なんか少し前に、同じタイトルで大ヤマメを取り逃がした件、書いてなかった?
えぇえぇ、あれは本当に悔しい思いをしましたよ。
また大物を釣り逃したの?
いやいや、あの日の翌日にはもう渓流は禁漁ですから、ルアーもフライも投げられないんですよ。
それじゃぁいったい・・・??
まさかこの小沢でこんな大物を見られるとは|産卵床を作るアマゴ
先日、きのこ狩りに山を登ってから林道へと下りてきました。
それほどの量が採れなかったので他のポイントを探そうと林道を少し上って行くと、小沢に掛かる小さな橋がありました。
釣り人の性で、何気なく橋の上から小さな流れを覗き込みました。
浅瀬にはギョッとするサイズの魚がゆらゆら
すると、目を疑う大きさの魚が浅瀬でゆらゆらしているではないですか!
しかも、大きいのが2尾と、その他周囲にも何尾か。アマゴだ。
なに、何なのこれ!?
その中の大きい2尾はペアリングしていて、メスは余裕で尺超え(35くらいはある)、そしてそれに寄り添うオスのサイズが!!
おそらく45cmはあると思う。以前水中撮影したあのアマゴよりも遙かに大きい!
同じ場所でゆらゆら定位しながら、時々メスが体を倒して尾ビレで川底をならすような動きをします。オスは周囲に目を配らせ、他のオスが近づこうとすると威嚇して追い払います。
ペアリング中のオス(赤矢印)が、近づいて来た小さいオス(黄色矢印)に突進して追い払います。
少し後ろに下がったメスと、もう一尾小さめのメスが手前にいますね。
動画に切り替えてしばらく撮影しながら観察しました。
最近デジカメが不調でスマホ撮影ですが、動画をご覧下さい。
産卵床を作るペアリングアマゴを動画撮影
ちょっかいを出しにくる小さいオスに突進するでかいオス。
こんなところにミノーを投げたら一撃で釣れそう。まぁ、禁漁期になっちゃったんで無理なんですが(笑)
メスが後方にいるメスに気づいてそれを追い払おうとするような動きを見せますが、後方にいたのは本当にメスなのか、それともオスなのか。別のオスを追い払おうとしたのかも?
改めてペアリングアマゴが定位している場所を観察してみると、緩い流れの広い浅瀬。
川底にはドロや苔が付着していますが、黄色丸印で囲んだ辺りだけはきれいに掃除されています。
動画の中でも見られるようにメスが尾ビレを使って川底を整えたんだと思います。産卵するにも準備が大変ですね。
オスは、メスが産卵床を作っている間、外的や他のオスからメスを守るのが仕事のようです。
10分ほど観察していましたが、すぐに産卵する様子はないので、産卵が誰にも邪魔されることがないように祈ってそっと帰ることにしました。
ところで、どうしてこんな小沢に大アマゴがいたのか。
この小沢のだいぶ下の方にはダム湖があるので、この大アマゴはダム湖から遡上してきたんだと思います。それにしても、このサイズにはビックリしました。
こんな大アマゴに来年出会うことはできるのか。
この出来事は、10月8日のこと。禁漁から1週間後ということになります。
禁漁間際にこの下流でルアーを投げれば釣れた可能性があるってことだよね。こんなサイズのアマゴ、一度釣ってみたいなぁ。
でも、今回ペアリングしていた大アマゴの様子を見ていたら、産卵に向かうために遡上してきたアマゴを釣り上げるのはちょっと忍びないという気持ちもあります。
ともかく、春先、この沢に稚魚がたくさん泳いでいるといいな。
コメント
こんにちは
凄いサイズのアマゴですね。
こんなでかいアマゴは見た事が無いので、言われるようにランドロック型のそれにしてもサクラマスの類なんでしょうね。
普通の川では、アマゴの寿命の間に巨大化するだけの餌は無理でしょう。
それにしても、側面に色の濃い部分が見えるので、婚姻色の出た銀毛アマゴ?
マンボウさん、こんにちは。
このサイズのアマゴは初めて見ました。
ダム湖にはこれだけ大きくなれるだけの良い餌がたくさんあるんでしょうね。他の魚を食べて大きくなったのかもしれません。
小さな川では、確かに餌が足りないと思いますが、一方源流域でもとんでもないサイズのイワナがいたりしるのが不思議です。あれは何を食べているのか気になります。
アマゴの婚姻色、上から見ると体側に黒帯があるように見えますね (^_^)
スゴいでか~い!
居ることがわかれば、来年はモチベ高く行けそうですね!
keymanflymanさん、こんばんは。
そうなんですよね、魚がいるのかいないのか分からない状況でキャスティングを続けるのは厳しいですからね。
自分の目で大きいのがいるのをはっきり見ているので、来シーズンはやる気が出ます。
入渓しやすい沢なので、シーズン中はそんなに魚影が濃くはないかもしれませんが (^_^)
産卵の時期が来ましたね、この動画を見てると
来季の渓魚達の元気な姿を想像します、応援したいですね。
釣りお爺さん、こんばんは。
そうですね、今回のような魚を見ると渓流の禁漁期は必要ですね。
釣り人がいなくなった沢で、アマゴも安心して産卵行動に入っているようでした。
来シーズン、アマゴの稚魚がすくすく育ってくれると嬉しいです (^_^)
釣れないだけで、いるんですね。大物が‼️ 確かに、解禁時 ルアーマンがダムで大物を釣ってますね。リリースか持ち帰りかは不明ですが。 私も、大昔 フライで狙いましたが、撃沈でした
Kさん、こんばんは。
この沢には秋にとんでもないサイズのアマゴが上ってくることはわかりましたが、そんなに大きくなるまで生きてきたアマゴは、警戒心も強くてそう簡単には釣れないんですよね。
ダム湖はやはり大物が育つ環境が整っているんでしょうね。
大物狙いならルアーに分があるかもしれませんが、フライでもデカいの釣りたいですね (^_^)
大型の渓魚は見るだけで興奮しますね。^^
隣県のホームリバー(変な言い回しだけど・・・)水系には、沢に50オーバーのアマゴがいると聞いたことがあります。
聞いたというか、個人のブログにアップされていたのですがね。
普段は中々人目に付くところには出ないだけで、いるんでしょうねぇ。
kuniさん、こんばんは。
釣りシーズンであれば、当然ルアーなりフライなり投げていましたが、禁漁期のおかげでじっくりと見ることができました。こんなデカいアマゴを見るのは初めてだったので、見ているだけで心臓がバクバクしました(笑)
本流やダム湖から上ってくるのに障壁のない沢だと、秋には大アマゴがいる可能性はありますよね。50upとなると、なかなかお目にかかれないとは思いますが。
それだけのサイズになれば警戒心も相当なものだと思うので、釣り人の目に付かない所に潜んでいるんでしょうね。
見事な大アマゴですね。
こんな光景を見られると、釣りでなくても興奮しちゃいますね(^^)
大物の遺伝子を継いだ子孫たちが、逞しく育って欲しいものです。
見た感じ、里川っぽいような?
後の時期に、今度は大イワナが登場するかもですね。
アイさん、こんばんは。
こんな大アマゴが泳いでいる姿を見るのは初めてでした。
禁漁期で釣り竿は振れませんでしたが、かえってそのおかげでじっくりと観察することができました。里川というよりはそこそこ山奥の沢なんですが、ちょうど林道の橋が架かる場所で護岸もされている浅瀬です。
この沢は上流までアマゴが多いですが、イワナもいないわけではないので大イワナも拝める日も来るかもしれませんね。
ともかく、来年の釣りシーズンに通ってみたいです (^_^)