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これで良いのか、渓流魚の放流|木曽川水系&天竜川水系

釣りつぶやき
この記事は約11分で読めます。

元来の形質から変わってしまった魚たち|渓流魚の放流

木曽川水系の朱点ド派手アマゴ

私は天竜川水系と木曽川水系の渓流を釣り歩いていますが(稀に矢作川水系も行きます)、ここ数年木曽川水系で放流されているアマゴが、妙に派手な朱点をまとっている個体ばかりになってきました。それがとても気になっています。

ヤマメとアマゴの外観上の違いで明確なのは、体側に朱点があるかどうか。
朱点があるのがアマゴの特徴ではあるんですが・・・


木曽川漁協が放流しているアマゴ(木曽地域の方言ではタナビラと呼ばれます)はこんなに朱点が大きくて滲んだようになっている個体が多いです。


ここ数年顕著に放流物はこんなアマゴばかりになってきたように思います。


これはもはや朱点とさえ呼べないほど、朱点が繋がってしまっています。


これもそうですね。
以前に木曽のとある養魚場で、この位のサイズの派手なアマゴが池いっぱいに泳いでいるのを見ました。体側のオレンジがあまりに強烈で、最初はアマゴだとは思わなかったほどです。

本来のアマゴはどんな魚なのか

ただ、同じ川の同じ区間でも全部が全部ド派手アマゴかというとそういうわけでもなく、居着きのアマゴは本来のアマゴの姿をしています。


これは早春に釣った魚なので体色は黒っぽいですが、朱点は地味な在来タイプ。


これも本来の綺麗なアマゴ。

そして、木曽川水系でも放流が難しい支流の上流部で釣れるアマゴはほとんど全て天然に近い綺麗な容姿です。


朱点は小さく控えめ、昔から棲息しているアマゴはこういう感じ。


日向で撮った写真なので反射してわかりにくいかもしれませんが、小さい朱点でアマゴって本来はこういう魚ですよね。少なくとも上記のような異様に大きな朱点は違う魚かと思うほどです。

これは本当にアマゴなのか。外来魚との関係性。


そして、問題はこの魚。
放流量の多い里川で釣りましたが、上記のド派手アマゴともまた違うような・・・ド派手アマゴと何か他の魚(ブラウントラウトとか?)が掛け合わさっていません?もしかして。
この川でそんなことが起こっているとは思えないので、養魚場で掛け合わされた(意図的ではないとしても)魚が放流されているとしたら問題ですよね。


ちなみに同じ川でニジマスの稚魚も釣れました。どういう経緯でここにニジマスの稚魚がいるのか謎です。
ニジマスの自然河川への放流についての県の見解は、以前の質問への回答をいただいているので、こちらをご覧下さい。

県外にも誇れる信州の渓流であって欲しい。

渓流魚を放流するのであれば、本来その川に棲息している魚を放流するのが原則ですよね。
かつてはヤマメの生息域にアマゴを放流したり、またその逆が問題になったりしました。
もちろん、上記のド派手アマゴ(掛け合わせ疑惑の魚除く)も今のところ生物学上はれっきとした『アマゴ』なので表面上は問題ないことになりますが、ここまで見た目が違うと本来棲んでいた魚と違う魚を放流していると言っても良いのではないでしょうか。

上記した通り、一部養魚場のアマゴは全てド派手アマゴになってしまっている状態なので、木曽川漁協がそういうところからアマゴを仕入れているのであれば、当然放流アマゴは全てド派手アマゴだし、もちろん漁協はそれを承知で放流していることになります。

私は一釣り人に過ぎませんが(天竜川漁協の組合員ではありますが、木曽川水系は年券購入で釣りをしています)、渓流魚に携わっている人(漁協、養殖業者)がこのアマゴを見て何も思わない、もしくは全く問題ないと思っているのは信じられません。
もし「見た目がどうであれアマゴには違いないんだから、安く仕入れてたくさん放流した方がたくさん釣れるんだから、釣り人も喜ぶでしょ」とでも思っているとしたら、それは大問題です。

木曽川の遊漁券は年券が9,000円、日釣り券が2,000円と全国的に見ても高額です。5年くらい前までは年券5,000円、日釣り券1,000円だったのに、突然倍額ぐらいに値上がりしました。
その当時私は県に問い合わせしたところ、漁協の言い分では今までの遊漁料では運営が困難で、遊漁料を上げた分、釣り人に楽しんでもらえるようヤマトイワナを放流したり最大限の努力をしていくというような回答でした。

今は幸か不幸か、空前のアウトドアブーム、釣りブームです。
県外からも釣り人が訪れます(再度のコロナウイルスに関する緊急事態宣言発令などにより県外移動にまた制限がかかるかもしれませんが)。
せっかく県外から渓流王国信州に釣りに来たのに、釣れるアマゴが養魚場で世代交代を繰り返して形質が変わってしまったアマゴばかりだったらがっかりしてしまうんじゃないでしょうか。
釣り人の中にもいろんな人がいるので、数さえ釣れればなんでも良いという人も確かにいるでしょう。でも、本当に渓流釣りが好きな人があのアマゴを釣って心から喜ぶはずはないと思うのです。

魚の放流自体は悪いことだとは思わないし、他の漁協で放流しているアマゴは木曽川漁協のようなド派手アマゴではないので(他漁協全てを把握しているわけでありませんが)、木曽川漁協の仕入れ先の問題のような気がします。
もっと綺麗なアマゴを仕入れて放流することを切に願います。


これは天竜川支流の下流部で釣ったアマゴです。この辺りも放流されていますが、本来のアマゴです。
天竜川水系は今のところこういうタイプのアマゴがほとんどですが、木曽のような派手な朱点の放流稚魚を何度か見かけたことがあるので、今後注視したいです。

天竜川水系のエラ見えイワナ

天竜川水系についてはアマゴよりもイワナに問題があるように思います。


天竜川水系ではたまにこういうイワナが釣れます。
エラ蓋が短くエラが露出しています。


エラ蓋が短いためにエラ蓋を閉じても、赤いエラが見えてしまっています。
これはド派手アマゴのように色柄の話ではなくて、もやは奇形と言われるような状態に思えます。


このイワナもそうです。
天竜川水系で放流のある場所では、ある程度の割合でこういうイワナが釣れます。


本来のイワナはエラ蓋を閉じれば当然エラは全く見えません。


こうやって見比べてみると、上記のエラ蓋の短いイワナはかなり不自然ですよね。

以前、天竜川の支流でたまたまイワナの放流直後の場所で釣りをしたら、10尾くらい連続でこのエラ見えイワナが釣れたので、放流イワナはかなりの量がこのタイプになっているのかもしれません。
エラが露出しているということは、当然自然界で生き抜くには不利です。エラが傷つきやすいし、赤いエラが見えていることで鳥に狙われやすくなるかもしれません。

養魚場でこういうイワナが増えていて、それを漁協が仕入れているとしたらこれも問題だと思います。

このエラ見えイワナも上記のド派手アマゴもそれらには何の罪もないし命の重さは変わらないですが、人の手が加わる前から渓流に棲息していた魚にできるだけ近い魚を育てて川に放し、次の世代にもそれを引き継いでいくのが良いんじゃないかと個人的には思います。

漁協の収益性や観光資源の面から見ても、放流事業は再考の必要あり


こちらは岐阜県矢作川水系のアマゴです。
この川はアマゴがしっかり放流されていますが、ここのアマゴは本当に綺麗です。


たくさん放流しているのに、こんな天然魚のようなアマゴが釣れるということは、やはり漁協の考え方、取り組み方次第だと思うんですよね。
こんな綺麗なアマゴが釣れるんであれば、高い遊漁料を払ってでも(岐阜県矢作川漁協の年券は4,000円なのでむしろ割安感がありますが)遠方から人を呼ぶことができるでしょう。

漁協も言ってみれば商売でやっていると思いますので、もちろん収益を上げるのも大切でしょう。
その収益性に着目してみても、仮に少し高いとしても質の良い魚を仕入れて放流する方が他県からも集客ができて長い目でみると断然収益が上がるはずです。

これは本題からちょっと逸れるので、別括りで書いておきますが、木曽川漁協の雑魚(渓流)年券9,000円はまだ良いとしても、日釣り券2,000円というのはちょっと高すぎませんか?
あんまり日釣り券が高いと、かえって購入せずに釣りをする人が増えてしまうような気がします。1,000円でたくさんの人に来てもらった方が良いと思うのですが・・・

このままド派手アマゴを放流し続けて、上流部までこのアマゴばかりになってしまったら釣り人は木曽川水系から離れるでしょう。少なくとも、県外からわざわざ来てくれる人はいなくなるでしょう。
これは漁協のみならず、長野県の観光資源としてみても大きなマイナスなのではないでしょうか。

河川の環境保全と合わせて放流する渓流魚についても再考し「信州ではこんな豊かな川で綺麗なイワナやアマゴが釣れるよ」と他県の人たちに自慢できるような川であって欲しいと切に願っています。

釣り人の中にもいろんな意見の人がいると思いますが、以上が私がここ数年渓流釣りをしていてとても気になっていることです。

これを、長野県の漁協を管轄している農政部園芸畜産課水産係の方に見ていただいて、見解をお聞きしたいと思います。

2020.1.16追記:

ツイッター方にも皆さんからコメントいただいているのですが、情報として2件興味深いものについて追記します。

リンク先の記事を拝見すると、新突然変異型アマゴA型・B型として紹介されているアマゴは、まさにド派手アマゴと同じ系統だと思えます。
記事を要約すると、そもそもの始まりは高知県の養魚場で25年間継代飼育した結果、アルビノの出現率が高い系統ができあがり、その種苗を受け継いで愛媛県の養魚場で10年以上にわたって純粋継代養殖した結果、朱紅模様が斑紋に近い大きいものやおびただしい数の小斑点をもつA型と一見病的かと見られるような、これら朱斑紋点が鱗状に表皮組織が肥厚したB型の二種の品種改良に成功したということらしい。愛媛県の養殖業者の名前をとって記事内ではサトウマスと名付けたとのこと。

ド派手アマゴの中に、朱点部が盛り上がったようになっている個体も多くて本当に何かの病気じゃないかと思っていたのは、上記B型と合致する特徴です。

この養魚場の品種が木曽含め他地域の養魚場に広がったというよりも、長い期間閉ざされた養魚場内で継代飼育した結果、他の養魚場でも同じようなことが起こっているんじゃないでしょうか。

記事では、この品種改良について「卓越した養殖技術」と「仕事に対する情熱と執念」という言葉を持って称賛されていますが、私はうーん?と首を傾げたくなります。
何のためにこんな品種改良をしているのか、私には理解できません。

奈良井川水系にも天竜川水系で見かけるのと同様のエラ見えイワナがいるようです。
こちらは、管理釣り場で良く見かける胸びれの欠損したニジマス同様に、密状態での飼育が原因との話もあるので、意外と全国各地の放流魚に見られるのかもしれないですね。
情報をお持ちの方は、コメントいただけると嬉しいです。

長野県 農政部 園芸畜産課 水産係 担当者様へ

私が長野県に確認したい点を下記にまとめました。県の担当者様、ご回答いただけると幸いです。
県民ホットラインの問い合わせフォームからも下記の質問および要望をお送りしていますので、県のサイトでご回答いただいても結構ですし、当ブログのコメント欄に直接ご回答もしくは、メールにて
info@sakanakokoro.com
宛てに送っていただいても構いません。メールいただいた場合は、当サイトにご回答内容を掲載させていただきたいと思いますので、ご了承いただければ幸いです。

放流魚の長野県への質問と要望

渓流魚の放流についての質問

  1. 木曽川漁協が放流しているド派手アマゴについて把握しているのか。
    その上で、ド派手アマゴを放流していることに対する見解。
  2. 掛け合わせの疑いのあるアマゴおよびニジマスの稚魚が釣れたことに対しての見解。
  3. 天竜川水系のエラ見えイワナについて把握しているのか。
    その上で、エラ見えイワナについての見解。

渓流魚の放流について、私からの要望

  1. 県主導で各漁協が放流している魚について調査して、現状を把握して欲しい。
  2. これらの放流魚について、県の園芸畜産課および観光課はもちろん、できれば漁協、養殖業者、外部の専門家、一般の釣り人などを含め議論をして欲しい。
  3. 個人的には、放流するのであれば人の手が加わる前から棲んでいた魚に近い形質の、自然繁殖できる魚を放し、他県にも誇れる川を取り戻して、未来へと引き継いで欲しい。

当記事掲載後、一週間くらい後に県に連絡を入れて、回答していただけるようにお願いします。
ご意見ある方は、それまでにコメントいただければ、合わせて県の担当者に見ていただけると思いますので、よろしくお願いします。

県からの回答は、後日当ブログに掲載します。

2021.1.30追記:

1/25に長野県農政部園芸畜産課水産係長からメールをいただきました。
「この度は、漁業協同組合が行う渓流魚の放流について、貴重なご意見をお寄せいただき、ありがとうございます。
 現在、お寄せいただいたご質問及びご要望について、水産試験場等も含めて回答内容を整理しているところです。
 回答期限が本日までとされているところですが、回答書が整い次第、速やかに送信させていただきますので、しばらくお待ちいただきたくお願いを申し上げます。」
ということで、回答が届き次第ブログで回答を公開しますので、もうしばらくお待ちください。

★後日追記:長野県からの回答編はこちら↓

渓流魚の放流問題|長野県からの回答
渓流魚の放流について考える|長野県からの回答 長文ですので、興味ある方のみお読みください。 先日、木曽川漁協が放流している朱点が大きく滲んだようになっているアマゴ(ド派手アマゴ)と天竜川漁協が放流しているエラブタが短くエラが露出してしまって...
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コメント

  1. まさにこのド派手朱点・・・いや寧ろ朱斑と言う方が正解と言えるようなアマゴは、正直言って天然河川で釣れると相当にがっかりすると思います。
    以前も書いたかもしれませんが、滋賀県の管理釣場で同様のアマゴを始めて釣った時は、相当な違和感を感じました。
    まだ百歩譲って管理釣場であれば、諦めもつくのですが天然河川では本来の川に生息する色彩の魚を釣りたいものです。

    遊漁料の日券を安価にして、敷居の高さを下げると言う案はボクも大いに賛成です。
    ボクのホームリバーのひとつなんて、年券こそ7,200円だけど日券は3,500円ですよ。
    「ちょっとやってみたいけど・・・」なんて思っても、お試しで出せる金額だとは思えないですよね。

    • kuniさん、こんばんは。
      そうなんですよねー、いくら渓相の良い川でもこんなアマゴが釣れるとがっかりしちゃいますよね。しかも長野県の木曽といえば、自然豊かなイメージがあって、もし県外から来た釣り人がこのアマゴに出会ってしまうとその落胆ぶりを想像して同情したくなります。
      滋賀県の管理釣り場には同様のアマゴがいるんですね。

      日釣り券、2,000円でも高いと思っていましたが、3,500円!?
      これはもう、「一日で3,500円払うくらいなら、2回目あるかどうかわからないけど年券買っちゃおう」と思わせて年券を買わせる作戦だとしか思えません(笑)

  2. おはようございます。
    良い企画をされました、木曽川で言えば確かに様々な疑問がありますね、結局は経営的な問題で仕方ないと片付いてしまいそうですが、この様な放流の仕方は何十年も前からですね、唐草模様のイワナは仲間では東京ぼん太と呼びましたし、極端に頭の平べったいアマゴはヒラメと呼びましたし、その後には鱗の取れるアマゴ、そして今のけばけばしいアマゴ、そしてヤマトイワナと呼ぶ赤い斑点のイワナ、残念ながらこれらの魚の大物は釣った事がありませんし、稚魚らしい物も見当りません、繁殖は疑問ですね、単なる釣り客狙いの放流でしょう、区間を決めて管理釣り場的にやるしかないでしょう、放流場所も地区の役員にお任せなのかこんな所に放流魚が?と思うところに放流があったりします、それと同時に河川改修ですね、具体的に言えば笹川などは10年ほど前までは安全で程よく釣れる楽しい川でしたが、今は毎年と言う位、川床をさらって釣り人も見られない川になってしまいました、災害や住民の意見も大切でしょうが、行政の横の連携も必要と思いますね。

    • ハックル70さん、こんばんは。
      木曽川漁協に限った話ではありませんが、漁協の運営には疑問な点が多いですね。
      木曽川漁協は何年か前に釣券をほぼ倍額に値上げした際、「ヤマトイワナの放流などに力を入れて、釣り人に喜んでもらえるよう努力する」というようなことを言っていましたが、それは釣り堀的な川作りをすれば良いと思っているとしたら残念です。
      ちゃんと川で繁殖できる個体なのか?という点になると、私も疑問に思っています。
      川の将来あるべき姿を見据えて放流するのであれば、成魚放流よりも稚魚や発眼卵に力を入れてほしいですね。
      笹川については、私も単なる水路になりつつあると思っていて、ちょっと悲しいんですよね。
      おっしゃる通りで、川は県民全体の財産なので、一部署だけでなく広い視野での議論が必要だと思います。

  3. こんにちは。
    漁協の放流は増殖目当てであるはず、それでこその漁業権なんですが、実際は商売とは切っても切り離せない結果なんでしょうね。
    別種の放流は禁じやすくても、派手な魚の取り扱いは難しいところですね。
    私のホームも年券6000円と安いですが日券3000円です。
    派手なアマゴは、以前に「派手な方が客受けが良い」と聞いたことがあります。
    この「客」は釣り客でなく、スーパーで買い物をする客を指していると思われます。
    鰓が溶けたようなイワナは昔に滋賀の安曇川水系では普通に釣れてました。
    なんとも気持ち悪い見た目で、私がそこの川に行かなくなった一因です。
    あとはどこの川のニジマスも胸鰭が欠損していることが多いですね。
    鰓の短いイワナも胸鰭が欠損しているニジマスも、密で飼育すると起こるそうです。

    • 七流釣師さん、こんばんは。
      そうなんですよね、川で本来棲んでいる魚たちが繁殖できるように環境保全と放流をするのが漁協の仕事なんじゃないですかね。
      今は、釣り堀のように魚を放して釣らせること(遊漁券を売ること)だけを考えているような気がしてなりません。ド派手アマゴも生物学上はアマゴだから全然問題ない、と考えているとしたら怖いです。
      kuniさんも書かれてましたが、関西方面は日釣り券が高い漁協が多いんですかね。絶対に年券を買わせようという作戦ですよね?(笑)

      鮮魚として見たら、ド派手アマゴの方が客受けが良いんですかねぇ。
      関西方面でもエラ見えイワナがいるんですね。密環境での飼育でそうなってしまうとしたら、もしかしたら全国的にこんなイワナが放流されているのかもしれないですね。

  4. リコプテラさん無沙汰しております。
    冬季は渓流魚同様私も活性が低く色々なものをスルーしております。
    ですが、今回は看過できないため老体に鞭打ってコメントさせていただきます(笑)

    私は福岡県在住(今非常事態宣言に巻き込まれております)ですが、昨今の漁協の内水面管理について思うところを述べさせていただきます。

    私は元々魚は好んで食べるほうではありません。海魚ならまだしも川魚は臭くて(私感)食べるのは避けております。渓流釣りは釣りの過程とそこで釣れる渓流魚の美しさにとりつかれてライフワークの一部となっております。釣れる釣れないは二の次でその川のネイティブであることが重要です。良い個体が釣れた場合は釣りそっちのけでもう一つの趣味の撮影が始まります。
    したがって野生化した外来種など興味ありませんし、むしろ腹立たしく思います。

    前々から思ってはいたのですが、行政は内水面について漁協のずさんな管理を認めすぎです。
    頼みもしないのに公有地の川の管理権を取得して金儲けをし易い魚を安易に放流している事例が多く見られるのが現状です。
    治水工事は仕方ないと思いますが、手つかずの自然で川と在来種を守る管理体制を重視していただきたい。自然を楽しもうと入渓する川のほとんどが漁協の管理下でガッカリすることが多いのです。本来いるはずのない川にアマゴがいたり、逆にヤマメがいたり、時には日本にいるはずのないニジマス、ブラウンがいたり。これは2005年に特定外来種となったブラックバス問題と同じです。
    私の意見などは自分の楽しい釣りができないことへのクレームにすぎませんが、問題の本質は日本固有の生態系が壊れていくことです。
    漁協の管理の質は各県の行政指導にかかっていることを認識いただき、できることからでもいいと思いますので日本本来の美しい自然を守っていただきたいと思います。

    • イッケンヤさん、こんばんは。
      ご無沙汰しております。
      この記事をスルーしないでくれて、ありがとうございます(笑)

      釣り人の中にもいろんな人がいるとは思いますが、渓流釣りが本当に好きな人は、その川で育った野生の綺麗な魚を釣りたいと思っていますよね。
      全国の内水面漁協全部が全部とは言いませんが、私の知る範囲内でも放流に対する認識、取り組み方が正に「ずさん」と言わざるを得ない状態の漁協が多いですね、残念なことに。
      釣り人が、釣れる魚について意見を言うと、とかく「単なる釣り人のエゴだ」と言われてしまうことが多いです。
      昔からその川に生き続けている魚が、次の世代もその次の世代も命をつないでいける川であって欲しい、と願う気持ちはなかなかわかってもらえないんですよね。

      そうですね、少しずつでも良い方に向かっていって欲しいです。自然環境は一度壊れてしまったら、元通りに戻すのはとても困難になってしまうので。

  5. 里川でよく釣れますね。朱点の凄いアマゴ。漁協さん 本当になんとかしていただきたいですね。年券も高いし 

    • Kさん、こんばんは。
      漁協の放流しやすい下流部や里川のようなところにこのド派手アマゴが多いですね。
      漁協は本来、昔から棲息していた魚たちを繁殖させて川を守っていくのが仕事のはずなのに、なぜか漁協が手を入れた(放流した)場所は、不自然な魚ばかりになってしまっていますね。
      岐阜県矢作川水系のように、放流アマゴがきれいな個体の漁協もあるので、漁協の取り組み方次第じゃないかと思うんですよね。
      年券9,000円も高いですが、日釣り券2,000円というのは、遠くから遠征してくる方々がかわいそうだなと思います。それで、釣れるのがド派手アマゴでは、本当にがっかりでしょう。

  6. おはようございます。

    私の地域は岩魚のほうが気になります。
    エラの欠損&ハイブリッド岩魚は見たくなかったなという印象があります。

     Y県の県南漁協の岩魚にはまだ、欠損に遭遇したことがありません。幼魚放流だからか成長のせい?弱者不適応で死滅なのかはわかりません。
    しかし稚苗は必ずしもそこの河川系統ではないはずでしょうけど。

     だから、近いのもあってよく行きます。年券も日釣り券も適正感ありです。
    しかしY県共通鑑札はもうやめました。コロナで半分も行けなかったからです。3月のコロナ状況で県南のみ購入です。

     地元は岩魚の不満はあるものの、C&Rで秋冬もできるから買います。1日当たり超安くつきますね。

     福島県は外出自粛要請がありました。よく行く管理釣り場も今年は3月から開場だし、C&Rも行けないからフライつくりも飽きました。
     こちらの地方は繊細なフライの出番時期が少ないので、どうしてもその類は巻かないから。

    • FFfreakさん、こんばんは。
      福島でもエラが見えているイワナが放流されているんでしょうか。
      七流釣師さんが書かれているように密環境での飼育が原因だとしたら、全国的な問題なのかもしれないですね。各都道府県の取り組み方もあるんだと思いますが。
      長野県は面積が広いので、県内共通とまでは言わずとも、今よりはもう少し広範囲での共通券があると嬉しいなと思います。

      コロナウイルスによって多かれ少なかれ、誰しもが行動制限がかかってしまいましたよね。
      福島県も外出自粛要請ですか。こちらは今のところまだですが、県内でも感染者数は増加しているので、そのうちそうなるかもしれません。春には伸び伸びと釣りがしたいなと思っていましたが、先行きはまだ不透明ですね。

  7. 放流の話とはズレますが、複数の支流を3年サイクルくらいで禁漁区とし、定期的に休ませる事で魚の定着や再生が出来たりしないかなぁなんて事を思ったりしています。
    放流事業のみに頼るのではなく、極力自然の状態を維持する方向にお金を使うのもこれからの取り組みとして面白いんじゃないかと考えています。

    • (オジーさん、すみません、こちらの手違いでしばらくいただいたコメントとそれに対する私の返信が非表示になっていました)

      オジーさん、こんばんは。
      私も期間限定の禁漁区設定は良いんじゃないかと思います。
      今は良くも悪くも昔に比べて渓流釣り人口が増えましたね。こちらの川も県外からもたくさん釣り人が訪れるようになって(それ自体は悪いことではありませんが)、以前に比べると魚影が薄くなった川がいくつもあります。
      おっしゃるように3年くらい誰も魚を釣らなかったら、かなり魚影の濃い川になるんじゃないでしょうか。
      放流してすぐに魚が釣りきられてしまうようなことをやっているよりは、ずっと効果的かもしれません。
      つまり、人間が極力手を入れない方が魚は増えるってことになってしまいますが(笑)

      禁漁区の他に、一日のキープ数制限も設けても良いかもしれないですね。
      放流のない源流部で、釣れるだけ全部キープされてしまったら、さすがに魚はいなくなってしまいますので。

  8. 初めまして。いつも拝見いたしております。
    私もきれいなトラウトを釣るのが目的なタイプなので、この問題には共感いたします。
    各方面へ関連する複雑な問題かと思いますが、熱意があれば解決できると信じています。
    実際、良くなった漁協もあると思いますし、意識の高い組合員もいると思います。

    こちらの記事のリンクを私のFacebookで共有してもよろしいでしょうか?
    漁協関係者にも届くかもしれないと思ってます。

    • tomo tachibana さん、初めまして。
      いつも見ていただいているんですね。ありがとうございます!
      渓流釣りを愛する人は、綺麗な魚を釣りたいと思っていますよね。
      そうなんですよね、本文にも書きましたが、私の知る範囲でも岐阜県矢作川漁協管内の放流の多い川で釣れるアマゴはとても綺麗なので、漁協の考え方と取り組み方次第だと思うんですよね。
      継続運営していくにはもちろん経済的な収支も大事でしょうが、漁協の存在意義も含めて根本から議論して欲しいと思います。

      Facebookでの共有、歓迎いたします。
      多くの方に見ていただいて、考えていただきたいと思います。よろしくお願いします。

  9. 僕は朱点どころか朱が帯になったようなアマゴ釣れたことあります。ささやかーな主張の可愛い朱点が光るアマゴが好きですね。

    • Nori1022さん、こんばんは。
      本文の追記しましたリンク先記事を見ると、どうやらド派手アマゴのルーツは高知県の養魚場にありそうなので、そちらにもド派手アマゴがいても不思議じゃないのかもしれません。
      朱帯のようになってしまうと、もはやアマゴだとは思えないですよね。私も、とある養魚場にド派手アマゴの稚魚がうじゃうじゃ泳いでいるのを見た時は、何か別の魚だと思ってしまったくらいです。

      ヤマメに細かい朱点が入っているくらいのアマゴが綺麗ですよね。
      自然環境の中でたくましく生きている魚は、何の予備知識も無く見ても、本当に綺麗に見えます。

  10. こんばんは。

    木曽ではそんなことになっているんですね。

    私は源流域が多いせいか、お目にかかったことがないけど、
    天竜川水系でもそんな問題がおきていたなんて知りませんでした。
    ショックです。

    広義で外来種問題と同じだと思います。
    リコプテラさんの提言が届いて、県が動くことを願っています。
    微力ながら協力できることがあれば声を掛けて下さい。

    • wakudokirunさん、こんばんは。

      すみません、ちょっとこちらの手違いで、コメントをメールでいただいたのと勘違いして、同じ内容をメールアドレス宛に返信してしまいました。

      そうなんですよ、木曽川漁協が放流しているアマゴは年々本来のアマゴからかけ離れた魚になってきてしまっています。
      天竜川水系も放流魚は怪しくなってきているので、注視したいと思っているところです。
      漁協が簡単に放流できない原流域は今も綺麗な魚が棲んでいますが、下流部は怪しい状態になってきているんですよね。
      魚族保護のための組織であるはずの漁協が手を入れていない場所には本来の魚がたくさんいるのに、漁協が手を入れた場所はちゃんと繁殖できるのかどうかも怪しい形質の変わった魚ばかりになっているという、なんとも皮肉なことになっています。
      確かに外来魚と同種の問題なのかもしれません。

      ありがとうございます。何かお願いすることがあれば、お声かけしますねー。
      その際はよろしくお願いいたします。

  11. リコプテラ様
    初めてコメントいたします、いつも釣り&キノコのブログは楽しく拝見させて頂いております。
    まず最初にお断りしておけば「私もオレンジのアマゴを掛けると、がっかりする側の人間」であります。
    ただ・・今回の記事、何だか腑に落ちない部分がありましてコメントさせていただきます。
    ①記事中「本来のアマゴ」や「その川のアマゴを放流するのが筋」とありますが・・
    本来の?って何でしょう。
    過去に「『放流』されていた、『見た目が従来のアマゴっぽい』魚」が『本来』という事になるでしょうか。
    *:取り合えず、見た目が過去の魚に似ていれば・・・、又は、個人的に見て「美しい」と感じれる魚ならいいのか?
    ②「本当に渓流釣りが好きな人があのアマゴを釣って心から喜ぶはずはない・・」
    私個人も確かに嬉しくないです。
    ただ、サトウマスの記事にもありました通り、アレを「美しい」と呼ぶ方もいらっしゃるようで。。
    そして、渓流釣りを始めたばかりの方達は、「沢山釣れた方が嬉しい」はずです。
    (というか、多分に・・
    アレを掛けてがっかりするのは、結構渓流釣りをやり込んでおられる方であり。。多数の(失礼ながら)素人的/レジャー的に渓流釣りを捉えていらっしゃる方は、「どんな姿態であれ、沢山釣れた方が楽しい」そういう方の方が大多数だと思うのです。
      ↓
    そんなこんなで、「観光資源的にマイナス」とか「漁協の経営にも・・?」ってなのは言えないかな?と思っています。
    「安くて沢山釣れる」⇒レジャー的人は来る=経済効果あり。
    と考えられているのかもしれません。
    (多分に「綺麗な魚が釣りたい」ってのは、『ニッチ』な要望だと思います。大多数は「沢山釣りたい」です。

    何が言いたいかと言えば、、
    正直、そういった経済の話まで持ち出さなくとも、、「オレは従来通りの綺麗なアマゴが釣りたいぞ!」と言ってしまった方が素直な気がします。
    私も「綺麗な渓魚が釣りたいぞ!」です。
    端的に、そこに集約されると思います。
    *:初見で生意気な事を書いて申し訳ありません。

    • 中国地方の釣り師さん、初めまして。
      ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。

      1について。

      単純にその川に放流する前に棲息していたアマゴを指して私は「本来のアマゴ」と言っています。
      そして、その本来のアマゴに近い形質のアマゴを放流して欲しいという話です。
      アマゴ生息域にヤマメを放流するのと同様に、見た目が明らかに異質なアマゴを放流していることに対しての問題提起です。なので、おっしゃる通り、これついては「見た目」を問題にしています。
      それと、ちょっと誤解がありそうですが、私が「本来その川に棲息している魚を放流するのが原則ですよね」と書いたのは「その川のアマゴを放流するのが筋」という意味ではありません。
      本文に書いている通り、アマゴ棲息河川にヤマメを放流したりその逆は問題ありますよね、という話で、それとド派手アマゴは近い問題があると思っているということです。
      例えば少し離れた養魚場からアマゴを仕入れて放流しても、それが本来のアマゴの形質を持った魚であれば(人為的に品種改良、または形質変化させた魚でなければ)問題ないと考えます。

      2について。

      多数の素人的/レジャー的に渓流釣りを捉えていらっしゃる方は、「どんな姿態であれ、沢山釣れた方が楽しい」そういう方の方が大多数だと思うのです。

      ということですが、この認識が私とは相違している点です。地域的な差もあるのかなとも思うのですが、少なくとも私の周辺には初心者も含めそのような人は少数派なんですよね・・・「綺麗な魚が釣りたい」というのがニッチな要望だとは思えません。
      その場合も「綺麗な」が何を指すのかという話になるんだとは思いますが。

      もし、おっしゃるように「渓流釣りを始めたばかりの人たち」が「どんな姿態であれ、沢山釣れた方が楽しい」と思っていて漁協がその人たちをターゲットに「見た目は何であれ安くたくさん仕入れられる魚を放流している」のであれば、やはり問題があるように思います。
      本当に安く仕入れられているのであれば、日釣り券2,000円は高いと思います。
      そして、キャンプのついでにちょっとだけ釣りをしようというような人は2,000円もする日釣り券を買わない場合が多いです(漁協で賃金を払って監視員を配置したり、無券釣り人の問題が総会で取り上げられるほどなので)。
      つまり、漁協は収入にならない客層をターゲットに経営していることになります。
      私は、他の方法論があると思っていますので、今後提案していきたいと思っています。

      おっしゃるような「オレは従来通りの綺麗なアマゴが釣りたいぞ!」という気持ちは私もあります。
      これが例えば漁協のアンケートで「渓流でどんな釣りができると嬉しいですか?」との設問であればそのように答えるかもしれませんが、今回は問題提起として書いていますので、そのように書くだけでは単なる釣り人のエゴで片付けられてしまうでしょう。
      それと「綺麗な魚が釣りたい」というのは今回言いたいことの核ではないんですよね。

      今回、私が一番言いたいことをまとめると、
      河川周辺の自然環境も含め、古来からの魚が生態系の中で自然繁殖して棲息していける、そんな河川管理(放流や禁漁区の設定など)をして欲しい。
      そのために、いろんな観点からの議論をして欲しい。
      と、いうことになります。
      つまり、私は釣り人の代表ではありません(笑)

      私は現在の放流について問題を感じていて、それに対する県の見解を確認した上で、河川を管理している漁協はもちろん、その他広い分野の方に「何が将来にとって良い方向なのか」まずは事実確認と議論をしていただきたいという思いで書きました。

      私と同じような考えの方ばかりのコメントだとなんだか気持ち悪いので(笑)、貴重なコメントをありがとうございました。

      今後ともよろしくお願いいたします。

  12. こんにちわ。

    その川の本来に近いサカナの放流が好ましいのは言うまでもないのですが、極端な話遺伝子攪乱まで視野に入れると、川の数だけ養魚場が必要になっちゃって、1匹¥1,000とかのサカナになっちゃうでしょうから、放流事業そのものが成り立たなくなっちゃうのが難しいところ。。。

    つまり、川の再生産能力を遥かに超える釣り人が訪れる以上、ある程度のバランスが必要んでしょうが。

    それにしても(見た目の)限度ってものが、、っていうのがありますよね。
    あの姿のアマゴ・イワナなら、ぶっちゃけレインボーとかブラウン釣るのと大差ないですから。

    願わくば、遊漁料を単なる「遊漁」だけでなく、その川の再生産に寄与する方法であってほしいものです。。。

    • Keymanさん、こんばんは。
      遺伝子攪乱は難しい問題ですよね。
      今回のド派手アマゴは、追記サトウマスの件を見る限り狭い環境で世代交代を繰り返した(意図的であれなかれ)結果なので、それはそれで問題だし。
      おっしゃる通りで、程度とバランスの問題なのかもしれません。例えば天竜川水系に放流する魚は天竜川水系由来の魚にするとか、そのくらいが良いのかもしれないですね。
      それと、上記でオジーさんがコメントしているように、放流よりも自然繁殖できる環境を整えるという方向性は良いのかもしれません。

      見た目だけの問題なのか、と言われてしまうんですが、実は見た目は重要で見た目があれだけ違っていれば遺伝子は一体どうなっているんだ?という感じです。
      私は、日本の渓流には古来から生き続けてきた魚が泳いでいて欲しいんですよね。

  13. 初めまして。岐阜県在住で、渓流釣りと周辺のアウトドアを楽しんでいる者で、以前からこちらを拝見しておりました。
    本記事には想うところが多く、コメントさせて頂きます。
    まず私の意見としまして、管理者様とほぼ同感です。ちなみに我々は、件の魚を「花魁アマゴ」とか「キャバクラアマゴ」と呼んでいます。

    私は岐阜県東部の出身ですので、長野方面にも以前はよくお邪魔していましたが、木曽川水系はもう、数年前から行かなくなりました。
    此方の記事で書かれている事とはまた、違う理由もあるのですけどね。

    木曽川では、養殖業者が高齢化により廃業・縮小しており、現在の漁協からの渓魚の購入先は、本記事で見られるような稚魚成魚を育てているところとなった、とのことです。正直に申しますと、折角釣れても、残念な気持ちになります・・。

    岐阜県でも十数年前に、派手朱点のアマゴが長良川水系に放流されたことがありましたが、不評だったため、翌年からは無くなったそうです。

    完全な私見ですが、この花魁アマゴは、産卵行動には参加していないか、していても一部じゃないかと感じています。川生まれと見える稚魚ではここまでの朱点はあまり見掛けませんし、秋に婚姻色を纏ったこのタイプのアマゴは稀にしか出会わないです。私が釣っていないだけかもしれませんけどね。
    せめて生まれた仔アマゴたちは、その川に馴染んだ姿であって欲しいと願う所です。

    問い合わせの件、また記事を読ませて頂きます。
    それと、当方のブログリンクにこちらを加えてよろしいでしょうか。
    宜しくお願い致します。

    • アイさん、初めまして。
      当ブログを読んでいただいているとのこと、ありがとうございます。

      花魁アマゴという名称は聞いたことはありますが、それが私が言っているものと同じなのか判然としなかったので、今回はド派手アマゴと表記しました。
      木曽川水系に来られなくなった他の理由が気になって仕方ありません(笑) その辺り、差し支えなかったら、何かの機会にコメント下さいね。
      木曽川のド派手アマゴ養殖の経緯をご存じなんですね。なるほど。
      長良川水系でド派手アマゴ放流したものの不評だったので継続しなかった、というのは英断ですね。

      このド派手アマゴは私も繁殖はしないんじゃないかと思っています。
      おっしゃる通りで、婚姻色になった個体や稚魚を見かけません。
      そうなると「本来そこに棲息している魚でなかったとしても、繁殖しないんであれば問題ない」という某漁協のニジマス理論を展開されそうで怖いんですけども(笑)
      それと、繁殖できない魚を放流するのって放流事業として見た場合費用対効果が低いですよね。
      もっと効率的に魚を増やすことができる方法があるような気がします。

      とても勉強になるコメントをいただき、ありがとうございます。
      ブログリンクを貼っていただくのはもちろん歓迎です。
      こちらからも、ブログリンクを貼らせていただきました。今後ともよろしくお願いいたします。

      • リコプテラさんの記事に触発されまして、私も真似して(笑)記事を一つ書きました。
        お手すきの折に、また覗いて頂ければ。
        また、こうした意見交換ができれば嬉しく想います。

        木曽川に行かなくなった理由はですね、実は色々ありまして・・。
        花魁アマゴに残念な想いがあるのは確かですが、これが理由で離れたわけではないです。
        あまり長文書いてもですので、いつかの機会にお答えしますね。

        リンクの件は快諾頂きありがとうございました。

        • アイさん、こんにちは。
          私に触発されるとロクなことないので、お気を付け下さい(笑)
          記事読ませていただきますね。また、そちらにコメント入れさせていただきます。

          木曽川に行かなくなった理由、ますます気になりますが(笑)これ以上詮索しませんので、気が向いた時に教えて下さい。
          こちらこそ、リンクありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

  14. 私のボームリバーでもここ2年くらい前からエラ見えイワナが出てきました。
    卵&稚魚放流だけの川で魚体も綺麗だったんですが、GWにやってくる釣り人から
    「釣れない」ってクレームが入って成魚放流をするようになったと漁協の人から聞きました。
    私は綺麗な魚を釣りたい派なので、私も漁協に意見しようかなって思ってしまいますね。
    あと朱点アマゴについては名前は忘れてしまいましたが、アンケートを取ってるHPがありました。
    確か派手派手なアマゴは人気無かったです。

    • キジトラ1011さん、こんばんは。
      エラ見えイワナもド派手アマゴ同様に養魚場で増えているんじゃないかと思うんですよね。
      ここ最近、数が増えてきたような感じがします。
      ゴールデンウィークは、普段釣りをしないような人もやってくることがあるので「お金を払ったのに全然釣れないじゃないか」と文句を言う人もいるのかもしれないですね。
      でも、結局のところ釣れる釣れないは場所選びも含めて、その人の腕次第なんですよね。
      漁協に文句を言う人自体が限られた人なので、その人の意見だけに左右されないようにアンケートをとるのも良いですよね。

  15. いつも興味深いテーマの情報発信ありがとうございます。ド派手アマゴに関しては、三重県伊賀が実家の釣友も釣ったことがあって、画像を見たことがあります。一方、同じ地域で、朱点無しアマゴも釣った!って、それアマゴじゃなくてヤマメなんじゃないの?イヤ、アマゴです、と未だ揉めていますが・・・いずれにしても、無闇な拡散放流で、本来の姿が失われていくのだけは避けたいものです。
    一方で、天竜川の某上流域の林道が度重なる崩落で、改修も進まず、普通の体力ではヤマトイワナの生息域に到達できなくなって久しい、と思っています。私などは、車止めからせいぜい10kmが限度。もう何年もヤマトには会っていません。昨年は、コロナ渦で行けませんでしたが、そんな渓流も釣り師も減って、ヤマトの勢力が下流方面にも伸びてるんじゃないかな!なんて勝手に妄想していますが、いかがなもんでしょうか。いずれにしても、県外からお邪魔している身なので、コロナ終息が第一!です。。

    • 川さん、こんばんは。
      こちらこそ、いつも読んでいただきありがとうございます。
      木曽川水系のド派手アマゴは限度を超えていると思うんですよねー。
      朱点無しアマゴですか。よーく見ないとわからないくらい小さく薄い朱点のアマゴはいますね。
      朱点がほとんどないアマゴを「ヤマトマス」と言って、遺伝子的にもヤマメに近いんだという話を最近聞きました。

      天竜川の某支流上流部は、2018年の台風で林道が崩落してしまい上流部まで上るのがかなり大変になってしまいましたよね。これはさぞかし釣り人が少ないだろうと思っていたら、翌2019年に苦労して上って行ってみたら、なんと以前よりも釣り人が増えていました (涙)
      そして、イワナの住み家も埋まってしまった場所が多く、残念ながら魚影も薄くなっていました。
      2020年は行けませんでしたが、今年は再び川の状態を見に行ってみようかと思っているところです。
      川さんも、またいらして下さい。
      コロナはワクチン頼みのところがありますが、なんとか終息に向かって欲しいですね!