このところ急に寒くなってきて、今朝は−6℃!
私は信州生まれの信州育ちなのに寒いのが苦手なので、冬には暑い夏を思い浮かべながら夏用のフライでも巻いて気を紛らわせているのです(笑)
渓流魚はカゲロウ、カワゲラ、トビケラなどの水生昆虫を主食にしていますが、夏になると大型の陸生昆虫も捕食するようになります。餌としては水生昆虫よりも効率良く栄養が取れるんでしょう。
フライフィッシングの世界では陸生昆虫のことをテレストリアルと呼んで、夏にはよく使われるフライです。
蟻を模したアントパターンや、テントウ虫を模したビートルパターンなどは代表的ですが、他にもバッタや蝉を模したパターンまでいろいろあります。
特定の虫を模しているわけではなく、なんとなく虫っぽいというパターンもあります。
ピーコックパラシュートなんかはそうですね。
そんな中で岩井渓一郎さんが考案されたイワイイワナというシリーズがあって、その中でも私が大物キラーだと信頼しているイワイイワナIIを巻いてみます。
名前は『イワナ』ですが、もちろんヤマメやアマゴも釣れます。
大物は大きい餌が好き?|イワイイワナII
・フック:TMC2487BL #12など
・スレッド:ユニスレッド6/0(黒)
・ハックル:コックハックル(グリズリー)
・ポスト:パラポストウイング(白)
・ソラックス: ピーコックハール
・ボディー:シルクフロス(赤)
・バック:ピーコックアイ
・リブ:コパーワイヤー
バイスにフックをセットして、下巻きをします。
ベンド部の真ん中辺りまで(フックの2/3くらい)巻いて、アイ側に戻ります。
パラポストウイングを取り付けます。ハックルを厚く巻くので、長めに巻き代を作ります。
グリズリーハックルを取り付けます。
赤いシルクフロスと青緑に輝くピーコックの背中で魚を惹き付ける
ボディー後端に、ピーコックアイを3本と、シルクフロス、コパーワイヤーを取り付け、スレッドはポスト際まで巻き上げておきます。
シルクフロスを巻きます。ポストの際まで巻かないでソラックスのスペースを残しておきます。
バックカバーとなるピーコックアイをフロスの上に揃えてスレッドで巻き留めます。
リブとしてコパーワイヤーを巻き付けてスレッドで留め、余分はカット。
ピーコックアイの残りをそのままソラックスにしても良さそうですが、細い部分なので余分はカットして、新たにピーコックハールを2本取り付けます。
ピーコックハールとスレッドを縒り付けて、ソラックスを巻きます。
ハックルを巻き降ろします。ハックルは厚めに6回転くらいさせて、スレッドで根本をウィップフィニッシュ。余分なハックル、スレッドをカット。
パラポストウイングを適度な長さにカットしたら出来上がり。
敢えてパラポストウイングはちょっと長めにして、ぼさっとした感じにカットしてあります。
浮力が落ちやすいので、ここぞというポイントで使いたい。
このフライはボディーは水中に沈むので、浮力の全てをハックルに頼らざるを得ません。それでハックルを厚めに巻いています。
流れに揉まれるようなポイントで一度吸水してしまうと浮力が落ちるので、釣り上がりというよりも落ち込みの巻き返しやタルミなど、一発大物狙いで使いたいフライです。
イワイイワナには1〜4までバリエーションがあって、カラーバリエーションもいろいろありますが、私はこの赤いフロスを使ったタイプが好きです。
今年は8月の大雨以降あまり釣りに行けませんでしたが、来夏、大イワナや大アマゴを狙ってこのフライを投げたいと思います。
コメント
こんばんは
岩井渓一郎さんですか、いかにもイワナ釣人らしいお名前です。
土岐市には白川渓一郎と言う方が見え、鮎やアマゴ好きの、かなり個性の強い渓流師。
今回のフライも個性がかなり強そうですが、ココ一発の大物用と言うのは潔くてイイですね。
マンボウさん、初めまして。
知ったお名前を見掛け、地元話題にコメント失礼しますm(__)m
白川渓一郎さん、存じております。
マンボウさんは土岐市の方でしょうか?
私は隣の多治見市在住で、主に県内で山渓遊びをしてる者です。
よろしくお願い致します(^^)
マンボウさん、こんばんは。
本名ではないと思いますが、人生の全てを渓流に捧げているというような名前ですよね。
日本の渓流フライフィッシングの第一人者の一人で、独自の技法をいくつも生み出している方です。この方もかなり個性的で好き嫌いが分かれると思いますが、その行動力、思考力は見習いたいと思っています。
白川渓一郎さんもお名前を聞いたことがあります。鮎釣りもされるんですね (^_^)
テレストを見ると、夏の釣りが待ち遠しいです 私も、ちょっと 違うバージョンですが、使ってます。
Kさん、こんばんは。
このところぐっと寒さも厳しくなってきたので、なおさら暑い季節を恋しく思いますね。
夏の渓流釣りは楽しいですよね。
イワイイワナIIは、私の中では過去に大物実績が多いのと見た目も好きなのでフライボックスには常備しているフライです (^_^)
寒い季節に、暑い夏をイメージするのは楽しいですね(^^)
冬の間に作成した毛鉤で、来シーズンに好漁になると良いですね。
今年も残り僅かとなりましたが、年が明けたら渓流解禁が間近。
今から楽しみでワクワクしております♪
アイさん、こんばんは。
寒さが厳しければ厳しいほど、暑い夏が恋しくなりますね。実際猛暑になったりすると、ぐったりしてしまうんですが(笑)
毎年シーズン開幕すると、毛鉤不足になるので冬の間に巻き貯めたいです。
年が明けるとほんとに解禁まですぐなんですよね。
毎年、来春の渓流釣りを想像しながら厳しい冬を乗り切っています (^_^)
このフライ効きますよね。^^
ボクも一時期これよく使ってました。
そう言えば、最近あまり巻かなくなったなぁ。
来シーズンは、久し振りに使いに行こうか。