スポンサーリンク
スポンサーリンク

真っ黒な背中と川辺のタープ泊|天竜川水系 テンカラ釣り

ソロキャンプテンカラ釣り
この記事は約7分で読めます。

このところ忙しくてなかなか釣りに行けないうちに8月になっていました。
世間では夏休み真っ最中の日曜日、渓流一泊釣行に出かけました。
この沢には久しく行っていないと思って調べてみたら、3年前の6月に行ったきりではないですか。その時も一泊釣行で、病み上がりに初めてのブルーシート泊だったりピコグリル398でピザを焼いてみたり、いろいろ忙しくやってますね。

それ以来ってことになりますか。

ミニタープで渓流に泊まる|天竜川水系キイチゴ沢

※キイチゴ沢というのは私が勝手に付けた名前で実在する河川名ではありません。

ゆっくりスタートで車止めにたどり着いたのは13時頃。
今日は何日かイワナを釣ってとりあえず川に泊まれれば十分です。

夏キノコを少し採って行こう。

 
歩き始めてすぐ、林道脇の斜面にキノコが生えているのが目につきました。
どうやらツチカブリ(毒)のようです。
これが生えているということは、近くにチチタケも生えているかも。

 
ちょっと斜面を登ってみると、ありましたありましたチチタケ。
少しだけ採っていこう。

 
それからタマゴタケキヌメリガサも少しだけありました。

 
お馴染みのドクベニタケ(毒)も目につきます。
夕飯に食べる分を確保。

 
林道を歩きます。
途中の斜面の上に見えるのはたぶんタマゴタケだけど(写真2枚目黄色矢印)、もうこれ以上はいらないので登らないことにします。

 
空模様が怪しいのが気になります。
山アジサイを横目に入渓点へと急ぎます。

 
入渓点付近でチチタケの群落を発見。
なんだ、ここで簡単に採れたんじゃないの。しかも極上の綺麗な個体ばかり。

荒れた川、魚影も薄く苦戦を強いられる

 
眼鏡を偏向グラスにチェンジして川に入ります。
林道歩きで汗をかいたので、足を冷やすと気持ちいぃ〜!

 
入渓点付近は川が荒れていて魚もいそうにないんですが、一応テンカラ竿をスタンバイして川を遡ります。
NISSIN AIR STAGE 冨士流テンカラ3308 6:4SUNLINEぶっとびテンカラ レベルライン3号楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る)+FUJINO フロロテンカラハリス1号楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る)。
今までレベルラインは3.5号を使っていましたが、3号にしてみました。


途中、こんなに崩れている箇所があって、油断できません。


とりあえず竿は振らずにどんどん上って、やっと渓相がよくなってきました。
この辺りならイワナもいるんじゃないのかな。


ニセ・スギッパ巻きを結んで、イワナがいそうなポイントを叩いていきますが、反応がありません。おかしいな、何か反応があっても良さそうなものだけど。
魚影も全く確認できません。


全然魚がいないなぁ、とうっかり一歩踏み出したら、左の岩陰から白泡に向かって大きなイワナが走りました。背中が真っ黒で、鯉じゃないかと思うような魚でした。
やってしまいましたが、ともかく魚がいることがわかって良かった。


その後大場所のヒラキにも魚影は見当たらず、


複雑な流れの中の小さなスポットに毛鉤を打ち込んでも全く反応がないし…
これは「今日は何尾か釣れれば十分」なんて言っていたけど、これはやばくなってきましたよ。なんか今日はボウズの予感がする。
(釣り用語解説:魚が一尾も釣れないことをボウズと言います)
それにしても、渓相は悪くないのにどうして魚がいないの? いやさっき大きなのが1尾だけは確認できたわけだから、全くいないってわけではないみたいだけど、極端に魚影が薄い。

そうこうしているうちに、そろそろ寝ぐらを設営しておかないと不安だな。
今日は、モンベルミニタープを使って一泊してみるつもり。

渓流で快適なタープ泊を


ここは広くて良いんじゃないかな。

 
ここにクロノスドーム1型のグラウンドシートを敷いて、あとはミニタープを張るだけ。

 
片側は地面につけるような形にして、もう一方は流木をポールにして立てよう。
開いた側で座ったまま調理ができるようにしてみました。
寝る時も多少の雨ならなんとか凌げるでしょう。


エアマットシュラフも広げてスタンバイ。

 
ピコグリルを設置して、あとはいつも通り薪集め。
折りたたみノコギリモーラナイフも活躍してくれます。


極細から太い物まで、流木が多いのでそれほど苦労せずに準備完了。
それからちょっと夕食の準備も。

 
実家さんのキュウリにコンビニで見つけた「たたききゅうりの素」を使います。

 
キュウリを太い流木で叩いて割り、食べやすい大きさにちぎります。
そして、たたききゅうりの素を振りかけて混ぜ合わせるだけ。

 
あとはライトの準備だけしておこう。とバックパックを探してもライト類が見つかりません。しまった、ヘッドライトとランタンをバックパックに入れ忘れた!?
いや、これは一大事だぞ。こうなるとこのキーホルダーライトのみで夜を過ごさないといけなくなるよ。あとはスマホの灯りも使うくらいか。調理する時とかちょっと不便だなぁ…
大丈夫かな、と思案し始めた頃、取り出しておいた食材バッグの陰からクラッシャブルランタンシェードに入れたライト類が見つかりました。なんだ、最初に取り出して置いたのか。
良かったぁ、これらがあるのと無いのでは大違い。

 
モンベルミニランタンを流木ポールに装着。
MH3を頭に装着。

 
ピコグリルの横にテーブル用の平らな石を配置して、BROTHER -1512でチチタケやタマゴタケの石突きを切り落としてカット。このナイフの使い勝手の良さは抜群。ほんとに買って良かった。


マイクロマックスULアルミパーソナルクッカーでお湯を沸かし、下茹でします。
これで準備完了です。

真夏にまさかのボウズか、ギリギリの戦い

 
この辺りはいかにも釣れそうなかんじだから、再びテンカラ竿を取り出します。
しばらく釣り上りますが、期待に反して全く魚の反応も魚影も見当たりません。
うーん、この時間帯にも全く反応ないのはキツいな。
夏にまさかのボウズなのか?

テンカラ毛鉤に反応ないなら仕方ない、封印していたドライフライを使ってみますか。
フロロ1号ハリスの先に6Xのティペットを60cm継ぎ足して、アダムスパラシュート#14を結び、キャスティング開始。


ドライに変えた途端に爆釣なんてことはなく、時間はかかりましたが、ここでようやく魚が出ました!


やっとの思いで釣り上げたイワナ。
いやぁ、今日は一尾までが長かったぁ。イワナが釣れたら食べようと思っていましたが、あまりの魚影の薄さに、食べるのはやめて帰っていただきました。他に食べるものはいろいろあるので、敢えてイワナを食べる必要はないし。


薄暗くなってきたのでタープ村に帰ることにします。
途中、高いところから大淵を覗き込んでみましたが、魚影は全く見えませんでした。

タープの下で焚き火。ゆっくり呑んで食べてぐっすり眠る。

 
タープ村に戻っきて一安心。
ちょっとタープの下でゴロ寝。なんだか今日は疲れちゃった。タープの下は思ったより居心地いいね。

 
さて、焚き火を開始して、さっきの「たたききゅうり」をアテにいいちこを飲み始めよう。
この12度のいいちこ、このところのお気に入り。たたききゅうり、ピリ辛で最高です。

 
3層鋼フライパンであらかじめカットして持ってきているキャベツ、ニンジン、ピーマンを炒めます。このフライパンも焚き火で使い込んできたけど、扱いやすいし丈夫だし、一生使えそうな気配。
さきほど下茹でしておいたキノコも投入。


辺りは急速に暗くなっきて、だいぶ雰囲気出てきました。


ふけゆく河原にポツンとタープ村。

 
これもコンビニ調達のサラダチキンをちぎって入れます。

 
さらにコンビニで見つけた「オイスター野菜炒めの素」。
一人前がプチっとパックに入っているのでとても便利。
コンビニにはソロキャンプに向いたものがいろいろありますね。


キノコ野菜炒め、できましたー!
中華風でうまいです!
焚き火を眺めながらゆっくり呑んだり、食べたり。

 
今日は珍しくカップ麺も持ってきています。お湯を沸かしてこれを食べてから寝よう。
お湯が沸くまでタープの下に寝転んでいられるのがいいね。


塩味のワンタン麺にサラダチキンと刻み細ネギを入れました。
呑んだ後にさっぱりして最高!


ラーメンを食べ終わり、しばらく焚き火を楽しんでからシュラフに潜り込みました。
それにしても、この川魚影が薄すぎる。明日の釣りが心配だな。

夏にしては虫も少なく、ほどなくして快適な眠りに就きました。
・・・つづく

スポンサーリンク
リコプテラをフォローする
魚ココロあれば水ココロあり

コメント

  1. おはようございます
    この所、釣行記が無かったので、余程忙しいんだろうなと思っていました。

    一方で、自由気ままな隠居生活の筈なのが、コロナ影響で激しく制限された生活なので、爺もソロキャン始めないと致し方ないかな?と、思っていました。
    そんな中、今回もミニタープ泊いいですね。
    ブルーシート泊も、スギちゃんじゃないですが“ワイルドだぜ~”で好きなんですが。
    いずれにしても、爺さんにはハードルが高すぎるだけに、エエですね。

    河原の岩や石の構成をみると、かなりの暴れ川の様ですが、そんな厳しい状態での2日目の釣魚記が逆に楽しみです。

    • マンボウさん、こんばんは。
      そうですねぇ、このところかなり忙しかったです。
      コロナ以来、自由がだいぶ制限されてしまっていますよね。
      ブルーシートはワイルド過ぎるので(笑)、軽量テントもしくはツェルトやハンモックでソロキャンデビューはいかがでしょう。

      暴れ川は残念ながらタープ村から上はダメでもっと下流なら期待できたのですが、翌日すでに人が入っていて結局別の川移動しました。よろしかった二日目もお付き合いください。

  2. 私も同じTALEXイーズグリーンを遠近両用で使っています
    以前は柔らかいフレームを使っていましたが、川に落ちた時に落としてしまいました
    それに懲りてフレームのしっかりしたTALEXのフレームを使っていますが、
    これがしっかりしすぎて木や岩にぶつけると顔の方が傷つきます
    川原でタープ泊が自然な感じで素敵ですね
    リコプテラさんも釣れないことがあるのですね

    • 安曇野遊山人Ⅱさん、こんばんは。
      TALEXのイーズグリーンは幅広い状況に対応して見やすいですよね。
      今回のミニタープはとても軽量でコンパクトに収納できるので、源流泊でも重宝します。
      私はもっとシンプルなブルーシートで泊まってることの方が多いですけども。

      私、それほどの腕じゃないのでボウズすれすれってことはよくありますよ(笑)
      今回は川選びの段階で失敗してしまいました。
      釣りは「一場所、二餌、三に腕」とよく言われますね。精進します。

  3. いいちこを飲む姿はシブい山男ですね。

    • nanaさん、こんばんは。
      ありがとうございます。
      シブいといいますか、ジジくさいといういいますか(笑)
      ともかくこのところ、この少し度数の低い(12度)のいいちこがお気に入りです。
      なんか焚き火に合う感じなんですよね。

  4. このタープ、ボクもリコプテラさんの真似をして購入したのに、まだ全然使っていないです。(笑)
    いつでも使えるようにタープとハンモックを、まとめて100均で買ったトートバッグにセットで収納してるのに・・・

    割と小型のタープでも、こんな感じの良いキャンプサイトをセットできるものですね。
    ワイルド・リコプテラさんの本領発揮。^^

    リコプテラさんが「いいちこ」飲んでるのを見たもんだから、ボクも先日の車中泊釣行の時にスーパーで思わずカゴに入れました。
    25度の方にして、炭酸割りでも美味しかったです。
    200ml飲み切れず、1/3くらいは持ち帰ったけど、それでも少々ボクにしては飲み過ぎました。

    続き、楽しみです。

    • kuniさん、おはようございます。
      このミニタープとハンモックはベストマッチですので、ぜひ使ってみてください。
      今の時期は暑くも寒くもないのでハンモック泊にはちょうど良いかもしれないです。あとは、仕事の方が落ち着くかどうかですね。

      25度も割ればちょうど良いですね。12度のストレートも一度飲んでみてください。いいちこのイメージが少し変わるかもしれませんよ。