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梅雨明けのキノコパトロール|土用マツタケを求めて

きのこ狩り
この記事は約5分で読めます。

梅雨明け直後に、山へキノコパトロールに出かけるのは毎年恒例です。
うちの辺りでは「土用マツタケ」と呼ばれる梅雨明け直後に出てくるマツタケが目的ですが、過去に2回ほど採ったことがあるだけでそうそう簡単に採れるものではありません。

まだ正式に梅雨明け宣言が出ていないけど、天気予報では晴れマークが並ぶようになったので7月14日に、ちょっと様子見に行ってきました
午後からになってしまったので、かなり暑い山を上っていかなくては。

梅雨明けの山歩き|2021年最初のキノコパトロール

長年活躍してくれたカメレオン4にトラブル発生!

ジムニーから降りて、さて、カメレオン4を履いて出かけますかね、と靴紐をぎゅーっと締め込んでいたら、バチッと靴紐が切れたと思ったら、靴紐を通すテープ部分が切れてしまいました。
春先に、ゴアテックスが劣化してきて雨の日には足が濡れてしまうことが発覚しましたが、いよいよこのシューズも寿命かもしれません。

釣行の時の林道歩きなんかではカメレオン8を履いていますが、カメレオン4もまだ履けるので山歩きなんかではまだ時々使っています。

今日はこのシューズしか持って来ていないし、どうしたもんかな。

 
切れたテープが通っていた穴に直接靴紐を通せばいいのか。
ちゃんと緊急時に対応できるようになっているんだ。素晴らしい。


さて、気を取り直してメリダマッツをジムニーから降ろして、久しぶりに林道を漕いで行きます。
湿度が高くてちょっと蒸し暑いです。

 
林道沿いにはフキがたくさん生えていますが、フキが生えているところを良く見ると大体ミツバも生えています(写真2枚目黄色丸印)。


ミツバはだいぶ伸びていますが、まだ食べられるくらいのものもあります。

 
この赤い野イチゴ、クマイチゴですね。


葉っぱはモミジイチゴとはちょっと違い、基本は卵形で葉によって3~5に割れ、縁は不揃いにギザギザしています。

モミジイチゴよりやや酸味が強く野性味のある味ですが、こちらも美味しいです。

 
暑いですねぇー。
後から思えば、この時はまだ梅雨は明けていなかったので、湿度もかなり高かったですね。


なんか、にわか雨が降りそうな空・・・

 
いつもの駐輪場所にMTBを置き、斜面を上って行きます。

登り始めてすぐにかわいいアカヤマドリが出迎えてくれたものの・・・

 
ハナホウキタケ(毒)はちらほら出ています。
それからアカヤマドリの幼菌を見つけました。


一番小さいのは残して、二つは採りました。
アカヤマドリの幼菌は身がしっかりしていて、バター炒めやリゾット、パスタなどに入れると美味しいです。

 
これ、傷んでるけどアミタケじゃないの?
やっぱりアミタケだ。ナメクジに食われたと思われるアミタケが数本出ていました。


それから例のギンリョウソウはちらほら見かけますね。
こんな風に目玉おやじみたいになったギンリョウソウはちょっと不気味なんだけど。

 
めぼしいキノコは見当たらないまま、雨がポツポツ落ちてきました。
まいったな。


と思っている間もなく、雨が大粒になってかなりの降りになってきました。
この木の下で雨宿りさせてもらおう。

斜面なので、あまり落ち着かない体勢で15分、20分と待ってみましたが、完全に止む気配はなく、仕方なく小降りになったところで、再び歩き出すことにしました。
キノコが採れるような山に木がたくさん生えているので、小雨程度ならそれほど雨に濡れません。

 
応急処置したカメレオン4は全く問題ないですが、ここ数日も断続的に雨が降っていたせいで斜面の土はズルズル滑ります。
地面には湿り気がたっぷりある割には、キノコはほとんど生えていないんですよねぇ。

 
あの木の根元に何かある、と思って見に行ってみると、ハナビラタケでした。
もっと小さいうちは食べられますが、大きくなって茶色っぽくなっているのでこれはダメですね。


これはウスタケ(毒)というちょっと変わったキノコ。


結局、めぼしい収穫のないまま、山頂に辿り着いてしまいました。
先ほどのにわか雨のせいで、蒸し暑さが倍増しちゃってるし。
いつものように長老赤松に挨拶して山を下ります。

真っ黒なヤツと一年ぶりの再会


下りで油断すると、皮の剥げた木の枝に乗ってズルッと滑ったりするので、慎重に降ります。

駐輪場所まで辿り着けば、一安心。
MTBで蒸し暑さを吹き飛ばしながら爽快に下ります。
ちょっと考え事をしながら下っていくと、
ん?
最初は黒い切り株のように見えました。いや、カモシカ?


なんと、昨年と同じ場所でまた子熊に出会ってしまいました!
ヤバい、急ブレーキ!!
これはイラストを合成したものですが、実物はもっと真っ黒でした。
昨年よりもかなり近づいてしまったので、ドキッとしました。
じーっとこちらを見つめているので、私もじーっと目を見つめつつ、腰のホルダーからデジカメを取り出して構えようとした瞬間に、くるりと向きを変えて右側の斜面、藪の中へ降りて行っちゃいました。

うちに帰って来てから確認してみたら、子熊がいたのは昨年と全く同じところ。
子熊って一年でどのくらい大きくなるのか知らないけど、もしかしたら昨年出会った子熊なんじゃないの?
子熊と言っても体長1mくらいはあったし。

いずれにせよ、この近くに住み家があることは間違いないね。
来年再会する頃にはもう立派なツキノワグマに成長していることでしょう。いや、その前に秋のキノコシーズンにまた遭遇しちゃうかも?

2021年、キノコは豊作か不作か?

今年のキノコシーズン、どうなんでしょうね。
県北部では今の時期にアカヤマドリなどがかなり採れているようですが、私がいつも行く山では梅雨明け直後にはキノコの気配が薄かったです。
秋のキノコシーズンにはたくさんキノコが出てきてくれると嬉しいんだけど、今のところ秋のキノコを占える材料が揃っていません。
前哨戦として、お盆頃になったらチチタケを探しに行ってみよう。
うちの辺りでは、チチタケは昔ほど採れなくなってきているのがちょっと心配なんだけど。

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コメント

  1. こんにちは
    キノコいいですね~。
    ましてや、土用マツタケなんて。
    たしか、昨年か一昨年だったか、採られましたよね。
    そんなキノコと一緒に、熊さんですか。
    遭う人は遭うんですね~。
    私は、一度も見たことがありません、野生の熊。
    でも、遭いたくありません。

    • マンボウさん、こんにちは。
      まだキノコの本格シーズンは先ですが、土用マツタケは過去に2度採ったことがあるので、梅雨明けには一度は歩いてみたくなっちゃうんですよね。
      私の場合、土用マツタケが採れる確率と熊に出会う確率は大体同じくらいです(笑)
      山奥にいる熊は向こうの方から逃げて行きますが、人里に出てくる熊は私も怖いです。

  2. この時期からキノコが採れるのは嬉しいですが、熊はヤバいですね 木曽町の観光スポット近くにも出たらしいので、今年は特に多いのかもしれません。お気をつけ下さい。

    • Kさん、こんにちは。
      まぁこの時期からキノコパトロールに出かける人は、ちょっとおかしいと思います(笑)
      昨年も熊の目撃情報多かったですが、伊那でも昨年以上に熊の目撃情報が多いです。ほとんどのケースが人里近くなのでちょっと心配です。
      私は過去3回出会った(いずれも子熊)のはいずれもMTBで林道を高速で下っている時で、熊鈴を付けて歩いている時には出会わないことを考えると、熊鈴の威力は少なからずあるんじゃないかと思います。
      ありがとうございます。気をつけるようにします (^_^)

  3. 夏キノコ、良いですね(^^)
    ヤマドリ系のキノコはズッシリしてて、好きです。

    チチタケもそろそろ出るかと、私も山では探し始めています。
    秋に好条件だと良いですね。

    • アイさん、こんにちは。
      例年ならショウゲンジなんかも少しは出ているんですが、今年はダメでした。
      おっしゃる通り、ヤマドリ系はどっしりずっしりで、キュートな見た目なんですよね。幼菌は特に。美味しいものも多いですよね。
      チチタケはうちの辺りだとちょうどお盆くらいが目安ですが、近年採れる場所が減ってるんですよねぇ・・・
      秋の本格シーズン、お互いキノコも楽しめると良いですね (^_^)

  4. クマイチゴは良いけど、クマは嫌・・・(笑)
    さすがにおまつさんには会えませんでしたか。
    秋のお楽しみですね。

    • kuniさん、こんにちは。
      クマイチゴなんか採って喜んでいるから、熊に出会ってしまったのかも。
      「おまつさん」っていうと、なんか夏に出てくるお化けみたいですね。なかなか出会えないという点では共通しているけど(笑)
      私の行く山では昨年はキノコが不作だったので、今年も不安感は拭えませんが、楽しみに待つことにします。
      9月は渓流も最終盤だしキノコも採れ出すので、個人的には一番忙しい季節です (^_^)

  5. こんにちは。
    私も昨年の日誌を見ますと8月2日に開田まで行ったとあります、狙いはショウゲンジですが、
    今年はどうしようかと迷っています、アカジコウが採れる所なんですがね、ショウゲンジも沢山は採れなくても様子だけは見てみたい気もします。
    今年はクマの出没が多いですね、聞いた話ですが近くですでに2匹捕獲したようです、義兄から毛ばりに使うなら毛皮が要るかと電話がありましたが、断りました。
    動物愛護団体からの様々な要請があってなかなか処分も難しい様です。

    • ハックル70さん、こんにちは。
      そうなんですね、開田ではショウゲンジが採れる頃なんですか。私はお盆頃にチチタケを採りに行っていましたが、昨年行ってみたら森が切り開かれて採れなくなっていました。
      アカジコウは好きなキノコなんですよね。先日、南木曽方面で林道脇に一つだけ出ていました。

      伊那も連日熊の目撃情報が出ています。人里に出てくる熊は本当に怖いです。
      動物愛護団体の言うことも理解できる部分はありますが、団体によっては「人間の命よりも動物の命の方が大事」というような過激な主張をしてきたり、なかなか難しいです。

  6. あまがえるさん、初めまして。ポニョと申します。いよいよキノコシーズン到来ですね。ここ飯田でも市場に栗とキノコの台が設置されました。一昨日アミタケ(ぜにいくち)はまだかなあと行ってみたら、人形茸がどーんと列になってた。昨年より1週間早い!

    • ポニョさん、初めまして。
      当ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。
      そうですね、本格きのこシーズンが始まりました!
      飯田にお住まいなんですね。産直にはキノココーナーが設置される時期ですね。
      例年だと、アミタケやコムソウ(ショウゲンジ)がたくさん出てくるはずなんですが、今年は少ないのが気になります。
      他のキノコは割とたくさん出ているので豊作の予想はしてますが、今後の状況次第でしょうか (^_^)