのようです。
今はかなり危険な山越えになるようですので一人で行くのは止めた方が・・・
少なくともしっかりした登山装備が必要かと。
wakudokirunさん、おはようございます。
この写真だけで、どこの沢なのかわかるということにビックリ!
土石流といった感じの崩れ方でしたね。
イワナがスレるほどこの沢に釣り人が行くということに再度ビックリ!(笑)
私は今まで全く眼中にない沢でしたが。
マタギが使っていたルート? そうなんですか。ありがとうございます。
今回のルートは私の能力では無理だということがわかったので、来年は別のルートで同じ目的地に降り立ちたいと思います。
そちらは時間さえあればなんとかなると思うんですが・・・果たして (^_^)
いぃ~やぁ~!
死なんでよかったですね!
「冷たくなって発見」どころか、発見もされない場所なんじゃ。。。(ぞぞぞ
これからもブログの定期更新を期待してます。。(笑)
Keymanさん、おはようございます。
本当にそれです、死ななくて良かったです。その一言に尽きます (^_^)
この沢に釣りに入る人もいるようですので、恐らく見つかったと思います。死んでちゃ意味がないですが(笑)
笑い事じゃないですね。危険なことしちゃいけないな、と反省中です。
ご心配ありがとうございます。
今後もできるだけ長くブログ更新し続けられるようにがんばります (^_^)
> アルファ食品の安心米シリーズ、右のはモンベルのリゾッタシリーズ。
登山、キャンプとこういうのおいしいですね。
沢登り、渓流釣り楽しそうですが今年は川などの場所での事故が多いですね。
nanaさん、おはようございます。
登山向けの軽量なインスタント食品、最近のものはかなり美味しいですね。
特に、アルファ食品の安心米シリーズは食味はまさに炊き立てのご飯といった感じで私は好きです。他の食材と組み合わせて上手く使うとキャンプ飯の幅が広がりますね。
確かに野外での事故のニュースが多いですね。危うく私も報じられるところでした。
今まで以上に安全第一を肝に銘じて、釣りやキャンプを楽しみたいと思います (^_^)
今年の猛暑バテ対策にSB梅チューブを胸ポケットに入れました。
クエン酸と塩分補給です。
同行者の自家製梅干しだと、休憩時にしか食べられないから、今回から口で直接吸い付けるので便利。
また1週間雨らしい雨がありません。
日帰り飯豊は明日も無理そうです。同行者先輩は今年まともに釣れてません。という私も尺1匹のみ。
明日は行く場所がないけど、米沢かしら。
FFfreakさん、おはようございます。
クエン酸、塩分補給に梅チューブというのは良いですね!それは思いつきませんでした。
こちらも、予報ではもっと雨が降りそうなんですが、実際には微々たる量しか降っていません。
おかげで、先日山を歩いて見ましたがキノコはまださっぱりな状態です。
各地とも渓流は渇水気味のようですね。このまま禁漁を迎えてしまうのはちょっと寂しいです。
米沢ですか、いいですね。良い釣りができたでしょうか。同行先輩の方にも良い魚が釣れていることをお祈りします (^_^)
なんとも盛りだくさんな記事。
なるほど、これが仰っていた滑落しかけたという・・・
あれから中々ボリュームのある記事を読む時間が取れず、既にかなり出遅れたコメントですが無事で良かったです。
ボクのプチ滑落に比べたら、遥かにスケールがデカい。(と言うかヤバい)
やっぱり安全第一ですよね。
最新記事も読みたいけど、また時間の余裕があるタイミングでじっくりと読ませていただきますね。
kuniさん、こんばんは。
お仕事かなり忙しそうな中、こんな長文を読んでいただき恐縮です (^_^;)
とにかく怪我もなく無事に戻ってこられただけで、この日は満足でした。
良い魚を求めてついつい無理をしがちなので、今後はより安全第一で釣行に臨みたいと思います。
最新記事は、さらに長編なので、本当に暇な時にお読み下さい。
と言っても、なかなかそんな暇はないでしょうし、もし時間がたっぷりあったら釣りに出かけた方が良いと思いますし(笑)