このところめっきり寒くなりまして、晴れていれば昼前後は暖かいものの朝晩や雨の降った日は本当に寒くて、そんな日の晩には日本酒を飲みたくなりますよねー。
私、アルコールは弱くて350mlのビール2本も飲めば十分って感じなんですが、最近日本酒が結構好きになってきたかも。良い肴があれば冬は熱燗を飲みたくなります。
というわけで、なんか肴になる魚を仕入れに行こう!
向かったのは、以前ウグイやニジマスを釣ったり、渓流ベイトフィネスのキャスティング練習をしていた堰堤湖です。
前にも書いたことがありますが、ここではアブラハヤが割と簡単に釣れます。
以前は暑ーい夏に、ビールのお供にしましたが、今回は日本酒で味わってみます。
秋の夜長に日本酒を|アブラハヤのから揚げ
やってきました、いつもの堰堤湖。時間は午後2時を少し回っています。
対岸の木々はうっすらと秋色を帯びてきてますかね。
そもそもが常緑のアカマツが多いから、それほど紅葉しない山ではあるけど。
仕掛けはおよそこんな感じです。
実際には竿は別の渓流竿5.4mで、ヨリモドシのところにもう一本エダスを結んで二本針仕掛けです。
前回、エサはミミズより餌取りの少ないソーセージで簡単に釣れたのに、今回はそれを忘れて実家の畑で細めのミミズを掘ってきました。
ミミズだとアタリがあっても、空振りが多くなっちゃうんですけども。
上図ではウキ下1mくらいと書いていますが、秋になって深場に魚がいそうな気がするので棚取りして底を10cm切るくらいに調整。ウキ下でいうと1m50cmくらいでしょうか。
ウキで小魚を釣る楽しさを満喫
上針には練り餌を付けて魚を寄せた方が良い気もするけど、ミミズ自体がかなり匂いがあって集魚力があるから大丈夫でしょう。
魚からのアタリを待って浮きを見つめている時間、悪くないです。平和です(笑)
しばらくすると、ピクピクっとウキに生命反応。
ウキ釣りはこの瞬間がたまらないんですよね。そのちょっとしたウキの動きで、水中の様子がわかるのがおもしろいんです。
スッとウキが消し込んだタイミングでアワセます。珍しく一発でフッキング。
外道のウグイさんでした。
釣り人からは概ね嫌われ者ですが、棲んだ水に棲むウグイはこうやってみると、綺麗ですよねー!
エサを投入する場所を少しずつ変えながら探ると、どうやら右手の岸寄りに木が沈んでいる脇に小魚が集まっているようで、ウキが馴染むかどうかというタイミングでアタリが頻発します。
だけど、ミミズを使っているせいでやはり空振りが多くなります。たぶん、アブラハヤですね。
1尾目のアブラハヤ。アブラハヤも綺麗ですね。
アタリがあってもすぐにアワセず、すぅーっとウキが引っ張られるまで待ってアワセるとうまくフッキングします。口が小さいからなかなか難しいです。
ミミズに対する反応はすこぶる良くて、奇跡的にダブルで掛かるなんてこともありました。
空振りがあっても頻繁にアタリがあると楽しいです。
沖へ沖へと流れていく木の枝・・・かと思ったら
そんな風にしてアブラハヤを何尾か釣っていると、湖面に枝がプカプカ浮かんでいるのが見えました。なんだか不自然に沖へ沖へと進んで行くので、何だろうとよくよく見ると蛇が泳いでいるのでした。
※クリックして写真を拡大して見て下さい。
クネクネと体をくねらせてスイスイと水面を泳いでいく蛇。
対岸まで行くつもり? かなり距離あるよー。
日が当たるところまで行くと、体が赤く輝いて見えます。
あれは何だろう? ヤマカガシかな。
蛇って泳ぎが得意なんだね。しばらく見ているうちに、あっという間に対岸に辿り着いてしまいました。
釣りの方もあっという間に10尾くらいになりました。
これだけあれば十分かな。
結局、最初の1尾以外は全部アブラハヤでした。
ここにオイカワがいないかなと、少し期待して来ましたが、なかなか釣れませんね。
ここにいるウグイやアブラハヤは、ずっと昔に放流されたものだと思うんですよね。この堰堤ができる前はアマゴはいたけど、ウグイやアブラハヤはいなかった川のはず。
意図的にウグイやアブラハヤを放流したというよりは鮒や鯉の稚魚に混じっていたのが増えたのかもしれないけど。
だとしたら、オイカワも混じっていても不思議じゃ無い気がする。
谷が狭いから3時を過ぎると、早くも翳ってきてひんやりしてきます。
とっとと帰ろう(笑)
ワカサギよりも美味いかも
洗って腹だけ出しまして、ビニール袋に入れます。
そして市販のから揚げ粉をまぶしてシャカシャカ振ります。
最初140℃くらいの低温でじっくり揚げて一旦取り出してしばらく休ませ、もう一度180℃の油でからっと仕上げます。
ウグイとアブラハヤのから揚げ!
絵面を見るとビール飲みたくなっちゃいますが、今日はもうすでに冷え込んで来てるので熱燗ですよ。はぁ〜、幸せ!
アブラハヤはサイズ的にはワカサギと同じくらいでどちらも美味いんですが、ワカサギよりもむしろ美味いんじゃないですかね。
ワカサギよりも脂が乗っていて身に旨みがあります。
皆さんも、身近なところに綺麗な水に棲むアブラハヤがいたら、ぜひ釣って食べてみて下さい。
コメント
こんばんは。
昔は至るところの川にハヤが居ましたが今は見られなくなりましたね、カジカ、ハヤ、田んぼから逃げた鯉やフナもいました、懐かしいですね、ハヤは弱いのでもっぱらカジカに主力をおきましたが、考えてみればワカサギと変わりないです、テンプラ油が貴重だった為かテンプラの文化はなかったですね、実に美味しそうです。
ハックル70さん、おはようございます。
私が子どもの頃にはまだ田んぼに鯉や鮒を放していました。今から思えば、あれは田んぼの水草や虫を食べてもらうというのと秋にはその鮒や鯉を食べるという目的だったんですかね。今ではそんなことをする人は全くいなくなりましたね。
里川の様子は昔とだいぶ変わってしまいましたが、実家の辺りの小さな沢は昔とそれほど環境が変わっていないように思うので、来夏はカジカ捕りをやってみようかと思います (^_^)
そういえば、いつも行く川で ウグイ、アブラハヤが釣れなくなってますね。何年も見てないです。子供の頃は 父親が釣ってきたものを食べた記憶がありますが、最近 木曽では食べている話を聞きません。私が知らないだけかもしれませんが。
禁漁になってからは、釣りをしている罪悪感があって今まで禁漁後には川で釣りをしたことがありません。誰も釣ってませんし友人が、オイカワが居れば釣りたいと言ってましたので、調査中?かもしれません。
Kさん、おはようございます。
そうなんですか、ウグイやアブラハヤが減っているんでしょうか。木曽川本流では何年か前にウグイとアブラハヤを釣ったことがありますが・・・
私も渓流解禁後にオイカワが釣れればと思っているんですが、昔はたくさんいたオイカワが天竜川水系では激減してしまって釣れる場所がなかなか見つかりません。もしかしたら木曽川の方がオイカワはいるかもしれないですね。釣りやすい来夏、私も調査してみます (^_^)
おはようございます。
実に立派なというか、正真正銘のアブラハヤですね。
そうですか、唐揚げにすると美味しいんですね。
今借りている市民菜園横の農業水路には、オイカワやアブラハヤが沢山いて、孫がタモで何匹捕った事か。
今は稲作が終わって水が殆ど無いので、来年は孫の捕ったハヤを唐揚げにして、釣馬鹿の道を深めてやりませう(笑)。
マンボウさん、おはようございます。
アブラハヤは私が釣りを始めた頃から、ウグイと並んで一番馴染みのある魚です。天竜川水系ではオイカワは激減してしまいましたが、アブラハヤは今でもたくさんいるんですよね。
用水路にオイカワがいるのが羨ましいです。
から揚げにすると本当にワカサギより美味いと思います。天ぷらにするならワカサギですが。
アブラハヤのから揚げ、ぜひ、お孫さんと一緒に食べて下さい。きっと喜びます (^_^)
こちらも源流域くらいに行くとアブラハヤ釣れます。僕は揚げた奴を甘辛いつけ汁に絡めて飲酒のアテにしてました。
Nori1022さん、おはようございます。
源流域でアブラハヤが釣れるんですね。こちらでは、アマゴが棲息しているところよりやや下流が生息域になっていてあまり上流にはいません。
揚げてから甘辛いタレにジュッと絡める方式も美味いですよね! 酒のアテには最高ですね。
そう言えば、このところNoriさんのところで酒アテ記事を見かけないので、真面目に摂生中なんですね(笑)
健康第一、良いことだと思います (^_^)
まだアブラハヤ居る環境は自然そのものですね
此方は里川にいましたが最近は何も見えなく成りました
子供の頃は夜の献立として捕り母が良く天麩羅にしてくれました
食べる物が無い時代で貴重な食べ物でした。
釣りお爺さん、おはようございます。
天竜川水系ではオイカワは激減してしまいましたが、ウグイとアブラハヤは昔と変わらずたくさんいます。
そうですか、そちらでは見かけなくなってしまいましたか。全国的には減っているんでしょうかね。
アブラハヤはその名の通り、小さいのに脂が乗っていて美味いですよね。
今は食べる人がほとんどいないと思いますが、子どもでも釣れる魚なので家族で楽しんで欲しいです (^_^)
前に記事をアップされていた時も「旨そう」と思って読みましたが、今回もまた良い色に揚がってますね。^^
ボクの場合、アブラハヤのいる場所に行くより、アジがいる場所に行く方が近いのですが、一回はアジの唐揚げを食べたいと思いつつ、今年はホントに忙しくて一向にアジ釣りに行けないまま11月になっちゃいました。
kuniさん、こんばんは。
アブラハヤのから揚げ、本当に美味いんですよ。
アジが近くで釣れるのは羨ましいです。アジはいろんな食べ方ができますよね。大きいのだったらやっぱり刺身始め生系が美味いですが、豆アジはから揚げがいいですよね。南蛮漬けにしてもいいし。
忙しそうですねー。寒くなってきたので体調に気をつけて、山へ通って下さい (^_^)
こんばんは。
アブラハヤ、あのヌルヌルを考えると持ち帰る気にならない…
美味しそうには見えませんが、考えたらアマゴもヌメリはありますよねw
そうそう、画像の魚はアブラハヤ?タカハヤに見えますねー。
こちらでは源流近くでも水溜りみたいな場所には必ずアブラハヤが群れてます。にっくき餌取りですw
七流釣り師さん、こんばんは。
アブラハヤ、名前の通り確かにヌルヌルしてますよね。持ち帰りたくない気持ちわかります(笑)
美味しそうに見えません?(笑)
アマゴのヌメリありますが、イワナはもっとヌルヌルですね。そう言えば、七流さんが釣り行く渓流はいつもアマゴを釣ってますが、イワナはいないんでしょうか。
写真はタカハヤっぽく見えますよね。たぶんアブラハヤですが、今度行ったらもっとわかりやすい写真を撮ってみますね。
源流近くにアブラハヤがいるんですか。こちらはアマゴの生息域よりやや下流にいるイメージです (^_^)
朝日連峰の源流部でもアブラハヤが釣れてしまうことがあります。
でも、ハヤはうまいのは知ってましたが、アブラハヤもとは!
岩魚の餌になるようデコピンしてから川に返してましたが、今度食べてみます。
土曜日のC&Rはビギナーさんが釣りました。44㎝ニジマスです。8ft#4ロッドで、
鰭もキレイ、肥ってもいるので去年以前の放流魚だと思います。帰る寸前に釣りあげましたが、到着早々にもドライflyで合わせ切れさせました。5xでも焦って合わせると切れました。
私は討ち死になのに、彼はフェザントテールニンフ#14ダーク系で釣りました。ドライもニンフもタイヤ―は私です。日中のイットキはライズが結構あったのに。
近々、再釣行に来るようなので、今度は私が釣ってやる―――。
釣自体もビギナーなのに、去年から管理釣り場でやり始めたらこの釣果。3年も渓魚を釣れなかった私と違うわ。
FFfreakさん、こんばんは。
朝日連峰のような源流部にもアブラハヤがいるんですか。こちらはアマゴの生息域よりもやや下にいて、源流部では全く見ないですね。
アブラハヤは本当に美味いですよ。小さくてヌルヌルしてるので扱いにくいですが、ウグイよりも美味いんじゃないでしょうか。
ビギナーさん、他の釣りはやっているのかと思ったら全くのビギナーさんだったんですね。それにしては本当にお見事な釣果!
今はビギナーズラックの波に乗ってますが、たぶん2年目にスランプがやってくると思います(笑)
釣りは奥が深いので、そこからが楽しいんですけどね (^_^)
懐かしいですね。
昔はこれが自分の本命でしたね。
唐揚げは美味しいです。
今思うと一生懸命釣りに行ってたのが渓流師になる入口でした。
幻の渓流師さん、こんにちは。
釣りって小魚をターゲットにすれば、それはそれで楽しいですよね。
私は中学生の頃釣りを始めましたが、しばらくウグイを本命にして釣りをしていました。今はイワナやアマゴをメインに釣りをしていますが、時折ウキでウグイやアブラハヤを釣ると「こういう釣りもいいな」と思います (^_^)
アブラハヤのから揚げ、美味いですよね!
水がきれいな場所ですね。
のんびり浮き釣り。
いいな。
水がきれいな場所を泳ぐハヤ、ウグイは良い酒の肴になりますね。
nanaさん、こんにちは。
ウグイやアブラハヤはかなり濁った水でも棲息できるのでそういう場所の魚は食べる気にはなりませんが、こんかいの堰堤湖は綺麗な水なので、食べてみると本当に美味いです。
普段は毛鉤やルアーで釣りをしていますが、穏やかな天気の日にのんびりウキ釣りっていうのもいいですよね。
たぶん私は、老後はこんなのんびりした釣りを楽しんでいると思います(笑)