ハードユースに耐え得る本格フラッシュライト|Olight M2R Pro Warrior & WARRIOR X PRO

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少し前にオーライトのPerun2のレビュー記事を書きましたが、同じオーライト社から新たに2製品の依頼を受けたので、レビューを書きます。※記事内の全ての写真はクリックすると拡大表示されるので、小さい写真でわかりにくい場合は拡大してご覧ください。

高機能コンパクトなフラッシュライト|Olight M2R Pro Warrior


Perun2同様まるでiPhoneのような高級感のあるパッケージなので、アウトドア好きな方にプレゼントするのも良いですね。

M2R Pro Warrior 同梱品と製品スペック


箱の中身は、M2R Pro Warrior本体の他に、ホルスター(ベルトループ付ケース)、マグネット充電ケーブル、ストラップ、取扱説明書です。
説明書は、残念ながらPerun2同様日本語対応ではありません。

 
他に交換用の平滑ベゼルと、竹でできているノベルティーグッズ?が付属しています。
この竹製のタグみたいなの、裏側までちゃんと作られていて良い感じですよ。
平滑ベゼルについては後述します。


Olight M2R Pro Warrior〔オーライト M2Rプロ ウォリアー〕
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オーライトではタクティカルライトというカテゴリーになっていますが、タクティカルって何?
言葉の意味としては「戦術的な」という形容詞らしいです。軍用や災害救助活動にも使えるくらいのライトってことですかね。
実際に日本の一般人が使うとしたら、防災、キャンプ、登山、夜釣り、夜間作業などに使えるライトってことになりますが、サバイバルゲームをやっている人にも適したライトなんだと思います。

M2R Pro Warrior スペック
本体材質 アルミニウム合金AL6061-T6+ステンレス
本体カラー ブラックのみ
最大光束 1800ルーメン
最大照射距離 300m
重量 179g(電池、クリップ含む)
長さ 136.5mm
ヘッド直径 29.5mm
ボディー直径 26.2mm
耐衝撃 1.5m
防水レベル IPX8
電池 OLIGHT専用 5000mAh 21700充電池
充電方法 マグネット式充電・MCC3充電ケーブル
商品内容 M2R Pro Warrior×1(クリップ、電池含む)
MCC3(2A)充電ケーブル×1
ホルスター(ベルトループ付ケース)×1
ハンドストラップ×1
取扱説明書×1
モード
モード1(ターボ) 1800→750→250ルーメン(時間経過で自動減光)
照射距離 300m
ランタイム 4.5分+145+45分
モード2(ハイ) 750→250ルーメン(時間経過で自動減光)
照射距離 185m
ランタイム 160+40分
モード3(ミディアム1) 250ルーメン
照射距離 110m
ランタイム 10時間
モード4(ミディアム2) 60ルーメン
55m
40時間
モード5(ロー) 15ルーメン
照射距離 27m
ランタイム 130時間
モード6(ムーンライト) 1ルーメン
ランタイム 50日間
   
モード7(ストロボ) 13Hz、1800ルーメン

特筆すべきは、TIRレンズを搭載しているので太く均一な光が遠くまで届く点です。

堅牢な作りの筐体で、耐衝撃性能1.5m、防水性能IPX8を有しているので過酷な条件下での使用にも全く不安がありません。
購入後30日間の返品返金保証5年間の修理保証(部品代、送料は別途必要)が付いているので安心ですね。

先代品 M2R Warriorからの主な変更点は、

  1. 充電池容量が、3,500mAh→5,000mAhに容量アップ
  2. 最大の明るさが、1,500lm→1,800lmにアップ
  3. 2AのMCC3ケーブルで、充電速度向上
  4. 重量が155gから179gに増量
  5. フロントベゼルがよりハードな仕様に変更
  6. テールスイッチの押しやすさが向上

マイナス点である重量アップは電池容量を大きくしたことに起因するので、全体としてはM2R Warriorのアップグレード版ということですね。

M2R Pro Warriorの充電方法と充電池

 
Perun2同様、底部に充電ケーブルのマグネット端子を近づけるとピタッとくっ付いて、充電が開始されます。
充電ケーブルのコンセント側は一般的なUSB-Aなので、手持ちのUSB充電器に接続。
そして本体側はライト底面にピタッとくっつきます。

 
充電中はマグネット端子とケーブルの接続部が赤色に点灯、充電が完了すると緑色に点灯します。
ホルスターに入れた状態でも、蓋を開いて充電できます。


そして、明るさと長時間点灯の要となる充電池。
底面キャップを反時計回りに回して外すと取り出せます。
Perun2は4000mAhの充電池でしたが、さらに容量の大きい5000mAhの充電池21700です。
※これはオーライト専用充電池で、他社製の汎用21700は使用できないので、予備が必要な場合はこちらから購入しておいた方が良いですね。

これだけ大容量の電池を使っているのに、スリムでコンパクトなボディーに仕上がっているのが素晴らしい。

M2R Pro Warriorの外形的特徴


Perun2と比べるとM2R Proの方が一回り大きいんですが、このくらいのサイズの方が握りやすくて手にフィットします。

 
オーライトおなじみのスリット加工ボディー。これのおかげでグリップ感が良いんですよね。
耐食性の高いアルミニウム合金AL6061に強度アップのためのT6加工が施されているので、質感も手触りも良いです。
そして、Perun2同様に双方向クリップも搭載されています。
このクリップは簡単に取り外すことができるので、不要な人は外せばさらにグリップ感が良くなります。私は外して使うと思います。

 
ライト前面に凹凸のある青色のベゼルが付いています。このベゼルはステンレス製で自動車のガラスを割ることもできる強度があるので、災害救助活動などでも活躍するでしょう。
写真2枚目のように持てばしっかり力が入るので、確かに車のウインドウでも割れそうです。試すわけにはいきませんが(笑)

このベゼルなんですが、凹凸がかなり細かく鋭利なので、ジャケットのポケットなんかにライトを入れておくと(私はそういう使い方はしませんが)、繊維を傷めてしまうんじゃないかと思うほど。
用途によっては無用な人も多いようで、平滑なベゼル(写真2枚目の黒いベゼル)も付属していて自分で簡単に交換できます。

 
「簡単に・・・」とは言ってみたものの、先述した通りこのベゼルは鋭利な突起がある上に径が小さいので力が入れにくいんです(個体差もあるかと思いますが)。
ぎゅーっと手が痛くなるのを我慢して思いっきり回してみましたが、外れません。
もちろん、プライヤーで掴んで回せば簡単に外せると思うけど、いきなり傷を付けてしまうのも残念なので、写真1枚目のようにゴムテープを巻き付けて回したら、なんとか外れました。

 
平滑ベゼルを時計回りにくるくる。取り付けるのは簡単です。
こんな感じに、平和な外観になりました。私は、このライトを使う時はホルスターに入れて腰に付けて持ち歩くと思うので、元の青いベゼルにしておきます。

 
底面近くにはストラップホールがついています(写真1枚目黄色矢印)。この部分の強度がしっかりしていて安心感があります。
ストラップ先端にはピンが装着されていて、簡単に通せるようになっています。こういう細かい気遣いが嬉しいです。ホールが小さいのでこれがないとなかなか通せません。


こんな風にストラップ手首に通して使えば、うっかり落としてしまうこともなくなります。
ストラップは太めで肌触りの良い少し伸縮する素材なので、手首が痛くなるようなこともありません。

M2R Pro Warriorのライト点灯方法

このライトにはサイドスイッチとテールスイッチの二つが搭載されています。

サイドスイッチと電池残量インジケーター

 
写真1枚目の黄色矢印がサイドスイッチです。通常使用でメインに使うスイッチです。
スイッチの中心部に電池残量インジケーターが付いていて、
点灯時に
75%以上充電されていれば緑点灯、
30〜75%ならオレンジ点灯(写真2枚目)、
30%以下なら赤点灯します。
充電式のライトはどのくらい電池残量があるのかわかりにくく、突然消灯なんてこともあり得るので、この機能はとても良いですね。

サイドスイッチで7つのモードを切り替える

M2R Pro Warrior には全部で7つのモードがあります。
高機能なだけにこの切り替え方法が、説明書に日本語で書かれていないとちょっと戸惑うかもしれないので、詳しく書いておきます。

電源ON/OFFと普段使う4つのモード

サイドスイッチを押すとON/OFFが切り替わります。
オンにした時には、前回消灯した時のモードで点灯します。
※ターボモードだけは、10分間だけは記憶されますがそれ以上時間が経つとミディアム1モードとして記憶されます。ストロボモードは記憶されずにストロボモードにする前のモードが記憶されます。

点灯時に再度スイッチを押してそのまま押し続けると、ロー→ミディアム2→ミディアム1→ハイ→ロー・・・・とぐるぐるモードが切り替わり、目的の明るさで指を放せばその明るさで固定されます。
通常使用では、この4つモードを主に使いますね。
ハイモードは160分経つと自動的にミディアム1モードに切り替わります。

特別強力な灯りが必要な場面で・・・ターボモード

スイッチを素早くダブルクリックするとターボモード(本製品の最高光量である1,800ルーメン)に切り替わります。
再びダブルクリックするとターボモードが解除され、ターボモード以前のモードに戻ります。
(消灯時でもダブルクリックするとターボモードで点灯します)

ターボモードは4分半経つと加熱防止と節電のため自動的にハイモードに切り替わり、そこからさらに145分経つとミディアム1モードに切り替わります。
ターボモードの明るさはとても頼もしいし、消灯時でもどのモード点灯でも瞬時にターボ点灯/解除ができるので、とても便利です。

常夜灯代わりに・・・ムーンライトモード

ライトが消灯した状態でスイッチを押してそのまま1秒以上押し続けるとムーンライトモードになります。(点灯しても押し続けると消灯して、下記スイッチロック状態になるので注意)
Perun2のムーンライトモードは5ルーメンありましたが、こちらのムーンライトモードは1ルーメンしかないので、本当に微かな灯りです。
真っ暗闇ならこれでも最低限の灯りは確保でき、なんと50日間も点灯し続けることができます。

緊急時に自分の居場所を知らせる・・・ストロボモード

ライト点灯消灯に関わらず、素早くスイッチをトリプルクリックすると瞬時にストロボモードに切り替わります。
Perun2のようなゆっくりとした点滅ではなく、高輝度の高速点滅です。
光量がある点滅なので、万が一の時には役立つこともありそうです。
ストロボモードを解除するにはスイッチを押します。

使い方が広がるもう一つのテールスイッチ

サイドスイッチと独立して本体底面にテールスイッチが装備されています。

 
このように持って親指で操作できます。
大きくて押しやすいボタンなので、写真2枚目のように厚い手袋をしていても操作できるのが特徴です。

テールスイッチは「通常設定」と「タクティカル設定」の切り替えが可能

通常設定時(工場出荷設定)
スイッチ半押し(クリック感なし)でミディアム1モード、全押し(クリック感あり)でターボモードて点灯。押している間だけ点灯し、離すとすぐに消灯します。
半押しも全押しも押してすぐに離すと、常時点灯できます。

タクティカル設定
スイッチ半押しでターボモード、全押しでストロボモードになります。押している間だけ点灯し、離すと消灯します。こちらの設定では常時点灯はできません。

通常設定とタクティカル設定の切り替え
テールスイッチを全押ししたまま、サイドスイッチを全押しすると二つの設定を交互に切り替えられます。

使い方の選択肢が広がるのは良いですが、全部の機能を使おうとすると操作法が煩雑なのでどちらかの設定にして、モーメンタリー(押している間だけ点灯する)スイッチとして使うのが理想的でしょうか。


このテールスイッチは、M2RからProになって進化しました。
M2Rでは外周と平坦なボタンで押しにくかったのが、PROでは外周より少しせり上がったボタンになったことで押しやすくなり、それに併せて誤操作を防ぐための3点の突起が付けられました。
上記した通り、厚い手袋をしたままでも押しやすくはなっていますが、私は比較的手が大きいのでこの本体サイズだと少し全押しがしにくい感じがあります。

テールスイッチ自体が、おそらくサバイバルゲームなどで多様する機能だと思うので私はあまり使いませんが、タクティカル設定にしておいて半押しでターボモードになるのは慣れれば便利かもしれません。

とても使い勝手の良いM2R Pro Warrior専用ホルスター

 
ホルスターと呼ばれるこのケース。蓋の開閉はバックルタイプ。
本体はスムーズに抜き差しできて良い感じです。

 
蓋を閉める時はカチっと差し込むだけだし、開くときは人差し指でバックルセンターを押して軽く引っ張るだけなので、暗闇でも手探りで簡単にライトを出し入れできます。

 
ホルスター背面にはカラビナ装着もできるようにD環(黄矢印)とホック留めのベルトループ(赤矢印)が装備されています。
このベルトループですが、通常はベルトにホック留めしますが、写真2枚目のように縫製されている側のテープにもベルトを通せるようになっているので、脱落が心配な場合は奥にベルトを通せば良いです。

ただ歩いているだけならホック留めで十分ですが、経験上、渓流釣りで藪漕ぎしたり高巻き斜面でしゃがんだりって時に、折り畳みノコギリや熊鈴のベルトループホックが外れることは多々あります。
ハードな使用環境では上記のようなベルトの通し方の方が良いです。
これ、それを想定して作られているとしたら、素晴らしいです!


35mm幅のベルトに装着してみました。写真は鏡に映して撮ってます。
ベルトループが広いのでもっと幅広のベルトでも大丈夫です。

 
ライト本体に、写真1枚目の赤矢印方向、黄色矢印方向どちらからでも差し込める双方向クリップが装備されているので、ホルスターに入れずに上着のポケットやベルトに装着することもできます。
35mm幅のベルトに装着してみましたが、しっかりしたクリップなのでこれでも特に不安はないですが、ホルスターに入れた方が出し入れが簡単で使い勝手が良いです。
Perun2は照射がグリップと垂直方向なので、ポケットやベルトに装着するとハンズフリーでそのまま前方を照らすという使い方もできましたが、このライトはそれができません。

 
このように前方を照らせるようにベルトに装着できるマウントがあったら嬉しいかも。
(写真1枚目はライトをゴムバンドで固定しています)
写真2枚目は点灯した状態です。こういう風に固定できれば、林道歩きなんかでは楽かも。
こんなマウントを作ってくれないかな。
そう考えると、ヘッドライトにもなるPerun2はとても便利なライトだと改めて実感しました。

あ、それとは別に、このライトを自転車用のライトとして使うマウントは販売されていますよ。
FB-1 自転車用ライトホルダー(公式サイトで見る


こんな感じに自転車のハンドルに装着出来ます。
M2R Proだけでなく、直径10〜35mmの円筒形懐中電灯に対応します。
M2R Pro遠くを照らしつつ、手前からの地面も自然に広く照らすので、自転車用ライトとしても良さそうです。

M2R Pro Warrior とても優れている点

  1. 長時間点灯、強力照射など多彩なモードで自分に合った使い方ができる
    安全な林道歩きでは光量抑えめのミディアム1モード、危険な場所や探索ではハイモードやターボモード、非常時にはムーライトモードでランタイムを稼ぐなど状況に応じて使い分けができます。
  2. 二つの独立したスイッチ
    サイドスイッチは小さめなのでグローブをした状態だと押しにくい場合がありますが、大きめのテールスイッチも装備しているので冬でも操作しやすいです。
    テールスイッチは通常設定とタクティカル設定を切り替えられるのも便利。
  3. サイドスイッチの電池残量インジケーター
    およその電池残量が常に確認できるのはとても便利です。
  4. 使い勝手の良いホルスター
    ベルトにしっかり固定できてライトの出し入れがスムーズなので、アウトドアでの使い勝手が良いです。

M2R Pro Warrior 改善、改良して欲しい点

  1. 取扱説明書の日本語対応
    このライトもPerun2以上に高機能なので、やはり日本語の説明書が欲しいところです。
    今後は対応してくれることに期待します。
  2. 充電池の入手性
    上記した通り、充電池がオーライト専用の21700で、他社製の汎用21700が使えないのがちょっと残念。オーライト専用21700はもちろん公式サイトで購入可能ですが、アマゾンなどでも充電池のみの購入ができると嬉しいです。

シンプル操作の強力フラッシュライト|Olight Warrior X Pro


こちらも M2R Pro同様に高級感のあるパッケージなので、プレゼントすると喜ばれるでしょう。
と言っても、このライトはM2Rよりさらにハードユースなライトなので使う人は限られるかもしれせんが(笑)

WARRIOR X PRO 同梱品と製品スペック


箱の中身は、WARRIOR X PRO本体の他に、ホルスター(ベルトループ付ケース)、マグネット充電ケーブル、ストラップ、シリコンタクティカルグリップリング、取扱説明書です。

 
Perun2の時に「取扱説明書を日本語対応にして欲しい」と書きましたが、WARRIOR X PROは日本語対応してくれています。


Olight WARRIOR X PRO〔オーライト ウォリアーXプロ〕
公式サイトで見る
公式サイトではM2R Proと同じタクティカルライトの他に捜索用ライトというカテゴリーにも掲載されています。M2R Proよりも遠投性能があるので、狩猟&射撃、警備関係の仕事、護身用、洞窟探検、登山、捜索&救助活動などの用途にも使える製品です。
もちろん、サバイバルゲームにも使えるでしょう。

WARRIOR X PRO スペック
本体材質 アルミニウム合金AL6061-T6+ステンレス
カラー ブラック、レッド、ブルー、グリーン(ブラック以外は限定色)
最大光束 2100ルーメン
最大照射距離 500m
重量 239g(電池、クリップ含む)
長さ 149mm
ヘッド直径 39mm
ボディー直径 26.2mm
耐衝撃 3m
防水レベル IPX8
電池 OLIGHT専用 5000mAh 21700充電池
充電方法 マグネット式充電・MCC3充電ケーブル
WARRIOR X PRO×1(クリップ、電池含む)
MCC3(2A)充電ケーブル×1
シリコンタクティカルグリップリング×1

ホルスター(ベルトループ付ケース)×1
ハンドストラップ×1
取扱説明書×1
モード
モード1(ハイ) 2100→920→270ルーメン(時間経過で自動減光)
照射距離 500m
ランタイム 2分+100+23分
モード2(ロー) 300ルーメン
照射距離 220m
ランタイム 8時間
※電池残量が45%〜10%になると、ハイモード600ルーメン、ローモード300ルーメンに減光され、電池残量10%以下になるとハイモード300ルーメン、ローモード15ルーメンに減光されます。

防水性能IPX8に加え、耐衝撃性能3mとM2R Proよりも頑強にできています。
購入後30日間の返品返金保証5年間の修理保証(部品代、送料は別途必要)が付いているのは同様です。

先代品 WARRIOR Xからの主な変更点は、

  1. 充電池容量が、3,500mAh→5,000mAhに容量アップ
  2. 最大の明るさが、2,000lm→2,100lmにアップ
  3. 2AのMCC3ケーブルで、充電速度向上
  4. 重量が218gから239gに増量
  5. テールスイッチの押しやすさが向上

電池容量を大きくしたことでやや重量アップしましたが、微増なので気になるレベルではないです。


カラーは、ブラック、ブルー、レッド、グリーンの4色ありますが、ブラック以外の3色は限定カラーなので、アマゾンなどでは売られていません。欲しい人は公式サイトから早めに購入して下さい。
ブルーやレッドもカッコイイですよね。

WARRIOR X PRO 充電方法と充電池 ユニークな電池残量警告


ヘッド部分が大きいいわゆる懐中電灯らしい形状で、M2R Proに比べると一回り大きいこのくらいのサイズの方が手が比較的大きい私は握りやすいです。
これでも一般的な懐中電灯に比べるとコンパクトサイズです。

 
底面の形状はM2R Proと同じで、マグネット方式の充電ケーブルで充電できるのも同様です。


充電池も同じオーライト専用充電池21700(3.6V・5000mAh)です。
(※他社製の汎用21700は使えないので注意)。
M2R Proは電池残量のインジケーターが付いていましたが、こちらは電池残量に応じて振動で教えてくれるという機能が付いています。

電池残量警告機能

  • 電池残量が30%以下→5分間ごとに1回本体が振動
  • 電池残量が10%以下→1分間ごとに2回振動
  • 電池残量が5%以下→10秒間ごとに3回振動

この機能はとても嬉しいですね。視覚ではなく触覚に訴える方法がおもしろいです。

WARRIOR X PRO 外形的特徴

 
AL6061-T6の上質な手触りは同様。
フロントのステンレスベゼルは径が大きく、その分凹凸もM2R Proほど細かくないので手で触っても痛いようなことはありません、


M2R Proに比べて、WARRIOR X PROの大きさと形状の方がこの持ち方だと力が入れやすく、万が一自動車のウインドウを打ち破るような時には威力を発揮しそうです。
そして、厚い手袋をしてもM2R Proよりもテールスイッチが押しやすいです。テールスイッチの大きさ自体は同じですが、M2R Proは手袋をすると本体が小さいこともあってしっかり握れない感じがあります。

 
本体後部についているタクティカルグリップリングとクリップは取り外すことができます。
テールキャップを緩めて外しリングを後方へ引っ張ると外れます。

 
シリコン製の滑らかな形状のリングが付属しているので、それに交換することができます。
キャップ側から差し込むだけです。


この方がグリップ感は良くなりますが、ストラップホールとクリップは使えなくなるので好みによって選べば良いですね。

 
私はハンドストラップを使いたいので、標準のリングに戻しておきます。
このストラップホールは大きくて頑強なので、特別な道具がなくても簡単にストラップを装着できます。

WARRIOR X PRO ライト点灯とモードの切り替え


テールスイッチのみのシンプルな操作です。
半押し(クリック感なし)でローモード点灯、全押し(クリック感あり)でハイモード点灯します。
いずれも、押してすぐ離す(ワンクリック)と常時点灯、押し続けると押している間だけ点灯して離すと消灯します。

マグネット式のWARRIOR X PRO 専用ホルスター

 
ホルスターと呼ばれるケース付きです。
こちらは、蓋の開閉はバックルではなくマグネット方式です。
簡単に開閉できて良いですね。

 
本体を差し込んで蓋をパカッと閉めるだけなんですが、気になるのは写真2枚目の黄色矢印のところにある窪み。
両側が窪んでいて、もちろん本体が簡単に抜け落ちないストッパーの役目をしていますが、これがちょっと狭すぎる感じで、出し入れの時にかなり力がいるんですよね。
蓋のマグネットは強力だし、この窪みはいらなかったんじゃないかと思います。まぁ、使っているうちにもっとスムーズに出し入れできるようになるかもしれませんが。

 
ホルスター裏側はM2R Pro同様の作りですが、本体に重量があるためかよりしっかりベルトに固定できるようにホックの他に面ファスナー(いわゆるマジックテープ)が付いています。
それと、上述したように奥側もベルトを通せる構造になっています。もう一度書きますが、これが素晴らしい。

 
ベルトに装着してみました。蓋の開閉は実に簡単で良い感じ。

 
本体のクリップを使って直接ベルトに装着してみました。
M2Rより小さめの一方向クリップです。35mm幅のベルトだとしっか挟めません。
もしベルトに直装着する場合は、幅30mm以下のベルトにする必要があります。


左からPerun2、M2R Pro Warrior、WARRIOR X PRO。
Perun2はヘッドライトとしても使えるコンパクトさが魅力ですが、握りやすさという点はWARRIOR X PROが一番優れています。

WARRIOR X PRO とても優れている点

  1. 頑強な筐体で手にしっくりなじむ大きさとグリップ
    アルミニウム合金AL6061-T6の質感の良さとスリット加工に加えて、絶妙な大きさと握りやすい形状によりグローブをしていてもしっかり握ることができ、スイッチ操作もしやすいです。
    ハードな使用環境下でも安心して使えます。
  2. 遠くを明るく照らす照射能力
    Lowモードでも遠投性能はかなりのものなので、通常はLowモードを使って電池残量を温存しておいて必要な時にさらに光量アップする使い方ができ、捜索、救助活動などでも活躍できる性能だと思います。
  3. シンプルで明快な操作性
    モードがHighとLowの二つに絞られているので、操作がシンプルで使いやすい。
  4. 振動で電池残量を教えてくれる
    充電池式は電池残量がどのくらいかわからないので、三段階で残量を知らせてくれるのはとてもありがたいです。しかも振動方式がユニークでおもしろいです。

WARRIOR X PRO 改善、改良して欲しい点

  1. ホルスターから本体の出し入れがしにくい
    蓋の開閉はマグネット式でとても良いのですが、上記した通りホルスター下部に設けられた窪みへの引っかかりがやや強く、本体の出し入れがしにくいです。
  2. 充電池の入手性
    これについては、M2R Proと同様です。

Perun2、M2R Pro Warrior、WARRIOR X PROの比較テスト

Perun2含め三機種を持ち出して夜間テストをしてみます。
一回目のテストの時は、途中から小雨がぱらついてきて、写真に雨の軌跡が映り込んで失敗。
仕方ないので、別日にもう一度出動。この時期の信州の夜は寒いんだよねぇ・・・ともかく、カメレオン8を履いて気合いを入れて出発!

前回と同じ場所でテストをしてみます。

 
カメレオン8を履いて準備万端。このシューズ、当初フィット感がイマイチだと思っていましたが、2週間くらい履いたらフィット感がだいぶ良くなって、今後もっとさらに足に馴染んできそうです。
写真2枚目は、M2R Proのムーンライトモードで5mの距離にあるジムニーを照らしたところです。
ムーンライトモードはたったの1ルーメンしかないんですが、真っ暗闇では最低限の灯りとして使えます。ムーンライトモードはなんと50日間連続点灯できるので、災害時などには役立つと思います。

さて、ここから三機種の比較テストです。
※写真は、全てオリンパス TG-4の『 i AUTO』モード(フラッシュOFF)で撮影し、一切画像補正は加えていません。※写真は全てクリックすると拡大表示されます。

足元の地面を照らしてみました


左から、Perun2、M2R Pro Warrior、WARRIOR X PROです。
いずれもハイモード(それぞれ500、750、2100ルーメン)。
近場の足元を照らすのは、光量は一番低いもののやはり拡散光のPerun2が一番見やすいです。
一番遠投性能の高いX PROは丸く切り取られるものの、意外と見やすいです。

20m離れた距離から建物を照らしてみました


左から、Perun2、M2R Pro Warrior、WARRIOR X PROです。
いずれもハイモード(それぞれ500、750、2100ルーメン)。
このくらいの距離まではPerun2の拡散光も十分届くので周囲を広く照らして見やすいですね。
M2R Proは中心部をしっかり太い光で照らしつつ周辺も自然な感じに照らします。
X PROは2100ルーメンもあるので、さすがにかなり強力な光で中心部を照らし、周辺は丸く切り取られますがかなり明るいです。

離れた場所のジムニーを照らすテスト

三機種のそれぞれのモードは、光束値(ルーメン)が同じではないので、写真を3つ並べてどれが優れていて、どれが劣っているという単純な比較はできませんが、どの機種のどのモードでどんな見え方をするのかはわかると思います。
Perun2の写真の手前の影はカメラの影なので、無視して下さい。

25mの距離 その1


左から、Perun2(Med)、M2R Pro Warrior(Med1)、WARRIOR X PRO(Low)です。
光束値はそれぞれ120、250、300ルーメン。
いずれもジムニーは視認できますが、数値通りX Proの明るさが際立ち、丸く切り取られているものの周辺もかなり広く明るいです。

25mの距離 その2


左から、Perun2(High)、M2R Pro Warrior(High)、WARRIOR X PRO(Low)です。
光束値はそれぞれ500、750、300ルーメン。
Perun2も実用的にかなり明るく広く照らして見やすいですが、750ルーメンのM2R Proはジムニーをかなり明るく照らして周辺もそこそこ照らしています。
X PROはLowモードの他二機種より劣る300ルーメンという数値なのに、ジムニーをかなり明るく照らしているのが驚異的。

25mの距離 その3


左から、Perun2(Turbo)、M2R Pro Warrior(Turbo)、WARRIOR X PRO(High)です。
光束値はそれぞれ2500、1800、2100ルーメン。三機種とも最大出力での比較です。
これは違いがわかりやすいです。
Perun2は、一番広い範囲を照らしていて、ジムニーもはっきり見えます。
M2R Proは、太い光でジムニーにかなり強い光が当たっています。周辺も自然にそこそこの広さを照らしています。
X PROは、丸く切り取られた光になりますが円の中はまんべんなく明るく、中心の明るさはまぶしいほど強いです。

50mの距離 その1


左から、Perun2(Med)、M2R Pro Warrior(Med1)、WARRIOR X PRO(Low)です。
光束値はそれぞれ120、250、300ルーメン。
写真をクリックして拡大して見て下さい。M2R Proはなんとかジムニーを視認できます。
X PROは、Lowモードでもはっきりとジムニーが視認できるのがさすがです。

50mの距離 その2


左から、Perun2(High)、M2R Pro Warrior(High)、WARRIOR X PRO(Low)です。
光束値はそれぞれ500、750、300ルーメン。
Perun2もハイモードなら十分見えますね。
M2R Proはジムニーをより明るく照らすのみならず、後ろの木まで照らしています。
X PROはローモードの300ルーメンでありながら、ジムニーを一番明るく照らしています。いかに集光性能が優れているかわかりますね。

50mの距離 その3


左から、Perun2(Turbo)、M2R Pro Warrior(Turbo)、WARRIOR X PRO(High)です。
光束値はそれぞれ2500、1800、2100ルーメン。三機種とも最大出力での比較です。
Perun2は持ち前の照射範囲の広さが生かされてますね。ジムニーもハッキリ見えます。
X PROは50mの距離になってもまだまぶしいほど明るいです。

100mの距離 その1


左から、Perun2(High)、M2R Pro Warrior(High)、WARRIOR X PRO(Low)です。
光束値はそれぞれ500、750、300ルーメン。
Perun2はジムニーを視認できません。
この比較だと、M2R Proが一番はっきりジムニーを捉えていて、手前の方も広く自然に照らしていますね。
X PROはM2R Proの半分以下の数値300ルーメンにも関わらず、ジムニーを視認できるのが凄いです。
写真は載せませんが、M2R Proはミディアム2モード(60ルーメン)でも微かにジムニーを捉え、ミディアムモード1(250ルーメン)ではX PROのローモードよりもハッキリとジムニーを照らしていたことを付記しておきます。

100mの距離 その2


左から、Perun2(Turbo)、M2R Pro Warrior(Turbo)、WARRIOR X PRO(High)です。
光束値はそれぞれ2500、1800、2100ルーメン。三機種とも最大出力での比較です。
Perun2は、左側の道路や立木を見ればよくわかりますが、周辺の広い範囲を照らしつつ100m先のジムニーもなんとか視認できます。
M2R Proは、手前から地面を広く照らしつつ100m先のジムニーもハッキリ明るく照らしています。
X PROは100m先のジムニーを一番明るく照らしてします。丸く切り取られた円の中が明るい分、外側は真っ暗なので用途や好みにによって適不適が分かれるでしょう。

それから、カメラの反応によって必ずしも写真の見た目通りではありますが、Perun2が比較的白い光なのに対して、M2R ProとX PROは肉眼でもやや黄色っぽい光です。

ライトを点灯して林道を歩いてみる

林道を歩く その1


左から、Perun2(Med)、M2R Pro Warrior(Med1)、WARRIOR X PRO(Low)です。
光束値はそれぞれ120、250、300ルーメン。
Perun2のミディアムモードは暗く感じますが、真っ暗闇の林道をライト無しで2時間半歩いた経験があるので、このくらいの灯りでもとてもありがたいし、林道は歩けるんですけどね。
M2R Proのミディアムモードくらいあれば、たた歩くだけなら十分です。
X PROのローモードはかなり遠くまで見通せて安心の光量。ただ、この円形に切り取られる照らし方は周りが真っ暗になってなんだか怖いので(笑)、林道歩きに使うのは私は好みません。

林道を歩く その2


左から、Perun2(High)、M2R Pro Warrior(High)、WARRIOR X PRO(Low)です。
光束値はそれぞれ500、750、300ルーメン。
Perun2のハイモードは、遠方照射は及びませんが周囲全体を明るく照らしてくれるので、林道歩きに向いています。このくらい明るければ真っ暗な林道歩きも怖くないです。
M2R ProはPerun2より遠くを照らしつつも、手前の地面から比較的広く照らしてくれます。
進行スピードが高いMTB使用ならこの3つの中ではM2R Proが適していると思います。
X PROは、300ルーメンと光束値は他二つに比べて劣っていますが、遠方の明るさは750ルーメンのM2R Proにも負けていません。

林道を歩く その3


左から、Perun2(Turbo)、M2R Pro Warrior(Turbo)、WARRIOR X PRO(High)です。
光束値はそれぞれ2500、1800、2100ルーメン。三機種とも最大出力での比較です。
いずれも、このモードでの長時間点灯はできないため、林道歩きで常時使うことはなく一時的に目的物を確認する場合などに使用は限定されますが、いざという時には頼もしい明るさですね。
Perun2は広く明るく照らしますが、遠方照射は他二製品に劣ります。
M2R Proは、遠くを照らしつつ周辺もかなり広く照らしますね。
X PROは円形に切り取られる光ですが、円の中心は一番明るく遠くまで照らします。
これを見ても、Perun2に比べてM2R ProとX PROは、黄色味がかった光だとわかりますね。


三機種を同条件で使ってみて、それぞれの性格がよくわかりました。

Perun2、M2R Pro Warrior、WARRIOR X PROの比較テストまとめ

Perun2…アウトドアレジャーに広く使えるヘッドライト

ヘッドライトとしても使えて、広がりのある拡散光が特徴です。
比較的近場を照らすのに適しているので(ハイモード、ターボモードではかなりの遠投性もある)、コンパクトでいろんな使い方ができ、キャンプや林道歩き、登山や夜釣りなど一般的なアウトドアレジャー向きのライトです。

M2R Pro Warrior…多機能コンパクトなフラッシュライト

TIRレンズによる太くて遠投性のある光が特徴。
遠投性能も優秀でありつつ、足元から広く地面を照らす周辺照明力も持っているので、林道歩きやMTBライトとして使うのにも適しています。
また、1800ルーメンという能力を持ちながら、1ルーメンで50日間連続点灯できるというような多彩なモードと独立した二つのスイッチを搭載しているので、いろんな使い方に対応できます。
それに、これだけ多彩なモードを使いこなすこと自体を楽しめるライトです。

WARRIOR X PRO…シンプルで強力な遠投特化フラッシュライト

遠投性能に特化しています。
他製品より頑強にできているし、グローブをしていても握りやすい形状と大きさで、モードも二つに絞られて操作性を優先させています。ハードな使用環境で使い勝手の良いライトです。
アウトドアレジャーというよりは、捜索、救助活動などにも使える本格ライトと言えますが、非常時にも使える懐中電灯として自動車に載せておくのも良いですね。

 

私は、キャンプや渓流釣りなどアウトドア活動視点で書いていますが、M2R Pro WarriorとWARRIOR X PROは、「warrior」が名前に付いているだけあって、サバイバルゲームに使う人も多いんじゃないかと思います。索敵やオトリ的な使い方をするんだと思いますが、その方面は私は詳しくないので、上記テストを踏まえて判断していただければと思います。

最近はいろんなライトに触れる機会が多くなりましたが、ライトってナイフと一緒で必要以上にいろんな物を使ってみたくなる道具ですね(笑)

コメント

  1. さすがライトマニア。(笑)
    間違いなく両手両足にセットしても余るくらい、ライトのコレクションが増殖してますよね♪

    • kuniさん、こんにちは。
      私、以前はヘッドライトすら持たずに渓流を遡って、真っ暗な林道を歩いて帰ってくるなんてことをしてた人間がまさかこんなにライトにこだわるようになるとは(笑)
      オーライトさんのおかげでいろんなライトを試したので、光のタイプがいろいろあるんだということがわかって、今後ライトを選ぶ時に基準ができました。