例の冗談のような虫除けグッズ『おにやんま君』。
こんなんで虫が逃げるの? と半信半疑ながら使い続けていますが、少なくともアブやメマトイには一定の効果があります。
ただ、これだけで完璧に虫が防げるかというと、そういわけではなく、顔正面の虫は減りますがメマトイが顔の側面特に目の横(私は眼鏡を掛けているのでちょうどレンズのサイド辺り)にまとわりついてくるんです。
以前にmuraさんが、Foxfire(フォックスファイヤー)の防虫素材スコーロンを使った手袋を紹介していて、それは良いかもとFoxfireのスコーロンサイトを見てみたら、手袋だけじゃなく防虫素材でできたシャツや帽子もあるじゃないですか。
その中で、防虫素材でできたネックガード(取り外し式)が付属する帽子はかなり防虫効果が高いんじゃないかと買ってみたのです。
虫が逃げていく帽子|Foxfire SCダウナーキャップ
Foxfire SCダウナーキャップ(楽天で見る・アマゾンで見る・ヤフーで見る)
素材:テフロン®撥水サプレックス®(ナイロン100%)
別布:ウインドパス(ポリエステル100%)/トランスウェット®スコーロン® (ポリエステル100%)
重量:75g
カラー:カーキ/チャコール/ネイビー
サイズ:M ・L
私はネイビーのLを選びました。
他にも、ハットタイプなど各種ありますよ(楽天で見る・アマゾンで見る・ヤフーで見る)
見た感じは普通のキャップですが、この布(ネックガード)が付属しているのが重要です。
この布がスコーロンという防虫素材でできているんです。
キャップ本体は撥水素材でできてますが、防虫素材ではありません。
スコーロンの防虫効果についてはいくつか注意点があります。
- スコーロン® は防虫成分が揮発してバリアを作るタイプではなく、生地に触れることにより効果を発揮する接触忌避タイプなので虫は寄ってきます。しかし寄ってきた虫は、スコーロン®の生地に触れると逃げ出します。
- アブや蜂に対しては効果がありません。刺すまでの時間と、生地との接触時間にもよりますが、体の大きさが小さく、一般の防虫剤が効くような虫でなければ効果がありません。
これらについての詳細はタグの裏側にも書かれているし、Foxfireサイトのスコーロン特集ページにも詳しく書かれています。
ネックガードの装着はとても簡単で、キャップの庇の両サイド裏側にマジックテープが装備されていてそこにネックガードの端を装着。
あとはキャップの裾の部分に隠れているホックをパチパチと一周留めて、反対側のマジックテープを留めるだけ。
キャップにネックガードを装着したところ。
マジックテープを留める位置をずらすことで、多少前後に到着位置を調整できます。
これで首や顔の側面を虫から守ってくれます。スコーロンにはUVカット機能もあるので、首の日焼け対策にも有効です。
実際にいくつかの川で何度か使ってみました。
敢えておにやんま君は装着せず、メマトイやブヨが多い状況でこのキャップだけを被って釣り上ってみました。
結果的には、顔の側面および首回りに対しての効果は絶大です。
おにやんま君だけの時はあれだけ寄ってきた眼鏡の横辺りが鬱陶しいと思うことはなくなりました。
ただ、この帽子だけだと今度はメマトイが目の前面、私の場合は眼鏡のレンズにまとわりつきます
そこでおにやんま君とスコーロンのネックガードを併用すると、メマトイとブヨはほとんど気にならなくなりました。
そして、おにやんま君はアブや蜂に対しても効果があるので、このコンビなら薬剤を使わずに快適に渓流釣りができそうです。
一つ気になる点があるとすれば、ネックガードを取り付けると首回りの風通しが悪くなるので猛暑の日には蒸し暑さを感じます。
首をじりじりと焼かれるようなことはなくなるし鬱陶しい虫にまとわりつかれることもなくなるので、まぁその辺りは何を優先するかという考え方の問題でしょうか。
スコーロンの衣類や手袋にも注目
Foxfireからは、スコーロン素材の衣類も各種販売されています。
SCアルティメットフーディ(楽天で見る・アマゾンで見る・ヤフーで見る)
目出し帽のように狭く目の部分が開いているだけのフード付きなので、上半身はほぼ完璧に防虫仕様にできます。
防虫効果は高いですが、このフードを被って私が普段行くような原流域で大岩を乗り越えたりというのはさすがに息苦しそうだし、この素材は藪漕ぎ時には引っかかりそうですね。
開けた川で使うには良いと思います。
SCグラデチェックシャツ(楽天で見る・アマゾンで見る・ヤフーで見る)
こちらは一般的なアウトドアシャツのような作りなので釣りやキャンプに活躍しそうですね。
そこそこのお値段ですが、今現在(2020.9.16)メーカー直販サイトで半額セールをやっているし、楽天、ヤフーショッピングとも上記リンクから半額の6,600円で購入可能です。
私は今はモンベルのシャツを着ていますが、それも同じくらいはするので、防虫素材のシャツが半額で買える今のうちに私も1着買っておこうかな。
SCイージーアームカバー(楽天で見る・アマゾンで見る・ヤフーで見る)
これは半袖の時に、腕全体を覆うカバーですね。
長袖でフライフィッシングをやっていると、袖口のボタンにティペットが絡まったりすることもあるので、半袖とこのフィット感の高いアームカバーの組み合わせの方が軽快に釣りができるかもしれません。
SCイージーハンドカバー(楽天で見る・アマゾンで見る・ヤフーで見る)
これは手の甲と手首を覆う、手袋です。
手の甲には(特に汗をかくと)虫が結構寄ってきますよね。
手袋と言っても指は着いていないし、手のひらは開いています。
特にフライはそうですが、ルアーでも手のひらの素手感覚って大事なんですよね。
完全な手袋をしちゃうと操作感が鈍ってしまいます。
これは確かmuraさんが使っていて、調子良さそうでしたよ。
他にもいろんなタイプの手袋があります(楽天で見る・アマゾンで見る・ヤフーで見る)
と、すっかりFoxfireの回し者みたいになってますが(笑)、私は前にもFoxfireの帽子を使っていたし、たまたまフィッシングベストもFoxfireのものなのでなんとなく縁は感じますね。
このベストはとても使い勝手が良く、気に入っています。
蚊取り線香の強力版は最強の虫除けか
スコーロンとは全く別のタイプの蚊取り線香タイプのアウトドア用虫除けもありますね。
『森林香』は蚊取り線香をアウトドア仕様にした強力版で、さらに強力な『パワー森林香』というのは相当威力があるそうです。
パワー森林香+携帯防虫器セット(楽天で見る・アマゾンで見る・ヤフーで見る)
かなりの量の煙が出るらしいので、匂いがダメだと言う人もいそうだけど、私は煙や火薬の匂いが好きだというちょっとおかしな人間なので、大丈夫そうな気がする(笑)
テントサイトはもちろん、釣り上り時にどのくらい効果があるのか。
来シーズンはこれも試してみます。
コメント
foxfireは30数年前にフライベストとして使ってました。リバーシブルに使えるんだよとか言われた裏面がカモデザインでした。-実際は無理。
フックデザインの嶋崎氏も愛用されたというか、当時はFoxfire以外はフライには垢ぬけてなかったです。
当時はアメリカ製品の小物以外はなかったか高価すぎたはず。
釣ベストの創始者・マザーボイルのメーカーもやや後だったと思います。
昨日は朝日連峰の川でしたが、日曜日からのテント宿泊者が2組いたので、下流に転進。
秋の川は岩魚が散ってる感じで散発的に釣れるのみ。かつバイトが浅い、浅いです。
同行者が尺岩魚と28cmに比べ25cmが最大な私。
でも、深い森の中で気分は高揚できました。
本来の小沢だったら産卵の乗っ込いたのかなーー?
FFfreakさん、こんばんは。
30数年前のFoxfireのベスト、実際はリバーシブル使用はできなかったということでしょうか。フライベストのリバーシブルって、両面にたくさんポケットをつかなきゃいけない時点でかなり無理がありそうですが(笑)
テント泊の人たちが二組もいると厳しいですね。下流での釣りになりましたか。
本来だと秋のイワナは食欲旺盛でがっつり食ってくるイメージですが、先日の私同様、人が多くてスレてたんですかね。
深い森の中を流れる川はいいですよねー。同行者さんには負けたようですが十分楽しめたのでは。
こんばんは
先日、テレビ番組でやっていた、殺虫成分を練り混んだ繊維で作った蚊帳の話。
マラリヤ防止にWHOも認めたんだとか。
スコーロンも除虫菊成分を練りこんであるんでしょうかね。
私のように、いつまでもDEETスプレー剤に頼っていると、いつの日か痛い目に遭うんでしょう。
確かにDEETよりは、伝統的なピレスロイド系の方が歴史から言っても安全性は高そうです。
マンボウさん、こんばんは。
繊維に練り込まれているのは防虫成分ではなく殺虫成分なんですか。「殺虫」となるとちょっと怖い気もしますね。
マラリアを気にしなきゃいけないような国での話なら、そのくらい強力じゃないと意味ないのかもしれませんが。
スコーロンはメーカーサイトの説明によると、「アース製薬が開発した持続性の高い非揮散タイプの防虫剤を、帝人グループのナノレベルの接着技術により、生地そのものに頑強に固着させた」ということらしいです。
ディートは一応安全性は確認されているようですが、プラスチック表面を溶かすほどのものなので、少し不安は感じますよね (^_^;)
こんばんは。
Foxfire SCダウナーキャップ、良さそうですね。
私の場合はあまりに虫が酷い場合は防虫ネットを使っていましたが、
こちらの方がスマートで格好いいかなぁ。
来年は帽子を新調しようかと思っているので、購入候補にしてみます。
キジトラ1011さん、こんばんは。
このキャップはメマトイや蚊にはかなり効果があると思います。
キャップタイプの他にハットタイプもあるので、検討してみて下さい (^_^)
防虫ネット付きの帽子がモンベルから出ていて、それも試そうと思っていましたがフライの視認が悪くなると困るなぁ・・・と考えていたところ、このFoxfireの帽子を見つけたので使ってみた次第です。
ネットは防虫に対しては完璧だと思いますが、視界はどうなんでしょう? そこが気になります。
色々な防虫グッズがありますね 森林香は気になっていました。私も、来シーズンにお試しですね ちなみに、私の釣り服装は、全身 ワークマンになりつつあります
Kさん、こんばんは。
渓流釣りやキャンプでは虫に悩まされる人が多いので、各社からいろんなものが出ているんでしょうね。
森林香はキャンプでは使い勝手が良いと思うんですが、移動しながら釣る渓流でどのくらい威力があるか試してみたいところですね。
私もワークマンのアウトドアパンツみたいなの一着愛用してますよ。
ワークマンは昔は仕事着専門でしたが、今ではアウトドアウェアがかなり充実してますよね。機能的でお手頃価格、しかも見た目もカッコイイですよね!
おはようございます。
最近は家庭菜園でもネットを被って作業している人を良く見かけますが、私も以前買ってきて使ってみましたが、一回で嫌になってお蔵入りです、防虫対策良いものがあるんですね。
ハックル70さん、こんばんは。
家庭菜園用のネット、嫌になった理由は視界が悪いからでしょうか? 同じようなネットのついた帽子がアウトドアメーカーのモンベルから出ていて気になっていたんですが、水面に浮かぶ毛鉤が見にくくなっては本末転倒なので、その辺りで迷っていました。
今回の帽子は視界は妨げないので、今のところ快適に使えています (^_^)
その帽子良さそうですね、メマトイには今年
大分いじめられましたから来シーズンに向け
要チェックですね。
SCイージーハンドカバーは最高です。
グローブの煩わしさがないので、なるべく素肌を
露出したくない人にはとても良いと思います。
確かにベイトリールをパーミングする時、素肌の
感覚って重要ですからね。
そう思って同じフォックスファイヤーの
「SCハーフグリッパー(グローブ)」を以前購入
したのですが、これはいかんです。濡れるとめっちゃ
滑るためリールをパーミングしづらいのです。
シーズンのほとんどはSCイージーハンドカバーで通して
いますが、早春の寒い一時のために5本カットのグローブ
を買ったけどもお蔵入りかも・・。
パワー森林香が虫よけ最強ですね。いろんな虫よけ
試しましたがこれにはかないません。(私見ですが)
それと屋外で使用する分には煙の量は気にするほどでは
ありませんよ。ただし匂いは最強です、着ている服に
匂いが付くのはもちろんですが、しっかり密封しないと
車内が線香臭くなります。(私はジップロック2枚重ね)
muraさん、こんばんは。
muraさんのハンドカバーの見てスコーロンのことを知りました。ありがとうございます!
この帽子(というか効果があるのはネックガードですが)はメマトイにはかなり効果があるので、ご検討下さい。
手のひらでベイトリールを包み込んだ時の素手感覚は重要ですよね。グローブ越しだとやはり鈍りますね。
Foxfireのサイトを見てハンドカバーとハーフグリッパー、どちらが良いのかな? と悩んでましたが、ハンドカバーの方が良さそうですね。ありがとうございます。
パワー森林香、やはり最強ですか(笑)
煙はそれほど気になりませんか。でも匂いは強烈なんですね。
私は線香の匂いは嫌いじゃないので、自分に匂いが付くのは構いませんが、渓流釣りの後お店に立ち寄る場合なんかはちゃんと着替えないと顰蹙買いそうですね(笑)
ともかく、来シーズンは試してみます (^_^)
リコプテラさんこんにちは
このブログで紹介されていた
SCダウナーキャップですが、早速購入してしまいした(笑)
シーズンオフ散財物語の第一章ってとこでしょうか。
Amazonのタイムセールでだいぶ安く買えたんです。
かぶってみたところ、恐ろしく似合わないのですが(笑)
実用性を重視しての購入です。来年は不快な虫とは
無縁でありたいものです。
muraさん、こんばんは。
そうなんですね、もう買ってしまいましたか(笑)
散財物語のスタートが早すぎますよー。私もそろそろスタートしますが(爆)
恐ろしく似合わないってどーゆーことですか!?(笑)キャップタイプの他にハットタイプもありますが、そちらの方が良かった?
とにかく顔の側面から首の後ろ側まで虫はまとわりつかなくなるので、実用性は抜群です。
快適な釣りをお楽しみ下さい (^_^)
防虫対策色々ありますね。
私が通う川は安全第一、釣果二の次みたいな開けた中流のオープンウォーターばっかりなので虫に関してはあまり気になりません(笑)
でも、たまに出かける鬱蒼としたいかにも源流みたいな所に行くとメマトイ、アブの洗礼を受けることがあります。それでも、ピンポイント的に終わることが多いのでなんとかにわか対策でやりすごしております。そういう釣り場だから釣果もそれなりなんですが(笑)
先日出かけた初めての川ですが、事前情報では熊の遭遇確率が高そうでしたので熊鈴はもちろん、笛も頻繁に吹きまくっての釣りでしたが、虫はほとんど気になりませんでした。
ですが、釣り終えて川から上がる岩場でマムシに遭遇しました。
それも、私が手をかけた位置から50cmもないほどの至近距離、おまけに2匹(つがいかも)。私にとっては虫より熊よりマムシが身近で深刻な敵です(笑)
しばらく私とにらみ合いが続きましたので退治しようかと思いましたが、触らないかぎり襲ってくるわけでもないし、邪魔したのはどちらかと言えば私だし写真だけ撮って勘弁してやることにいたしました(笑)
イッケンヤさん、こんばんは。
安全第一、これ重要です。
私は虫が出る頃には上流へ向かっちゃいますが、中流域でも虫がいそうですが気になりませんか。
私が行く川は虫が多くて、フライを凝視している時にメマトイにまとわりつかれると、集中力が途切れてアワセられなくなります(笑)
虫が気にならない川、うらやましいです。
私は昨年はよく蛇に会いましたが、今年は先日一度見かけただけです。
マムシも歩いている時に出会うのはそれほど恐怖を感じませんが、手をかけたところに近くにいるのはドキッとしますよね。
睨み合いからの攻撃はやめて下さい(笑) 相手の瞬発力はかなりなものなので。
写真を撮る心のゆとりがあれば大丈夫ですね (^_^)
幸か不幸かアブの多い季節は仕事が忙しいから釣りに行けないけど、メマトイはかなり長いシーズンに亘ってブンブンと飛び回りますよね。
なんてことを書いてたら、メマトイの鬱陶しさを思い出してコメント書いてる途中でアマゾンのサイトに行って、ハッカスプレーを発注しちゃいましたよ。(笑)
キャップとおにやんま君のことを書いていらっしゃるのに、関係ないモノ買ってどうするって話ですけどね。
kuniさん、こんばんは。
ほんとに「幸か不幸か」という感じですね(笑)アブの多い季節は稼ぎ時ですよね、kuniさんのお仕事は。
ドライフライが有効な季節中はメマトイもずっとつきまとうんですよねー (>_<)
思い出した時に買っておく、これ大切です(笑)
おにやんま君とスコーロンの帽子、それにハッカースプレーを組み合わせると虫に対しては完璧な気がします (^_^)
こんにちは。
オニヤンマ君、まさか本当に効果があるとは驚きです。私は家庭菜園用の防虫ネットを被ってますが、暑いのと前が若干見え難くなるのが欠点なんです。スコーロンとの組み合わせ、来年試して見ます。
七流釣師さん、こんにちは。
単なる冗談グッズだと思ったでしょ?(笑) 私の最初はそう思ってましたが、実際に使ってみるとアブに対する効果はかなりのものだし、メマトイにも一定の効果があります。
防虫ネットも使ってみたいと思っていましたが、やはり視界が少し悪くなりますか。それと意外と暑くもなるんですね。
おにやんま君とスコーロンの組み合わせはかなり快適なので、お試し下さい (^_^)
夏は愛媛に釣りに行くと小さいアブが100匹くらいまとわりついてきて面倒なのですが、オニヤンマ君を入手して行ってみようと思います。
Nori1022さん、こんにちは。
アブ100匹とはなかなか強烈ですね。アブやブヨにはおにやんま君はかなり効果が高いのでぜひ試してみて下さい。
メマトイや蚊なんかだとスコーロンの帽子(ネックガード)と組み合わせるとさらに快適になります。
ドライフライで釣りができるシーズンは、フライでもルアーでも楽しい季節ですが、その頃は虫が一番鬱陶しい季節でもあるので、釣りに集中するには虫対策が必須ですね (^_^)