前回は木曽川水系の解禁日翌日にニンフには割と反応良かったものの食いが浅いせいか、バラシが多くてなかなか厳しいものがありました。
そこで今回はずっと南下して緯度も標高もぐっと下がった支流へと向かいました。
ラーメンと中華まんを食べに|木曽川水系 ウルイ川
※ウルイ川というのは私が勝手に付けた名前で、実在する河川名ではありません。
前日に雨が降って本流はかなりの増水で厳しそうなので、支流に向かいます。
春らしい淡い青空の下、木々の芽も赤くなってきています。
ここまでくると雪なんかないだろうと思いましたが、まだ道路脇には雪が残っていました。
前日の雨のせいか、予想外に水温の低い川
ウェーダーとウェーディングシューズを履いて川に降りてみます。
結局のところ、リトルプレゼンツのウェーダーとウェーディングシューズの組み合わせがコスパ的には一番なのかも。
支流もかなりの水量で、若干濁りも入っています。これは釣りにくそうだな。
午前10時、気温10℃、水温4.5℃。思ったよりも水温も低い。
ここも昨年8月の豪雨でだいぶ荒れたみたいです。
今日のタックルは、AXISCO AXGF763-6(楽天で見る・アマゾンで見る・ヤフーで見る)+オービス バテンキルクリックII。
アップスクリューロックはリールが外れる心配がないから安心なんですよね。ただ、このロッドはちょっと硬いので、ショートキャストは苦手。
ラインはDT-3F、リーダーは7.5ft、6Xティペットを3ft継ぎ足し。
マーカー下60cmにグレーニンフを結びます。
大岩を越えて上って行かなきゃなんだけど、雪が残っているので滑って怖いですね。
激流脇の巻き返しなんかに、マーカーニンフを投げていきますが、アタリはありません。
支流でもまだ水が多すぎです。
流れ込むさらに細い沢に入ってみます。このくらいなら釣りやすいんだけど、魚がいるのかどうか。
とりあえず、魚は見えませんね。
深場でも反応ないし、落ち込みからのヒラキにも魚が出ている様子もありません。
やはりまだ水が冷たすぎるのかな。
全く魚の気配がなし。ほかほかの中華まんでも食べて気分転換。
DRESSの釣りリュックを降ろして、早めにお昼を食べることにします。
ポケットストーブとマイクロマックスULをセット。
そう言えば、せっかく買った例のOD缶用遮熱テーブルを持ってくるのをついつい忘れちゃうんだよね。
メスティン三兄弟と、ダイソーで買ったメスティン3合用の網(ロストル)。300円で売ってました。
これが三兄弟の大メスティンにもぴったりはまります。
これを使って今日は中華まんを蒸してみよう。
大メスティンにロストルを置いて水を少し入れます。水は少量にするのがポイント。
固形燃料に着火したポケットストーブに掛けます。
中華まんと一緒に何か蒸せるものはないかとと途中のセブンイレブンで探したら、茶碗蒸しがあったので買ってきました。でも、中華まんと一緒には入りませんでした。残念。
フタをして中華まんを蒸します。その間に紅八朔の皮を剥きます。
中メスティンでラーメンを煮ます。大メスティンならこのまますぽっと入るんだけど、中メスティンだとインスタントラーメンがこのまま入らない。
最初のうちはしばらくラーメンを転がしていると、しんなりしてくるので大丈夫ですけど。
具材の三種盛りってやつとあとはネギを刻んで持ってきてるのですぐ完成。
中華まんも美味しそうに蒸しあがりました。
すぐに出来上がりましたー!
本日の渓流メシ
・醤油ラーメン
・あんまん
・サラダと紅八朔
・紅茶
サラダは途中のセブンイレブンで買ってきたものです。中華まんを蒸してラーメンを煮ただけなので簡単ランチでした。魚が全然釣れなくて疲れちゃいましたが、お昼を食べるとちょっと幸せな気分になれます。
これだけで十分な量だったので、茶碗蒸しはそのまま持ち帰ることにします。
魚の反応は全くなく、これはもしかしたらボウズでは?
さて、釣り再開です。
こんな壺のようなところには魚が潜んでいそうだけど、粘っても反応ないです。
沢を遡るとだんだん水が少なくなってきました。
とにかく、魚は見えないしフライに出てくる魚もいません。まずいね、これは。
岸辺にはネコヤナギのふわふわした芽が揺れて、いかにも春らしい景色なんだけど、どうやら今日は川選びを失敗した予感。
諦め気分でさらに遡ると、緩い流れの小プールにアマゴが2尾見えます。
マーカーを落とすと逃げちゃいそうなので、マーカーを外して大岩に身を隠し、ヘアズイヤーニンフを魚の鼻先を通すように流します。
水がクリアなので、魚もフライもよく見えます。魚がゆらゆら定位しているレーンと少しズレた場所を流れるフライに魚が一瞬反応して近づきますが、また元の場所に戻ってしまいました。
再度鼻先へ流してみても無視されます。もう偽物だと気づかれている模様。
この際ドライフライを投げてみようか。試しにアダムスパラシュート#14を浮かべてみると、ゆらゆらと近寄ってきて疑いもなくパクッと食いました。
ここからさらに釣り上ってみますが、沢の水はどんどん少なくなってめぼしいポイントも見当たらないので、林道に出て撤退。
帰りがけに心当たりの山菜ポイントをちょっと見ていきます。
山神様からのプレゼント
タラの芽はまだまだ固いまま。
ふきのとうはかなり開いていますね。
日当たりの悪い場所ではまだ蕾状態のものも結構あって、少しだけ摂りました。
さてこれで帰ろう、と車へと林道を歩いていたら、鳥の羽が落ちていました。
黒っぽい羽を拾い上げてみると、部分的に青白の縞模様が。これ、カケスの羽だな。
こんなに大きい羽にも青白模様があるんだ。もっと小さな羽だったら毛ばりに使えるんだけどな。
と思って辺りを見回すと、
羽がまとまって落ちてるじゃん。
死骸はないから、獣に持ち去られたのかな。小さい羽も結構落ちてるね。
毛ばりに使うのにちょうど良さそうな羽をいただいてきました。
以前に川に1枚だけ落ちてたのを拾ったことがあるけど、こんなにたくさん拾えるとはありがたいです。これで、毛ばりを巻いてみよう。
たった1尾しか釣れなかったけど、山の神様からは恵みがありました。
次回はもっと釣りたいよー!
まだ水温低いけど、気温は上がってきているのでここから調子良くなるでしょう。
と思っていたら、本日(3/22)はまさかのどか雪。もう、ジムニーのタイヤ履き替えちゃったのにー。
湿った雪だからすぐ溶けるとは思うけど、今年の春はなんだか波乱含みです。
コメント
簡単ランチと言いつつ、おそらく川辺で中華まんを『蒸して』食べてる釣り師は、そうそういないかと。(笑)
これだけカケスの羽根が手に入ったと言うことは、きっとクラッシック・サーモンフライを巻きなさいという、天からのお告げ!
ジェイがあるなら、サンダーアンドライトニングスあたりから、スタートしましょうか。
kuniさん、こんばんは。
釣れていないのに、のんきに川辺で中華まん蒸してる時点で釣り師失格です(笑)
だけど、蒸し立ての中華まん最高でした!
えぇっ、クラッシックサーモンフライですか! そんな難題が天から降ってくるとは。
サンダーアンドライトニングスを検索してみたら、「アイルランド出身のハードロック・バンド、シン・リジィが1983年に発表したアルバム」って出てきちゃった。
もう一度検索し直したら、うーん、これが私に巻けるのでしょうか? ^_^
おはようございます
いつもながらの見事な渓流飯。
前回同様にこの時期の擬餌での釣果は驚きです。
今回の名残雪はビックリですね。
融けるのに若干かかりそうで、様子見中です。
マンボウさん、こんばんは。
春先はあんまり釣れないので、渓流メシに力を入れています(笑)
釣果と言ってもたった一尾なので、なかなか厳しいものがあります。
過去には桜が咲いてからドカ雪が降った記憶もありますが、ここ最近では珍しい春の雪でした。
ここ2週間ほどでだいぶ暖かくなって、雪解けもかなり進んだようです。
今回の川飯は お手軽な感じで良いですね 今シーズン、厳しいですね。私も、普段は行かない南方面へ行って来ましたが、坊主でした 川の感じは良かったのですが、釣り人の足跡だらけでしたね。2本目の川は上流で工事でしたし。 先シーズンは、3月でも そこそこ釣れていたのですが、今シーズンは お手上げ状態です。
Kさん、こんばんは。
今回の渓流メシは、インスタントラーメンを煮て中華まんを蒸すだけなのでお手軽です。
今シーズンは春先に雪が降って、調子が狂っちゃいましたね。それと木曽川水系は解禁直前には放流をしなかったらしいので、居付きの魚の動きも悪いような気がします。
木曽南部は渓相は抜群なんですが、放流が少ないせいか魚影が薄い川が多いんですよね。そして、名古屋方面からたくさん釣り人がやってくるし。
つい先日ちょっとだけ釣りに行ったら、ドライフライにかなり反応良かったので、急に魚の活性上ってきたのかもしれません ^_^
渓流は釣れる釣れないに関係なく、ご飯とか景色とか、満足する釣りですね。磯ヒラとか釣れなかったら二度とくるかボケ思うてまう殺伐とした感じ(笑)
Nori1022さん、こんばんは。
もちろん釣れないより釣れた方が楽しいですが、渓流を遡ってご飯食べるだけでも満足できる休日にはなりますよね。
確か磯ヒラは海が荒れてる時の方が釣れるんじゃなかったですか?
そんな厳しい環境下でボウズだったら、そりゃ「二度とくるか、ボケ!」って叫びたくなりますわ(笑)
渓流でも頭ハネられたりすると、かなり気分悪くなりますが。