私のプリウス(ZVW30)、時の流れは早いもので、購入からすでに11年が経過し走行距離も15万キロを超えました。
購入してすぐに合皮製のシートカバーを装着して乗っていました。
その時は、装着は量販店にお願いしました。
合皮製のシートカバーはぴったりと装着できていて質感が良く、手入れも簡単なのでお気に入りだったんですが、4年ほど経つと表面が劣化して細かく剥がれてきます。
ほぼ毎日乗る運転席側の座面が一番劣化するので、座面のみ二回部分付け替えもしました。
他はまだ使い続けることもできますが、全体的に汚れが目立つようになってきたし、私が装着しているタイプはすでに廃盤になっていて、部分的に買うとしても受注生産になってしまうため、今回は全体を新しいタイプのものに付け替えることにしました。
プリウス30再生計画その1|シートカバーをリニューアル
古くなったシートカバーを剥がす。
今まではベージュ色のこんなのを装着していました。これも後付けとは思えないほどシートにぴったりフィットしていてとても満足していました。色合いも室内が明るいイメージで真夏の炎天下でも熱々にならないのも良い点でした。
遠目には今でも綺麗に見えますが、
写真1枚目は運転席側の座面。近くで見ると、汚れがかなり目立つし破れもありますね。
写真2枚目は後部座席。こちらはまだ使えそうな状態ではありますが、クリーナーで拭いても落ちない汚れがあります。後部座席は10年以上、一度も交換していないので生地の劣化もあるでしょう。
今回、全体を新しいタイプに更新することにしました。
大きな段ボール箱が届きました。
中身はもちろん新しいシートカバー。今回はカラーはブラックにしました。
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カバーをぴったり装着するためのスパチュラ(ヘラ)や、車種ごとの取付説明書も付属されているので、初めてでも心配なく装着することができますよ。
取り付けは説明書通りやれば問題ないので細かいここで細かい説明はしませんが概略だけ紹介します。
まずは古いシートカバーの取り外しから。
フロントシートとヘッドレストは簡単に剥がせる
ヘッドレストを全部外します。ヘッドレストの部分はほとんど劣化していないので、一度も交換はしていません。つまり、自分ではヘッドレスト部の装着はしていません。
なるほど、最後留める部分はなかなか考えられた固定方法になっていますね。
シートカバーを外すと、このプリウスはグレーのファブリック仕様です。
次はフロントの座面と背もたれを外しますかね。
ヘッドレストを差し込む穴周りの樹脂パーツのところはスパチュラを使って生地を伸ばしながら外します。
座面はシート下で固定されているベルトを緩めます。まぁ外すのは簡単です。
グレーのファブリックシートが現れました。きれいな状態だからこのまま乗っても良いんだけどね。
リアシートは座面を取り外す必要あり
後部座席はちょっとめんどくさいです。座面を外さないといけません。
座面の左側はこの辺り(写真1枚目)、右側はこの辺り(写真2枚目)のシート下に手を差し込むとと固定フックのあります。
位置確認だけできたら、座面を両手で背面方向に押しながらぐいっと持ち上げます。
シート下の固定フックが外れたら、手前に引き出すとシートが外れます。
外した後部座席。
手前に見える黄色いフックが奥側に嵌っていたものです。
裏返してみるとこんな感じ。
赤矢印のところのフックが手前側に嵌っていて、黄色矢印のところのフックが奥側に嵌っています。
手前側のフックは、床にあるこの樹脂パーツに嵌るようになっています。
座面下で紐やストラップで固定されているので、それを外せば簡単にカバーは外れます。
シートベルトが床で固定されている部分。黄色矢印のボルトを外したいんだけど、これが裏側のナットと共回りしちゃって外せない。狭い場所なんで工具が上手く入らないし。
結局右隣の、床と固定している方のボルトを14mmの工具で緩めて外しました。
樹脂パーツ部分はスパチュラを使って伸ばして外し、1箇所ファスナーを開いてあとは剥がすだけ。
の、はずなんだけど、ぴったり装着するためにきつめにできているので、剥がすのも結構大変。
途中からハサミで切り開きました。
左右にある背もたれ横のパーツは押し込んであるだけなので、引っ張れば簡単に外せます。
新しいシートカバーを取り付ける。
まずは手間のかかる後部座席から始めます。
背もたれ横のパーツから装着します。ここは、形に合わせて端を樹脂パーツの隙間に押し込んでいくだけ。
背もたれパーツは、先ほど外したシートベルトを留め具ごと穴に通してから被せていきます。
端の部分を押し込んだり、ぐるっと下を通して引っ張り出して固定したり、結構時間かかりますがぴったり装着するために丁寧に作業します。
ヘッドレストが入る穴。こんなに小さな穴に樹脂パーツを通せるのかな?と不安になりますが、スパチュラで少しずつ生地を伸ばして広げていきます。
※後で取り付け動画を見たら、ここは、円の周囲に小さく十字の切れ目を入れても良いみたいです。その方が簡単にできそうです。
十字を切らなくても、ゆっくり少しずつ広げていけば大丈夫です。一気にぐいっと力をかけると、生地を破いてしまう可能性があるので慎重に。
背もたれ肩のシートベルト固定具を取り付け、シートベルトも床に固定。
アームレスト部も丁寧に取り付ける。
アームレスト用のカバーを取り付けます。
写真2枚目のように、1/3くらいを折り返して装着していきます。
写真1枚目の状態で完成でも問題なさそうだけど、このシートカバーの場合極限まで完成度を高くする設計がされています。
スパチュラをを使って、カップホルダーの端のところに生地を押し込んでいくんです。
後部座席の座面は簡単です。
被せて、座面下でストラップや紐で固定するだけ。
フロント側は特に難しいことはなく簡単に装着できます。
ヘッドレストもぴったり装着
フロントのアームレスト、ヘッドレストにもカバーを被せていきます。
ヘッドレスト用のカバーは半分折り返してから被せていくとうまくいきます。
ちょっと高級感が出て気分一心、大満足な仕上がり
装着完了です。
装着したばかりだと少し「折りたたみシワ」が残っていますが、時間が経つと馴染んでさらにぴったりになります。
フロント、リアともアームレスト部もこの通りぴったりきれいな仕上がり。
フロントシート背もたれ背面にはちゃんと物入れも付いてますよ。
黒いシートカバーにしたら、ちょっと高級感が出て落ち着いた雰囲気になって、想像以上に良い仕上がりで気に入りました。
さて、室内が新品同様になったところで、さらにいくつかいじらなきゃいけないところがあるんですよね、このプリウス。
そろそろ違う車に買い替えたら、と周囲からは言われていますが、このプリウスにしつこく手を入れてまだ乗り続けるつもりです(笑)
ところで、本日(2022年11月16日)、新型(5代目)プリウスが発表となるようです!
燃費性能の向上はもちろん、スポーティー路線を匂わせていたその外観にも注目が集まっていて、私もちょっとわくわくしています。
コメント
こんばんは
60年程前に親爺が最初に買った車には白い布製のシートカバーが付いていました。
大昔の事でシッカリとした記憶ではありませんが、今回紹介されているようにピッタリしていた記憶がありません。
一方で、昔の車ってどれもノペッとしたベンチシートだった記憶が蘇って来ました。
今の様なセミバケットシートになったのは何時の頃だったかな等と、車の変遷を思い出すキッカケになった記事でした。
マンボウさん、こんばんは。
このシートカバーシリーズは、車種ごとにかなり緻密に設計されていてぴったりと装着できるのが売りです。
ただ、そのためにぴっちりサイズになっているので、装着は結構大変なんですよね。
今は、また一周回って、ベンチシートの車がおしゃれに見えて、車種によっては復活しつつありますね。
相変わらずマメな方だ・・・^^
ボクの車は当然シートカーバーは色褪せてきてるし、皮のハンドルカバーもかなり剥げ剥げ状態になってきていますが、「これは味だ」と言い張っています。(笑)
今日の仕事帰りにオドメーターは21万キロを超えそうです。
kuniさん、こんばんは。
マメというか、変なところにこだわりがあるんですよね。
「味がある」という言葉は本当に便利で、私は例のタモ作りの時に多用しました(笑)
シートカバーを装着するだけで車が新しくなった気分になれるので、kuniさんも気が向いたらやってみてください。
21万キロですか。通勤距離が結構あるんでしたっけ?
ジムニーとの走行距離対決、負けちゃうかも(笑)