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2021秋のきのこ狩り速報(1)|今年はキノコ豊作の予感

きのこ狩り
この記事は約6分で読めます。

渓流二泊三日釣行の三日目をアップしようと思いましたが、秋のきのこパトロールに行ってきたのでそちらを先にアップします。
私のキノコ速報を参考にしてくれている人が結構いるようなので、新鮮な情報をお届けしたいと思います。キノコは一週間も経つとガラッと様子が変わってしまうので、情報の鮮度が重要です。

出かけたのは9月7日です。

山はキノコだらけ|2021年秋 第一回キノコパトロール

山を上り始めるとキノコの気配濃厚、ショウゲンジはまだ出始め

 
カメレオン8を履いていつもの林道歩き。
早朝からキノコ山へ向かいます。

 
林道には落ち葉が多くなり、もう秋の雰囲気です。
フシグロセンノウの花も秋を思わせますね。

 
林道をショートカットしている途中、ギンリョウソウがお出迎え。
ちょっと不気味な目玉おやじになる前のギンリョウソウは華麗な姿です。

 
ちょっとまとまって生えているのはツチカブリ(毒)ですね。

 
お、その近くにサクラシメジ発見。結構生えています。

 
いつもの山を上り始めます。
いつも通りハナホウキタケ(毒)の仲間がたくさん生えています。

 
ドクベニタケ(毒)の幼菌があったり、オニシロタケ(毒)があったり、昨年よりは明らかにいろんなキノコが出ていて良い感じです。


アカマツ混じりの混生林。

 
コムソウ(ショウゲンジ)もちらほら出始めていますね。

 
早くもニガクリタケ(毒)も出ています。こうやってみると美味そうに見えますね。
ウスフジフウセンタケ(食不適)もちらほら。

 
お、ウラベニホテイシメジ発見。
だけど、虫に食われて柄の中身がボロボロです。まだ気温が高いので、虫に食われている確率が高いです。

サクラシメジがビックリするくらい大量発生


この辺りは雑木林です。

 
クリフウセンタケもちょっとだけありました。

 
昨年はあまりの不作にほとんどみかけなかったニンギョウタケ。これはあんまり嬉しくはないんだけど。
それから、季節外れのチチタケも数本。今年はチチタケを採りそびれちゃったと思っていたのに今頃採れました。

 
今年はなぜか色鮮やかなハナホウキタケ(毒)が少ないです。
テングタケ(毒)もキノコらしい見た目で割と好きです。食べられないけど。

 
サクラシメジは大豊作!
遠くから見ても明らかに大きいオレンジ色のキノコ、あれはたぶんアカヤマドリだな。


こんなに大きくなったアカヤマドリ。少し虫に食われているけど、食べられそうなので持って返します。ずっしり重いです。


それから近くにこんなにかわいいタマゴタケも。
状態の良いタマゴタケを見つけると嬉しくなります。タマゴタケは見た目では一番好きなキノコかも。


アカマツの根本には巨大なハナビラタケが。これはスルーですね。

 
シラカバ混じりの雑木林。
下の方の枯れ株にキノコがたくさん生えているのが見えます。あれ、食べられるやつだといいな。

 
ん?これはもしや・・・

 
なんだか美味しそうに見えますよね。

 
オピネルで縦に割ってみると、
やっぱり根本に黒い染みが! これ、ツキヨタケ(毒)ですね。
初めて見つけたかも。

 
サクラシメジの大量発生は留まるところを知らず、すぐにビクがいっぱいになっちゃったので、バックパックの方に入れ替えます。さっきのアカヤマドリも入っているからかなりの重さ。

謎フウセンタケと謎イグチ

 
さらに登って行くと、例年見かける謎のフウセンタケの仲間の群落。
今年も円く列をなすように大量に生えています。
昨年はこのキノコすら出てこなかったので、この山は相当な不作でした。


幼菌はこのくらいの大きさで、カワムラフウセンタケに似てなくはないけど、傘や柄の感じがちょっと違うんですよね・・・


すぐに巨大化して、傘の裏は緻密なヒダでうっすら紫がかっています。
カワムラフウセンタケに似ていると言われるフウセンタケモドキ、モリノフジイロタケもちょっと違うし、そもそもこんなに大きくならないみたいだし・・・???

2023.10.3追記:
上記、謎フウセンタケはモリノフジイロタケだと判明しました。

 
おーっ、コウタケ発見!
幼菌がぽつぽつ出ているから、これは一週間くらい温存かな。
キノコの場合、見つけた時に採らないと他の人に採られちゃう確率高いので、難しいところなんですが。
これがマツタケだったらほぼ間違いなく他の人に採られるけど、コウタケは地元では狙っている人が少ないので一週間後まで大丈夫であることを祈ろう。

 
なんやかんやキノコはたくさん生えています。
ウラベニホテイシメジなんかを少し追加。

 
鮮やかな色合いがベニヤマタケ。綺麗なので好きなキノコです。
良く似ているヒイロガサと共に食べられるらしいけど、今のところ食べたことないです。
今度見かけたら採って食べてみます。

 
さっきの謎フウセンタケと共に、キノコシーズン初期に山でほんとによく見かける謎イグチ。
これも何なのか不明。


極めて緻密な白い管孔を持ち、傘の裏も柄も部分的にほんのり黄色味がかっています。


この山にも大量発生しています。

ぬか喜びの後、山の神様は見捨てなかった。


遠目に、もしや傘の開いたマツタケでは!?と思わせたこのキノコ。


近づいてみると、全然違うじゃん。まぁ、そう簡単にマツタケが採れてたまるか(笑)
これはテングタケの系統?

 
ウラベニホテイシメジと混同しやすいと言われるクサウラベニタケ(毒)
私はこの二種を間違えることは100%ないですけど。


山頂の長老アカマツにご挨拶して今日も帰りますか。
この周辺も以前はマツタケが採れましたが、ここ数年シロを掘り返してしまう人がちが現れて、マツタケはすっかり出なくなってしまいました。


その代わりに一本だけ季節外れのチチタケが。
このチチタケに手を伸ばした時に、左の視界隅に一つのキノコを捉えました。
あれ? あれはもしかして・・・いやいや、マツタケと思わせてまた別のキノコでしょ?
だけど、あれはどう見ても・・・


マツタケだー!!


ちょっと小さいけど正真正銘の今期第一号のマツタケ。
山の神様、ありがとうございます!!
今シーズン、もう少し大きいのが何本が採れた嬉しいけど、あんまり欲張らないようにしよう。

 
マツタケが採れたので気分も爽快に、タマゴタケやクリフウセンタケを少し追加しながら山を下りました。

 
車止めまで下りて帰る道すがら、稲穂は頭を垂れ、そば畑には小さな白い花が広がっています。


コスモスも風に揺れて、もうすっかり秋ですね。


今日はマツタケが採れたことが一番嬉しいですが、その他のキノコも豊作です。
極上のタマゴタケが採れたのも嬉しかったし、サクラシメジの大発生にはビックリしました。
ショウゲンジはまだこれからたくさん出てくると思います。

本日の収穫

マツタケサクラシメジショウゲンジタマゴタケウラベニホテイシメジクリフウセンタケアカヤマドリチチタケ

2021年秋のキノコ予想(長野県上伊那地域)

昨年は出だしから絶不調で、結局シーズン最後までキノコ全般良くありませんでした。
しかし、今年は今回の第一回目から食毒含めいろんなキノコが森を賑わせています。8月の豪雨は長野県内に甚大な被害をもたらしたので複雑な心境ですが、8月の降水量が多かったことはキノコ発生にとっては良い影響を与えたようです。

9月に入ってからも十分な雨量があるので、今年のキノコは豊作だと予想します。
昨年は今回大漁だったサクラシメジを始め、ウラベニホテイシメジやコウタケも全く採れなかったので、今年はそれらのキノコが採れると嬉しいです。
そして、私が一番美味しいと思っているアミタケショウゲンジハナイグチクリタケなどいわゆる雑キノコを秋の味覚として存分に味わいたいです。

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コメント

  1. こんばんは。
    キノコ、出ていますね!羨ましい収穫です。
    ハナビラタケはスルーなんですね、私は好きなキノコですが(^_^)
    今秋は楽しめそうで、期待が膨らみます♪

    • アイさん、こんにちは。
      今年は8月の大雨の影響か、いろんなキノコがかなり出ています。
      ハナビラタケは他のキノコが出ていなければ採っていくこともありますが、今回のはやや古くなっていたのと大きすぎるのでスルーしました(笑)
      これからキノコの本格シーズンなので楽しみですね。渓流も終盤なのでちょっと忙しいですが (^_^)

  2. キノコ 凄く出てますね。今週末、ちょっと見に行ってみようかな でも、熊さんが怖い

    • Kさん、こんにちは。
      今年は全般的に早めにキノコがたくさん出てきています。その分早く終わってしまう可能性がありますが、山に入ればいろんなキノコが見つかるので歩いていても楽しいです。
      伊那でも木曽でも熊の目撃情報がかなりありますが、山に棲んでいる(人里に降りてこない)熊は基本的に人間より先に逃げて行くと思いますよ (^_^)

  3. キノコの詳しい方尊敬します。
    全くもって羨ましい。

    • 半漁人さん、こんにちは。
      小さい頃、爺ちゃんや婆ちゃんにくっついて山にキノコ狩りに行っていたのが始まりです。
      それがきっかけで山を歩くのが好きになったようが気がします。
      その当時はほんの数種類のキノコしか知りませんでしたが、大人になってから再びキノコ狩りをするようになってから少しずつ分かるキノコが増えてきました。
      数種類だけ(おすすめはアミタケ、ショウゲンジ、ハナイグチの三種)でも自信を持って判別できるキノコがあると、山歩きも楽しいですよ (^_^)

  4. 早いキノコが出始めましたね。
    コウタケ、残っていると良いですね。自分が残したキノコは、大抵見つかってしまうので(笑)

    写真で判断するのは難しいのですが、謎イクチはニセアシベニイグチ、謎テングタケはハイカグラテングタケに見えました。
    ニセアシベニイグチは弱毒、ハイカグラテングタケは食べたレポートが、ネット上には散見されます。

    まあ、キノコは個体差や地域変異が大きいので、やはり怪しいものには手を付けない方が良いでしょうね(笑)

    • Packyさん、こんにちは。
      今年は例年より早めにキノコがたくさん出てきたような印象です。
      コウタケ、もう一度見に行ったら、見事に採られていました(笑)

      情報ありがとうございます!
      ニセアシベニイグチ、図鑑で見てみました。図鑑だと傘裏の管孔部、柄とも黄色っぽいですよね。この謎イグチは管孔も柄も白から薄灰色のような感じで、実際に見た印象はちょっと違うような気も・・・
      ハイカグラテングタケも図鑑で見てみましたが、こちらはかなり酷似しています。

      どちらも私も食べる気はありませんが、何者であるかははっきりさせたいところです (^_^)

  5. 思わず自分の足元かとおもってしまいますね・・・(笑)

    色々なキノコを採って、満足の帰還へと話が続くのかと思わせておいてのお松さん登場。
    初ゲットおめでとうございます。

    • kuniさん、こんにちは。
      そうでしょう、自分が履いている靴ってすぐ目に付きますよね (^_^)

      今回はサクラシメジや他のキノコで大満足の量が採れましたが、最後に山の神様からまさかのプレゼントがあったので、疲れが吹き飛びました。
      ありがとうございます。
      初日に運を使い切った感がありますが(笑)、充実した山行でした。